「大人になる/なった」という基準は画一的ではない。一般的に「成人」と呼ばれる20歳というラインは、あくまで法的な擬制に過ぎない。恣意的かつ無意味な基準だ。
つまるところ、時間の経過が人を大人にするわけではない。「老いる」ことと「成長する」こととは、全く別の概念なのだ。
(俺は成長しているのだろうか?)
これは毎日抱くクエスチョン。肌の張り・ツヤは年々失われ、鼻毛の伸び方も段々加速している。脂っこいものを食べると胃がキリキリと痛む。これらは全て数年前には己の身体に表象しなかったものばかり。体は、確実にタナトスを目指して助走しているのだ。
その意味で、老いはリアルに感じる。
なぜならそれは、分かり易いからだ。
尿のキレが悪い時。
老いを感じろ。
朝立ちしなくなった時。
老いを感じろ。
オナニーに負担を覚えた時。
老いを感じろ。
新垣結衣より石田ゆり子の方がいいと思った時。
お前はよく分かってる。
フィジカルな変化は目で見えるけれど、メンタルの変化は他人はもとより自分でも把握できない場合がほとんどだ。そして、このメンタル部分が上へ上へと向かって変化していくこと、これが『大人の階段』を上ることではないのだろうか。童貞を捨てたとか会社に就職したとか、年金を受給したとかそういうのは当人が大人たることを裏付けない。形式的に大人の要素を備えていようと、実質面では未だに子供という状況は充分に有り得る。
俺は大人になれているのだろうか?自分に向かって問いかけるが、果たしてそれは分からない。
例えば僕が無人島に漂着したとして、そこで
「自分は大人になれたか否か」
なんて自問することには、何らの意味はない。なぜなら自分が大人であろうがそうでなかろうが、そこに何の意味も存在しないのだから。
「大人か否か」
この判定に実益が存在するのはあくまで『他者の存在』を前提としてこそである。周りが
「あの人は大人だね」
と感じた時点でその人は(一定の意味において)大人になるのだし、逆に
「俺は大人だ!」
といくら叫んでいても、彼に近しい人が
「あの人っていつまでも子供だよね」
と認識しているのであれば、その人はやはり子供なのだ。
だから何?それは分からないけれど、ただ思う。
そんなことを気にする僕は、やはり
「変わっていきたい。成長したい」
と願っているのだろう、と。
大人になりたいと考えるのは、若かった過去を払拭したいからだ。それほど『若かった自分』というものは恥ずかしく思い出されるものだし、また実際に恥ずべきことばかりしていた。
若さとは無軌道であること。
これは一般的に言われることだけど、その無軌道の態様があくまで
「目の前のレールを2、3歩踏み外す程度」
に止まるのか、あるいは
「人を虐殺しかねないほど派手に脱輪」
するのか。この両者には大きな差異がある。
その点僕は、若い時代に結構みっともなく脱輪していたように思う。
ここで少し話はズレる。
『一人殺せば殺人者、百人殺せば英雄』
この言葉が示す通り、どんなことでも、たとえ悪事であっても、その行為を突き抜けるほど極めてしまえば周囲の評価は自ずと変わってくるそうだ。中途半端はイカン、ということである。
「やらないなら少しもやらない、やるならトコトンやる!」
蓋し含蓄のある言葉である。
けれども僕は凡夫なのでこうはいかない。最後のところまでは突き抜けられない。極限まで到達するのには果てしない才能と莫大な努力を要するからだ。
「楽しいとこだけ味わいたいけど、面倒なことはゴメンだよ」
概して、そういうヤツが一番害が大きい。そして若さというのは、若いが故のプライドが邪魔をして、そんな風に『突き抜けること』のできない状態なのではないか。今、僕はそう思う。漠然と――
過去において僕はそういう人間であった、いやもしかしたら……今もそうあり続けているのかもしれない。
そうではないと、信じたいけれど。
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最近、たまに竹下君という人物とネットラジオをすることがあるが、彼のことを考えると色々思い出すことがある。あれは高校2年の時だったか。僕らは文化祭の打ち上げを行なうべく、10人ほどで竹下の家に赴いた。
「ちゅーか、やっぱ打ち上げするんやったら、酒やろ!」
もちろん未成年の言葉である。けれど、若さを前にしては法規など何らの意味も持たない。号令一下、各々が酒を買いに走った。嗚呼、青春の群像。極めてイリーガルなことをしている!という背徳感が、打ち上げを益々楽しいものに仕立てる。僕たちは大いに飲み、かつ語った。
今日語るべき思い出は、そんな状況の下にカムした。夜も深まり、僕がアナルをひん剥いて
「見ろ!俺のアナルを見ろ!」
と級友(男。この場にいたのは全員男)に迫っている時のことだったと思う。見ろ、俺のアナルを見ろ!この、知性が1ミリも介在していない言葉。信じられるか?俺だって信じられない、否!信じたくない。けれども事実はいつだってファクト、先ほど確証を得ましたが、僕はあの時確かにそのような旨のステイトメントをしていたらしい。嗚呼、青春の群像。
ピンポーン。その時突然玄関のチャイムが鳴った。
「こんな時間にチャイムとは、何と面妖な……」
訝しがってドアを開けると、そこには2人の女子生徒がいた。
マンコの付いた、我が同級生だった。
夜も夜更け、である。
「あ、俺が呼んだんよ……」
どことなく申し訳なさそうに自己申告する男が一人現れる。友人S。ぬらりひょんに似ている彼は、なぜか女によくモテた。
話を聞くと、どうもその女の子のうちの一人が彼氏に振られたばかりらしく、荒れた様子で彼に電話をかけてきたそうだ。根が優しい彼は、少しでも慰めてあげようと竹下の家に彼女らを呼び寄せたとのことだった。
僕は激怒した。楽しい男同士の会に女が、それもそんな場末のウンコのような理由で女が参加するとは何事だ!僕というのは見た目は文科系だけれど、心は芯の部分まで体育会系である。「押忍!」「御意!」の世界で生きてきた人間なのだ。そこにあって、「彼氏と別れたから慰めて」だなんて軟派な理由で女に邪魔されるのは勘弁ならなかった。男同士の契りは海よりも深いのだ!
けれども、一つだけ困ったことがあった。
確かに僕、心は体育会系だったのだけれど、チンポはスーパーフリー系だったのである。「ドドスコスコスコ!ドドスコスコスコ!」の世界の住人であった。心とチンコは違うのであり、この時の僕はを怒りで燃やしながら、身体は違う理由で大噴火していた。この現象はターヘルアナトミア(解・体・新・書)から伝わる男性としての機能である。良し悪しではなく、そういうものなのだ。断じて、そうだ!
『二律背反(アンチノミー)』
その時僕は国語の授業で覚えた熟語を思い出した。
僕はとにかく酔っていた。そのため、心と身体の抑制が利かない状態でもあった。心の部分では女を説教したい気持ちに刈られ、身体の部分では女とどうにかしてヨロシクしたい(=彼女たちの北方領土を気持ちよく竹島したい!)気持ちに支配されていた。
今振り返ってみれば、おそらく素面の状態だったら彼女を徹底的に糾弾しただろうし、あるいはそれなりに酔っていたら
「うんうん、分かるよ」
とペテン師のような目つきで相槌を打ち、なし崩し的にベッドに押し倒していたのではないか?そんな風に分析している。なぜなら、どっち付かずが最も罪悪なのだから。
『ヤルなら徹底的にヤル、ヤラないのなら絶対にヤラない』
繰り返すけれど、求められるのはそのマインドである。
けれど僕は若くて、そして未熟で子供だったから、中途半端な態度を取ってしまいました。竹下の家に来たそのマンコの子は、彼氏にフラれたショックからだろうか、泣きながら
「私、カレのことこんなに好きなのに!私が悪いのは分かってるの!でも別れたくないの!」
とシャウトしていた。どこにでもある日本の風景である。100人の女がいたら、120人程度は発言したことがあるはずの台詞だ。
ちなみにその娘の彼氏は僕の幼馴染だった。元々空気の読めない乱入をしてきた彼女に対して良からぬ思いを抱いていたのに加え、彼氏のことを悪く言うものだから遂に僕も堪忍袋の緒が、その時エクスプロージョン。
「おい!ガタガタぬかしてんじゃねーぞ淫売!どうにかしてえんだったらまず彼氏に連絡入れろ!つーか、誰も言わないなら俺が言うけど、もう無理だよ!諦めな!泣いても解決にならんのよm9(^Д^)9mドーン!!」
言葉は時に残酷だ。気付けば、正論過ぎて誰もが言うことをためらっていた内容の言葉を、ヘラヘラと侮蔑的に笑いながら叫んでいた俺。若さ、という言葉の重みを実感する瞬間である。
けれど、一面から見ればこれは『熱いハートの持ち主』とも評価できないだろうか?ちゅーかね、誰かがフラれたとか、別れたとかいう話の時に
「大丈夫、まだ何とかなるよ!」
「後悔するから、もっと頑張らなきゃダメだよ!」
「信じてれば、絶対戻れるって!」
などと、スピリチュアルな目つきをしながら慰める輩がいるけれど、本当にその言葉によって相談相手は救われんのか?!むしろ
「そんな適当な言葉を吐いて、その時の耳障りはいいけど最終的には残酷なんじゃないのかい?!」
と感じてしまうのは僕だけだろうか。
「ホントに別れていいの?愛してるんでしょ!」
「信じようよ?ね!」
大抵この類の風水チックな言葉を発するのはメスであり、更にその言葉の持つ責任を忘れて5分後には彼氏のチンポを痺れあがるくらいに舐めているのも女である。この言葉に内包される『愛している』という言葉のベクトルはあくまでも彼女から彼に対しての一方向のものであり、往々にしてその時点でその彼は新しい相手と鬼のようにファックをしている、というのが義務教育では教えてくれない一般常識だ。
結局この場合、彼女が彼のことを『愛している』からと言って何らの解決にもならないのに、あたかも
「あんた、愛してるんでしょう?!」
などと抜かして「適切なアドバイスをしている!」と感じさせるあたりに、言葉のレトリックが存在する。まるでオカルトの世界よ。
まあ、その辺りは価値観の差異ということになるだろうけど、僕は後者よりは前者、つまり山下慎二ばりに熱く、そして正直でありたい。
そうありたいと願うのは別にいいのだけれど、やはりオチとして
「ま、言うてもあの時はそうじゃなかったんだよねー」
というのがあるからこういう日記を書いているわけでして。あの時、確かに僕はハートの部分で
「この女に熱い説教をカマしたい!」
と感じたのは事実なんだけれど、それと当時に
「なんちゅーか、したい!色々と!」
とチンポで考えていたのも事実なのである。どうにかしてこの相反する二つの気持ちを止揚(アウフヘーベン)できないものか?酔った頭で僕は考える。
「つーかお前な、悩むくらいなら次に進みなって!いつまでもウジウジしてても、朝日は輝かねーよ?!!マジで!!」
相反する二つの気持ちを考慮した結果、僕は叫んだ。
制服のまま竹下の部屋に立っていた彼女、その彼女の股の下・スカートの空の下からマンコ部分を覗き込みながら、激アツな説教をカマした。
パンツは見えた。
青だった。
清清しいほど青かった。
青いパンツをまじまじと眺めながら
「そこに愛はあるのかよ?!オイ!!」
とウルトラソウルな説法をシャウトしていた。
パンツはひたすら青かった。
これが僕のアウフヘーベン。
相反する二つの意見が、昇華した瞬間であった。
実質的な分析を施せば、この時の僕は説教をカマすことによって
「熱いオレでいたい」
メンタルな充足を得ており、なおかつパンツを見ることによって
「とにかくもう、パンツが見たいんだ!QよQ!」
というペニシャルな充足を得ていた、ということになる。
まさに三方一両得というアレですな。そこに被害者は、いないのです!!
なんてな。
そんな訳は有り得ず、僕はその後卒業するまで
『パンツを見ながら説教をしていた男』
『最悪の泥酔野郎』
と、同級生の女子の間で強い認定を行なわれることとなった。未だに地元では
「あの野郎は、まさに外道」
「肉欲くんが同窓会に来るのは、ちょっとね」
という風に呼ばれているのだから全く若さというものは恐ろしい。あの時、もし僕が説教をするなら説教するなりに、そちらだけに特化していたら、あるいはチンポに忠実になるならそれなりに優しく口説いていたら、果たしてどうなっていたのか?と考えると、ちょっとだけセンチな気持ちになるのさ……。
そんな判断すら付かなかったのは、やはり若さのなせる業だったのだろう。だから僕はいつも考える。もう二度とあんなヘマは犯したくない、早く大人になりたい!ってね。
そんな僕は、今となっては様々な経験を経た上で「熱い部分」と「軟派な部分」を慎重に天秤に掛けた結果、軟派な方向に針が大幅に振り切った。「ヤルならとことんヤレ!」で言うと「ヤレ!」の方向に猛ダッシュしたという現状である。
女「あたし、もうどうしたらいいか分かんない!」
肉欲「それマジヤバイ!熱い!間違いない!ちゅーか、とりあえずホテル行こう!な!」
女「アァーン」
今では熱い説教も忘れた俺。
他人の箸を叩き落すようにして女を口説く23歳。
確かに中途半端はやめて、ある方向で突き抜けた。
こんな僕は、大人の階段を、二段飛ばしくらいで昇れたのだろうか。
僕はいつまでも、悩むのだ。
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酒は怖いね。マジで。今後も気を付けます。未成年だけど。
さすが肉さんw
最低すぎb
愛から肉欲を信じたいんですか?肉欲から愛じゃなくて?
【肉欲より】
愛から肉欲、で合ってます。
愛の中にも肉欲があることを認めたがらない風潮を皮肉ってみたかったんですね。
あと女優は深津絵里の単勝一点買い。反論あればどうぞ。
【肉欲より反論】
男優だよ、あれ。
確かにふられた子を慰めるってのは性的意味を除けば全く意味がないなぁ…。
よし、次からはじゃぁ俺とやろう^^でいこう。
神木キュンで一皮むけたのかNE?
ε=ε=ε=(┌ ^ω^)┘シュタシュタシュタ...
サドプレイぽくなって良いのでは?
凄く・・・汚いです…
大人と子供が共存する俺。
も、もしかして…!
俺=新一!?
エレベーターで昇ったか。
脱帽です。
「女房酔わせてどうするつもり?」ってやつ。
俺は叫ぶね!「FUUUUUUUCK!!!」ってね!
元同僚がそんなタイプでしたが、正直ウザかったです( ^ω^)
ドスコイ!!!!!
男だけでわっさわっさ盛り上がってる最中にも関わらずいつの間にか君たちは女と共に僕の部屋に消えていってましたね……。
T君が全裸でケツ毛ローリングをしていたときも、皆で近所の砂浜に出かけていって騒いでたら警察がきたときも、そして警察から逃げる際にイケメンドラマーのA君が何故か犬のうんこを掴んでしまって慌てて海水で手を洗ってたら結局警察に捕らえられて学校名を吐かされていたときも、さっきまで全然気分悪い素振りとか見せなかったのに本物の竹下君が突然ゲロ吐いたときも、あなたはずっと女と部屋に篭って色々してましたよね。
みなさん、肉欲さんは色々言うてますけど、結局のところ男だけで楽しくわっさわっさしてるにも関わらずペニスと説教を天秤にかけるなんていうしょうもねえ作業に没頭するようなクズなんですよー!
>なし崩し的にベッドに押し倒していたのではないか?
俺のあの神聖なる畳ベッドをそんな愛液的なもので汚してたらぶっ殺してたよ!
って言ったら
オメーとは死んでもしねーよ
って急に冷静に言われました^^
結局ナンパになりきった方がよし。
中途半端にヌンコ撫でて、イカンイカンと思ってご馳走様でしたって言ったらその場で手首切られました。
それなら思い切って軟派になりきる事が逆に硬派。
こういうのも大人になってるって事なんすかね苦笑。
「愛の中にも肉欲があることを認めたがらない風潮を皮肉ってみたかったんですね。」
このシリーズまたやってクダさーいw