「ドラえもん、キメセクがしたくて仕方ないんだ。どうにかしておくれよ」
「のび太くん、キメセクって何だい?」
「ドラッグをバキバキにキメながらするセックスのことだよ」
「ああ、要するにシャブセックスのことか。僕もよくやってるよ」
「だったら話は早いね。コカインでもヘロインでもいいからとにかく頂戴よ」
「それは構わないけど、藪から棒にどうしたっていうんだい?」
「野暮なこと聞くなよ。そんなの、したいからに決まっているじゃんか。快楽にくどくどした理由が必要かい?」
「言われてみればその通りだね」
「で、あるの?」
「うーん、この前彼女とする時全部使っちゃったからなぁ」
「ミィちゃんと?」
「法子っていうんだけどね」
「なるほどー。じゃ、ダメか……」
「いやいや、あるにはあるんだ。この前、第三埠頭で西から流れてきたバイヤーから買ったのが」
「なんだ、じゃあそいつをおくれよ」
「でも、質の悪いブツだったらいけない。まずはパパとママにキメさせて様子を見てみよう」
「慧眼だなぁ」
「じゃあのび太くん、石ころぼうしを被って下に降りよう」
「オッケー」
「二人はテレビに夢中みたいだね」
「会話もまるでない。夫婦関係は既に冷え切っているのかしら」
「でもこの魔法の粉があれば……」
「うふふっ」
「よし、まずはこの駆血帯で腕の付け根をしばって……血管を浮かせて……準備完了っと」
「3,2,1……ゴーです」
プスッ チューーー……
「−−?!いま、何だか腕にチクリとした痛みが……」
「あなたも?私もなんだかこの辺に違和感が……」
パキパキパキ!
「くあっ」 カキーーン!
「……あっ……あっ……あっ」 ゾクゾクゾク
「効き始めたみたいだね」
「この際だ、ついでにRUSHも吸わせてみよう」
「キミのポケットは天井知らずだね」
「四次元ポケットだからね」
ゴソゴソ スッ
「んがっ!?」 カーーーーーーーーーン!
「んああああああああああああ!」 パキパキパキ
「これは凄いね。予想外の効き目だ」
「さすが大阪はんや。商いが確実やで」
「玉子っ、玉子ぉーー!!」
「んほぉ!!あっあなたっ、はやっ、はやく挿れてぇぇええぇええ!!」
「もう十分だ、退散しよう」
「あとは大人の時間、そこは邪魔しちゃいけないかな」
「モラルというか、マナーだね」
「それで、どうするの?誰と使うつもりなんだい?しずちゃんかい?」
「いや、しずちゃんはもうダメだ……出来杉が個人的に精製したヘロインのやり過ぎで、骨と皮だけみたいな感じになっちゃってさ……」
「そういうのはスネオ君に任せておけばいいのに……」
「そうそう、スネオだよ。あいつのパパのコネで、今夜あたり大規模なドラッグパーティーが催されるらしいんだ。でもスネオったら 『参加したけりゃ自分でブツ持参しろよな』 とか言うんだもの」
「まるで人非人だね」
「とにかくも、これでキメセクパーティーに出席できるよ。ドラえもんも一緒に来る?」
「いや、僕は遠慮しておくよ。これから22世紀でセワシ君と電子ドラッグパーティーに行かなきゃだから」
「電子ドラッグ?」
「22世紀じゃあ大流行さ」
「科学の発展は日進月歩だね」
「じゃあのび太くん、楽しんできて。でも友人としてこれだけは忠告しておくよ」
「なんだい?」
「ゴムは着けるんだ」
「ロンモチだよドラえもん」
「それが原因でセワシ君産まれたようなものだからね」
「キミ、デリカシーって言葉知ってる?」
「いってきまーす」
「まったくもう……まあいいや。とりあえずスネオのところに行こうっと」
ピンポーン
「誰だ?!」
「のび太だよ」
「本当にのび太か!?」
「本当にのび太だよ」
「本当にのび太なら合言葉を知っているはずだ!僕が今から言うことに答えろ!」
「分かったよ」
「♪そーらをじゆうに とーびたーいなー」
「ハイ!シャブ!」
「のび太だ!」
ガチャ
「悪いね、最近どうも疑心暗鬼に陥っちゃってさ」
「いいよ、用心してし過ぎることはないさ。おじゃましまーす。あっ、スネオのおばさんこんにちは……って、彼女どうしたの?」
「5時間前からずっと床ばかり磨いているんだ。どうも楽しくてしょうがないらしい」
「シンパシー感じちゃうなぁ」
「で、ちゃんとブツは用意してきたんだろうな?」
「ロンモチだよ。ドラえもんが都合してくれたんだ」
「で、効き目は確かなのか?」
「バキバキみたいだよ。うちのパパとママで試してきたから確実さ」
「お前、鬼だな……」
「ようジャイアン。って、何だ。もうキメてんのか」
「う〜みよぉ〜 お〜れ〜の〜う〜〜みよぉ〜〜」
「使いもんになるの?コレ」
「でもジャイアンってばすぐにスカルファックしたがるからなぁ。このままトリップさせといた方が無難だよ」
※スカルファック(Skull fuck)は、膣または肛門に頭部を挿入する性行為である。(wikipediaより引用)
「まあいいや。どっちにしても女の子が集まるまで待ちきれないよ。僕たちも先にキメちゃおう」
「せっかくだからのび太のそれ、僕も試してみようかな。ヘイ、パース」
「ヘイヘーイ」
ズブッ チュー
「あ…あ…あぁ…………」 ゾクゾクゾク…
「どれ、僕もひとつ」
ズブッ チュー
「ああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!?」 ゾクゾクゾク
「のび太っ、のび太ぁぁぁぁぁ!!!」
「スネオっ、スネオだああああああい好きいいいいいいいいいいいいいいい!!!!」
「むぎぃぃぃぃいいいいいいいい!!!!ふひぃいいいい!!!!」
「す、すーっ、スネエーッ!!スネーッ!!」
「の、のび太、のび太のカリが!!おおおお大きく広がってて!!しゅ、しゅごいいいいいい!!!」
「す、しゅ、シュネオォォォォ!!!」
ズッ ズズッ ズブリ!!
「んぎいいいい!!き、気持ちイイぃぃぃ!!」
「い、いいのかい!?大きく広がった僕のカリがいいのかい!!?」
「くっ、くやシイタケッ……!!」
−−その頃22世紀では−−
「せ、セワシ君……なんだか、か、身体が、消えていくよ……!」
「ギ、ギギ……僕のか、身体も……ギ!?」
そう、20世紀のあの日……ホモ・セックスに開眼してしまったのび太は、爾来異性間性交をすることを止めてしまう。その結果として何が起きるのか。野比家はのび太の代で末代となり、だからノビスケもこの世に生を受けず、その帰結としてセワシも誕生しない。故に、ドラえもんも、野比家との関わりを永遠に断絶されてしまって−−。
「の…びた……くん……」
さらさらと、はらはらと。
陽に照らされた粉雪のように、美しくも儚くその姿を溶かしていく、ドラえもん。
「さよ…う……な……」
20世紀と22世紀、その隔絶した時間の中で。
永久を誓い合った二人の友情は密かに、しかし確実に、消え去っていった。
ドラッグに手を出してしまった、ただそれだけのために。
【薬物はあなたの人生を、その家族を、確実に壊します。
一度くらいなら、という軽い気持ち。それが破滅への第一歩です。
絶対に、やめましょう】
「んぎもちいいいいいいいいいい!!」
「くやシイタケーーーーーーーー!!」
1999年12月31日
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肉さんこれ読んだでしょww