本日、テラスにてプカプカとタバコを吸っていると僕の目の前に相武紗季似の女の子(推定処女)が迫って来た。彼女はスカートを穿いておきながら、更にその下にジーンズも穿く・・という倒錯的な今風ファッション。僕はそれを見ながら『履き物の下に更に履き物。鉄壁の守備やな。往年のシジマールよりも鉄壁の守備やな』みたいなことを考えていたのですが、その彼女が僕のそばを通過する際、彼女から発せられたこんな言葉が耳に飛び込んできた。
「……だから、アタシはカッコいいひとが怖いんだってばー」
その時、確かに。
僕の世界に亀裂が走った。
恥の多い人生を送ってきました。
そんな僕でも、確信と共にひとつの『真理』みたいなものをこの胸に得た気持ちになっておりました。
『真理』、それは即ち【カッコいいヤツはモテる】という冷酷無比なあんたらの考え方――。
ここでの『カッコいい』とは、何も生き方や職業などではなく、端的に顔面のつくり・・即ち、ルックスのことです。秀麗な容姿のヤロウは何がなくともモテて仕方がない!面のイケてるガイを見るだけで、女たちのオマンの汁は溢れ出す!止まらない!と、そんな按配。
イケメンは治外法権!イケメンなら義母とファック・オンしてもオーケー、いとあはれって感じ!イケメンなら幼女を誘拐して自分好みの女性に仕立て上げるのもセーフ、あなをかし的っていうかー!許されちゃうんですね、悲しいことに。まあ、これらはかつて源氏ライトくん(仮名)がフィクションの中でカマした肉体物語であり、事実や史実の類ではありません。が、これに近しいことは当時横行したはずであり、あるいは
「よーしボクたん、今夜は藤壺の蜜壺をこねくりまわしちゃうぞ〜^^」
みたいなことを心に願ったはずだし、そしてそういう人間の特質ってのは、どれだけ時代が変わってもそれ程変わらないんじゃないでしょうか。ホラ、あんまり言いたくないけど、人間って醜いからさ……。
世の中に 絶えてイケメンなかりせば
僕の心も のどけからまし
最後の部分に出てくる『まし』という言葉は反実仮想…つまり、ためらいを含んだ意思、希望などを雄弁にシャウトしてくれる便利な言葉だ。よってこの短歌を現代語に訳すと、こうなる。
『ギリギリモザイク!地獄のイケメン特濃ファック37連発』
お分かりいただけるだろうか。たとえ100%の理解は得られずとも、心で何かを感じてくれたらそれで結構だ。
僕は長い間『イケメン原理主義』みたいなものが世の中に蔓延しているのだと思っていた。けれど、そんなイケメン・シーンに疑問の矢を投じた若い女子が僕の目の前に!それこそがオマンの園をスカート&ジーンズで重厚に防備した相武紗季似の女の子(生粋のオトメ。でもオナニーには少しだけ興味がある)だった。歴史が、動く――。
実のところ、僕にも心当たりがないわけではない。皆さんはさくらももこが描いた『永沢君』という作品をご存知だろうか?作品の詳細は割愛するが、この作品の中には永沢君の他に城ケ崎姫子さんという可憐な女性が登場する。wikiからパクッたところによると、彼女のプロフィールは以下。
『成績優秀で何でもこなす美少女だが、学校のマドンナ的存在ながら、下衆で不細工な永沢に肉体を汚されることを心では望んでいるという、少しアブないマゾヒストな面を持って……』
万物は流転する。そして世間的な価値観、それは必ずしも一定ではいられない。イケメンを愛でる時代はこれからも残存するだろうが、その一方で『下衆で不細工なメンズに弄ばれたガール』という背徳的な存在が生まれつつあるのではないだろうか。そんな彼女たちは、きっと口を揃えてこう言うのだろう。
「カッコいい人が怖いんだってば……」
「悔しいっ!でも感じちゃう……」
とんでもない世の中になってしまった!僕の中の倫理は確かにそう叫んでいる。が、同時に爆発的な興奮を覚えているのもまた事実だ。可憐な女性が肥溜めの中、ホームレスに野良犬のように犯されている!彼女の瞳に浮かぶのは、逆説的な恍惚感、あるいはエクスタシー!グチャグチャになりつつセックスをするその光景を見た農夫は、確実にこう呟くだろう。
「おめえら!オラの畑で何してんだべ!」
男女二人は不法侵入で逮捕⇒起訴。日本は法治国家だった、というお話です。
全然違うよ。つまり『イケメンを好む=ノーマル』という価値観が強固に打ち立てられてしまった今だからこそ、敢えてのアブノーマル、換言すれば
「イケメンではない人と桃源の向こうまで駆け抜けるようなセックスに狂ってみたい」
という皮肉な欲求を抱く人たちが増えつつあるのではないでしょうか。そう、行き過ぎた詰め込み型教育の弊害としてね。
「『イケメンってモテそうだし浮気しそう。だから、イケメンが怖い!』ってことでしょうね!いやー、ようやく女も気づいてくれたんですねー^^」
ノー、騙されちゃいけない。確かにその論理、一見すると穴がない。『イケメンが怖い!』という大胆な表明の裏には、何か理由があるはずだ……と思い、結果としてそんな理屈をでっちあげる人たち。確かに世の中には存在するだろう。けれど、裏をかえせば彼女らの本音は
『イケメンってモテそうだし浮気しそうだけど、浮気しないイケメンがいてくれたらロンモチ惚れちゃうよね^^』
こうである。提示された言葉が何を意味するのか?あなたが冷静な人間でありたいならば、常にそのことを頭に入れておくべきだろう。
僕がたまらないシビれを感じるのは、もっとプロ寄りの人間だ。モテるだとか浮気しそうだとか、そんな薄い理由でイケメンを忌避する人間には興味がありません。よりエキサイティングな理由でイケメンを避ける、そこにこそ僕たちのドリームが集積されるのだ。たとえば、そうね。こんな状況はどうだろうか。
・・・
〜合コンにて〜
イケメン「おっ、哲子ちゃんって結構可愛いうなじしてるよね!俺、そういうの割と好きだな〜」
哲子「・・・」
イケメン「おい泰治、新しい飲み物頼めよ!気が利かないなあ!」
泰治「あっ、はいっ・・」
イケメン「ゴメンねー、あいつグズでさぁ!この前も学校で……」
哲子「お黙りなさい!」
パシーン。乾いた音が店内に轟き渡る。見ると池綿蔵の左頬は真っ赤に晴れていた。突然のことに、何が起きたか理解できずにまばたきを繰り返す池。その光景に、同じく呆然と立ち尽くしていた冴えない泰治のところに哲子が近づく。そしてねっとりとした視線を泰治に絡みつかせながら、口を開いて曰く――
哲子「お願い。犬のように犯して頂戴」
・・・
と、ここまで書いてはみましたが、どうやら少しもワクワクしませんね。自分で述べておきながら何ですけども、公衆の面前で『野良犬みたいな交尾がしたい!下卑た男を相手に!』だなんて表明をできてしまう人とか、ちょっとココ(指で頭をトントンと叩きながら)がおかし過ぎます。マジで変態じみてる。
だから僕たちは、普通の恋がしたい。イケメンが優遇されていても別に構わない!ヤツらがモテても関係ない!僕は、俺は、"愛されたい一人"に愛されればそれでいいんだ。奇を衒えばいいってもんじゃない。
ただ、男女間におけるパワーバランスの問題には再考を促したい。男女平等!社会でそう叫ばれ始めて久しいですが、現実は平等な社会になんてなってない。特に男女間での恋愛事情に関しては、やはり男性がリードすることが強く求められ続けている。
気持ちは分かるが、女性たちも勇気を出して男性をリードしてみてはいかがだろうか?よりワイルドに、野性味溢れる形でもって。それは何もデートだとか告白だとか、そういうシーンに限らない。もっと日常生活に敷衍して、あらゆる場面で女性が一歩前に出る。男性と肩を並べる。そういう気概はとても大切なことだろう。
・・・
(現在)
少年「どけどけ〜」
少女「キャッ!?」(ひらり、と舞うスカート)
少年「へへー!幸子のパンツはクマちゃんパンツー!」
少女「もうっ!スカートめくりとか最低ー!!」
・・・
(理想)
少女「おい……」
少年「ヒィッ!おたすけー!!」
少女「うるせえ……抵抗するなよ……」
少年「ヒック・・・ヒック・・・」(ビリビリと引き裂かれる半ズボン)
少女「みすぼらしいブリーフね……本当に……クク……」
少年「もうやだ…もういやだよぅ……」
・・・
僕は『平等』という言葉の意味をもう一度考えてみた。その時に浮かんだのが、いま書いたようなシーンだ。スカートめくりをするのは男子の特権!そんな迷妄からも差別は生まれる。女の子だって半ズボンを引き裂きたい!ブリーフを力いっぱい眺めたい!あなたの娘さんも、心の中ではそう思っているのかもしれない。
「女の子がそんなことをしちゃいけません!」
なぜいけないのか。あなただってドモホルンリンクルを使い始めるずっと前に『嫌がる男子のブリーフを無理やり眺めてみたい』というようなことを思ったことがあるでしょ?ない?本当に?1%の例外もなく?
「そういえば5月7日の体育の授業の時に……ケンちゃんのことを見てたら、そんなけしからん願望を抱いたような気も……」
それがあなたの抱える真実だ。それでいいのである。あなたは何も悪くない。ただ、そんなあなたに寛容になれなかったこの腐った世の中……我々を取り巻く社会。それが諸悪の根源なのかもしれない。だから僕はあえて言おう。女の子だってスカートめくりに類する行為 ――たとえばそう、登下校中にいきなり手コキをするとか、そういう行動―― を男子にしてもいい。するべきだ!してくれ!!!!!!!
取り乱しましたが、僕の話をまとめると、次のようになる。
『スカートの下にジーンズを穿く意味が分からない』
だってそうだろ。なんでそんなことをするの?あんたは白飯をおかずにして食パンを食べるの?ニップレスの上にヌーブラ、着けんの?違うでしょ、おかしいじゃんそんなの。頭痛が痛い、みたいなおかしさを孕んでんじゃん。そんなあんたのスカートをめくったとしても、その中にある真実はケミカルウォッシュに包まれた無慈悲なるケツじゃん。製品じゃん。物質じゃん。パンツ、ないじゃん。スカートの下は、おっとビックリ!ズボンでおますー^^って、そんな厳しい現実を俺たちに提示して、夢を奪って、あなたたちは僕の地球をどうしたいの?そんな社会って輝かしいの?笑って明日を迎えられるの?あと、目の前からミニスカを穿いた女性が自転車に乗ってて、やったラッキー!パンツ見えちゃうかも(^q^)みたいな思いを僕が抱いたところ、近づいたらただのホットパンツでした^^って、あなた最早何がしたいの?何でミニスカじゃないの?ホットパンツ穿かないとどうなるの?死ぬの?どこかどうホットなの?ホットって言いたかっただけなんじゃないの?"ものすごく短めのスボン"、とかいう呼称じゃいけないの?ホットパンツって呼ばないとどうなるの?死ぬの?とにかくもうね、全体的に意味が分からねーんですよ……どうなっちまうんだよ我が国……。
スカートの下にズボンを穿くような社会、それを許しちゃいけない。それは田舎などにおいてよく見られる『スカートの下にジャージを穿く女子高生』を量産する結果につながりかねないからだ。
確かにそれは機能的だろう。暖かいだろうし、同時にパンチラ防止の観点からしても随分効果的だと思う。でも、それを推し進めた場合。僕たちはこの世界のどこで、一体どの場所で『冬の寒い風を受け、生足をモジモジとさせる女子高生』の姿を確認すればいいのだろうか。教えて欲しい、愚かな僕に誰か教えて欲しい。
「彼女にでもコスプレしてもらえばいいんじゃない?」
そんな造花のようなプレイで心が潤うと思ってんのか!!むしろ僕の心は乾く一方だ。結果として僕は町に飛び出し道路を駆け抜け、アディダスを穿いた女子高生を見つけると、土下座してこう頼む。
「ジャージを脱いでたもれ!」
敢えて言うまでもないが、そんな僕の末期は拘置所でアッーアッーウホウホでキメである。新たなる性的傾向を発掘し、薔薇のような未来を迎え、結果として女性に興味がなくなる……かもしれないが、僕にだって選択権はあっていい。クソミソにならない未来も所望したい。
規制に規制を重ねる……それも仕方のないことなのかもしれない。パンチラにだって規制が必要な部分、あるだろう。けれど、それによって生じる悲劇も確かにある。あなたがスカートの下にズボンを穿く時、1000人の男の心が死ぬ可能性がある!スカートの下にズボンを穿く全ての女性に対して、僕はそう言いたい。そして、ホットパンツを穿いて自転車に乗る全ての女性にも、同じく。パンツの自由を、野放図的な大胆さを、どうか奪わないでおくれ――
自分で読み返してみてもまったく意味の分からない今日の日記は、これで唐突に終わるのであった。タイトル全然関係ないじゃん。
■コメントを読んでから追記
>スカートの下に何かを履いていたとしても、それが毛糸のパンツ(パステルカラーならモアベター)で女の子のモモの太部分がチームーチームーなら僕は神に感謝をします
そんなアンタのこと、俺は嫌いじゃないぜ。
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【肉欲より】
いやホントもう、驚くほど何も知りません。ホント申し訳ない。
そんな奥ゆかしい自分が嫌いじゃないです。
一人の男の妄想ですがね。
ただし、そのあとはA級戦犯のような人生になること請け合い。
神と言われる。
パンツをカミカミシタイ
図々しく拝み倒すことを常套手段とするいけてないメンズの方が圧倒的に多いと思います!
結局女子は押しに弱いんです!
ホットパンツの丈がもっと短くなって、いつかパンティを二枚重ねただけのような素晴らしい新時代が来ることを信じているんです。
【肉欲より】
誤字でした・・。
所詮それは
凄いイケメンは無理かもだけどそれなりイケメンと付き合いたいという事だ
あたしは「イケメンが怖い」っていうよりは、「イケメンには食指が動かない」
いわゆるイケメンて、女顔だったり細かったりどこか中性的で、
ゴツイ渋い男臭いのが好きなあたしにとっては全く興味がわかないなぁ
目を開き、顔をあげるとそこにはミニスカの女子大生が。
まるで幼児が意味もなく蟻の行列を遮る時のような、そんな感情のない目をした女子大生が、座席で足を広げていた俺の股間へ自らの足をオンエンドオフ!エンド、アップダウン!アップダウン!
みたいな足コキ専門のヘルス、知りませんか?!
つーか足コキされてる時に見えるパンツが、大好きです!
【肉欲より】
ないよ
母の持っていた永沢君に少なからず興奮したのは黒歴史。
やっぱりブレザーのスカートの下に短パンとかダメですか…
毛糸のパンツ…穿いてみます。
メンズエッグ系のイケメンは苦手です。
彼らとはセックスできないです。怖い。
付き合ったりセックスしたりするなら一緒にいて安心感のある人が一番いいですね。
髪の毛に色ついてたりワックスでガッチガチに固めてる男の人といても落ち着けないし、
ガチガチなのは下半身の息子さんだけでいいです。
確かにイケメンは怖い!
ミニスカ自転車でパンツ見えてもいいのか。
よっしゃ こぐぜ。
マッチベターじゃないんですか??
ほんと、詰まらないことを聞いてしまいすいません。
ホットパンツとニーハイソックスの間から見えるフトモモは絶対領域と言うそうですが…。意味合いはともかく、生足より超好みですv程よくむっちりでゴムがちょっとだけ食い込んでると◎
レギンスとかも男うけ悪いのはその為なのか…
篠房六郎の『百舌谷さん逆上する』を読むといいと思います
アフタヌーンで連載しておます
@イケメンだからってすぐになびく普通の女子とはちがうわたし、すごいでしょ
Aそんな見た目で判断しないわたし、純粋でかわいいでしょ
『「イケメンこわい」って言ってる人の彼氏はイケメン』率、わりと高いです。
「イケメンの隣を歩く勇気がない」
的な意味です
オシャレは時に残酷ですね、性的な意味で
いやいやチュニックにスキニー履いた丸みのあるヒップラインとピタッとした太腿は最高ですよ!勿論、飽くまでファッション的に。全然変な意味じゃないですってば。
釣り合わないし、腹ん中ではバカにされてそうで。
普通の人が良いです。
なんていうか、
イケメンってその場を仕切るじゃないですか?
飲み会の時アゲアゲになるじゃないですか?
ブサイクを哀れみてなのか、話を急に振ってきたりするじゃないですか?
肌が浅黒いじゃないですか?
そんなイケメンに女子は怯えるのだとおもいます。
だから寡黙イケメンの俺は地引網のように大漁ですえへへ
自分が知ってる中で最高な変態は母の高校の同級生です。
いつだったか家に遊びに行った際に母が席を外したところ近寄ってきて・・・。
おかげで守備範囲が広がりました^^
オラの畑で〜のクダリでジョージア吹きました。
MS製キーボード弁償して下さると助かります