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朝、目を覚ますと、カーテンの隙間から差し込む温かい陽光が僕を包んでいた。
新しい朝がきた。希望の朝だ。
そんなフレーズを思わず口ずさむ。新しい朝、か・・・。
「おはよう。よく眠れた?」
声の方に目をやると、筋肉質のたくましい男がコーヒーを持って立っていた。
「ああ、サブちゃん・・おはよう」
僕はサブちゃんからコーヒーを受取ると、香ばしい豆の香りを肺いっぱいに満たした。
「いい香り・・」
目を細めてそう呟くと、サブちゃんは僕を慈しむような目で見つめて、そっと額に口づけをした。
「ダメ・・・」
言葉だけの抵抗。僕はあっさりとサブちゃんに身を委ねる。
「君はワンダフルだよ・・・」
ゴディバのチョコよりも甘い言葉を囁かれ、僕は身も心もチーズフォンデュのよう蕩ける。
「サブちゃん・・・」
サブちゃんはじっと僕の目を見つめる。少し茶色がかった彼の目は、ジョントラボルタよりもセクシーで。
「セ・ラ・ヴィ」
彼の低いアルトが、僕の鼓膜をそっと撫でる。
そして僕は、ゆっくりと、菊を開いた−−−−−
「お兄さん、あの」
僕「なあに?サブちゃん」
「えっサブちゃん?」
僕「あ・・いやその。ハハ」
気付くとそこは先ほどの酒場。どうやら僕の貞操はまだ無事らしい。
僕「なんでしょうか?」
「お兄さん、一人で来たの?」
僕「そうです、旅行でこちらまで来ましてね」
「そうなんですか。どこから?」
僕「東京です。でも出身は山口県です」
「えっ、マジで?!僕も山口なんすよー!」
僕「マジっすか?」
何たる偶然。この広い世の中で、しかもたまたま入った酒場で同郷の人間と知り合うとは…運命って不思議、本当に。
結局膝を突き合わせて話していると、別に彼らはホモの人ではありませんでした。ガタイがいいのは、肉体労働のお仕事ゆえに自然とそうなったそうな。そりゃそうだよ。僕は安堵の息を洩らした。
そのまま彼らと閉店のAM4:00までダラダラと酒を飲み、山口での再会を約して僕らは別れた。楽しい夜でした。
10月30日(日)
快晴です!前日までの雨がウソのようです!
っしゃー!折角の晴天だし、いっちょ爽やかに京都の街を歩くかー!!
なんて願いは、世界平和の実現よりもハードルが高く、二日酔いの僕が布団から這い出したのは、夕方の4時になってからでした。まったく京都は…恐ろしい街だぜ……!!
とりあえず7時から神戸の街で旧友と会う約束をしていたので、そのまま神戸に向かう僕。
駅前で友人達との再会を果たし、僕らはその中のT君オススメの韓国料理屋へ入りました。
ここで僕らは飲み、かつ喰らい、かつ語らいの大盛り上がり。
やはり久しぶりに会うと話題が尽きません。
そのまま二次会になだれ込んだのですが、まあやはり男子が4人以上集まった場合って下ネタな話に終始しますよね。当然。
ということでご多分に漏れず我々も下ネタ大爆発な会話をダイナミックに披露していたのですが、突然S君が
「ちょっとKさんに電話してみるわ!」
まあKさんってのは女の子なんですが、僕らと同じ高校だったのですね。
僕らも酔っていたので、やはりこの辺りで宴席に華が欲しい。イーネ!!それイーネ!!ということになり、S君は神をも冒涜する勢いでダイヤルオン。会話の様子を固唾を飲んで見つめる我々。ゴクリ…。
「Kさん、来るって!!」
* + 巛 ヽ
〒 ! + 。
+ 。 | |
* + / / イヤッッホォォォ!
∧_∧ / /
(´∀` / / + 。 +
,- f
/ ュヘ | * + 。
〈_} ) |
/ ! + 。
./ ,ヘ |
ガタン ||| j / | | |||
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俄然盛り上がる僕たち。やはり宴席には華がないとね!華がね!
ということで、Kさんを交えて2次会は始まった。
僕はKさんとほとんど喋ったことがなかったので、会話の一つ一つをとっても新鮮でした。
いやー、楽しいですね。もうこうなるとお酒が進んで仕方がありません。
次から次へと空く徳利。ガハハ、ジャンジャン持ってこんかい!!
で、まあ、気付いたら翌日の昼だった訳で…。
10時間近く記憶がありません。
(∩゚д゚)アーアー キコエナーイ
まあ起きた場所はS君の家だったので、とりあえず放火、殺人、レイプなどの重犯罪行為は行ってはいなさそうですけれども、しかし、やっちまったよ・・・。
とりあえず関係者各位に謝罪メールを射出し、僕は神戸散策へと旅立った。

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