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2005年11月07日

京都旅行記B

参照:京都旅行記@ 京都旅行記A




(前回のあらすじココカラ↓)

ラーメン食べました><

(前回のあらすじココマデ↑)



腹は充たされたので、どちらかというと帰りたくなったのですが、しかしこれではわざわざ京都汲んだりラーメンを食べにきただけ、ということになりますのでしぶしぶと観光に向かいました。


やはり京都と言えば清水だかキオスクだとか言った施設を見なければ始まりません。
ということで我々は清水寺に向かって行軍を始めた。


って、意気揚揚と向かったのに、何これ。

坂じゃん。

急勾配じゃん。


あれか、京都はあれか。殺す気か。
こんな心臓破りの坂を登らせて、京都は俺を殺す気か。


全く無知蒙昧といいますか、僕は清水が山の上にあるだなんてちっとも知らなかった。目の前の坂を見て愕然とする僕。
これ、昇らなあきまへんのん…?

しかし清水は一度は見てみたかったので、僕は決意を固め坂を昇り始める。

すると、何やらここには


「二年坂」

「三年坂」


と称された、二つの由緒正しき坂があることが判明。

ただの坂にまで歴史を求めるなんて、京都の方々はなんて粋なんだろう、と僕は思った。

そしてようよう辿り着いた二年坂。


「ほう、これが二年坂」


厳格な佇まい。

美しい坂フォーム。

僕は感心の溜息を洩らした。


やはり歴史の深い坂は違う。
坂マニアにも愛されている坂なのでしょう。


僕は連れに言った。


「君、これが二年坂だよ」

「そうみたいですね」

「何やら、心が洗われる気がしないか」

「そうみたいですね」

「歴史のある坂だそうだ」

「そうみたいですね」

「どんな謂れがあるか、知っているかね?」

「知りません」

「僕もだ」


揃いも揃って無知無学。
己の怠惰を猛省していたところ、坂の脇にポツリと立て板があった。


「君、あれは」

「も、もしや」

「たぶん、説明書きだろう」

「み、見ましょう」

「う、うん」


古い立て板。これでようやく二年坂のベールが解かれる。

僕の見立てではこの坂、おそらく、ある一組の恋人の逢瀬に用いられたものと考えられる。

その二人は、織姫と彦星の上を行く複雑な境遇、つまりはおそらく2年に1度しか会えないという悲劇を抱えていたのだ。

そして彼らは、我が身を儚んで、終には清水の舞台から飛び降り心中を図った……。



これだ。繋がった。点と点が線になった。

僕は満足して立て看板を覗いた。






この坂でこけると、2年以内に死にます by二年坂』






ファック・ユー、京都。俺のトキメキを返せ。

そんな場所をプッシュしてどうする。

京都、狂った街。



「まあ。関西流のギャグ、ということか」

と強引に納得して、ふと顔を上げると唐辛子屋があり、そこには


『世界一辛い七味唐辛子、あります』


とあった。


僕も世界一の男としては、同じ『世界一』という惹句を見過ごすわけにはいかない。僕は連れと共に店に入った。


「たのもう!」


僕は叫んで店内に突入。
するはずもなく、静かに店の中を進む。
すると、奥のほうに、あった、ありましたよ、世界一の七味が。


僕は連れに言った。


「君、これが」

「こ、これが」

「世界一なんだよ」

「せ、世界一でっか」

「そうだす」

「ありがたや」


と神妙になって拝んでいると、どうやら試食ができるそうだ。


「試食ができるそうだね」

「ひとつ、食べときまひょ」

「えっ」


戸惑う僕を尻目に、唐辛子をドバドバと手のひらに振り掛ける連れ。その量、明らかに通常の3倍。さすがに赤いヤツは違う。


「ちょっと、キミ、いくらなんでもそれは」

「いただきマンモスー」


ペロリ、とたいらげる連れ。


「ど、どうだす?」

「………」


京都に、涙雨が降った。

僕も、一粒、ペロリと舐めた。

世界一は、ダテじゃないと思った。

(一振りで通常の七味唐辛子10振り分くらいの辛さは感じました。これは危険。)




まだまだつづく。



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