今度東京に行った時、オナニーに関するシンポジウム(通称チンポジウム)を開催しようと考えており、その前段階としてレジュメを作成していたのですが、どう考えてもレジュメとしての体裁を取り繕えなくなったので日記としてアップいたします。
【関連】
その1
その2
その3
オナニーとはなんだろうか。そんな疑問を胸に携えながら辞書を紐解くと、そこにはこう記されている。
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オナニー [(ドイツ) Onanie]
自慰。手淫。マスターベーション。
三省堂「大辞林 第二版」より
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『自ら』を『慰める』行為、学術的にいえばそれがオナニーだ。では、『慰める』とは一体どういう性質の行為なのか?その答を得るために、僕は再び辞書に手を伸ばす。
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なぐさ・める 4 【慰める】
(動マ下一)[文]マ下二 なぐさ・む
(1)悲しんだり苦しんだりしている人に、優しい言葉をかけたりして心を和やかにさせ、静まらせる。
(2)心にうるおいを与えたり、楽しませたりする。
(3)心の波立ちを静める。
(4)労をねぎらう。いたわる。
三省堂「大辞林 第二版」より
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おそらく、僕たちがオナニーについて考えた時、その概念に内包される『慰む』行為は(3)に分類されることだろう。僕たちはオナニーを通して心に現れた波立ちを静める。オナニーの本来的な効用は、そのような部分に尽きよう。
けれど僕は確信している。幼きあの日、僕らがオナニーをしたのは絶対に『心にうるおいを与えるためであった』と。オナニーそのものがひたすらに楽しかった、過日の僕たち。
価値観が多様化した現代にあって、いつまでも当初と同じ気持ちを抱き続けることは実に難しい。あの日、初めてのオナニーで覚えた『悦び』または『煌き』みたいな想い、それは確かにこの胸に残っている。しかしながら、それを再び取り戻せるのか――と考えた時、きっと僕らは口をつぐんでしまうだろう。楽しかったはずのオナニーはいつしか思い出の中に埋没し、失われ、セピア色の写真のようにひたすら僕らの心を締め付ける。
目的があって、手段がある。それは確かに間違ってはいない。そうであるとして、オナニーという行為は『目的』なのであろうか。それとも『手段』なのだろうか。
『射精』という現象だけを注視すれば、その瞬間にオナニーはただの手段に成り下がってしまう。そして手段でしかないオナニーは、連綿と紡がれる時間の中で次第に効率化が図られていく。
より低いコストで、より高い満足感を。
『射精』という目的そのものが明確である分、手段を効率化する作業はさほど困難ではない。それは、複雑なバリエーションを誇るオナホールの現状を一顧すれば、すぐに理解できるのではないだろうか。
目的のためには手段を選ばない!というオナニー界の現状には、率直に言って美学が欠落しているように感じられる。僕たちは効率化を追い求め『無駄を排除しなければならない』という強迫観念に囚われるあまり、オナニーそのものが本来具備していた『滋味』や『趣』を削ぎとってしまったのではないか。
この話は『旅』という行為に置き換えて考えてみると分かりやすいかもしれない。輸送技術の発達した現代では、飛行機に乗れば即座に目的地に到着することができるし、それは非常に便利なことだ。
しかし、かつての旅人たちが得ていたであろう『旅情』というもの。それと同じ性質の感慨を、飛行機で日本の上空を飛び交う現代人が等しく享受しているかと考えた時――僕は首肯しかねるだろう。
鉄道に乗り込んで食べる冷凍ミカンと、塩のききすぎたゆで卵と、ぬるくなってしまったお茶と、ゆっくりと流れる車窓と。それら全部と共に、東京や京都などの旅先へ向かっていった先人たち。その馬鹿にゆったりとした行程は旅『そのもの』では決してなく、結局のところ移動自体はただの手段に過ぎない。
けれど旅情というものは、そんな様な(ある意味で)無駄な過程にこそ宿るのではないか。旅そのものより、ガイドブックを眺めてあれこれ考えていた時の方が意外に楽しかった――そんな経験は、割と卑近だと思われる。移動そのものが楽しくなってしまう状態、そのことを指して【手段の目的化】と言い換えてもいいかもしれない。
詰まるところ、本来的にはオナニーこそが目的そのものであるはずなのだ。いや、もっと言ってしまえばそこには『手段』も『目的』もない。オナニーはオナニーであり、それだけで完結している行為形式なのである。射精はあくまでも偶然生じた結果でしかなく、オナニーをしよう!と志した瞬間にオナニーの終わりは始まっている。換言すれば『オナニーをすると心の中で思ったなら、その時既に行動は終わっている』のだ。射精しなかったからといって『オナニー全体が失敗だった…』なんて物言いは認められない。それは愚者の言い訳なのである。
そうであれば。一体僕らは今、どうすべきなのか。
僕はこう提案したい。
『射精という概念から離れてみよう』
射精が偶像のように『分かりやすいゴール』と認識され始めてから、僕らのオナニーの質的低下が始まる。より高い興奮を、そして刺激的なアダルトビデオを……射精という甘美な小悪魔に惑わされた僕らは、ゾンビのように新たなオカズを求め彷徨い、やっと見つけたと思えばそれすらすぐに投げ出して、再び理想を求めて街をうろつく。唯一無二にして至高のオカズ――しかしそんな物はどこを探しても、ない。
それは麻薬中毒者が、一時的な享楽を求めて負の連鎖に足を突っ込んでしまう状況ともよく似ているだろう。欲すれば欲するほど欲しくなるのであるし、海水を飲むから余計に喉が渇くのだ。
そもそも僕らは射精をしたかったのだろうか?射精欲なるものが抽象的に存するであろうことは僕も認める。しかし、そのこととオナニーを始める動機とは、直接にはリンクしない。僕らがオナニーを開始した時、心の中にあったのは茫洋と広がる未体験ゾーンへの好奇心、あるいは希望や畏れのような想いだ。その先に何があるのかを知りたかったからこそ、僕らの足は前へと進んだ。三本目の足を高らかに振り上げ、僕らは前に。
だが、僕らはいつしか気付いてしまう。『ああ、おそらく射精することで僕たちは気持ちよくなれるのだ』という事実に。
気付いた時から未知は既知となり、あの時覚えた高揚感は途端に色あせる。そうか、自分は射精するためにオナニーをしていたのだな、と確信し、チンポを擦り付けるその行為はあくまでも射精に至る道具性しか存在しないのではないか、との疑義を抱き、更には
「そんな動物的な行為に耽る俺って……」
と、際限のない羞恥を抱くに至る。未知との格闘であったはずのオナニーは即座に哲学的な様相を失い、後に残るのは『いつまでもオナニーなんてしてられない』という想い、もしくは『射精感をいかにして高めるか』という極端な考えに尽きる。そんな状況にあって、質的低下を阻止しようと思うことそれ自体がそもそも無謀なのだ。
その意味で、射精からの脱却。もちろん結果として射精することはあるかもしれない。しかしそいつはあくまでも事故として処理すべきだ。大事なのは、どれだけ自分がオナニーと向き合ったか?であり、それはとりもなおさず自分自身の我(アートマン)と向き合うことをも意味する。様々な辛酸を刻苦する中で「どうやら自分はデブ専ではないようだ」「分かった!俺は老婆フェチ」と気づくこと、それも宇宙の神秘に近づく一歩たりうるのである。
無批判にCPZオンラインで夏目ナナの動画ばかりを漁っているばかりでは『在るべき自分』への到達は難しいだろう。夏目ナナにキメ打ち、そんな思考停止の先にあるのは、精神的に緩やかな死だ。でも、俺は夏目ナナが好きだ!このシャウトは話の本筋とは全く関係ないが、あえてそこはキッチリ主張しておく。あの乳はいい乳です。アンタもそう思うだろ?
今日は木魚を使ってオナニーをしてみた!そんなヒリつくような姿勢こそが、オナニーの本質だ。穴があるものは軒並み試した!それは、真理を探究する者として正しすぎる姿勢である。木魚でオナニー試してみた!けれど、ダメだった……。チャレンジの数だけ失敗もあるし、木魚でのオナニー(専門用語でモナニー)は相当ハードルが高い。
ただそんな時、決して自分を責めてはいけない。それでもいい、今日も俺はチャレンジャーだった!まずはそうやって自分を褒めてあげることから始めてみるべきだ。木魚が駄目なら卒塔婆はどうだろうか、という切り替えも大事になるだろう。反省しない奴はアホであるが、かと言って後悔ばかりしていては話にならない。先人の言葉を引用するまでもなく、若さとは即ち『振り向かないこと』なのであるから。
さあ始めよう、そして取り戻そう。あの日の僕らの輝きを、本当の意味でのオナニーを。そんな僕らのことを俗物と揶揄する向きもあるかもしれない。しかし、それがどうだというのだ。僕らを指差して笑う奴らがいるのなら、僕らは僕らを笑うそいつらを全力で笑ってやればいい。
オナニーを追求することによって、大事な何かを失うこともあるかもしれない。何かを手にしたまま新たな何かを掴むことはできないし、二つしかない僕らの手はそんなに多くの物を掴めない。だから僕らは右手でチンポを掴み、空いた左手でティッシュを掴む。ひたすらに、盲目的に、理想の彼岸を目指しながら。
そして僕らはオナニーをする。
いつの日か灰になる、その日まで。
松明のごとく、汝の身より火花の飛び散るとき
汝知らずや、わが身を焦がしつつ自由の身となれるを
持てるものは失われるべきさだめにあるを
残るはただ灰と、嵐のごとく深遠に落ちゆく混迷のみなるを
永遠の勝利の暁に、灰の底深く
燦然たるダイヤモンドの残らんことを
『灰とダイヤモンド』イェージィ・アンジェイェフスキ著 川上洸訳
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もっとWWO(ワールドワイドオナニー)を研究したい・・・とおもいます。
ペルーの艶雄はナニをどうすんの・・・か?
これなんですの?的なノリでww
肉さんだけです、感動しました
すごいとしかいいようがない。
肉さんこそ真のオナニーマスターっす!!
木魚でイけない奴はいないだろ
下半身の話題で右にでるやつはいないね
そんな戯れ事を言う輩がまだまだ居ます。
このままじゃ日本はダメになる…
棒隊長、心強いです!!
オバマも真っ青の名演説ッス・・・
正直これまでのものを見せつけられると天才と言わざるを得ない。
初めて天体望遠鏡を覗いたとき、幾千の星々を飽きもせず、貪るように見た。あの日の感覚を思い出す。そう、まるで、オナニーは宇宙だ。
いや、知らんけど。
男子の神秘的瞬間に立ち合ったような気持ちになれました。肉さん素敵すぐる。お嫁さんにして!
オナーの中のオナーだよ!
ここまでオナニーを突き詰める男は今だかつて見たことがない
一生ついてく!!(゜∀゜)
その話は、主人公は勝つのかよ?
さすが肉欲さん
そう、僕の場合は電気あんま。
まさしく真正の馬鹿!しかし…お前はなんて熱いやつなんだ…
今からタンスの角でオナってきますε=┌( ゚Д゚)┘!!
オナクールは救世主となるのか……
心洗われる思いでした(泣)
ホールと言えばセブンティーンってのが巷では
人気らしいけど、どんな感じなんでしょうね
これ読んだ人、葬式にでれませんよ。。
結構前から読んでます。
うまいー
こゆの好きです。
でも肉ちゃんのそゆとこ好きよ。
俺今日モナニーする。