今月は試験的に、通常更新の中にゆるゆるとした日記を織り交ぜていこうと思います。定期的に続けるかとかは全然分かりませんし、これまでの更新内容からすれば『肉欲企画にはあんまりそぐわないなあ』って感じなんですけど、とりあえずやってみます。タイトルに【日記】って入ってたら概ねそういう更新内容だと思っていただければ幸甚です。分かりやすいようにフォントも小さくしておきますね。
8月からこっち、更新頻度が著しく下がってしまってごめんなさい。何かと私生活が忙しくて……というのもあるんですが、どうにも一回一回の更新に掛かる時間が、夏以前と比べて飛躍的に伸びてしまったのが大きな原因です。平均で2時間くらいですかね。
さすがに2時間を毎日、ってのは苦しいし、10月の更新頻度くらいで自分的には楽しんで書けるリミットかなあ、と考えています。様々な意見はあるでしょうけれど、無理くりに更新して中身のない日記を書くよりは、幾分かマシかな?と個人的には思っております。
んじゃあこの更新だって随分中身がないじゃん!と思われるかもしれませんが、ビンゴです。実験的に中身のない『日記』みたいなもんを書いてみようというのがこの【日記】の趣旨です。というのも、自分の中ではブログを更新する際にいわゆる『日記』を書くことを強い禁忌として抱いており、だからいつも何年か前に起こった出来事を織り交ぜながら抽象的な内容の日記を書いていたのですが、それでもやはりどこかで『クソの役にも立たない日記をガツンとアップしてみたいな』というある種の破滅的な欲望が心の中に湧き出てしまい、ええい、ままよ、といった風情で今回パソコンを立ち上げた、という経緯が背後にあります。
そんな言い訳はどうでもよく、所詮場末の痰ツボのようなブログですので、一応の理解は得られた、という前提で粛々と駄文を垂れ流していこうと思います。ちなみに日記に関する草案や推敲は一切ないので、甚だお見苦しいものになるかとは思いますが、その辺りは平にご容赦を。
【11/9】
朝起きて所用で学舎に向かっている途中に先日発売されたはずの週刊少年チャンピオンが読みたくなったので脇にあった『ココストア』という九州で幅を利かせているコンビニに立ち寄ったところ、中にはサンタコスプレ、女子高生コスプレ、メイドコスプレをしたチンカー(チンコの生えた人たち)が跋扈(*1)していたので、僕は恐れおののき、自転車にまたがって秋の並木道を駆け抜けた。
禍福はあざなえる縄の如し、という言葉があって、これはつまり『いいことと悪いことは連続しているよ』という意味の諺なんですが、もしそれが真実なのだったら朝も朝から男根の世代どものコスプレを見せ付けられることは明らかなる禍事なので、よっしゃこれから腰が抜けるくらいいいことが待ってるはずに違いないぜ、と思いつつ学舎に辿り着くと、そこには先ほどの光景がとてもキュートに見えるくらいの数のラムちゃん(♂)、長門(♂)、あるいはキューティーハニー(♂)が鎮座ましましており、僕は再び恐怖に打ち震えた。
そのあまりにも破滅的な光景を前に、どうして男が女装を……日本男児は滅びた、絶望した、みたいに愕然とした気持ちを持て余していたところ、よく考えたら僕にしてもナース服やメイド服、あるいはブルマーなどを履いた記憶が決してないとはいえず、そう考えるとむしろ、日本始まったな。みたいに思いながらニヤニヤとみくる(♂)を眺めていると、脇から特攻服を身に纏ったリーゼントの人(♀)が現れ、僕の心はそこで死んだ。日本、始まりすぎて終わったな。
タネを明かすとどうも今日からこの界隈で学園祭がスタートしたらしく、彼らはその一環として仮装行列を行うらしい。何も彼らは個人的な趣味、あるいは性癖からみくる……や鶴屋……と化しているわけではなく、おそらく先輩からの厳命あるいは祭好きな大和の血が高じてあのような姿を、それも朝っぱらからしているのだ、と思うと全ての点と点が線に昇華する。なんだ、それだったら誘ってくれればよかったのに。意外と俺、古泉(*2)とか似合う自信あるよ。主に性的な意味で。
そんな風にして許されたニートたちを尻目に粛々と所用をこなしていると、いつしか夕暮れになっており、僕はクリーニング屋にスーツを取りに行かなければならなかったので再び学舎を外に出た。するとそこには、芋焼酎を手にしながらアコースティックギターを携えつつ、自由をひたすらに歌う若者の群れ。
『卒業卒業というが、一体何から卒業したのだろう?』と叫んだのは尾崎だったけれど、彼らはこんな時間から酒を飲んでおきながら、一体どんな自由が欲しいのだろうか?まことに若者の心というものは複雑怪奇だ。まあ僕も十分若いのだけれど。ただ、僕は彼らと違って筋肉痛が四日後に襲い掛かってくる。それが、それだけが僕の矜持だ。十把一からげに『若さ』という言葉で全てを括って欲しくはないんだ。
そんなことを考えながら自転車に跨ると、磯野ワカメのなれの果て、みたいなレベルのクレイジーなミニスカートを履いた女性たちが楽しそうに構内で飲酒していた。この土地では基本的に、老若男女問わずに焼酎ばかりを飲んでいる。だから必然的に酔いも早く回るのだろうし、酔いが回ると人間頭も狂う。きっと今夜も西郷隆盛が守ろうとしたこの空の下で愛もないセックスが繰り広げられるのだろうな、ということを苦々しく思いながら、僕は少しだけチンコのポジションを整えた。ワカメのパンツは、悲しいことに黒だった。
僕はスーツを受け取った後にスーパーに行った。このスーパーは広い。パン屋を巡りつつ、いかにも『さあて、今日はどのパンを買いますかな』という風情を装いながら、僕は試食として並べられたクイニーアマンを思う様に食べた。ほんのりと甘いその味を楽しみつつ、僕は『どうも今日は欲しいパンがなかったな』という小芝居を打ちながらパン屋を後にした。そういう愛も、ある。
サバだけを買った僕は、家に帰るとそれらに塩を振って一尾だけ焼いた。残りは全部冷凍にした。後で食べるためだ。ほうれん草が安価で大量に売っていたので、それを全部湯がいてやはり冷凍庫にしまい込んだ。週末である。僕は遠くから聞こえる学園祭のざわめきを聞きながら、伊坂幸太郎を読みつつ塩サバで酒を飲んだ。
(*1) ばっこ。のさばりはびこること。
(*2) 古泉≒ホモ
・・・
日記というのも意外と時間がかかるもんですね。結局すごい長くなってしまった。余剰の時間はネットをしてたり本を読んでたりしていたので割愛しました。が、やはりこれも試験的に気になったネットのネタなんかを紹介していこうと思います。
■「アダルトサイト見て、むらむら」 18歳少年、10〜70代女性連続強制猥褻事件で逮捕
時代はボーダレスです。いや、そういうことじゃなくて。
■恋とホストのケータイ小説のが、熟年不倫小説よりも文学だよ
■「ケータイ小説に寛容である事がステータスになる時代も近そうだ」「のちに人はこう呼ぶでしょう。暗黒時代と」
流行の先に文化があるのか、流行が文化を廃らせると見るのかは、結構難しい問題かもしれないです。難しいことを考えると頭がハゲるので、とりあえず個人的には『ケータイ小説は読めない、読む気がしない』ということで、否定も肯定もしません。
■尻の穴に電池を突っ込んだら抜けなくなりました
光りたかったか、あるいは元気がなかったか。彼の心にあったのは、そのどちらかでしょう。そう信じたい。
そう信じないとやるせ無い。
・・・
ということで日記でした。それではよい週末を。
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何だかニヤニヤします(´ω`)
続くといいなあ…
1000回の駄文より一回の肉欲100%の方が自分は嬉しいです。
しかしハルヒコスが学園祭に蔓延る時代か…
時代も流れたもんだ。
身体に電気を通すマジシャンに感化され、追い付こうがために手段を誤っt・・・そうでもなければやるせない(´;ω;`)
僕も自分のブログ更新にどうしても時間かかるから、なんか分かりますわ
感想としては日記は日記で良いと思います。
肉さんがその時思った有りのままを文章にしてるし。
過去に対して、過去を振り返った上で、何かを考える文章と、今日自分が思った事、今の自分を見た上での寸感的な文章、どちらも大切だと思います。
だから、日記的な文章でも良いと思いますよ。
日替わりとかで日記(テキスト、日記という順番などで)を書いてくれたら、肉さんがどういう人か分かって貰えるような気がします。
日記も日記で、やはり奥深いとゆうか他ブログとは違いますな。とゆうか、ブログなんですから何を書いても誰も怒りませんよ(´ω`)
単純に全員活字童貞のゆとり脳
最近の文章はしんどそうな感じがしてたので、
この日記は素直な感じがしてよかったです。
というか、肉欲さんの文章を読んでいて、伊坂さんに近しいものがあるなとずっと思っていたので
この日記で名前が出て来たのが嬉しくて、コメント残させてもらいました。
本を沢山読んでらっしゃいそうなので、また感想など聞かせて欲しいです。