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昔話でもしましょうか。
人は常に進化しながら生きていくもので、刻々と過ぎていく時間の中では『同じ自分』というものに出会うことは不可能だ。微細で、外からはほとんど気付くことができないような変化だとしても、それは確実にあなたの下に訪れている。
今でこそ僕は料理が好きだけれど、かつては1合の米を炊くことすら能わなかった。米が炊ける、それは本当に下らなくて自慢にもならない技能だ。でも、僕の中でその変化は確実に大きい。
人の目はどうして前に付いているか?後ろに付いていると歩く時に不便だからでしょ……と答えたのはのび太だったけれど、答は先生も言うように『前へ前へと進むため』。常に前へと進むようにできている僕らは、同じ地点に立ち続けようと望んでも、それは決して叶わない。あなた自身は気付かなくても、あなたはきっと前へと進んでいる。そしてそれが、僕たちのちっぽけな進化。
人が山を征服したがる気持ちの根源には何があるのか?ジョージ・マロニーは、その疑問に対して
「そこに山があるから」
と答えてくれた。日本の偉人・柳沢某も「急にボールがきたので(QBK)」という至言を残してくれたけれど、残念ながら今日の話とはあまり関係がない。いや、全く関係がない。
そこに山があるから、だから僕らは山に登る。この文脈での『山』は物理的な意味での山ではなく、試験や試練などと言い換えてもいいかもしれない。
どうして我々は飽くなき挑戦を続けるのか?それは、そこに試練があるから。それぞれの挑戦に対する理由はいくらでも後付けできるけれど、本質的に僕らの内側に存在するのは『過去の自分を超えたい』と願う説明できない向上心なのではないだろうか?
そのことは『過去を否定すること』とは少し違うことだと思う。かたくなに何かを否定をする心だけでは、前へと躍進する動機なんて生まれ得ないからだ。過去の自分をありのままに受け止め、そしてその自分を少しだけ向上させよう!と願うこと。ありし日の自分を大事にしているからこそ、却って僕たちはハードルを飛び越られる力を手にする。過去を回顧したり、かつての自分を客観視する力のない人が行うチャレンジ、それは蛮勇などではなくただの無謀なのだ。
・・・
僕の古い友人に佐竹という男がいる。彼もまたチャレンジの欲求に取り憑かれた男だった。足ることを知らない彼は、常に現状を否定し克己の精神を求め続けた。
高校の3年間を野球に捧げた彼は受験期の夏、絶望的なまでの偏差値をマーク。誰しもが彼の現役合格は不可能であると考えていた。
「俺は、やるよ」
そんな声の中、決然と言い放った、彼の名は佐竹。そして甲子園予選で敗れ去ったあの日、佐竹はバットを捨てて予備校のパンフレットを拾い上げたのである。
それからの彼は寝食を忘れての猛勉強。地頭の良さもさることながら、睡眠時間を極限にまで削って机に噛り付く彼の姿はまさに圧巻。
鬼が、鬼がそこにいた。
結果、夏のセンタープレで6割程度しか得点できなかった佐竹は、秋のセンタープレで9割近い成績を記録する。
「俺は、絶対に現役合格をする」
佐竹の言葉は虚妄ではなかった。彼は夢想家ではなかった。その春、佐竹は旧帝国大学に現役合格を果たす。奇しくも彼以外の野球部員がほとんど浪人となってしまった、今から6年前の春のことである。
・・・
「俺は、富士に登ってきた」
5年前の、丁度今くらいの時期のことだった。メールで突然佐竹はそんなことを僕に知らせてきた。
「どうだった?」
どうして富士に?なぜ?と僕が佐竹に聞くことはない。おそらく、彼の登山には理由がない。目の前に山があったから?いや、彼の住んでいる土地から富士を望むには、少々距離が遠すぎる。それでは、どうして?俺は多くは語らない。ただ、ひとつだけ言えることがあるとすれば、佐竹は頭はいいけどバカだった。
「正直、死ぬかと思った」
思い立ったが吉日生活、佐竹の野郎は『富士に登ろう!』と思ったが早いか着の身着のままで富士に向かったとのことである。その出で立ち、スヌーピーの半袖シャツ一枚。不屈の男・佐竹。残念ながら彼の頭にはインテル、入ってない。
「8合目で気付いたら眠ってた」
命あっての物種、という言葉を彼とのメールで思い出す。友人が遠く富士の地で死に掛けていた頃、おそらく僕はオナニーをしていた。このことからも分かるように、僕らの人生における喜劇の裏には、数限りない匿名の悲劇が存在している。いや、僕のオナニーはどうでもいいのだけれど、とにかくも佐竹が無事に帰ってくることができた事実に安堵した。
「もう、富士に登ったりなんかしないよ」
メールをそんな風に締めくくった佐竹。僕は短く「気をつけろよ」とだけ返すと、あの頃のギラついた目をした佐竹のことを思い出した。
佐竹、お前は1発殴られたら3発は殴り返す男だっただろ――
その日、僕は怒りとも悲しみともつかない複雑な感情を胸に、静かに眠った。
・・・
「富士に登ってきた」
2005年、そのメールはやはり突然にやってきた。差出人は炎の男・三井寿!ではなく、下関のポンコツ・佐竹。僕は冷やかしで開いていたリクナビを閉じると、そっと佐竹に電話した。
「どうだった?」
「スヌーピーに笑顔をプレゼントしてきた」
3年越しのリベンジ。佐竹は確実に進化していた。服装を整え、リュックに荷物を準備し、登山マニュアルに目を通す。同じ失敗は、二度と繰り返さない。チャレンジする者としての、極めて正しい姿である。そしてリュックには、あの日共に辛酸を舐めたスヌーピーのシャツが一枚――。
辛い登山だった、と聞く。入念な準備はしたものの、8合目に突然襲い掛かってきた高山病。また、歩きなれない道に対する疲れ。タバコ・酒にまみれた21歳の老体が容赦なく悲鳴を上げる。
『もうやめるか?』
おそらく、何度となく佐竹の耳元で囁かれたであろう悪魔の言葉。それでも佐竹は、不撓不屈の精神で見事富士を征したのであった。そして富士の山頂で、他の登山者の目など一切気にせずスヌーピーのTシャツに着替える、その男の名は佐竹!
「今の気持ちは?」
「アラバマのお袋のチェリーパイを腹いっぱい食べたい、って気分だね……」
これは蛇足になるけれど、彼のお袋さんはアラバマにはいない。おそらくチェリーパイも食べたことはない。彦島という、日本地図からは忘れられた土地の男です。と、こんなことを言うと実家に帰った時に命の危険が危ないので言い換えておきます。彦島はマジでサイコーの土地だよ。閑話休題。そんなことは今、どうでもいい些事である。僕は『おめでとう』の言葉だけを彼に捧げると、電話を切って再びパソコンを開いた。
・・・
人は常に前に進んでいくものである。同じ失敗を犯すことはあっても、前向きな目と、そして上を向いた精神さえあれば、いつかは目の前の壁をねじ伏せることが可能なのだ。
海を渡りたい、と望む気持ちが僕らに船を作らせ、また、空を飛びたい、と願う気持ちは僕らに飛行機をもたらした。人間の歴史は、小さな小さな進化の連続であり、それらちっぽけな進歩はいつか総体となって大きな躍動をもたらすのである。
無気力な人からすれば、佐竹のチャレンジは全く意味のない、無軌道なものに思えるかもしれない。しかし、目に見えるような目覚しい進化が我々の目に映らないとしても、10年後、あるいは20年後に大きな変革がもたらされる可能性は決して皆無ではない。
富士登頂の事実とは直接の関係はないかもしれないが、佐竹は粘り強い就職活動を続け、その春某大手商社に就職した。その輝かしい結果は、決して彼の学歴ばかりがもたらしたものではない、と僕は思っている。
佐竹は途方もないほどのロリコンだった。佐竹は「女は中学生を過ぎたら生きていてはいけない」と信じて疑っていない男だった。かつて、僕が言葉の限りを尽くして
「ロリコンはダメ!絶対」
と説き伏せたけれど、その声もどこ吹く風。彼はニヤリと面妖な笑みを浮かべると、脳内にだけ営造されたネバーランドに夢入国。彼の語るオナニーのオカズの話は、同年代の他の誰よりも生々しく、そしてキモかった。
「この前は月の下で全裸でピアノを弾く中学生の姿を想像してオナニーをしてね……」
誰も、何も幸せにしない情報である。というか、なんだそのシチュエーションは?誰が得すんだよ!マジで!と僕は声を荒げたのだけれど、佐竹の股間のアトラスタワーは逆説的に隆起していった。正しい変態の姿である。
そんな風にツルペタ・タテスジの世界に傾倒していった彼。そんな彼も今では立派な社会人である。性癖は決して人を定義しない、ということを体を張って証明してくれたのは、他ならぬ佐竹だった。 中学生しか愛せない体でもいいんだ、暗闇を駆け抜ける勇気をくれたのはあなたでした、Uh...
・・・
「相変わらず中学生が好きなの?」
いつか、佐竹が社会人になってから再会した時、僕はそんなことを聞いた。
「いやー、いつまでも中学生とか言っとれんやろ……」
照れくさそうにそんな言葉を放つ佐竹。ロリコンのカルマを脱し、新たな一歩を踏み出したのだろう。常に先を見据えて歩み続ける佐竹の姿に、僕の尊敬の念は已むことを知らない。
「最近小学生がマジでアツい」
いつの間にかフォースの小学生面へと堕ちていたその男の名前は、間違いなく佐竹!前を見据えて歩いていたはずなのに、気付けば進化の過程に取り残された罪深き男である。いや、むしろこの場合は退化している。子孫の繁栄、という動物としての責務から全力で足を遠ざけている彼のその姿は、もしかしたらロックそのものなのかもしれない。
「小学生と愛し合っても子供はできないでしょ!」
「初潮が来るまでが勝負だろうが!!」
なんの勝負なんだ?!いつまで見えない敵と戦っているんだ!?お前は。僕には佐竹のことが、もうよく分からなくなっている。時間の隔たり、距離の隔たり、それらは確実に僕たちの関係性を以前とは変えてしまった。
「いつか子供ができたら会わせてくれよな!マジで!!」
「絶対に会わせない。半径1km以内に進入した時点で通報する」
僕たちが進化していく中で、変わったものは確かにある。
「オムツとかポイントだよなー」
「朽ち果てろよマジで」
「そうカッカすんなよ棒太郎」
「うるせえ!まあ飲もう」
けれど、僕たちの友情の形だけは、あの頃と変わらないままに。
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どうやらただの屍のようだ。
みたいな気分になりました^^
見ているだけで震えてしまった
ぜひロリコン談義を
初潮が来てない中学生でもおkだったのでしょうか?www
運動会とかマジ狙い目。
立派なおっぱいしてるのにブラしてないとかもうね…
こんな表現普通は出ない。
やっぱり貴方はどっか飛び出てどっか欠けてるwww
ふむ、面白い。
でも俺は佐竹さんなんか好きだ。
こんな大人になりたい。
彼の生き様に見習うべきことは多い。
が、決して真似してはいけない。
もうテンポが面白すぎて終始ニヤニヤで読んでたwwww
オレも就活がんばろう
喧嘩商売wwwww
それにしても最初の文にちょっとビビッたwww
自分の知り合いは小学生→人妻(40代からが射程)という転身を成し遂げた奴がいますよ。今友人の親父と訴訟中です。
おめでとうございます!
こいつで決まりだね
陛下、ついにランキングを制しましたな!
何はともあれ、1位おめでとうございます!
勢いでスクショ撮ったお!
ttp://www.uploda.org/uporg1078528.jpg.html
学生ブログランキングが1位になってる!!
そんなことより肉さんブログ1位ィィィィ!!
インテル、入ってない。で死んだ。
変わらないもの、代われないもの。そんな事を思いました。
これでブログ界に希望が見えましたw
正しい変態佐竹氏と対照的にいい話でした。
これで新世界は安泰(^ω^ )
佐竹さん、物凄くかっこいいと思ったんですけど、小学生は…いくらなんでも僕には無理ですwww
そして一位になったんですね。おめでとう。本当に嬉しい。
下関から応援してます。
日本\(^o^)/オワタ