僕ら男には
「セックスがしたい!したくてたまらない!」
という『セックス期』みたいな時期がしばしば訪れる。
これはあえて説明するまでもないことだろう。
ただ、それとは逆に
「何かもうあんまりセックスとかしたくない。好きな人と一緒にいるだけでいい」
と、ひどく穏やかな気持ちに包まれる『脱セックス期』みたいなものが訪れることも、レアなケースながら存在する。
脱セックス期が訪れるタイミングは色々ある。代表的な要素を思いつくままに挙げてみれば、概ね以下のような場合だ。
・オナニーのあと
・実生活が忙しく、ひどく疲れている時
・失恋の直後
オナニーの後に男性がセイントと化してしまう現象については、今さら言うに及ばない。これはもう男が一生背負って生きていかなければならない債務のようなものである。
例えば、国家間の戦争に際して
「開戦する前に、各軍はオナニーをしなければならない」
という不文律があったとするならば、おそらく世界から戦争は根絶されるのではないか。1発撃つ前に1発ヌけ、ということである。蓋し名言である、と言わざるを得ません。
あるいは、もし
「風俗に行く前には必ずオナニーをしなければならない」
という法律が施行された日には、この世界から風俗は絶滅してしまうのではないか。1発ヌく前に1発ヌけ、ということ。よく分からないけど、やっぱりこれも名言だよね。
多少わき道に逸れましたが、脱セックス期。忙しくて死にそうになっている時に脱セックス期を迎えるのは、ある意味当然でしょう。ただ、この場合はどちらかといえば
「セックスする時間があったら寝ていたい!」
という部分に『脱セックス』の理由が眠っているのであって、体力が回復すれば再びセックス期を迎えるのは明白。その限りにおいてこのケースは正しい意味での『脱セックス期』とは言いがたい。稀に『疲れている時の方が逆に燃える!』とか『残業続きで何日も風呂に入っていないチンコのスメルがたまらないの!チュパロンパ』などという変態たちも世に跋扈しておりますが、あくまでもそれは例外です。変態さんの思考回路は複雑怪奇です。
そして最後に、失恋直後の脱セックス期。今日のメインテーマです。
失恋を迎えた場合、男は非常に高い確率で脱セックス期を迎えます。ソースはいつも通り僕。とはいえ今回ばかりは僕以外にもたくさんのソースがありますが。
好きで好きでたまらなかったあの子にフラれた!そういう時、男は誰しも心にEDを患う。体は確かに元気なのだけれど、心のペニス部分が勃起しない。あれだけシコり狂ったお気に入りのあのAV、今では砂のような味しかしないんだ……と、この激変ぶり。セックスをする気にならないどころか、オナニーすら手に付かぬといった体たらく。
「ただ、ギュッと抱きしめ合うだけでいいんだ……」
「温もりだけを感じることができればいいんだ……」
脱セックス期を迎えたチンコどもが口を揃えて言う言葉が、これらだ。悟りの境地、達観の極み。俺が抱きたいのは彼女の体じゃない!彼女のハートを抱きたいんだ!……と、彼らの言葉を代弁すればおそらくこんな感じか?お美事でございます。
しかし、もし脱セックス期を『心のED』と定義するならば、やはりこの状態は不健康だ。EDのDとは"dysfunction"、すなわち不全のことです。
不全(名・形動)[文]ナリ
物事の状態や活動のしかたが完全でないこと。十分でないこと。また、そのさま。不完全。
もちろん、剃髪や得度、ナウな感じで表現すれば『出家』などのホーリーな儀式を経て『脱セックス期』を迎えた場合は不健全ではありません。己の信仰のために欲を捨てている状態、それを『不全』と評するのは不適切でしょう。
しかし、失恋という強いショックを受け、半ば強制的に脱セックス期を迎えてしまった場合。やはりこの状態は不健全だ。なぜなら人間は本来的に子孫繁栄を狙うようにプログラミングされているのであり、だからこそ僕らのチンコはオートマティカルに勃起する。誰に教わらずとも、僕らは自然に
「セックスをしたい!ハメ狂いたい!ギョギョ!」
と心に祈ってしまうのである。勃起をするのにはいつだって意味があるのさ。それなのに(体は勃起するのに)セックスをしたがらないだなんて、少なからず歪な現象なのではないでしょうか。
(ただ唯一、授業が終わり居眠りから目覚めた時に勃起する現象にだけは絶対に意味がない。あれは肉体テロだ。これを読んでいる女子高生諸兄におかれましては、授業終了直後に五月雨式に男子に向かって「勃起してるでしょ?」と是非聞いてみて欲しい!その半数以上は動揺を隠し切れないはずだから。あるいは自発的に「勃起してるんでしょ?」と僕を罵って下さい。これは個人的な趣味です。)(oppai8383@yahoo.co.jp)
つまるところ、失恋を経て脱セックス期を迎えるのは、ただ単純に
「失恋のせいで傷ついた心を癒して欲しい」
と願っているからに他ならない。その傷口があまりにも大きいからこそ
「抱かれたい、頭を撫でられたい」
という『分かりやすい癒し』に傷口のケアを求めているのだ。彼らは、何も仙人的に、あるいは求道者的にセックス欲から脱却したのではなく、ただ心的外傷から無意識的にセックスを忌避しているだけ。
しかしながら本人たちはそのことに気がつかない。失恋というパニック状態から未だ立ち直れていないが故に冷静さを欠き、己がそのように『一時的に癒しを求めている状態』でしかないという事実を認識できない。
「あれ、もしかして俺ってもうセックスのカルマから脱却したんじゃないの?」
などと勘違いしてしまう。
それは『虫歯による痛みのせいで肩こりの辛さを忘れてしまう状態』と似ている。この場合、決して肩こりは治癒されたわけではなく、ただ単純により大きな痛みの存在により肩のコリが意識されないだけだ。虫歯が快癒すればまた肩こりの辛さがぶり返すことを忘れてはいけない。
好き合っている人とハグし合う行為は、確実に気持ちいいし美しい。何らの敵愾心もなく相手の懐に飛び込めるのは、ひとえに互いの間に愛という感情が存在するからだろう。
でもさ、好きな人と抱き合ってたら、200%の確率で勃つでしょ?エンドレスフル勃起しちゃうでしょ?健全なチンコ的に考えれば。もし勃たないって人がいたら、そりゃたぶんあなたが女であるか、『勃起したら銀行の残高がゼロになる罰ゲーム』を背負っているか、あるいはガチでEDかのどれかだよ。健全な男子が、愛するあの人とベッドの上でベチョベチョと抱擁していて、勃たないわけがないじゃないの。
僕くらいの賢人になると分かることなんだが、人ってのはひとたび勃っちゃえば絶対に『して』しまうでござる。いいか絶対に、だ。ソースは意外なことに僕。もし
「いーや、俺は勃ってもしないね!」
って人がいたとしても、それは彼女の膣に爆薬が仕込まれているか、彼のチンポにトリカブトの毒が塗られているかのいずれか二択で決定です。そんなような極論を持ち出して得意顔されても、肉欲困っちゃうよ。
つまり何が言いたいのかっていうと、脱セックス期を迎えている男にあっても、一度好きな人とハグしちまえば一瞬でセックス期を迎えるおそれがあるってことだ。それは女の人からすればとっても怖い。なぜって
「そっか、この人はただ抱きしめられたいだけなんだ。抱きしめるくらいなら、まあ」
と思ってハグしただけなのに、自称脱セックス期の彼はハグされたが早いか光の勢いで勃起、心の性欲部分もフル勃起、いかん、ヤリたい!と脳内から瞬時に指令が飛ぶ。女の方も股間の辺りに何やらドス黒い突起の存在を感じる。や、やだ何これ?!トカレフ!?いいえ、それは僕の自慢の黒船です。
「ごめん、何だか『したく』なってきちゃった。してもいい?」
そんなこと言っちゃうんだろ、どうせ。何が「抱き合うだけでいい」だ。恥を知れ!そんなんだから『何だかんだ言って男はヤリたいだけなんでしょ(ワラ』って女の人から揶揄されるんだよ。そして女性の方々、その指摘は1000%正しい。今日言いたかったのはその辺りのことだけです。
「でも私……この前抱きしめられたけど、全然セックスされなかったんですけどー」
それはスマン!そいつはたぶんあなたの顔面が、少しばかりアバンギャルド過ぎたんじゃないかな?世の中にはセロリが嫌いな人だっているってこと。イスラムの地域では豚を食べたらアカンのですけん。その辺りは考慮してやってつかあさい。
とどのつまり、『ハグされるだけでいい』だの『手を繋ぐだけでいい』だのなんだの、聞かれてもいないのにベラベラとセックス論を語っている時点で、そいつは確信的にセックスをしたがっている証左なんだ。本当の聖人は自らペラペラとセックストークなんて繰りひろげたりはしない。結局、自分自身に何か後ろめたいところがあるから、聞いてもいないことを語り始めるわけですね。犯罪者が後ろめたさから饒舌になるのと同じことです。
ということで、気をつけろ!自発的にが脱セックス期であることをプンプンと臭わせる男は、89%の確率で狼です。ウルフです。ソースは満を持して俺。いわゆる誘いウケってやつですかな。ハハハ。まったくお茶目な野郎です、僕ってやつは。
そんな僕は、毎回キメ打ちのように失恋直後は脱セックス期を迎える。では、僕がいかにして脱セックス期から抜け出すのか?
まあそうですね、たとえば風の噂などで『僕のことをフったあの子に、新しい彼氏ができたらしいよ』などという、誰も何も幸せにしない情報をキャッチしたとします。そうなると当然彼女は狂ったように毎晩新しい彼氏とハメあげているわけです。彼女だって生娘じゃあるまい。好きだったあの人が、僕とは違うペニスの上でオウ!ホットサンバ、よがり狂っている……という絶望的な状況を、極めて鮮明に頭の中で思い浮かべる。
すわ!するとどうでしょう。下半身のチンコ部分がエンドレスフル勃起しているではありませんか。この現象を、業界では一般的に『欝勃起』と称します。好きなあの人がどこの馬の骨とも知れない野郎に貫かれている姿を想像し、心の中は欝状態であるにも関わらず、股間にあるペニス部分はフォッサマグナよりも熱くみなぎっているというこのアイロニー。ハッキリいってサイコーに気持ちいいです。まあそういうファジーな性癖も世の中にはあるってことですね。
ということで、季節は秋。失恋した女性に関しては男と違って、脱セックス期を迎えるよりもむしろ『自暴自棄になって愛のないセックスに狂うらしい』という耳よりな情報をこの度キャッチしました。個人的な経験則からすれば、夏の暑さに狂ってノリとテンションだけでカップルになった脳味噌アッパー系な人たちは、大体今くらいの時期に別れを迎えます。ですのでその辺りのタイミングを貪欲なハイエナのように狙い、失恋した女性の下半身に猛テロを仕掛けていきましょう。
「そんなのって汚い!」
と誰かから揶揄されるやもしれませんが、その場合は
「俺が汚くって何か日本経済に迷惑かけたのかよ!?!」
というパーフェクトなロジックで女たちを封殺しましょう。確実に完封できます。
さて、重ね重ね秋です。男性の皆様におかれましては、決して臆して出遅れることのありませぬように。女心とオータムスカイはとてもチェンジしやすいものなのですから。
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確かにそうかもしれない。
ところで最近失恋した女子がここにいますが
どうでしょう?(笑)
って思ってたけどオナニしたらおもわなくなった。
男も女も一緒だね!
最後の文面はルー大柴?
パーフェクト過ぎですw
↑肉欲さんめんこいなあ…
鬱勃起な殿方に逆にドキドキしますが、変ですかねえ。。
素敵wwww
ガチでメール送ろうか迷いました。
私も抱きしめたらいつの間にかやってた経験がありますが、そうか、そうゆうことだったのか…
って言葉の真意がやっと掴めましたww
鬱勃起は確かにあるある。
気持ちいいですよね!!
どうすればセックスできますかね?ちなみに話した事ありません!
仕掛けられたいなぁ肉欲さんに
勃起させるところからがオレの仕事なんで、
勃起さえさせれば肉たんと「して」しまえるですね???
大人の言う事なんて・・・・、皆嘘っぱちだぁぁい!!!
というか、勃起せずに精子が出る俺って……
先だろうが根元だろうがかわりないじゃ?思うのですか。
女性としては。
個人的には鬱勃起には異を唱えたい。てか想像できん・・・・根っからのSなんで
僕の尊厳は大いに傷付けられました。
ってか、結局のところ、真正『脱セックス期』はヌいた直後だけということが判明。
最後ルー語www
スケールでかいw