肉欲企画。

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2007年09月10日

いつまでもロックな恋を

 
 
世に生きる多くの人たちは人生の大半を恋愛という些事に心惑わせながら過ごしていくのだけれど、僕らが恋するのをやめるのは一体いつのことなのだろうか?

いい歳してまで愛だの恋だの言っているのは、みっともないこととされている。それも当然のことで、年齢を追うにつれて人には社会的立場というものが備わってくるため、そのように一定の地位にある人がいつまでも異性とのエトセトラに煩悶している姿はあまり気色のいいものではないからだ。

けれども恋をしている瞬間が底抜けに楽しいのは確かなことだ。皆さんにおかれましても、小学生の時分に好きな女の子の縦笛を舐めにナメあげたことは記憶に新しいことと思う。ちなみに僕の小学校では当時『好きな女の子の上履きを嗅ぎまくる』という青春そのものといった行為が隆盛の極みを誇っており、他ならぬ僕も6年4組の吉本さん(仮名)の上履きから漂うフレグランスをこの胸一杯に収めたものだ。嗚呼、青春の吐息よ。

僕のディスコグラフィーはまた別の機会に語るとして、恋。つまり恋をしてる状態というのは上述したような例を待たずとも一種の『狂った状態』であることはまず間違いない。相手のことを思うがあまり狂熱的な行為に及び、己の中に穿たれた心の穴を埋めていく。埋める行為は縦笛であったり上履きであったり、あるいは周到なまでのストーキング行為であったりと様々だ。恋の形はひとつではない。

恋愛という概念は、常に犯罪と隣接している。『恋』という中央特快が行き着く先は、決して高尾や大月などではなく明確にセックスだ。

そのセックスという行為にしても、恋が成就していれば『和姦』ということになるにも関わらず、恋が成就しないままセックスに及んでしまうと即座に強姦、レイプ。娑婆よサヨウナラ・網走にようこそ、となってしまう。両者共にしている行為は『穴に棒を入れる』という一点で共通しているにも関わらず。

きっと僕らはそんな風にして「ああ、恋とはなんて不毛な感情なのだろうか」ということに気づき、いつかどこかで恋から卒業するのではないか。その時僕らは過去を振り返りながら、行きつけのバーのカウンターで

「昔は俺も青かったよな」

とか

「もうあんなエネルギーはないよ」

だなんて紋切り型のセリフを吐きながら、とびきりドライなマティーニを喉に滑らすのだろう。恋をすることはいつしかなくなり、残っていくのは恋をしみじみと振り返る行為。その場合、思い出という舞台の中心で踊っているのは紛れもなく僕であり、もっといえば主演・監督・脚本はすべて僕。追憶の中で振り返る昔の恋はいつだってセンチメンタルでどこか情熱的であり、脳内にジップロックされた過去は永遠に美しい。もちろん「彼女の大便を覗こうとしたらしこたま怒られた!」だなんてリアル過ぎる事実は一切語らない。虚構の中でしか語ることのできない真実もある、ということだ。

いつかは僕も恋することを辞する瞬間が訪れるのだろうか?確かにあの行為にかけるエネルギーをどこか他の部分に向けることができれば、その費用対効果はかなりのものとなるだろう。社会的生命を賭して好きな女の家に忍び込み盗聴機を設置するスキルがあるのならば、いっそCIAにでもリクルートした方が幸せであるような気もする。

でも人生のコクって、往々にして無駄と思われる行為の中にしか存在しないのではないですかね。後付けされた社会的価値観、ないしモラルや規範を基準にするのならば、確かに縦笛を舐めたりミニにタコができるような行為は許容されるものではないだろう。しかしながら、作家・町田康は著作において次のように述べている。

『とある行為が法律などで禁止されているのは、禁止しないと皆がその行為に溺れてしまうからだ。つまり、禁止されている行為というものは総じて楽しい行為なのである』

そもそも享楽的であることそのものがよくない、という意見もあるだろうけれど、楽しいことを楽しいと感じてしまうのは動物としての本能だ。また、赤木しげる大先生も「狂気の沙汰ほど面白い……」という金言を残されている。そして彼らの常軌を逸したヒリつくような行動の数々は、いつだってたまらなくロックだ。

そうであれば、やはり僕らはいつまでも恋を忘れてはならないのではないか?いつまでも恋なんかして、みっともない……という意見なんてものは所詮対外的な体裁を取り繕った優等生の発言、ぼくらは本質的にもっと自由であるはずだし、いつまでも恋をしていてもいいのだと思う。むしろ人生を充足させるためには、死ぬまで恋をしていた方がベターである気すらしてくる。

更にいえば、恋なんてものは決して叶わない方がいい。風車に立ち向かうドンキホーテの姿がたまらなくソウルフルに見えるのは、その先に何も待ち受けていないことが明白だからだ。それなのに果敢にドンキホーテは挑戦を続ける。その姿こそが僕らの胸を打つのであり、また終わりのない作業に取り組むドンキホーテは、生涯が挑戦の連続、死ぬその瞬間までエネルギッシュなのだろう。

ということで、僕は一生恋をしていこうと思う。と、ここで疑問なのだけれど、晩年に差し掛かった男女というのは一体どのような恋を育むのだろうか?さすがにその歳になればセックスをしたいだとか、俗な欲求はないだろう。ではその時に僕が異性に対して希求するものって、一体なに?

結局セックスもある種のコミュニケーションのツールであると考えれば、やはり将来的な恋に求めるのも相互理解とかそのあたりになるのではないだろうか。であるならば、そこにあって大事なのは言葉のキャッチボール、ソウルとソウルのぶつかり合いだろう。

肉欲棒太郎、80歳。基本的に僕には年下属性はないので、その時好きになる人はきっと同い年か年上だと思う。仮にここでは僕の意中の人をあおいさん(91)と設定しておきたい。

あおいさんは角のタバコ屋の看板婆。僕がいつもショートホープを買いに行くと、決まって両手で僕の手を包んでくれる。仁丹臭い吐息で「毎度ありがてえ、ありがてえ」と語りかけられるうちに、いつしか僕はあおいさんに心奪われた、と設定しておきたい。

触れたい、あおいさんのホワイトヘアー(白髪)に。嗅ぎたい、トモエさんのシニア・フレグランス(加齢臭)を。いつしか僕の心の中に、そんな変態じみた欲求がチラリ。でもそんな僕を誰も責めることはできないだろう。なぜなら、恋って自由なものなのだから。

80年を生きた男は、もはやメールだなんて回りくどい手段は使わない。用いるのは当然に矢文だ。和紙を広げ、僕はそこに毛筆で思いの丈をぶつけるのである。


『あおいさんのパンツは何色?ちゅっちゅしたいおー^^』


鏑矢の先端にこの世で最もピュアなラヴ・レターを括り付けると、僕は静かに弦を引く。矢は見事にあおいさんの頭蓋骨にクリティカルヒット。血を噴き出しながら倒れこむあおいさん。僕の方に迫りくる新潟県警。あおいさんは即死だった。思いを込めたラヴレターは証拠品として押収され、その文面の異常性からマスコミは事件を煽り立てる。僕は一躍時の人となるも、獄中でひっそりと死ぬことだろう。でも後悔はない、なぜならあおいさんはずっと僕の中で生き続けるのだから。アオイ・マイ・ラヴ・フォーエバー。

引き続きこんな妄言を書こうと思ってはいたのですが、先ほど友人から『この前子供が生まれたんだよ!』というハートフルなリリックと共にヤツの元精子(通名:赤ちゃん)の写真が郵送されてきて、その可愛さに驚嘆しながら再びウィンドウに目を向けると飛び込んできた文字は『あおいさんのパンツは何色?』などという狂った言語。何かもう彼と僕とは細胞レベルで違う生き物であるような気がしてきた。

昔は成績表であいつの英語が3で僕が5だったのにな。
数字だけでは計れないものって、確かにあるよ。


どうしてこんなことになってしまったのだろう。


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posted by 肉欲さん at 15:03 | Comment(54) | TrackBack(0) | 日記 このエントリーを含むはてなブックマーク
この記事へのコメント
そんな肉さんを作る細胞すべてがいとおしいんだぜ
Posted by   at 2007年09月10日 15:16
年下属性ないんですか?!
てかあおいさんて…
本当好きですね(´ω`;)
Posted by シイナ at 2007年09月10日 15:25
シニア・フレグランスwwww
Posted by at 2007年09月10日 15:26
シニアな世界観がとてもリアルでした。
Posted by 83才・男性 at 2007年09月10日 15:27
そんな肉さんは最高にかっこいい
Posted by at 2007年09月10日 15:34
矢文 糞ワロタw
Posted by at 2007年09月10日 15:39
うん、なんか、本当、乙
Posted by at 2007年09月10日 15:44
恋の仕方がわかりません ><
Posted by シン at 2007年09月10日 15:47
>どうしてこんなことになってしまったのだろう。


それぞれのスタート位置が違えば、これまで進んできたルートも違うんじゃないですかね?
Posted by 名無し at 2007年09月10日 15:52
精子が悪かったんじゃね?
Posted by ガゼル at 2007年09月10日 16:10
私が小学生の頃、男子の間では好きな子の机に座るという行為がメチャ流行ってました。
Posted by きびなご at 2007年09月10日 17:45
老人ホーム内の恋愛はドロドロしているらしい、みんな命がけだから…
Posted by 育子 at 2007年09月10日 17:57
あおいがトモエになってるのはミス?ではなくて?
Posted by 774 at 2007年09月10日 18:22
シニア・フレグランスwwwwwっうぇwwwwっっうぇwww
すごいツボッたですwwww
Posted by にき at 2007年09月10日 19:05
>どうしてこんなことに〜

その思考が恋の終わりの始まりだったりしてw
Posted by ナオリ at 2007年09月10日 19:13
なぜこんなことに・・・
Posted by KDDI at 2007年09月10日 19:20
Sexが好きな気持ち、それだけは誰しも共有している

故に皆同じ
と考えるのはどうでしょうか
Posted by ニシヒガ at 2007年09月10日 19:28
肉さんは、いつまで経っても若そうだなぁ。てか老いを取り払おうとする姿が、もう。
そんな肉さんが好きだよ-
Posted by ぱーる at 2007年09月10日 19:29
そんな肉さんが大好きだ
ずっとこのままでいてください
Posted by at 2007年09月10日 19:43
精子じゃないとすれば卵子がわるかったんじゃない?
Posted by kai at 2007年09月10日 21:46
セックスだって若いならではのコミュニケーションツールか……なんか素晴らしいな。
Posted by のどあめ at 2007年09月10日 22:44
ミニにタコ

って…ミミにタコじゃないんですか?><
Posted by at 2007年09月10日 22:54
嫌だなあ、こんな現実夢オチですって。
早く起きましょうよ。
Posted by はっさん at 2007年09月10日 23:12
とりあえずそれはもっと年を重ねてから考えましょうよ。まだ答えを出すには若すぎる早すぎる。まぁとりあえず飲みましょうよ。
Posted by 生 at 2007年09月10日 23:21
人は常に悩み悩まされ、いきていかざるをえない。

筋肉少女帯でもきいて落ち着きましょ?(*´∇`*)

それにしても比喩がすばらしいですね(*^∇^*)

あぁ(^-^;)ヌンコがまれたわ(*^□^*)
Posted by 彩夢 at 2007年09月10日 23:47
>どうしてこんなことになってしまったのだろう。

あぁ、「わかるよ。」としか言えません。


あぁ、でも英語は3で保健は5だったのかも……。
Posted by mikami at 2007年09月10日 23:57
矢文の中身に盛大に吹いたw
肉さんのお気持ち察しますよ・・・。
僕もどうしてこんなことになってるのやら。
Posted by at 2007年09月11日 00:34
じいちゃんは触るだけで良いって言ってました。
恋じゃなくてただ若い娘に触りたいと。
Posted by きよんど at 2007年09月11日 00:34
どう考えてもおっぱいパブが狂わせたとしか思えません。
Posted by か at 2007年09月11日 00:38
最近体験談が少ないし、似たような文章が多いな。
例えばどの文章にもセックスの単語が載ってることとか、なんか萎えるぞ。
Posted by 暇人 at 2007年09月11日 00:48
鏑矢のラブレター…そんな終わりって素敵!
Posted by あい at 2007年09月11日 00:57
相手の頭に直撃させる程の弓の腕がほしい。…………別に使い道ないけど。
Posted by M2 at 2007年09月11日 01:22
年下あかんのですか,失恋(´・ω・`)
どぉりで矢文が飛んでこない(´_>`)
私ならどんな内容の手紙でも,肉欲さんからなら喜んで股広げます^^
Posted by ドエム at 2007年09月11日 01:26
友人からの年賀状、もしくは暑中見舞いに載ってくる子供の写真。
破壊力ありますよね…

ハートを壊されますわ。
Posted by ウシンコ at 2007年09月11日 02:03
>暇人
自分も似た文章が多いなと思ったけど、
それは、恋をしてる〜から〜♪?
Posted by at 2007年09月11日 03:54
えーと、どこら辺がロック?wwww
Posted by Sim at 2007年09月11日 04:13
肉さん…まだ、あおいに未練が…
Posted by 茂吉 at 2007年09月11日 06:43
高齢者でも、男性では半数の人が性欲があります。生殖機能があるかは別として。
女性は男性よりは少ないですが。
高齢者=セックスしたいと思わないは偏見ですよん。
老人ホームのベッドで複数の男性(もちろん利用者同士)と関係を持ち、お金を受け取っていた女性もいるそうですよ。

結局人間っていくつになってもセックスしたいもんなのかなあと思います。
Posted by at 2007年09月11日 06:54
うちのじぃちゃん、80超えてもSEXしてたよ〜。
ばぁちゃんは体力ないから、じぃちゃんは近所のばーさん達を片っ端から相手してましたww
Posted by キヨ at 2007年09月11日 07:04
僕、恋してません。あの頃の僕も青かったですよ。あ、今もか。

それにしてもなんという80歳wwwwwwww
Posted by lie at 2007年09月11日 07:18
>キヨさん

kwsk
Posted by at 2007年09月12日 00:41
うちの死んだジージはボケてもケツを触りたかったらしく、なにを血迷ったか、娘(おかーさん)のケツを撫でくりまわしたとか。

人間ってすごい・・・。
Posted by ごんた at 2007年09月12日 01:22
今は倍率が高すぎるので、いつか肉さんが歳をとって要介護状態になったときにお世話をしたいと思います。


これは恋ではなくもはや愛。
Posted by at 2007年09月12日 09:39
年を取るとセックスしたくなくなるんですかね??

年を取っても酒は飲みたくなるとは思うんですが…


しかし、80才のあおいさんって(´∀`●)(笑)
Posted by ゆーき at 2007年09月12日 13:34
肉たんは間違えてないよ!(>_<;)ま。まちがえてなんか…
Posted by よったん at 2007年09月12日 17:20
セックス願望にしても、単に性欲を満たしたいだけではないということですね、と童貞の僕が言ってみる
Posted by つーちん at 2007年09月12日 17:58
恋≒性欲なんですかねぇ、やはり。
Posted by ゆう at 2007年09月12日 18:32
年をとってもエロく逞しくありたいものですね
Posted by すぃどら at 2007年09月12日 20:21
しかしここは多岐に渡って秀逸な方が多いですね。

リアル老人の性のために会社退社させられそぅになりましたけどね。
関係ない話ですみません。
Posted by ЁmÅ at 2007年09月13日 19:03
>暇人
さんたちに同意。
最近文章の傾向が少々おかしいぞ。
みんなは何も感じないのか?
ぜってー女できたんだか変わったんだかだな。ガチw
Posted by 2974 at 2007年09月13日 21:40
肉欲さん、周りはどんな感じですか。
悲喜交々でしょうか。
肉さんは来年?
ブログは続けますか?
なんにせよ、がんばってください。
Posted by at 2007年09月13日 22:12
女ができたとかなんなの?決め付けるなよ。








男かもしれないだろ・・・・、常考・・・・。
Posted by at 2007年09月16日 22:32
何かもうぶっ壊してやりてえ
Posted by 動く肉 at 2007年09月18日 05:31
元精子www
肉さんがんばですぅ><
Posted by at 2007年09月27日 18:35
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