【登場人物】
肉欲……肉欲企画管理人
キティ……なんたらかんたら管理人
加藤……
本来であればこの日記の次にアップする予定だった日記。
それでは、どうぞ。
『ちっぽけな物語』
先日、キティさんとのガチムチティな話を書こうと思い、ご丁寧にも本人に
『そろそろキティさんを徹底的に嬲る形式の日記を書きたいんだが……どうだろう』
というパーフェクトに気の触れたメッセージを送りつけ、了承を得たのですが、これが中々書けないもので。やっぱこれっつーのはあれだよな、好きな人はオナネタにできない!という青春時代特有のカサブタ的なマインドだよな。えっ、僕のこの気持ち、これはもしかして、もしかして?
とはいえ一方通行の恋はあまりにも辛い。僕はすんなりキティを諦め次のステージに向かうことにします。愛に終わりがあって、心の旅が始まるのさ。さようなら、キティ。私が愛した人。
『昔私が愛した人』 夏木マリ
古い歌が ラジオから 不意に流れるの
昔いつも 聴いていた 憂鬱なブルース
あの頃私は今より ずっと若くて泣き虫
あんなに恋していたのに いつも悲しくて泣いた
昔 私が愛したキティ
昔 私が愛したキティ
昔 私が愛したキティ
本当に愛してた
古い歌が ラジオから 不意に流れるの
昔いつも 聴いていた 憂鬱なブルース
あの頃私は今より ずっと若くて泣き虫
あんなに恋していたのに いつも悲しくて泣いた
昔 私が愛したキティ
昔 私が愛したキティ
昔 私が愛したキティ
本当に愛してた
なんだよその目は。ここは僕のブログやぞ!何書いても、文句を言われる筋合いじゃないわよ!アンタってもしかして、人の家に勝手に(実に勝手に)上がりこんで、タンスの上を指でツツーってなぞって、あまつさえ「汚いねえ」みたいな発言をしてしまう類の人?どうかと思うぜ、その考え方。俺は俺なりに、今の生活が快適なんだ。
そんな僕の精神を犯すことは不可能ですが、キティを犯すことは意外とイージーです。犯す、それも文字の上でね。今夜、不運(ハードラック)と輪舞(ダンス)っちまうのは、間違いなくキティだ。
・・・
『枯れ木に満ち花 〜今夜の夕飯は、ナスよ〜』
僕とキティは高校の同級生だった。あの頃のキティは相当のワルで、授業中だっていうのにいつもマックのパワーブックで2ちゃんのスレ、それもアウトロー板とモー娘(狼)ばかりを見ていた。電話回線はあたりまえのように職員室からパクり、それでも世間体ばかり気にする教師は、キティの蛮行を咎められないでいた。
そんなキティだったけれど、不思議と僕とは仲良くしてた。キティは休み時間によく僕に向かって「おい、山崎渉って知ってるか?」みたいなことをあどけない笑顔で語りかけた。インターネットに疎い僕は、少しだけ困った顔で笑いながら、キティのパワーブックを覗き込んだりもした。
その年の夏のことだった。キティはエアーマックス狩りのし過ぎで警察の厄介になった。幸い初犯ということもあり、キティは停学処分で済んだ。僕はホッと胸を撫で下ろしたのだけれど、停学明けのキティはもうかつてのキティではなかった。
大人なんて、みんな糞野郎だ
何があったのかは、僕には分からない。ただ、あの日まで少なくとも僕にだけは確実に心を開いていたキティは、もうどこにもいなかった。彼はネットアイドル気取りの女のHPに赴いては、メガ粒子田代砲を打ち込むという非道極まりない行いを連日続けた。
そして1年の月日が流れ――
僕らは無事に進級した。その頃のキティは、既に近隣一帯の高校をシメ上げ、泣く子ももっと泣くくらいの番長になっていた。毎日のように放火・殺人・内乱・年金未払いなどの重犯罪行為に繰り出すキティの拳は、日に日に赤く染まっていった。もちろん、僕と彼が会話することはなくなっていた。
ちょうどその頃、加藤という非常に肉の好きそうな男が僕らの高校に転校してきた。時代遅れのツーブロックヘアーを颯爽と披露してくれた加藤は、転校デビューを果たそうとしていたのだろう、教室をグルリと眺めると、ひとりひとりに鋭い視線を投げた。休み時間になる度に「この薬がたまんねんだよ……」と問わず語りに呟きながら、パケットに入ったフリスクをガリリと噛んでいた。池沼だった。
そんな加藤が、ある日キティに噛み付いた。
「オウ!?恐怖番長だかなんだか知らないけどよお、スカしてんじゃないよ!」
フリスク臭い息でキティに絡みつくミートライクボーイ、もとい加藤。手には和式ナイフ肥後守が握られていた。ゴクリ、と緊迫した空気が教室中に流れる、かと思いきやクラスメイトは極めて冷静に「またあの池沼が何か妄言を吐いてる」みたいな、クールな素振りでターゲット1700に目を落とした。すると次の瞬間。
「ハアッオ!」
加藤の叫び声が教室に響き渡る。キティのイオナズン級のパンチが加藤の顔面にサクレツした。そして止まないキティの猛攻。加藤は5秒でボロクズになった。キティの火力は圧倒的だった。
「キティもうやめて!加藤のライフポイントは0よ!」
これは僕の言葉。思考より先に、体が動いた。加藤の身を案じてのことではない。あんな池沼はどうでもいい。ただ、ただキティに犯罪者になって欲しくはなかったから――だから僕は、キティの前に立ちはだかったのだ。
「うるせえ、しゃぶれよ」
「もちろんだよ」
そして始まる濃厚な、ねっとりとしたフェラチオ。巧みな僕の舌づかいがキティの肉ティを這う。恍惚とした表情を浮かべるキティ、こうかはばつぐんだ。
「なんて美しい」
いつの間にか周りに集まったギャラリーが、僕のフェラテクに感心のため息をつく。中には泣いている者もいた、と後になって聞いた。加藤は静かに息を引き取った。孤独な最後だった。
「もっと裏筋を重点的に攻めてくれい」
「もちろんだよ」
キティが綿羽のように繊細で、でもどこか懐かしい言葉を僕に投げかける。まるで、あの日の二人に戻ったかのように……僕は暖かい気持ちでいっぱいになった。やはりキティは変わってなんかいなかったのだ。
突然、空気が変わる。周りが静かに息を飲むのが、雰囲気で伝わってきた。フィニッシュだ――誰かが、言った。終わりの始まりの幕が、ゆっくりと開きだした。
「全部飲めよ」
「ちんぽおいひい」
率直な、言葉だった。それはあまりにも素直すぎて、素直すぎるからこそ大人になれば気恥ずかしくて吐けないような……そんな種類の言葉だった。それはもしかしたら、大人とも子供ともつかない、本当に曖昧な年齢の僕らだからこそ――あるいは、僕とキティだからこそ――紡げた、紡がれた言葉だったのかもしれない。
「うう、出る!」
刹那、世界が瓦解する音が聞こえた。あまりにも激しく吐き出されたキティのゼイメンは僕の喉を貫き脳幹を切り裂き、空を舞い、壁を突きぬけ、天空に旅立つ。そしてその先にある月へと向かい、その獰猛な牙は天空に存在する月を粉々に――破壊した。
「もうおしまいだ。何もかも。森は死んだ」
「終わっていない。 私たちが生きている」
僕は力強い言葉と共にキティの手を引くと、加藤の遺体を抱いてシシ神に向かって叫んだ。
「シシ神よ!加藤は返す!だから月をなんとかしておくれ」
「ようがす」
狂ったデイダラボッチと化したシシ神は、池沼の死体を極めて事務的に回収すると、何事もなかったかのように月を修復した。これにより再び月の引力が回復し、地球の森羅万象の何もかもが元通りに――文学的に言えば、キティの射精以前に――戻った。
「それでもやっぱり人間は嫌いだ」
「分かった。けれど会いに行くよ、ヤックルに乗って……」
僕らはそのままヤックルを屠殺すると、みんなでワイワイとヤックル鍋を囲んだ。鍋を囲んだもの同士は、心の友となる……その言葉通り、キティと周りの間にあったわだかまりは、鍋が空になる間にすっかりと消えた。
見上げる。夜空には億千の星たち。
その星の向こうから、加藤がにっこりと笑っているような気がした……と言えばそれは感傷に過ぎるのだろうか。ありがとう、佐藤、そしてサヨウナラ、後藤。
これは、僕とキティとの、ちっぽけな物語。
〜ものノンケ姫 おわり〜
・・・
言っとくけど、俺とキティさんはとんでもなく仲がいいつもりですよ。
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急展開に脳幹がついてきていません。
「もちろんです」
フイタwwww
でもそこが好きだぜ( ^ω^)
カオスwww
最後の『ものノンケ姫』でヤラれてしまいました!
アンタやっぱり最高だょ♪
寝る前に読むんじゃなかったwwwwww笑いすぎて眠気トンだww
お気をつけあそばせ…
ツーブロック・ツーブロック。