・・・
キーンコーンカーンコーン。
間の抜けたチャイムが、授業の終わりを知らせる。
時は初夏、照りつける太陽が僕らの体をはしゃぐように照らした。
〜( ^ω^)ブーンがカップル喫茶に行くようです〜
( ^ω^)「ひい、今日も暑いお」
流れ出る汗を手の甲でグイ、と拭いながらブーンは抜けるような青空を睨みつけた。夏は嫌いな方じゃないし、女の子が薄着になるのは何よりも好ましい。けれど、近時の異常な暑さとくれば――さすがに辟易してしまう。
( ´・ω・`)「やあブーン。相変わらずバカみたいに暑いね」
声のした方に振り返ると、そこにはクラスメイトのショボンがいた。暑い、という言葉とは裏腹に、ショボンは飄々とした涼しげな顔をしている。いつだったか「僕、汗腺が発達していないんだ」というようなことを言っていたのを思い出した。
( ^ω^)「まったく、たまんないお。このままじゃ干からびてスルメみたいになっちまうお」
胸元を手でバタバタと仰ぎながら、ブーンはショボンの言葉を混ぜっ返した。校舎の裏手の辺りから、ヒグラシがカナカナカナとやかましい声を上げるのが聞こえる。
( ´・ω・`)「今日は半ドンだし、良かったらこれからどこかに涼みに行かないかい?」
歩きながらショボンが提案した。昼からの予定も持ち合わせていなかったブーンは二つ返事にショボンの申し出に乗ると「じゃ、こっちに……」と気ままに歩くショボンの後ろを気だるそうに追った。
( ^ω^)「そろそろ夏休みだお。やっぱり夏くらいは彼女が欲しくなるお……ショボンの方はどうなんだお?」
( ´・ω・`)「……」
快活にショボンに向かって話しかけるブーン、しかしショボンは暑さにやられたのか、それとも他に考え事をしていたのか、ブーンの問いかけには何も答えずに歩みを進めた。
( ^ω^)(いくら暑いからって感じ悪いお……)
学校から街へと続く、なだらかな坂。その時、西の方から大きな風が吹き、坂の両手に植わっていたクスノキの葉をガサガサと揺らした。
( ´・ω・`)(彼女なんて……)
それは突風のせいなのだろうか――突如セミの鳴き声が止み、辺りはまるで時が止まったような静寂に包まれたのだった。
・・・
( ´・ω・`)「ここに入ろう」
繁華街に出てしばらくしてのことだった。相変わらずショボンは何も喋っていなかったが、それでもどこか急ぐような足取りは止まることはなかった。先立ってショボンに無視されたことに多少気分を悪くしていたブーンだったが、それでも何の気なしにショボンの後に続いていた。
( ^ω^)「なんだお?ここは……」
見上げた先、視線の向こうには、それまで気にもとめたことのなかった雑居ビルが建っていた。目には映っていたのだろうけれど、認識レベルには達しないような、それはまるで存在感を背景から消し去ったような――そんな、独特な佇まいのビルだった。
( ´・ω・`)「ここに行き着けの喫茶店があるんだ。いつもマックとかばかりだろ?たまにはこういう所もいいんじゃないかと思ってね。さ、入ろう」
ブーンの意向を伺うでもなく、あくまで決まったことのように淡々と事を進めるショボン。多少引っかかるものがないわけでもなかったブーンであったが、それでも太陽は益々その照度を増していく。促されるままに、ブーンはビルに足を運んだ。
( ^ω^)「ひいひい、このビルにはエレベーターもないのかお」
( ´・ω・`)「古いビルだからね。ごめんよ」
窓ガラスひとつない階段を二人は息を切らして登っていく。うらぶれた、という形容がピタリと当てはまるくらいのビルの階段は、せめて太陽が当たらないぶんひんやりとした空気が流れていることだけが救いだった。
( ^ω^)「俺、この階段を登りきったら、アラバマの実家のクリーニング屋を継ぐんだ……」
( ´・ω・`)「それなんて死亡フラグ?」
ブーンの冗談に、ショボンが軽口を返す。息は切れていたが、間髪入れずのショボンのツッコミに、ブーンの頬も自然と緩んだ。
( ´・ω・`)「ここだよ」
ショボンの示した先には、表面に皮張りの施された分厚いドアがあった。喫茶店にしてはバカにものものしい……と一瞬だけブーンは思ったが、何より炎天下で蓄積された疲労と、ここまで登ってくるまでの体力の磨耗が激しかった。
( ^ω^)「とにかく入るお。僕はカルピスが飲みたいんだお!」
それだけ言うと、ブーンはショボンを先んじて喫茶店のドアを開ける。引き戸のドアは中々に重かったらしく、ブーンは開けるのに少しだけ手間取っていたがそれも僅かな間のことで、すぐにブーンはどたどたと店の中に入って行った。
( ´・ω・`)「たんと飲ませてあげるよ……僕のカルピスをね……」
・・・
( ^ω^)「なんだか薄暗いお店だお」
登ってきた階段と同じように、ブーンが入った喫茶店にも一切の窓が存在しなかった。天井に設えられていたのは僅かなブラックライトばかりで、しっかりと目をこらさなければ店内の様子は何も窺えない状況。だからブーンの入った店は、およそ通常予想される喫茶店とは様相を異にしていた。
( ^ω^)「ショボン、何だおここは……」
('A`)「やあショボンくん、今日はカップルで来たのかい」
困惑するブーンの脇から、冴えない顔をした男が割り込んできた。歳はおよそ30代半ばほどであろうか?タキシードのような服に、蝶ネクタイをつけている。
( ´・ω・`)「どうも、ドクオさん。たまには同伴で来ないとアレですしね……さ、ブーン。あそこに座ろう」
何がなにやら分からぬままに、ショボンの導かれるまま席へと移動する二人。ブーンは多少困惑したものの、店内はひんやりと冷房が効いており、それがため今更「また外に出よう」という気持ちには到底なれなかった。
( ^ω^)「クッション硬いお」
店には他に誰もいなかった。頭の上の方から流れている音楽は、おそらくジャズだろうか?それにしてもソファーが全て前向きにしか並んでいないというのはどういうことなのだろう。これでは、ショボンと僕とは隣同士で座らなければならないじゃないか……といったことをブーンが考えていると、ショボンは当たり前のようにブーンの隣に腰を下ろした。
('A`)「今日はここでクソミソしちゃうのかい?」
( ^ω^)「え」
二人が座ったと同時にマスター(と思しき人物)がショボンとブーンに話しかけた。クソミソ?そんな味噌なんてあったかな……と漠然と考えていると、ショボンがおもむろに口を開いた。
( ´・ω・`)「汚さないから大丈夫ですよマスター。この日のために僕、しばらく朝食はヨーグルトしか食べてないですから」
('A`)「ガチムチの鏡だな」
短いやり取りを終えると、二人にチェイサーを出したマスターは親指を立てながらはす向かいのソファーに座った。え、オーダーは?と思うブーンだったが、寸後にそのような疑問は決壊することとなる。
( ´・ω・`)「ブーン。僕は乾いているんだ」
( ^ω^)「ショボン、それは水じゃなくてチンポだお」
( ´・ω・`)「もちろん知っているさ。僕の乾きを癒すのはブーン、君のチンポしかないんだ」
( ^ω^)「気が 狂うとる」
その時、ブーンの目に壁に張られた張り紙が目に入った。店に入った当初は薄暗くてよく見えなかったけれど、暗さに慣れてきた今、ようやくとそこに綴られた言辞が読解できる。
( ^ω^)「当店は男同士が掘り合う、新感覚のカップル喫茶です……こころゆくまで掘り合ってください……と。たまげたなあ」
( ´・ω・`)「そういうことなんだ、ブーン。だまし討ちのようになってしまってすまない。でも、君を思うこの気持ち、それだけは確かなんだよ!」
( ^ω^)「ごめんこうむる。ワシは女の方がええ」
('A`)「おいおい、つれないことを言うなよキミィ。僕は、キミみたいな男(ガイ)がタイプなんだからさぁ!」
( ^ω^)「なにをするきさまらー」
突然、マスターがブーンを組み敷いた。本来ならば経営者として店の秩序を保たなければいけないはずのマスター、しかし客も存在しない現在の店内にあって、マスターにそのようなモラルを遵守させる素因は存在しなかったのである。
('A`)「キミ、可愛いね。僕のタイプだよ。ショボンくんはあいにくだけど……キミの顔を見ていると、ほら。僕のフォッサマグナももう大変なことになってしまってね」
( ;ω;)「まさか童貞より先に処女を捨てることになるだなんて……無念」
('A`)「いざ参る」
マスターがゆっくりと、しかし確実な動作で己の腰周りを締め付けていたベルトを緩める。それと同時に、天に向かって屹立したピナスが薄暗い店内に現れた。最早これまで……ブーンはうっ血しそうなほどに下唇をかみ締めた。
('A`)「天井のシミを数えていたら終わるからね」
( ´・ω・`)「そうはいかない」
ニュグ!鮮烈な音が店内に響き渡った。しかし、ブーンの肛裂には未だ破瓜の痛みは響かない。であるとすれば、先ほどの猥雑な音は一体……。
('A`)「カッ!ハァッオ!しょ、ショボンくん、一体なにを……!」
( ´・ω・`)「こういう穴を待っていた」
見ると、ショボンのいきり立った太マラがマスターのケツマンコにスッポリと収まっている姿がそこにはあった。一体、店内に何が――。
( ´・ω・`)「マスター、僕はずっとあなたが好きだった。でも、あなたは僕に振り向いてくれなかった……悔しかった。そして、悲しかった。だから僕は、あなたのタイプであるブーンを連れてきた。そう、僕の目的はあくまでもあなた、だからブーンは単なる疑似餌……」
('A`)「ぬかった……ぬかったよ……ハアッオ!」
言葉と共に激しく腰をシェイクするショボン。
大地を鳴動させるがごときその腰使いに、思わずブーンも圧倒される。
( ´・ω・`)「いい、いいよマスター。僕はこれが欲しかったんだ」
('A`)「ンギモッチイイ ンギモッチイイ」
( ^ω^)「気がくるうとる」
目の前に広がる情緒的な光景に、思わずブーンも涙する。
店の中には、ただただ原初の「ニンゲン」の姿が展開されていた。
( ´・ω・`)「イグッ!」
('A`)「ンニュッ!」
( ´・ω・`)「……!」
( ^ω^)「ど、どうしたんだお!」
( ´・ω・`)「死んでる……」
突然死んだ、マスター。
快楽の果てに死んだのであるとすれば、もしかしたらマスターは幸せだったのかもしれない。
しかし――死ぬタイミングとしては、あまりにも突飛に過ぎた。密室、山荘、そしてアリバイ……全ての要素が『事件』という要素に向かって収斂していった。
( ^ω^)「これはとんでもない事件の序章(プロローグ)に過ぎない予感がするお」
( ´・ω・`)「ああ、そうだな。今こそ僕たちMMRが立ち上がり、この『マスター怪死事件』の真相を解き明かす時だ」
( ^ω^)「だお!」
立ち上がる。また、死ななくてもいい人物が――死ぬべきではなかった人材が――死んだ。
ショボンとブーンの心の中に熱く、そしてどこか冷静な怒りの炎が、燃え盛った。
( ^ω^)( ´・ω・`)('A`)「俺たちのクソミソはこれからだ!」
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次回作にご期待下さい。
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単語が出てくる度テンションあがった・・・!!
天才やでほんま。。
肉欲さんのクオリティにびっくらしました
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肉さんは期待を裏切りませんね^^
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