・第1部
【ガチムチ警報発令中】
・・・
一回表
榛名「加具山さん、そろそろ上がりましょうよ」
加具山「いや、俺はもう少し練習するよ」
榛名「適度に力抜かないと体壊しますよ」
加具山「天才が分かったような口を聞くなよ」
ガッシ ボカ バキッ ボコッ
榛名「ギャ、グッワ。痛いよ加具山さん」
加具山「本当に痛いのか?」
榛名「実に心地よいです」
加具山「ようし」
・・・
一回裏
加具山「廃校舎なら誰も来るまい」
榛名「何だかドキドキします」
加具山「生娘でもあるまい。さあケツミットを開くのだ」
榛名「くぱあ」
加具山「よく整備されている」
榛名「褒めても何も出ませんよ」
加具山「ナニかは出るだろ」
榛名「かなわないなあ」
・・・
二回表
榛名「こんなアクロバットな体位、初めてです。体が痛いです」
加具山「体を酷使することにより、超回復を狙うんだ」
榛名「知性あふれる先輩がいて、僕は幸せだ」
加具山「ローションがないからロージンでいいだろ」
榛名「ケツマンコにあえての滑り止めかあ」
加具山「パイオニア、的なね」
・・・
二回裏
大河「誰かいるのかー」
榛名「まずい、キャプテンだ」
加具山「とりあえずケツを隠そう。やあキャプテン、こんな時間に散策かい」
大河「おやカグヤン。そちらこそ二人で何をしていたんだい」
加具山「うーん、セックス……だな」
榛名「あっさりゲロしやがった」
加具山「いつまでも隠しきれるものでもないだろう」
大河「これは大問題だぞ」
・・・
三回表
花井「おい、武蔵野第一高校で何か揉め事が起きたらしいぜ」
阿部「武蔵野……どういうことだ」
花井「なんでも投手二人がクロスプレイで大変なことになったとか」
三橋「面妖だなあ」
阿部「俺には関係のないことだ」
三橋「阿部くん」
ドタバタ シャンシャン
阿部「むしゃくしゃする。おい田島、しゃぶれよ」
田島「唐突に言われても、俺今日はあの日だし」
阿部「申し訳ない」
・・・
三回裏
三橋「阿部くん、やっぱり今から武蔵野に行こうよ」
阿部「今更、俺が榛名に会っても話すことはないよ」
三橋「よく考えたらまさにその通りだね。やめよう」
阿部「このドライさ加減が平成の世の中か」
モモカン「道は前にしかないのよ、阿部くん。アッン!ビクンビクン。まずい膣汁が」
花井「おや、どこからともなく水溜りが」
モモカン「それはきっと清掃ワックスね」
花井「へえ」
・・・
四回表
加具山「マネージャー、あれは出来心だったんだ」
マネ「不潔。変態。ビッチ。もっと遠慮して生きてよ」
榛名「一瞬のことでした。気づいた時には加具山さんの村正が僕の腸内で蠢いていて、それで」
大河「たまげたなあ」
マネ「でも榛名くんも少しは感じてた、そうでしょう?」
榛名「生理現象は仕方ありません。お尻は頭脳でコントロールできませんからね」
大河「さしもの天才ピッチャーも、下半身の制球力は得難いと見える」
加具山「とんでもない好き者ですよ、正味の話」
・・・
四回裏
監督「何事かね」
大河「まあご覧の通り、ここが愛の流刑地です」
監督「ははあ」
加具山「僕は彼を愛してしまったんです。これは仕方のないことだ」
榛名「加具山さんにビデオを撮られて、脅されました」
加具山「お前の決め球はいつだってストレートだったよ、榛名」
・・・
五回表
マネ「じゃあこうしましょう。加具山くんは責任を取って退部。
迫られた関係を拒めなかった意志薄弱な春名くんの処分は保留。
キャプテンの大河くんの処分もとり急いで保留。
こんな感じかしらね」
監督「なるほど、それぞれが少しだけ我慢する、まさに三方一両損というわけだ」
大河「ヨッ、名判事」
加具山「一足早い夏休みかあ」
榛名「俺、先輩のこと忘れないですよ。加賀山さん」
加具山「泣かせるなあ」
・・・
五回裏
榛名「秋丸、アナルセックスってどんな気持ちなんだろうな」
秋丸「え?なに?」
榛名「だからアナルセックス」
秋丸「おれはマンUの方が好きだよ」
榛名「アーセナルスもいいと思うんだけどなあ」
―――
榛名「俺はチキンだ」
・・・
六回表
榛名「花とか虫とか有無を言わさず踏み潰したい気分だなあ」
加具山「よう大将、冴えない顔してるね」
警察「接近禁止命令を破りました。逮捕します」
加具山「こんな時だけ有能な公僕というのは、本当に苦々しい存在だと思いますよ」
警察「署で聞く」
加具山「カツ丼出ますか?」
警察「出ない」
加具山「何が出るんですか?」
警察「判決かな」
加具山「三権分立を実感できて、僕は幸せ者だ」
榛名「おーい、グローブ取ってくれー」
・・・
六回裏
〜三星学園〜
高野連「あなたのとこ、スポーツ特待生を受け入れていますよね」
監督「いいえ、そんなことは」
高野連「えっ、そうなの」
監督「受け入れてます。それもかなりの数です」
高野連「どうするんですか?」
監督「全員クビにしますよ。我が身可愛さに」
織田「へえ、と思ったね」
・・・
七回表
篠岡マネ「ウウ ハアハア グチュグチュ いや だめ だめと思っても 手が止まらん」
グチョリ グチョグチョ ピピピピ メメタァ
篠岡マネ「いく いく いっちゃう」
三橋「全部見させてもらったよ。とんだマネイジメント担当だ。
さて、これからどうなるかは分かると思うけど」
篠岡マネ「なんという卑劣な投手。それでもチンポが付いているの?」
三橋「付いているよ。どれ、ひとつ」
篠岡マネ「おやおや、ビックブリッジですこと」
三橋「饒舌な娘だなあ」
・・・
七回裏
篠岡マネ「私をどうするつもり」
三橋「分かっているんだろう?俺も男だ」
篠岡マネ「あんまり安くみないで欲しいわね。私のビラビラは、ピンクよ」
阿部「まだかよ、三橋」
三橋「そういうことだから、僕らの情事をビデオに納めて欲しいんだ」
阿部「青春の記録、的なね」
篠岡マネ「はーい阿部くーん、2カメに目線ちょうだーい」
・・・
八回表
志賀「……ということで、方向ベクトルの絶対値を1とすると……」
田島「ベクトルって、象徴的に過ぎるよ」
花井「なんだか、興奮してきた」
阿部「ベクトルなんて破廉恥にもほどがある」
三橋「クッ!静まれ俺の邪気棒」
志賀「お前ら全員立ってろ」
田島「先生、僕らもう既に……」
志賀「ははあ」
・・・
八回裏
榛名「性欲の捌け口が、どこにもないときたもんだ」
阿部「榛名さん」
榛名「た、タカヤ」
阿部「俺のキャッチャーミット、きちんと磨いておきました。クパア」
榛名「いいのか?今の俺の放る球はとんだ棒球かもしれんぞ」
阿部「いいんです棒玉でいいんです。さあムービングファストボールを僕にプレイボール」
榛名「おまえときたら最高の恋尿棒だよ」
―――
榛名「こんなBL小説いくら書いたところで、俺の心の闇は消えないよ」
・・・
九回表
三橋「さあ甲子園決勝です」
阿部「まさかはしかのお陰で不戦勝しまくるとはな」
モモカン「この業界に長いこといると、そういうこともたまにあるわね」
田島「ほう、たまに」
花井「野球だけに、球にね」
志賀「おい花井、姿慎めよ」
花井「どうして産まれてきたんだろう」
・・・
最終回
モモカン「まさかハニカミ王子がここまで調子を整えてくるとはね」
阿部「このままでは負けてしまう」
田島「俺に打たせて下さい」
三橋「しかし田島くん、君は前夜に受けた銃弾の傷がまだ癒えていない」
田島「なにさ、このくらいかすり傷よ。カハッ!」
モモカン「お願いするわ田島くん」
田島「ガッテンだ」
ズバッ
田島「みえた!」
カーン
レフト「汚い球だなあ」
パスッ
審判「ゲームセット」
田島「おやまあ」
モモカン「さあ土を集めて帰りましょう」
三橋「この土、売れるかな」
阿部「まったくハングリーな投手だよ、お前は」
【完】
編集部の意向で打ち切りが決定しました。
これからはガロで頑張ります。
長い間ご愛読ありがとうございました。
(今週はガチムチウィーク。
明日は○んたら○んたらのキティさんがクソミソになるよ。)
【おまけ】
神すぎる
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クソミソに期待
本当にひでえことシヤガルwww
もう一戒♪
あえての滑り止めてwww
つうかガチムチティ久しぶり(´д`*)
これかと思った