肉欲企画。

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2007年02月24日

モンゴル物語

久々のガチムチ。ホモネタが嫌いな方は避けて下さい。

(さあ盛り上がって参りました!)

 
朝性龍「ダメだよお兄ちゃん……兄弟でそんなこと……アァ!」

夜性龍「ドルジ可愛いよドルジ」

朝性龍「ダメ、そんなにされたら……アソコから塩が出ちゃうぅ!」

懇願するような声を上げながら身をよじる朝性龍。しかしその目は、兄の行為を拒絶する言葉とは裏腹に快楽の色を浮かべていたというのだから、まこと人間の業は深い。

夜性龍「そんなことを言いながらドルジ、お前のチンギスは逆のことを述べているぜ?」

そしてそのことは兄である夜性龍も気付いていたことだった。所詮、人間は目の前に提示された愉悦には逆らうことはできないのだ――夜性龍は本能でそのことを悟っている。

朝性龍「もうダメ!イク!僕イッちゃうよー!」

夜性龍「ああ、快楽に身を委ねるんだ、ドルジ!」

朝性龍「オアアア!モ、モンゴルモンゴルー!!」

朝性龍は大声を上げながら絶頂を迎えた。その様を夜性龍が満足げな笑顔を浮かべつつ見下ろす。歪な兄弟関係……ハタから見れば二人の行為は狂気そのものだ。

朝性龍「兄さん……」

夜性龍「ドルジ……」

それでも。
二人の目はひどく穏やかであり、それはあたかもモンゴルの大平原を彷彿とさせた。お互いがお互いの行為を受容している現実を前にして、我々部外者が彼らに介在できる余地はあまりにも少ない。豊満な肉体激しく求め合う二人にとって、倫理や禁忌などがどれほどの意味を持つのだろうか?

夜性龍「さあドルジ、今度はお前が俺を気持ちよくする番だぜ」

朝性龍「……」

朝性龍は無言でこくり、と頷いた。緩慢な所作で兄の方へと近づく朝性龍。すると、ひどく扇情的な手つきで夜性龍のまわしを解き始めた。男×男、まともに考えればひどい不快感を惹起させる光景であるはずなのに、どうしてであろうか……伝説のYOKOZUNAが兄のまわしを解くその動作は、得も言われぬ神秘性を醸し出していた。美しい――

しかしそんな二人のことを、遠くから見守る影がある。いや、それは見守っているのではなく、明白な憎悪を伴った視線であることを認めなければならない。その視線を発しているのは、だから――

昼性龍(兄さん、どうしてドルジばかり……!)

血が血を縛り、血の事実によって嫉妬あるいは憎悪が巻き起こる。モンゴルの地が生み出した屈強な三兄弟、ここに三つ巴。


悲しくも美しく、そして答のない物語がいま、幕を開ける。

・・・

親方「どうしたんだ朝性龍。今日は元気がないじゃないか」

朝性龍「お、親方」

目の前に出されたちゃんこの椀をぞんざいに突いていた手を止め、朝性龍は親方の顔を見上げた。

朝性龍「そ、そんなことは、ないっす!」

親方「そうか。ならいいんだがな」

そんなことは、あった。
朝性龍の脳内では、昨日の兄との情事が繰り返し思い出されていた。

朝性龍(兄さん……)

まわしの内側がじんわりと湿っていくのを感じる。

朝性龍(俺はいつからこんなに淫乱になってしまったんだ…!)

柱でテッポウ稽古をしていた手を止め、内心忸怩たる気持ちを抱く朝性龍。最強のYOKOZUNA、などと世間からは称されるが、内実はこんなものだ。兄との行為を忘れられず、いつまでも快楽に浸ってしまうダメな俺……made in モンゴル。

新弟子「朝性龍さん!ひとつ稽古をつけてください!」

朝性龍「あ、ああ!」

ええい、と頭を振り邪念を払う。
しかし朝性龍は知っていた。
新弟子のプリリとしたヒップに目を奪われている自分のことを――

新弟子「胸を借ります。ドスコイ!」

ビタン!と打つような音が響き、新弟子の頭が朝性龍の体に突き刺さる。まだまだバランスの悪いぶつかりだった。朝性龍は新弟子の体をこともなげに受け止めると、グッと相手のまわしをつかんだ。その時――

朝性龍(かぐわしい……)

ぷん、と香りたった鬢付け油の匂いが朝性龍の鼻腔を貫く。朝性龍の肉青龍が雲竜型を始めた。

朝性龍(まずい……まわしが俺のピナスを圧迫している……)

鬢付けの匂いで勃起してしまった。俺は変態なのだろうか……逡巡が朝性龍の頭を駆け巡る。

新弟子「ドスコイ!ドスコイ!」

朝性龍「し、しまった!」

相撲、というのは非常にメンタルなスポーツだ。イチモツをそそり立たせたままでは、決して勝利を掴むことなど能わない。 直後、土俵に情けなく転がった朝性龍の姿がそこにはあった。

親方(ドルジ、一体どうしたんだ!)

新弟子「お、オレが朝性龍さんに勝った?」

信じられない、と言った顔で朝性龍のことを見下ろす新弟子。
稽古場からもどよめきが生じる。

朝性龍が負けた……?
マジかよ……!

朝性龍「……よーし、そのタイミングを忘れるなよ」

あっけらかんとした口調で新弟子の肩を叩く朝性龍。
なんだ、ワザと負けてやったのか……
途端に空気が弛緩する。

しかし……

親方(オレの目は誤魔化せんぞ、ドルジ……)

年長者の目は、欺けるものではない。

・・・

朝性龍「ただいま……」

結局稽古は早退した。
邪念を抱いたままの稽古では、どんな失態を演じるか分からなかったからだ。親方は何か言いたそうな顔をしていたが、それには気付かないフリをした。

このままでは、いけない――

暗澹たる気分が朝性龍の胸を包む。
グッチの雪駄をぞんざいに玄関に脱ぎ捨てると、朝性龍は部屋のドアを開けた。

夜性龍「待っていたぜ、ドルジ」

ねっとりとした口調が朝性龍の鼓膜を揺らす。
ジュン!朝性龍のケツヌンコがマれた。

夜性龍「兄さんな、今日はSMにトライしてみようと思うんだ」

夜性龍は、よく見ると蝶野のような蝶眼鏡を掛けていた。
仮面舞踏会?貴婦人?
そんなタームが朝性龍の脳内を駆け巡る。
しかし……

朝性龍「兄さん、もう僕は兄さんとは交われないんだ!」

決意を込めてそう言い放った。

夜性龍「何を言っているんだ、ドルジ!」

その時、夜性龍は丁度ローションをお湯に溶くところだった。

朝性龍「兄さんとのことを思い出すと……稽古に集中できないんだ……今日も新弟子に負けてしまって……」

夜性龍「己のメンタルの弱さを兄のせいにするとは、けしからんなそんなやつには、こうだ!」

荒い声を上げながらピシリ!とムチを振るう夜性龍。

朝性龍「痛い!兄さんやめて!」

夜性龍「じきに快楽に変わるわ!オラ!」

ピシリ!ピシリ!朝性龍の絹のような肌に、赤い線が走っていく。後のミミズ腫れである。

朝性龍(こんな……こんなのって……)

耐え難い恥辱を感じる朝性龍。
しかし彼は気付いていた。次第に痛みが快楽に変わっている己の肉体を。

朝性龍「もっと……兄さんもっと!」

朝性龍の心のダムが、決壊した瞬間だった。

・・・

「…ぃちゃん!…っと ちょうだい ……!」

昼性龍「クソっ!クソっ!」

遠くの部屋から朝性龍の嬌声が聞こえる。
昼性龍は憎悪を込めて壁を殴った。
どうして、どうして弟ばかりが……。

昼性龍「兄さん……ひどいじゃないか……!」

思い出す。モンゴルの高原で兄と互いの体を貪りあった日々のことを。あの頃は良かった……。

昼性龍「それなのに今は……クソ!」

呪詛を吐きながら再び壁を殴る昼性龍。
しかしそれでも――昼性龍のピナスは驚くほど怒張していた。
夜性龍の施した調教の成果である。

「クソ、クソッ!」

そして昼性龍は、パソコンに入っていた「若×貴」のビデオを再生した。

・・・

夜性龍「しゃぶれよ」

朝性龍「え?」

兄から発せられた強い言葉に、驚いた目をする朝性龍。
普段は優しい兄なのに……しゃぶれだなんてそんな……!

夜性龍「今日のオレは一味違うんだよ!」

叫んで、朝性龍の髷を乱暴に掴む夜性龍!

朝性龍「お兄ちゃん痛い!乱暴はやめて!」

しかしそんな言葉で夜性龍のリビドーは止まらない。
強引に己のピナスを朝性龍の口に突っ込むと、強引に腰を動かし――イラマチオ――快楽をむさぼった。

朝性龍(で、でも……ランボウなお兄ちゃんも、悪くないよぅ……)

朝性龍は次第に己の口内で繰り広げられる怒りのアフガンを受け入れ出していた。

夜性龍「イクぞ!ドルジ!全部飲め!」

朝性龍「フォガ!モガガ!(ぶっ放して!お兄ちゃん!)」

夜性龍「アッー!!モンゴルモンゴル!」

どぱあ。
生臭いリキュールが朝性龍の口の中にリリースされる。

夜性龍「良かったぜ、ドルジ」

それだけ言うと夜性龍は足早に朝性龍の部屋から去った。
残ったのは、呆然とした表情で座り込む朝性龍の姿。

朝性龍「もう終わりなの……?」

そう、これは放置プレイ。
SMの基礎である。

・・・

夜。
朝性龍の部屋にクチュクチュと淫靡な音が響き渡る。

朝性龍「アァ…ハァ!……ちゃん、お兄ちゃん……!」

一身腐乱に己の陰部をまさぐる朝性龍。
それは、兄のことを想像しながらの自慰だろうか?

朝性龍「ダメ。お兄ちゃん見ないで!」

答はノン。
朝性龍は脳内で

『KONI★SHIKIに犯されながら、それを兄に侮蔑的な目で見られる』

というコクのある妄想を炸裂させていた。
羞恥心を煽り、己の性的興奮を高めるメソッドである。

朝性龍「イク、イク!モンゴルモンゴル!」

変態としての幕内入りを果たした形である。

昼性龍「アンタ、調子づくんじゃないわよ……!」

突然、バタン!という大きな音を立てて部屋のドアが開いた。
朝性龍は驚きのあまり右手に持っていた片栗粉XXX(トリプルエックス)を床に落とす。

朝性龍「ひ、昼兄さん!」

昼性龍「アタシが黙っていたら助長しやがって……」

昼性龍を支配するのは、激しい怒り。
突然のことに朝性龍は激しい戸惑いと、そして恐怖を覚えた。

昼性龍「返してよ!アタシの夜兄さんを返して!」

ヒステリックな声を上げながら朝性龍に詰め寄る昼性龍。
その目は狂気に彩られていた。

朝性龍「そうは言うけど昼兄さん、夜性龍兄さんはモノじゃないんだよ!」

昼性龍「正論はまっぴらゴメンだわ!ワタシが欲しいのはそんな言葉じゃないの!」

愛、それは容易に憎悪へと変換される。
もし夜性龍が愛した力士(オンナ)が全く知らない人間だったら、昼性龍もどれだけ救われたことか。

しかし、夜性龍が愛した力士(オンナ)は、他ならぬ実弟だった。だから昼性龍の憎悪は、止まることなく加速する。

・・・

昼性龍と朝性龍は、かつては仲のいい兄弟だった。

朝性龍「兄さん、僕の『スーホの白い馬』知らない?」

昼性龍「ああ、そこにあるぜ」

朝性龍「アッー!兄さんさてはこれを使ってオナニーしたでしょ?」

昼性龍「デヘヘ、バレたか」

朝性龍「もう、ページがパリパリじゃないか」

そんなことを言い合ってジャレつく二人。
どこにでもあるような、ありふれたモンゴルの日常。

本当に仲の良い兄弟だったのだ。本当に。

それなのに……。

・・・

昼性龍「許せない……!」

朝性龍「兄さん……」

二人の距離、今は遠く。

昼性龍「お願い。今ならまだアタシも目を瞑るわ。
黙って夜性龍兄さんから手を引いて頂戴」

昼性龍は、直前までとは打って変わって冷静な口調で呟いた。
しかし、穏やかな口調だからこそ、孕む狂気の増すこともある。
だから彼の口調が穏やかになったからと言って、決してそれは昼性龍の内心が落ち着いたことを意味しない。むしろ、その言葉の裏にはある種の決意が存在していた。

朝性龍「無理だよ、兄さん」

しかし朝性龍はそんな昼性龍の内心を察することができない。
彼もまた、夜性龍という魔性の力士(オンナ)に心を奪われた横綱(しょうねん)なのだから。

朝性龍「夜兄さんを、譲ることはできないんだ」

その一言が昼性龍の心のトリガーを引いた。

昼性龍「そう……残念だわ……本当に残念……」

そう言いながら昼性龍はゴソゴソと己のまわしの中に手を差し入れる。一体昼性龍は何を……。

昼性龍「サヨナラを言わなくちゃならないわね、ドルジ」

朝性龍「兄さん、何を……!」

ギラリ。薄暗い部屋に、禍々しい凶刃の光がぼんやりと浮かぶ。
昼性龍はまわしの中から刃渡り1mの青龍刀を取り出すと、グリップを力強く握った。

昼性龍「ころしてでも うばいとる」

朝性龍「な なにをするー!」

昼性龍「あんたがいなくなれば!夜性龍の心はアタシに向くの!」

朝性龍「兄さん!アンタそれは間違ってるよ!」

昼性龍「世間並みの正解なんてアタシには不要よ!
それは角界(ホモ・ワールド)に足を踏み入れた時から元より覚悟の上!」

二人は激しく言い合った。
互いの求めるものが皮肉にも同じだった、悲しい兄弟。
人はどうして憎みあうのだろうか……?

・・・

夜性龍「チクショウ!間に合ってくれ!」
ステアリングを叩きつけながら、その頃夜性龍は渋滞する首都高で進まない車に苛立っていた。

・・・

昼性龍「もういいわ。アンタの全てを否定してあげる。
さあ死んで」

冷徹に呟いて、昼性龍は青龍刀を振り上げる。
朝性龍、伝説の横綱。
しかし刃物を前にしては、あまりにも無力!
もはや、ここまで……。

朝性龍「南無三」

?「待ちなさい!」

その時。
謎の声が部屋の入り口から轟いた。

昼性龍「誰よ!」

入り口に、薄ぼんやりとしたシルエットが浮かぶ。
そこには――

朝性龍「た、タカさん!」

もう一人の伝説のYOKOZUNA、タカさんが立っていた。

昼性龍「こ、コウジ……どうしてここに……」

タカ乃花「夜性龍から連絡が入ってね。ドルジが危ないって。それで」

はあはあと荒い息をつきながらタカ乃花親方が部屋に入ってくる。

昼性龍「よして!こっちに来ないで!来ないでよ!」

近寄ってくるタカ乃花の姿に、昼性龍は半狂乱になって刀を振り回す。その行為にタカ乃花は怯んだ姿勢を見せたが、それも一瞬のことで、すぐに穏やかな笑顔を取り戻した。

タカ乃花「オレが悪かった。オレがお前を捨てたりしなけりゃ……」

朝性龍「え?タカさんと昼兄さんが……」

今明かされる衝撃の事実。
そう、あれは7年前の九州場所のことだった。

・・・

福岡・博多――

昼性龍「いらっしゃいませー」

昼性龍は、中洲のスナックで働いていた。

タカ乃花「キミは可愛いね」

昼性龍「お世辞でも嬉しいっス」

二人が恋に落ちるのは一瞬のことだった。

千秋楽の後、モツ鍋屋でデートをしたタカと昼性龍は、そのままモーテルへと足を運ぶ。

昼性龍「ダメ!イヤァ!きちゃう!なんかきちゃうのタカさん!」

タカ乃花「それは潮だよ」

タカの巧みなテクニックで激しく潮を吹く昼性龍。
何もかもが初めてだった。心も体もメロメロになった。

しかし……。

昼性龍「タカさん……?」

翌日目覚めた昼性龍の目に飛び込んできたのは、鏡に書かれた「さよなら」の文字。ルージュの伝言――

それから昼性龍は荒れた。
愛されたと思ったら、その愛は一瞬で泡沫と化してしまった……
深い悲しみに沈んだ彼を、誰が咎めることができようか?

夜性龍「昼性龍……」

その悲しみの淵から昼性龍を救ったのが、夜性龍だった。
所詮力士(オンナ)なんて根無し草、流れ流れて日本を転々とするのが職業よ。そう思った昼性龍は、決めた。

もう、力士(オンナ)は、愛さない。

それはひどく悲しい決意だった。
だから彼は、兄を、愛した。

・・・

昼性龍「だからアタシは今も福岡が嫌い」

朝性龍「そんなことがあったなんて……」

タカ乃花「キミには悪いことをしたと思っている。しかしあの時のオレには、立場があった。ゴシップ誌にスクープされることは避けなきゃならなかった。だから」

昼性龍「言い訳はよして!」

昼性龍はピシャリと言い放つ。
捨てられた力士(おんな)の抱く悲しみ、その深さは推し量るべくもない。

緊迫した空気が部屋を包んだ。
朝性龍、昼性龍、タカ乃花、そして――

夜性龍「みんな!」

夜性龍。

役者が揃いて今、運命の歯車が回り始める。

昼性龍「死んでやる!死んでやる!」

半狂乱になった昼性龍が青龍刀を己の喉下に向ける。
刹那、世界はストップモーションのようにゆっくりと動き始めた。

朝性龍「やめてー!」

タカ乃花「やめるんだ!」

夜性龍「チクショウ!オレは無力だ!」

それぞれが思いの丈を叫んだ。
しかし昼性龍の手は止められない止まらない。

昼性龍「来世ではいいことありますように」

ぷしゃあ。鮮血が部屋に飛び散る。

昼性龍「え……?」

しかしその血は昼性龍のものではなく、別の誰か、そうそれは――

/^0^\「命を粗末にしちゃあいけない」

朝性龍「ち、千代のフッジサーン!」

現れたのは、三人目の伝説の横綱・千代のフッジ貢。
歴代三YOKOZUNAが並び立つ部屋、まさに壮観であった。

/^0^\「誰も起こったことを変えることはできない。
しかし――」

刀身を受け止めた手から、鮮血がしたたる。
昼性龍は青ざめた顔でその手を見詰めた。

/^0^\「未来を造りだすことは可能だ。
だから未来を、こんな風に血に染めたら、いけないんだよ」

昼性龍「うう、ウオオオーン!」

激しい慟哭が部屋を包んだ。

タカ乃花「全く、千代のフッジサーンには敵わないな……」

朝性龍「僕たちも見習わなきゃならないですね……」

/^0^\「さて、タカ乃花親方。キミは今でも昼性龍を受け入れることができるかい?」

真剣な顔をして千代のフッジサーンは問いかけた。
その言葉にタカさんは深く頷く。

/^0^\「そうか……では、もう彼を捨てることなく、大切にしてやるんだぞ」

タカ乃花「ええ。もちろんです!」

夜性龍「おめでとう」

朝性龍「おめでとう」

ミサト「おめでとう」

リツコ「おめでとう」

マヤ「おめでとう」

シゲル「おめでとう」

マコト「おめでとう」

加持「おめでとう」

レイ「おめでとう」

ユイ「おめでとう」

昼性龍「ありがとう」


・・・
数年後
・・・


朝性龍「あ、今、蹴ったわ」

夜性龍「元気に育っているみたいだな」

朝性龍は己の腹を愛おしそうに撫でる。
モンゴルの優しい風を肌に浴びながら、二人は穏やかな笑顔を浮かべた。

あの後、昼性龍は琴OH洲と駆け落ちした。
力士(おんな)心と秋の空は、まことに変わりやすい。
タカ乃花は一瞬酒びたりにもなったが、それを癒してくれたのはリエママだったと聞く。

――どちらにしても、全ては最早二人に関係のないことだった。

朝性龍「この子も、力士になるのかしら」

夜性龍「さあな。歩みたい道を歩ませればいい。でも――」

そこで言葉を区切り、夜性龍は澄んだ瞳で朝性龍を見詰めた。

夜性龍「兄弟は、二人きりの方がいいかもな」

そう言ってはにかんだ笑顔を浮かべる夜性龍。いやだわ、あなたったら……と、朝性龍はまんざらでもなさそうに言い返した。

夜性龍「みてごらん、夕日が綺麗だよ」

朝性龍「本当ね」

折節、夕景。柔らかな光が二人の顔に降り注ぐ。

夜性龍「じゃあ、ここは一つ……」

朝性龍「ええ、そうね」

二人は白馬から降りると、モンゴルの大地に力強く立った。


「「3・2・1、モンゴルモンゴル!!」」


二人の行く末に、幸多からんことを……。



(完)

■追記(おまけ)

妙に既視感の溢れるスレ

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