みたいに宣言したら、一体どのような反応が寄せられるんだろうか?そんなことを考えてしまうのは何も特別なことじゃないんじゃないかな。
唐突な話だけれど、僕は自分の葬式の様を心から見てみたいタイプの人間だ。
一体誰が来るのだろうか?どんな顔して参列するのだろうか?直会(=なおらい:実家が神道なので)の時はみんな酒を飲んでくれるんだろうか?思い出話に花が咲くのか?などなど、その様子を是非見たいと常々願っている。
おそらくその気持ちの根源は、その時その場での主人公が、紛れもなく僕だからだ。そりゃそうで、己の最期を見送られる儀式において僕が主人公になれないのであれば、あんまりみじめじゃないの。
果たして僕の葬式に何人の人間が集まるかは分からないけれど、そこで行われるのは間違いなく僕の、僕による、僕のためのセレモニー。For the sake of 肉欲 の集い。そう考えればこそ、むしろ葬式には僕自身が出席したくなる。
「ねえ、どうだった?生前のオレ、どうだった?イカしてた?」
聞きたいのである。
そんなことを、どうしても。
もちろんそんなのは不可能だ。そこにあっては『まー、もうアイツは死んだから、ちょっとはイイコト言っておいてやるかな』というマインドがあるからこそ、故人を偲ぶのであり、かつ記憶の奥底、追憶のヘドロ部分に沈殿していた故人の輝かしい記憶が蘇るのである。
「そういえば、アイツはさあ……」
参列客の全集中力が僕に傾く刹那。そして誰もがセンチメンタルになっているその時、僕の過去は葬儀場において輝かしく蘇る。
「結構動物とか、好きだったよな……」
何もかもが美しく聞こえるその瞬間。この時ばかりは誰も僕を貶めることもない。褒めのオン・パレード。聞きてぇー。その言葉の羅列、超聞きてぇー。
これが、仮に僕が白木屋のボックス席で酒臭い息を漂わせつつ
「なあなあ、オレのいいところって、どこ!?!」
なんて聞こうもんなら、それは悲惨だ。
「え……二酸化炭素の排出量が少なさそうなとこ、とか……?」
エコロジー?いや、ちょっと待って欲しい、ってなもんだ。やはり人間、生きている内は正しい評価が与えられにくいもんだろ。
そんなわけで僕は自分の葬式に参列したい、という強い願い(desire)を持っているんだけれど、ハッキリ言ってそれを実現するのは結構難しいってことは理解している。というか、分かってるよ。
『こいつ、ダメだ・・・』
そんな皆さんの忌憚ない意見。聞こえてます。
それでも。
やはり僕は自分大好き人間なので、己の葬儀の様子はつぶさに見てみたい!と思う。人生という壮大なストーリーにエンドマークが打たれるのに、それを綴る作者自身が余人からの感想を閲できない、というのはやはり悲しいことじゃないの?この気持ちを誰が咎められるだろうか?イエス、誰も咎めることなんてできやしない。
とは言え、そんな気持ちを抱いているからといって即座(in a moment)に三途の川をクロールしたくもないし、まだまだ他人のケツも触り足りない。自分が火葬されてく様は見たいけれど、死にたくない!そんな相反する僕のココロ。
またもや唐突ですが、実はそれと同じレベルで
「自分のブログが閉鎖したら一体どんな反応があるんだ?!」
なんてことを思ってしまう。長い前置きになりましたが、今日は概ねそんなことを述べたかったんです。
僕なんかもインターネット界隈に足を踏み入れてそれなりの時間が経過したわけで、その中で数多くのサイトが興っては消え、興っては消えしていくのを目の当たりにしてきた。
『ページが見つかりません』
あまりにも唐突に突きつけられるその言葉。それまで当たり前のように日常の娯楽を与えてくれていたサイトが、いきなり存在しなくなる――。ゲシュペンスト、そのような場面にこれまで何度立ち会ったことか。
『か、悲しいです!』
かろうじて掲示板やコメント欄が残っていた場合には、訪問者からのそんな言葉が躍り狂う。それはまるで、弔辞のようでもあり。だからおそらく、閉鎖というのはサイトの死去であり、かつ、掲示板やコメント欄はその時点で葬儀場と化すのである。そして何日かすると、その掲示板すらウェブの海から完全にその姿を消す(404 not found)のだ。こうしてつつがなく、ウェブサイトの生涯は幕を閉じる。
「み、見たい!肉欲企画のそんな様子を、見たい!アアー」
やはりこんな思いを抱いてしまう僕というのは、一体何?ホワット?WATウェンツ?もちろんそう思いこそすれ、結局はさっき述べた『自分の葬儀を見たい願望』と同じく、別段このブログを閉鎖したわけじゃない。それなのに閉鎖した時の様子は見てみたい、褒められたい!
「肉欲さん!帰ってきて!」
とか言われたい!超言われたい!アッアー
このあたりが、自分大好き人間を名乗る所以である。
世の中には生前葬、というものがある。これは自分が生きているうちに葬儀を済ませてしまおう、という画期的なアイディアのそれだ。確かにこれをしちゃえば生きながらにして自分の葬儀に参加できるという、何ともアンビバレンツなことを軽々とこなせてしまうわけなんだけれど、でもそこにはカタルシスがない。
「なあ、オレって生前どんな感じだった?イケてた?」
「え……まあ、お前のパルプ消費量とかは少なそうだよね……」
重ね重ね言うけれど、我が国の国民性を鑑みれば、当人を前にして大手を振って褒めるなんて行為は限りなく不可能に近いのである。なので生前葬は少し惹かれるけれど、採用できない。いやむしろ、実際に自分が死んじまった時に
「まーあの人は生前葬してたし、いいか」
なんてしょっぱい事態になりそうだから余計に嫌だ。
そしてブログの生前葬、みたいなのも最近よく見かける。簡単に言ってしまえば、こんな感じだ。
『ブログ閉鎖します』⇒『やっぱり続けるお!』
厳密に言えば閉鎖してないんだけれど、それでも読者にとっちゃあ一度は閉鎖のインパクトを受けてしまう。この場合、先に述べたウェブサイトの閉鎖と異なる点は、いきなりそのブログ(ないしサイト)が 『not found』 になるのではなく、『閉鎖します』という旨を述べたエントリがしっかりと残存しており、かつコメント欄もフル開放している状態だ。そしてそのサイトは、前日まで結構頻繁に更新されている。
これらの条件が当てはまったら、それはたぶん生前葬。
具体的に言うと、これはアクセス数の多いブログにおいて特に顕著なんだけれど、いきなり何の脈絡もなく
『閉鎖します……もう疲れました……』
と、大体そんな表明が行われることがある。そしてそのサイトは、普段のアクセス数が多いから、閉鎖表明を受け掲示板、ないしコメントが非常に燃え盛る。
「やめないで!」
「楽しみが減る……」
「思い出をありがとう」
みたいな、卒業式の教室のような風情がカマされる。
もちろんそのままウェブの海から消え去ってしまうブログもある。けれど不思議なことに、アクセスの多いブログの場合は、大抵においてそのような感じで
『閉鎖します!』
なんて発言を行った後に遅くとも三ヶ月、早い場合は1日くらいで即座に更新を再開する傾向にあるもんだ。それはもう鮮やかな手口で、何事も無かったかのように、突然更新をリスタートさせる。
こちらも恐れおののく。なんで?閉鎖しないの?いや、確かに閉鎖しないでとは言ったけどさあー!でも1日はないべ、1日はよー!あの感動、寂寞感、返してよ!
誰もが抱く心のシャウトだ。
僕はそういう管理人さんの気持ちがよく分かる。きっと彼(ないし彼女)は、閉鎖に関する一連のコメントを見ているうちに、あたかも自分の葬儀に参列したかのような気分になったのではないんじゃないかな。
自分自身がオンリーワンの主人公、その舞台に立ってしまった、そんな感覚。
飛び交う「寂しい」「帰ってきて」という暖かい声。
(こりゃ、閉鎖してる場合じゃねーな!再開しよ!)
結果訪れる到達点は、きっとこのあたりなんじゃないのか?
小生、そのように愚考いたします。
とまあ、これがウェブサイトの生前葬、忌憚のない言い方をすれば管理人の壮絶なオナニーなんだ、と僕は位置づけているのですが、ぶっちゃけあんまりにも格好悪いのは自明のこと。なので、いくら自分のブログが閉鎖する様を見たい!という下痢便みたいな気持ちがあるとしても、やはりこの方策も採り難い。
だったらどうすればいいんだ?!と、ここまで考えた時、そもそも自分のブログが閉鎖する様を見たい!なんて思っている時点でもう逃げの思考に走っていることは明らかですね。このようにしてネタにしているうちはまだ華ですが、実際に閉鎖をしなければならないような状態にまでなってしまえば、最早そんなこと(自分への賞賛を見たい聞きたい保存したい)すら思い至らないのでしょう。結局、今すぐには絶対に閉鎖しない、これからも更新するぞー、的な思いがあるからこそ、そんなスウィートな願望を逆説的に抱くのです。
もし閉鎖するなら、その言葉は何よりも訪れた人にこそ向けられるべきもの。
「今までどうもありがとう。
けれど、もうこれからは更新されないんだ。
だからブックマークを消して、このサイトのために割いていた時間は他に向けて下さい。さよなら」
そんな最期の優しさから出る言葉、それが本来の閉鎖宣言なんでしょうな。
そして仮にその時。訪問者の方からどれだけ暖かい言葉を投げかけられたとしても、それは『もう完全に閉鎖してしまうんだ』というその事実に対してこそ投げかけられたものでしかないのだ。だからこそ、そこに乗っかって
「暖かい言葉がきたから、じゃあ続けるか」
つーのは、やっぱダメなんでしょうな。
やるならとことんやる、止めるんならとことん止める。
もし僕が本当に閉鎖した時の様子が見たいんなら、さっさと閉鎖させて二度と2949.seessaaのURLを踏まない!そんな不退転の決意の上でしか、望むべくもないものなのかな、なんて思います。まあ、葬式にしても閉鎖の様にしても、結局見れないってことですな。だからこそ、渇望してしまうんですが。
いつかもし閉鎖する時がきたら。その時は潔く、何らの前触れもなく404 not found 状態に持ち込みたい!むしろコメントすらさせたくない!そんな様に思います。徹底的に消えたい。
・・・
葬儀とサイトの閉鎖を同列に扱うのはいささか不謹慎かもしれませんが、しかしまあ結局両者ともども『自分がその場に参加したい』と思った時点でたちどころに安っぽくなってしまうのは共通してるんじゃないかな、と思った次第です(後半部分を『閉鎖』ではなく『生き死に』に置き換えても、意外と成り立つやも)。引き際は綺麗に、そんなことを常に心に留めておきたいなあ、なんて。
全ての閉鎖したウェブサイトに愛を込めながら。
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肉さんの最近の綴りは考えれるね!
肉欲企画無くなったらやだやだ〜(>_<)
他に何をすればいいんだか分からなくなるから。
nikuyoku,フォーエバー。
閉鎖してもずっと過去の日記読み続けるんだからね!ホラッチョ!
404は悲しすぎるのでエロサイトに飛ぶようにして下さい。
Creazy for NIKUYOKU!!!
葬式してやんよ
肉さんはみんなのオロナミンCだお
活力です(´・ω・`)
マジメな無いようだったんで
何か色々考えさせられました。
「飛ぶ鳥後を濁さず」
そんな風になりてぇなって
やめたら
い〜や!
ぜ〜たい
いややああ!
肉欲さんが仕事をはじめてアホみたく忙しくしながらも、ブログのネタを考えてはぼやーっとニヤニヤしちゃう日々を送ってくれることを切に願います。
にくさんのブログを見るのが1日の楽しみだからなくなったらもうwwww
やめちゃやーよ
本当に口からなんか出るかと…いや、ポン酢なんだけどさ。
心臓出そうだったとでもいっとこうかうわあああああ
びっくりしました…ずっと閉鎖しないでね…
兄貴のブログを読むのが俺の日課なんです!!
なくなったら悲しいなんてなんてもんじゃないですYO!!
タイトル見て運子漏らしますた。
受験生の数少ないの楽しみなんだから!
でも私も自分の葬式は想像しちゃう!
でも想像してニヤニヤしたりとかねー。
とりあえず、閉鎖されたら悲しいです…
毎日更新が楽しみなんだ・・・!
まさかの時は一言でも残しておいてください
初恋の人に別れを告げられた瞬間と
おんなじ気持ちになりました><;
けれど、もうこれからは更新されないんだ。
だからブックマークを消して、このサイトのために割いていた時間は他に向けて下さい。さよなら」
という言葉に、泣きそうになった。
今まで経験した、これからも経験するであろういろんな別れを思って。
何回見ても泣きそうになる。
もちろん僕だって……もうケツに肉欲さんのナニをつっこんで下さい。
そ、それが狙いか!策士だな!!
今は無き肉欲さんはご自分が確かめたいと思っているだけのことは、ちゃんとありました。面白かったです。ええ、面白かったですとも。あなたは私たちを楽しませたかったわけでなく、自分を確かめたかった。そういう種類の快楽だったと思っていますが、今となっては確かめるすべもありません。
僕は、あなたが書いた長編の作品に感化されて曲を書いたことがありました。誰もそんなことは知らないけど。何故それを言うかと言えば、僕もまた、肉欲の作ったものを気に入る自分が気に入っているからです。あなたを喜ばせたいというのとは違います。
とりとめもありませんが、いつぞやはランキングで白石さんに肉薄したこともあった、肉欲企画の閉鎖につきまして、舌打ちしたいような気持ちを長たらしくはきださせていただきました。また無為に生きる自分をふるいたたせる何かを探さねばなりません。合掌。
…閉鎖したつもりで書いてみますた。うちは仏教です。
考えさせられます
肉さんいなくなっちまったら俺、鼻から運子産みだしちゃうよ!
むしろ最初の文章見てちょっと漏らしたよ…っorz!
ってか肉欲さん!!よければ僕のブログにコメントください!!
某巨大掲示板の話かと思いました・・
あそこの閉鎖話も、大概もう秋田なあと
仲間の邪魔にならない様に、迷惑かけない様に。
そして食物連鎖の一部になり土に帰る…なんかカッコイイですよね(>_<)
いや、ただ『言ってみたダケ』です(^^ゞ すんません
うまいね肉さん
ホントにこのブログ大好きで毎日見て、いろんな人に教えまくってるくらいなんだから!
やめたら鹿児島まで堀りに行くよ(女だからバイブ持参で)('◇')
今想うと恥ずかしMAX。閉鎖→引っ越しのコンボだったんですがね、当時はガチで病んでました。
例え話でこの勢いだったら404攻撃で暴動が起こる悪寒。薩長いずれかの地で血が流れますよきっと。
出どころは肉さんの菊ですが。
まだ閉鎖しちゃ嫌ですよ。
そりゃあ、肉さんがイヤになってしまったらそれまでですが…。
暫くはお邪魔させていただきます。よろしくっ
嫁が超安産でした!
ありがとう!
ドラえもんは大丈夫だが
肉欲的に考えて・・
ここまで大きくしたら辞める時になんも言わないのは無いだろ、、常識的に考えて、、
ま、肉さんらしいっちゃらしいが
肉欲さんのブログ閉鎖は、人権剥奪に等しい行為です
あ、生前葬って縁起いいらしいですね
ちなみに『WAT』は『WaT』です
いくら周りが引き止めたって、やめちゃえばいつかはこのブログも忘却の彼方。
他にだってブログはある。
自己満足だろ?
まぁ暇だから毎日404見にいってあげるわ! べ、別に更新待ってるわけじゃないんだからね///
毎日の楽しみが減っちゃうよ!!
@ブログを止める −5
Aくそみその朗読をし続ける +10 (読者視点)
これは普通に後者だろ常識的に考えて…
葬式なんてする前に、肉さんは十分愛されているじゃないですか(^ω^)
ほら、私とか私とか私とかから!
ってことは肉欲企画。が閉鎖した後で他の人が「2949.seesaa.net」で偽物を演じても判別する方法が無い(そりゃ文面が違うとかはあるだろうけど)。
で、この方法を使ってアフィリエイトだとかエロサイトへの導入口に使うブログがシーサーでは後が立たない('A`)
だから、アカウントは残しておいたままログを全て消去(エントリ数0)。コレが一番いい方法かと。
かまってちゃんのいるブログはここですか( ´,_ゝ`)プッ
同じこと思ってる人がいるんだなぁ