僕の場合、去年の卒業旅行ではタイに行ったんですが、これがもう大当たり。風土、気候、食事に物価。全てが僕の琴線をガリリと掻き鳴らしました。昨年の九月にももう一度行ったしね。ということで、もし未だ「卒業旅行どこに行くか決めてないなー」という方がいらっしゃれば、タイがマジオススメ。
突然ではありますが今日は土曜なのでネタ更新は捨て、僕の視点からゆるくぬるくタイ国を紹介いたします。
ヒーウィゴー!
【渡航費用】
タイに行く場合2月が最も安いそうな。僕らの場合3月に出発したので多少高くなりましたが、それでも5泊6日で往復航空券+ホテル付き(全日程)で45000円でした。よんまんごせんえん!ちなみに、鹿児島から東京に飛行機で向かう場合、片道で3万円以上かかります(正規料金で購入した場合)。それより遥か遠くにあるタイに行くのに、往復で5万円かからないとか財布に優しすぎるだろ……常識的に考えて……。あ、予約も比較的直前でいけるっぽいです。3月15日くらいからの旅行でしたけれど、実際に予約したのはその3週間前くらいだったし。のんびり屋さんにも優しいよ。
ちなみに僕はHISに全て一任しました。なので航空会社は選べませんでしたけれど、ノースウェストやらバングラディッシュ航空やら色々あるらしい。3月に渡航した時はチャイナエアラインでした。
チャイナエアライン最高だよ。一旦タイペイでトランジット(乗り換え)しなきゃいけないのがタマに傷ですが、まーとにかくスッチー(ナウい言い方で客室乗務員)の美人なこと美人なこと。え、チャン・ツィー?みたいな。全員スタメン、控えはなし、しかも全員の制服にスリット付いてやがんのな。なんつーかあれを見た時点で既に旅の本懐を果たした気持ちだった。
しかもエコノミーなのに酒飲み放題(今はもう違うのかな?ノースウェストは一杯500円だった)。これには流石の肉欲さんも参った。
「Excuse me!!Beer!!」
「Excuse me!!Beer!!」
「Excuse me!!Beer!!」
「Excuse me!!Wine!!」
「Excuse me!!Beer!!」
「Excuse me!!Wine!!」
8杯くらい飲んだように、記憶しております。もう一杯、と更に頼もうとした時に無事機体はタイに着地。あと一杯飲んでたらどうなっていたかは分からなかった……。国恥行為をカマさなくてよかった!今振り返って、心からそう思います。
【気候】
一年を通して平均で30度くらい?とにかく暑い!それがタイ。いや、ホントに暑いよ。
で、2月がタイでは丁度乾季なんですね。だから全然雨が降らない。よって観光も非常に快適にこなすことができます。ただ、太陽光線の強さは日本の比じゃないので日焼け止めは必須。肌が黒くなるって言うレベルじゃねーぞ!ってやつです。
【物価】
一般的に言われてるのは、タイの物価は日本の3分の1程度。おそらくそんなもんだと思います。が、もちろん伊勢丹とかサヤームパラゴン(高級デパート)に置いてあるブランド品は日本と同じ値段。物によりけりですね。
でも普通に食事を楽しむのは安上がり。屋台で焼きソバ買えば40円とかで済みます。店に入ってしまうとそんなに安くはないけど。屋台の食材にはハエがガンガンたかってる場合もありますが、そういう時は目をつぶってしまえば大抵大丈夫です。そうそう腹とか下さんよ。タイに行って屋台に行かないなんて、そんなの狂ってるよ!とは兄の言です。冗談抜きでタイの屋台は神懸かってる。お粥やヌードル、焼きソバ、カレーなどがメインかな。なんでもない路地裏の屋台ほど美味しいですよ(地元の人が昼食、夕食代わりに食べてるから。パッポン周辺は、たまにすげー高い店がある)。
あと、屋台で働いてる人が大抵女の人ってのも示唆深いですなあ。南国の男は、働かない!これは沖縄でもタイでも、共通して叫ばれていました(どちらも現地の女の人から聞いた。暑さと仕事放棄は相関関係があるやもしれぬ)。
【食事】
美味い!タイの料理は嗜好に合えば超美味い!タイの料理って辛いんじゃないの?と思うかもしれませんが、辛くしないでねー、って頼めばちゃんと辛くないように作ってくれます。もしくはテーブルの上に唐辛子が置いてあって、自分で辛さを調節するようなスタイル。僕も辛いのは苦手なんですが、全然不都合は感じなかった。
後はナンプラー(魚から作った醤油)とパクチーさえ平気なら、タイの料理はかなりツボにはまると思う。特にナンプラー!最初は『なんという臭い調味料……思わず戦慄してしまった。この国は間違いなく味覚障害』とか思ったもんですが、最終的には『ナンプラー?お土産にしてやんよ!』とすっかり虜になりました。
【マッサージ】
超安いよ。1時間マッサージしてもらって450円とかだった。しかもこれがメタメタ気持ちいい。足から始まって背中、肩、首に頭と前身フルセットでやってもらえるんですが、いやーまさに涅槃。日本でやったら5000円くらいは取られるんじゃねーの?ってレベルです。ただ「痛い!痛い!」と悲鳴を上げてももニヤニヤと微笑まれるだけですので、その辺りはご留意ください。
アロマのフェイスマッサージもやってもらいました。こちらは30分で500円くらいだったかな?何かオレンジフレイバーのローションとか塗りたくられた。
「すごい!お肌スベスベですよ先輩!」(←この時は先輩と行ってた)
「ああ!こりゃすごい!」
歓喜の悲鳴をあげる僕ら。そこに。
「男がスベスベになって誰か得すんの?それ」(兄の冷静な一言)
「なんというご無体な言葉……」
いや、気持ちよかったけどね。
【交通】
渋滞が凄まじかった。とにかく交通量が多い!沖縄も大抵ドライバーのマナーが悪かったですが、タイなんてその比じゃない。こんな所で絶対に運転なんてできない!しちゃいけない!とかそんなレベル。横断歩道がほとんどないから歩行者もガンガン道路に突っ込んで行くしね。まー別世界です。
で、移動手段は専らタクシー。これもやっぱり安い。一度渋滞に巻き込まれて目的地まで1時間程度かかったことがあったんですが、それでも350円くらいでした。ちなみに初乗りで105円くらいかな?クーラーもあるしすごい快適。
ただ、空港前のタクシーはボッタクリが多いので気をつけた方がいいです。タクシーに乗ったら、まずメーターが点けられているか確認。点いてなかったら
「ねえ、メーター点けてよ」
とちゃんと言いましょう。ちなみにその時
「○○だったら○○円でいいよ!」
と定額を請求してくるタクシーもいますが、絶対にメーターより高くなるので「じゃあいいや」と断るのがベスト。カネに関してはタイの人はシビアですよ。
【観光】
とにかく雑多でカオスな街なので、ふらふらと道を歩いてるだけでかなり楽しい。たまに野ゾウとかもいるし(マジで)。ファミマとセブンイレブンはかなりあるので、適宜ミネラルウォーターを購入するといいです(1本30円くらい)。まあ僕はビール飲みながら歩いてましたけど(1缶60円くらい)。異国で散歩しながら、昼間からビール飲むのってかなり最高ですよ。暑いから汗噴き出してすぐアルコールも抜けるし。
散歩以外なら、やはり仏を見るのがオヌヌメ。仏教国ですからね。
ただ、バンコクの主だった仏教施設は正直1日もあれば十分です。というか、どこも似たり寄ったり。オール金!みたいな、とにかくキンピカの仏像ばかり。最初はインパクトありますけど、ぶっちゃけ飽きますな。
これ、一度は見たことあるんじゃないでしょうか?ワットポーという寺院にある涅槃像です。とにかくデカい。これは圧巻です。けれども興奮して「タイグー!タイグー!タイグーアパカッ!」とか言うと、割と強めに追い出されます。
基本的にバンコクは歓楽街なので、いわゆる文化的な観光にはあんまり適してないかも。「死体博物館」とかもあるんですが、そりゃちょっと見る人を選ぶしねえ。
ということで、タイで真剣に仏を愛でたい方は北に足を伸ばすことをオヌヌメします。僕らが行ったのはタイ北部に位置するスコータイというところ。電車で行けなくもないんですが、時間が掛かりすぎるのでバシッと飛行機で移動しました(1万円くらい掛かるのが辛い)。
ここには古い仏像が多くあり、まあ仏像の見本市みたいな風情。バンコクにある仏像とは違って、金の装飾などは一切施されていません。つーか絶対金ピカにするよりはありのままの仏像の方がいいと思うんだけどなあ。
(クリックして拡大)
だいたいこんな風情です。遺跡・廃墟マニアには超オススメ。
象のたゆまぬ努力により、仏(ブツ)は支えられているのです。甲斐甲斐しいそのお姿に、思わず僕らも涙・涙。滅私奉公の精神ですな。
適当に撮っても絵になる、それが仏(ブツ)クオリティ。ちなみに脈絡もなく真ん中に立っているのは、僕の兄です。スコータイはこの日、雨でした(雨季に行ったからね)。
(何見てんのよ)
脈絡もなく、ネコです。仏(ブツ)の周りを神々しく散歩しておられた。おそらく聖猫でしょう。いや、そんな言葉あるのか知らんけど。
言うまでもなく、超ボインです。いやいや、そんなこと言ってると仏罰が下りかねないので撤回しますが。この仏はとにかくデカかった!僕は
仏の大きさ=ご利益の大きさ
と、割かしクリアな価値基準を持っておりますので、この仏の前では特に明確に煩悩が叶えられるよう願いを放った。ただ、未だ叶っておりませんが。おそらく煩悩 has come が遅れているのは時差の関係だと推察されます。早く来い、ご利益。
スコータイの町並み。基本的に田舎です。
またもや脈絡もなく写真が変わりますが、これはバンコクにあるチャトチャック・ウィークエンドマーケット。衣服や仏像、お香やバッタ物の時計など様々な物が売られてる。特にホットなのはスリや置き引きの類、という中々パンチの利いた観光名所。ニポンジン、チョロイネ。と言われないよう、常に心にアサシンを宿らせておくのが吉、と出ています。
そこで購入した謎の卵料理。40円。ウズラよりは大きく、ニワトリよりは小さい、そんな卵オブ中庸みたいな感じでしたが、味は良かった。とはいえナンプラーオンリーの直球料理でしたが。
沢山の小さい商店が軒を連ねているウィークエンドマーケット、その内部の様子です。これは仏(ブツ)関連の商品をメインとしてる店ですねー。ちなみに右に移っている若者は、言うまでもなく兄です。教育的見地からモザイクが施されていますが、別に後ろ暗いことをしたわけでもなく、卑猥な顔面をしているわけでもないです。一応。
クレープの屋台、なんてのもありました。30円くらい。日本のクレープはふんわりやわらかですが、タイのクレープはサクサクこんがりのテイスト。中には二品くらいしか入らず、またここでもナンプラーが登場したりしなかったり。甘いのもあれば塩辛いのもあります。ちなみに僕は食べてないです。嫌いなんだよね、クレープ。
先ほど述べたワットポーという寺院の内部です。坊さんが無造作な様子で授業を展開してました。まさに青空教室。ちなみに「何の勉強してるの?」とたずねたところ「ヨガの勉強だよ」と答えてくれました。無論ウソです。
と、まあこんな感じのタイ観光ですけど、もし廃墟マニアがいればぶっちゃけカンボジアのアンコールワットの方が断然オススメ。スコータイとか比べ物にならんよ。
これ、木の根っこなんですが、もうね、アホかと。バカかと。っていうくらいデカイ。あんまりデカイもんだから、それがどんどん遺跡を圧迫してアンコールワットがどんどん壊れていってるという破天荒っぷり。やりすぎや。ちなみに写っている男性は、素性は知りませんが現在鹿児島にいる山口県出身の男性らしいです。よく分からないけど、中々凛々しい顔してますね。「抱かれたい!この長州男児にメタクソに犯されたい!ケツメド舐めて!舐めあげて!」皆さんのそんな声が聞こえてきます!確かに聞こえます!聞こえるんです!アッアー
仏(ブツ)は当時の政治的関係でのきなみ破壊されています(マジで)。為政者と宗教の関係はここで改めて述べるまでもなく複雑なものですが、こういうのをナマで見ると本当に不毛な印象を受けますね。
アンコールワットは広さが半端じゃないので、移動は基本的にバイクタクシーです。で、砂埃が酷いから乗客もこの体たらく。右が僕です。親には絶対に見せられない一枚。ちなみにバイタクは一日半貸切で15ドルでした。まあ、最終的に多少揉めましたが気力で捻じ伏せました。
なんでもアンコールワットはラピュタのモデルにもなったそうで、ジブリファンにとっても垂涎の地かもしれませんね。タイのお隣だし、アクセスも比較的いい。ただ、治安はあんまりよくないみたいです。下手したらガンガンにレイプとかされかねんらしい。マジ怖い。ちなみにカンボジアは日本からの直通はないです。タイとか、その辺りを経由する必要があります。飛行機、もしくは鉄道でどうぞ。
【タイの夜】
コチラの日記に詳しいです。まーホント、エロな男のツラってのは、人種も国境も関係ないもんですな。ノーボーダー。でも50歳くらいの日本人のおっちゃんがレストランでタイの若い子と一緒にいるのを見ると、さすがに涙腺が弱まった。
そんな感じでかなり脈絡なくタイ(ないしカンボジア)を紹介しましたが、やはり旅はいいもんです。しかも安いし。体力がないと辛い部分はありますが、バックパック超好き!辛いもの食べたい!マッサージ行きたい!とか、そんな人にはマジオヌヌメの地です。
ちなみに、同時期にヨーロッパに行ってた友人はトータルで20万円以上掛かったらしい。まあ、思い出は金額の多寡で計るものではないですが、やっぱ何かと安いにこしたことはないよね!
また二月くらいにタイに行きたいなー。
カネも暇もないけどさ……。
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あと2年くらい先だけど
タイの街にはスタバが多いって本当ですか?
(タイ在住の友人情報
ちなみにこの情報を仕入れたのは、日本のスタバでお茶した時です)
安いし最高だね!!!11
根っこの写真の殿方に、僕のヌンコを舐めていただきたい^^
なんとなくドラッグのイメージがあるタイですが肉欲さんの話を聞
いて行ってみたくなったよ。
聖ぬこにも会ってみたい( ´∀`)
と言われ様とも伝えたいこの恋心…
肉さんに恋する者としては、是が非でもタイに行きたい-
遺跡マニアにはたまらんすね‥
あ、肉欲企画でタイ旅行したいお
締まった上腕二等筋がたまんないです!!てかかっこえー!!爽やか三組フェイス☆
確かに良い感じの国だった。蒸し暑いけど。
そして食べ物も美味しかった!蒸し暑いけど。
夜のネオンとかも綺麗だったなぁ…。
あ、ネパールも乾期はオヌヌメですよ。田舎に行けば行くほど良い。首都カトマンズでは空港を出た瞬間から詐欺紛いの乞食に囲まれるので注意が必要ですが。
ネパールでは小泉今日子さんが一番綺麗だったなぁ。
http://dai8640.seesaa.net/
個人的にはパタヤーの安っぽさが好きです。
沖縄はドライバーのマナーが悪いってのは変えてもらえませんかね?
こっちから見たら内地の人間が運転マナー悪く見えるよ
マナーが違う、って言ってもらいたい
空気嫁って感じだけどすみません
普段はwktkしながら読ませてもらってるんで
肉欲さん大好き
ひたすらシンハー飲みながら徘徊してたよ。タイサイコー
あと三日で提出しなきゃいけないよドラえも〜〜〜ん!
フィリピンなら留学生の実家に招かれて行きましたね。
何気に米軍もいるし英語圏なので、コミュニケーションは楽でした。
卒業旅行は計画してないですねぇ。のんびりしたいです。
でも、向こうの言葉とか分かったんですか?
そういうの不安だ・・・
缶Beerの安さがたまらんとですね。