僕の愛息子、健二が最初に喋った言葉がこれだった。
あふれ出る怒りとも悲しみともつかない感情を持て余しながら、僕はそっと妻の様子を窺った。
「もっと!もっと罵って!」
生粋のハードMである好子は、快楽の真っ只中にあった。息子がそのように口汚く罵ってくる、という行為の中には換え難い悦楽が孕まれているのだろうか…。しかし、いつまでも傍観者でいる訳にはいかない。好子の体は僕の物だ。息子などに好き勝手にされていいはずはない…そう思い、健二に近づいたその刹那だった。
「オラッ!これでもくらいな!」
健二は、おそらく病院から退院した時にナースステーションから掠め取ったであろう注射器を素早くオムツの中から取り出し、僕の体を這う動脈に液体を−−おそらくアルコール−−注入したのだった。アルコールを血中から摂取すると、少量でも酩酊状態に陥る。急速に意識が混濁していく。薄れゆく意識の中、最後に見たのは好子が健二のオムツの中にある排泄物を「これや!この味やったんや!」と叫びつつ、恍惚とした表情で食している姿だった。その時、初めて彼女にスカトロの素養のあることを、知った−−−(FIN)
このような書き出しで始まる小説『虹の架け橋〜DREAM CATCHER〜』で直木賞を虎視眈々と狙っている僕こと肉欲棒太郎です!受賞した暁には、綿谷りさちゃんをヒーヒー言わせちゃいます!もう一人受賞してた右側の方はいらないよ!
夢を見ることは大切なことです。我々は限りない未来に思いを馳せ、まだ見ぬ自分を夢見ながら今日という日を生きていきます。「未来の自分」という虚像を実像たらしめるため、我々は日々そのための礎を築いているのでしょう。
しかしながら、夢というものに憧れる年もやがては終わりを告げます。年をとるにつれ、己を知り、社会を知り、現実を知っていきます。「やりたいこと」は「できること」に形を変えて、そのうち「しなければならないこと」だけになっていくのが実状でありましょう。
僕の友人にGという人物がいます。彼は僕の人生に多大な影響を与えた人物の一人で、おそらく彼がいなければ今もってこのように文章を書いてはいなかったでしょう。
寡黙な彼は、誰に対しても中々心を開くことはなく、ましてや夢を語るなどといったことはほとんどありませんでした。
そんな彼が、ある日ポツリと僕らに夢を漏らしたのです。
「俺の夢は、ギター一つでアメリカンドリームを達成して、富も名声も得たあと、俺が何の気なしにスラム街を歩いている時に、身に着けた高級な腕時計欲しさに近寄ってきた小さな子供に襲われて死ぬこと−−−それが俺の夢さ」
そう笑顔で語る彼の目つきは間違いなく狂人のそれであり、そういえば彼といえば学園祭で出店する鯛焼き屋のポスターを作る際、何故か中世の拷問風景の中で、奴隷が「鯛焼き食べたい…」などと血みどろの姿で呟いている様子を克明に描き、教師に怒られたということもありました。そんなアバンギャルドな彼のことを、僕は気に入っていたのです。
しかし彼は、ある時から音信普通になります。ここ2年近く、僕は彼と連絡が取れなくなりました。僕だけではありません、僕の友人、恩師など、軒並み彼と連絡が取れなくなったのです。彼のことだから本当に死んでしまったのでは…などと心配する人間も一人や二人ではありませんでした。でも次の瞬間では「まあいいか。Gだし」と吐き捨てる僕たちの周りには、間違いなく穏やかな空気が流れていました。
そんなGなのですが、昨日、何気なく電話を掛けてみました。しかしやはり反応はありません。まあこれもいつものことか…と思いながら床に就いた僕。しかし今朝、突如として彼から電話が掛かってきたのです。慟哭−−−驚愕とも言い換えていい感情が全身を襲います。
「もしもし。久しぶりやないか」
「おう。久しぶり」
「どうしたんか。ずっと連絡取れんかったやん」
「いや、俺はそういう破天荒な人間やん?」
いや、知らんし。『破天荒な人間やん?』って言われても、僕、分かりません。
ともあれ、軽く近況などを報告し合い、僕は久しぶりの彼との対話を楽しみました。そこで急に、先に挙げた彼の『夢』のことを思い出したのです。
「なあお前さあ、昔NYで死にたいとか言っとったやろ?あれ、未だに願っとるん?」
「いや、あれはもうやめたわ」
やはり、か−−−こうして、少しずつ何かを諦めながら、僕たちはゆっくりと年をとっていくのだろうな、などと漠然とした思いが僕の頭を巡る中、彼はそっと言葉を続けた。
「NYは金がかかるけん、他の国にするわ」
そう、彼は決して諦めてなどいなかったのだ。それどころか強固な精神力で、夢の実現可能性を高める為の舵取りまでしていたのだった。僕は頼もしさを覚えると同時に、ぶっちゃけNYとか言ってたうちは笑えたけど、お前『タイで死にたい』とか言い出したらかなりリアルでホントに笑えないぜ、やめとけよ、でもまあGだからいっか、と思ったのだった。
Gよ、永遠に。
何故かブックマークにタイ大使館が入ってるGと申しますm(__)m
肉欲棒太郎さんの日記、おもしろいですね(*^3^)
これからも更新楽しみにしています(>w<)ノ
頑張ってください( ノ゚ロ゚)ノ
穴るいじりながら、おなってみてよ。
いいかもしれない。
サザビーに売れるかもしれない、と皮算用に目覚めた私です。
現段階ではただの資源ゴミですが・・・
>> 現段階ではただの資源ゴミですが・・・
捨てるまではただの可燃ゴミのような気がするのだが? 捨てた後は何らかの役に立つのであろうが………
例えば場所を空けて Cass 氏の家を微妙に広くしたり、市役所のゴミ収集担当の公務員に仕事を与えたり、燃焼されて植物が光合成するのに必要な二酸化炭素を供給したり、地球を温暖化させたり等々………
だってはじめにNYっていってないのに。
細かくて、スマソ。