よく聞く話です。しかし果たしてこれは本当なのか?
「どんな浮気でもすぐ見抜く!悪は見逃さない!即ハメ即バレ!」
なんて、世の中はそんな御手洗潔みたいな女ばかりなのか?クイズ、そこが知りたい。
こういう時にすぐ話題の対象たる女性のエトセトラから考え始めるのは素人(アマ)の仕事よ。いきなり客体の研究に取り掛かるのではなく、まず主体を省みる。これがプロのプロたる所以です。
主体、つまりここではオス。
これは僕自身が男だから非常に論じ易いですねー。男というのは全体チンコとマンコの話が大好きです。否、チンコとマンコの話しかしない、チンマン話をするために生きている!と言っても決して言いすぎではありません。揺り篭から墓場までチンコマンコトーク。ピュア、なんですね。男というのは。
概ね10割の男性は、会話の冒頭で「今日チンコがね…」ということを話します。方言などで多少振幅がありますが、ここでは便宜上「チンコ」に統一します。この出だし、これは野球で言うところの「始球式」に当たります。言うなれば一種のセレモニー。ここから始まる球宴。
そこから段々とパーソナルな話、各々の「チンコマンコの5W1H」が展開されていくのです。かつて「All road lead to Rome」とシャウトした人がいましたが、比喩的に言えば「All talk lead to chinko」ということになりましょうか。観念的な話ですけれど。
チンポなんですよ、全部は。とにかく男はチンポを語り、またチンポで語る(in the bed)。チンポを見ればそいつのパーソナリティは大体分かるし、秘められた実力も露になる。男の器はチンポのデカさと正比例。これは学校では教えてくれない幾何学です。また、チンポに奔放・無頓着な人は大体において実生活もぞんざいです。あるいはチンポがガチガチの保守派・右に曲がったチンポを持つ人、これなんかは大体童貞だったり実生活も保守的です。ダイエットコーラに強い嫌悪感を示すのもこのタイプの人間。
なので、男としては上辺だけをなぞるような内容のない会話は耐え難い。最初からノーガードで殴り合いたいんですよ。男ってのは。それなのに
「本日はお日柄もよく…」
みたいなぬるいやり取り、機嫌取りをするのは男子の本懐じゃないのです。
「日本人は何言ってるのかわからない」
これは海外からよく揶揄される我が国民の特質ですが、実のところは日本男児もいきなり本題から入りたい。僕のチンポを語りたい、相手のチンポのダイナミズムを知りたい!偽らざる本音です。
「How are you?」
なんて言ってる暇があったら単刀直入に
「You must die!!」
とシャウトしたいんです。男は。ソースは、僕です!
ということで男の会話というのは性格的に常に抜き身での切り合い、野球で言えば常に両エースが160kmのストレートを投げ合ってるわけですが、これが女性になると若干違ってくる。どういうことでしょうか。
まず、彼女たちは絶対に「チンコ・マンコ」の話はしない。どれだけ僕がチンコマンコ方面の会話に水を向けても、頑として話に乗ってくることを断る。ノリノリでチンコマンコトークに付き合ってくれる気さくい女性はほとんどいない。いたとしても、深刻な顔面である場合が多い気がします。
思うに、彼女たちのトークはゆるいキャッチボールなのかもしれません。にこにこと穏やかに笑いながらあくまでも肩を温めるだけのトーク。そこに真剣味はあまりない。唐突にぶっつけ本番のドンパチを始めるのが男だとしたら、女性はゆるゆると時節の挨拶、斜め上の美辞麗句を駆使しながら茶を濁す。
けれど女は侮れない。彼女たちは対話の断片から会話相手の本質、人間的な核(コア)の部分を何とか窺おうとしているようなところがあるのだから。
A子「昨日、下山田先輩とお茶しててぇ〜。ペラペラペロペロ」
たったこれだけの情報でも、男と女では受け取り方が月とミトコンドリアくらい異なってくるのです。
男⇒お茶したんだー。つーかつまんねーなこの話。セックスしてぇー。
女⇒お茶してセックスしたのね。間違いないわ。濡れた捨て犬みたいな目をしてるもの。中で出してるわ。
この場合、ことの当否は関係ない。推測と独断。そしてイマジネーション。それらを有機的に結び付ける明晰な頭脳。女性には先験的かつ経験的にそういう能力がある。また不思議なことに、結構その推測が当たってたりするから侮れない。
彼女たちにおいては情報戦が全てなのだ。なので女性たちは、僕ら男が個人情報満載な姿勢で「チンコ」「マンコ」とシャウトしているのを概ね冷ややかな目で眺めている。そんなに自分の情報晒しちゃってどうするの?バカ?というような思いで。
彼女たちはとにかく強い。僕たち男が殴りあいでダイナミックに経験値を稼いでいる時に女性は周到にかつ堅実に経験値を稼いでいる。
ゲーム的に言えば最短距離でバラモス城に向かおうとして何度も死んでいるところを、彼女たちはアリアハンでスライムを100万匹くらい殺しているのだ。ダーマ神殿にたどり着く頃にはレベルが99を超えていたりする。だから現実に当てはめてみても、中学生くらいで女は立派に女になっていることが多いのである。それに比べてほとんどの男はまだまだ少年にしか過ぎないのに。これが恐ろしい。男は何度も死にながら、ギリギリの状態でゲームをクリアする。
どっちがいいかは、知りません。というか、ゲームを引き合いにだしたけど、そもそも女性はあんまりRPGとかしませんからね。幼少の頃、僕がドラクエをしてたら幼馴染の舞ちゃんに
「ねえ、メラとか言って楽しいの?それって誰か得するわけ?」
と真面目な顔で問われたことがあります。メラ(火の魔法)で誰か得するのか?この質問には何だか僕の全てを否定された気分になったものだった。
概して女性は損得に非常に敏感なわけです。おそらく、チンコマンコトークも得じゃないからしないんでしょう。そんな彼女も今では日銀勤務です。
それにしても、重ね重ねどうして女性はチンコマンコの話をあんまりしないのだろうか?持論だが、それはビジュアル面を考えてみればよく分かる。
例えば男同士がキンタマを握り合っている構図があるとする。屈強な男、にらみ合う竜虎。ンダコラ!ジョトダコラ!オンカッカコラァ!そんな叫びが聞こえてきそうな険悪感。これは絵になる。なぜならチンコ=急所だから。それを握り合って威嚇し合う、あるいはディベートを紛糾させる。ここには何か危機感がある。そしてキンタマを握り合って殴り合いを演じた二人は、きっと親友になれる。ような気がする。背景に夕日が見える。
では、もし女性が手マンし合った状態で睨み合っていたらどうだろうか?どう考えても百合の世界にしか見えない。「お姉さま」「オスカル」のワールドでしかない。そこに緊迫感は絶対にないし、せいぜいあっても一握りのエロスだけだ。女性がチンコマンコの話をしない所以である。メリットがないのだ、急所じゃないから。多分。
音楽に譬えてみましょうか。かつてレッチリがメンバー全員が裸(LA)になり、男のエッセンス部分(チンポ)にだけソックスを被せてジャケ写としたアルバムがあった。ビートルズのアビーロードをオマージュしたアレだ。何と言うか、あの写真にはエロスとか下品以前にそこはかとない品性を感じる。チンポソックスが芸術として昇華した瞬間だったと思う。
けれど、仮に同じく世界的アーティストのスパイスガールズが同様のことをやったらどうだったろうか?スパイスガールズが5人揃ってマンコにバイブを刺しているジャケ写。多分、そこにはエロしかない。購買層にしても、普通のジャケ写なら下北の女子大生が買うところ、この場合新橋のサラリーマンの方がよく似合う。
北欧のアクメ娘たち、来日!地獄の十連フェラ!
きっとこんな帯を付けられて。よく見ると「ソフトオンデマンド」とか書いてそうなジャケ写である。やはり女性にチンコマンコはそぐわない。それは男の専売なのだ。
女性の観察力があなどれない例として、こんな話がある。
僕の学友Sは東京に彼女がいたのだけれど、それを無視して彼は鹿児島にて派手に浮気をしていた。
「セックスはしてないって!」
これは彼の言葉だ。セックスはしてないから浮気じゃない、おそらく彼の主張はそこだったのだろうけれど、一般的に見てあれはどう見ても浮気だった。
それはどうでもいいのだけれど、ある日Sが家に帰ったら彼女が自分の部屋で正座して待っていたのだという。彼女、襲来。鹿児島ですよ?ちょっと代々木に行くのと訳が違うんですから。
Sは大いにうろたえた。彼女の緊急来日、シークレットライブ。そりゃ誰だって驚く。しかも彼はバリバリの犯罪者だ。後ろめたい理由がありすぎる。
「けどまあ、万一を考えて浮気相手の私物などは隠しておいたので大丈夫。そういう風に思っている時期が僕にもありました」
Sもさるもの、浮気にまつわる全てのアイテムは色んなところに封じ込めていたそうなのだ。このあたり「さすがにできるな」と唸ったのですが、彼女はその上を行っていた。Sが部屋に入りよく見ると、机の上に並べられた証拠物の数々。どうして?!隠したはずなのに!!Sは目の前が真っ暗になったという。
「あの時は本当にもうダメだと思ったよ。……もう浮気なんてしないさ」
と、世界まる見え風に言って許されるのはテレビの世界だけだ。敏腕刑事に全てを抑えられたSはその後ボコボコに説教され、軟禁され、当時彼は風邪をひいていたのにも関わらず風呂で一回、フローリングで二回、その他もろもろ、合計で計六回ものセックスを強いられたのだという。風邪なのに無理やりセックス、考えただけでも恐ろしい。いや、ここはそれでも勃起したSのマッシブを褒めるべきなのだろうか?僕にはもうよく分からない。
とにかくこの逸話から分かるのは、男性と女性では言葉の受け取り方が違うということ。Sにしても本人からすれば「浮気を察知させるようなことは言ってなかったのに」ということだった。けれどそこはやはり「チンコマンコ」の世界に生きている我々のこと。どこかでプンプン臭う証拠を発していたのだろう。そしてそれを鋭敏に察知した彼女が疾風迅雷の勢いで鹿児島にやって来たのである。げに恐ろしきは女の野生よ。
というわけで、やはり女性は鋭いんだと思う。みんな御手洗潔よ。僕自身もこれまで随分痛い目を見ました。なので最近は迂闊にチンコマンコと言わないように心がけています。なぜならそこから思わぬ大怪我をすることもあるのだから。本当はチンコマンコの話がしたいのに!と心で赤い涙を流しながら、実際には
「今日からマックシェイクが半額なんだってさ……」
というようなことを虚ろな目で話している毎日です。
翼のもげていく音が聞こえる。
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ご清聴ありがとうございました。
男が殴りあいでダイナミックに経験地を>
経験値では?
そんな俺は炭酸飲料否定派。
ちんこまんこを取ったら
何が残るというの・・・?
さすがはショタ欲さん!
男性は話を信じることからはいり、女性は話を疑うことからはいる。
オンカッカコラァ!www
私の知らない用法や、私の知らない文脈があるのかもしれませんが。
女性の勘は侮れない、という経験則には大いに同意します。
なんだか最初はまじかよォ(笑
みたいな雰囲気でよんでたんですけど
どこか心の奥底で
ブログの内容すべてを信じている自分がいる。怖い。
ちなみに女ですので
特に『男はみんな〜だ。』とか。
おうえんしてます!
鋭いひとうらやましい。
さて、実は私の家にはパソコンがなく毎日毎日、携帯のWebで肉欲チェックをさせていただいているのですが。
携帯というのはふざけた野郎で、余りにも長文だと途中で画面が切れてしまうんです…。シビトや小瓶(?)、それから天下一武道会1のような物だと…。
本当に勝手なお願いで申し訳ないのですが…。哀れな携帯ユーザーの為に一肌脱いで(あ、皮は剥かなくて結構です^^)長文を分割して掲載していただけないでしょうか…?
本当に勝手なお願い、申し訳ありません…。よろしくお願いいたしますm(_ _)m
長文失礼しました。
but I still love you,2949.
平手打ちカレイ
つPCサイトビューア
@日ェッチD回ゎしたぃってのが女の本音…
幼少の女子ってみんなソレ言うよね。
得とかじゃねんだって。
気持ちを昂揚させる儀式、言霊なんだよぅ!
チンコマンコチンコマンコウンコ…
しかも教室(高校)で
欲求不満ですけどなにか?
まあ父と弟の事なので性欲が絡む相手ではないからでしょうが。
男コワス
いつも思うのですが、「右(左)〜」とかって、どこを視点にして言うのでしょうか?
勉強になります!