162 名前: 1 投稿日: 02/10/22 16:37 ID:9dSyu/Q1

プルは考えていた。
自分にとって、モビルスーツとはなんなのか?
戦いの道具?いや違う。モビルスーツはただの道具。
私にとって存在意義はマシーンに乗ること。
そして敵を倒すこと。それだけのために生まれた。
そうしなければ生きている意味は無い。
存在理由は・・・・・それだけ。
だから、プルは思う。この大会に勝ち、私は手に入れる・・人間としていきる意味を。
キュべレイをみつめながらプルは唇を噛み締めた。

カツは考えていた。
自分はガンダム通の間にとってなんなのか?
脇役?いや、違う。かなり嫌われているはずだ。調子こいてんじゃねーよ、と。
勝手に出撃してなに考えてんだ。自業自得とも思われてるだろう。
あいつらに何がわかる。俺はホントは強いんだ!あれは事故だ。
この大会に出た理由は、そんな奴らをみかえすことだ。
カツは、サザビーを見ながら思う。
この機体なら・・クワトロ大尉なみの活躍ができるかも、と。
俺はハヤト・コバヤシの子供だ!自信はあった。
父さん。見ててくれ。俺は・・・カツ。
周りの空気が一気に冷えるのを感じた。
はずしたかな・・カツはそう考えながらコクピットに乗り込んだ。
164 名前: 1 投稿日: 02/10/22 17:03 ID:9dSyu/Q1
舞台は宇宙だった。
漆黒の闇、ゆらめく世界、無重力による軽い自己の喪失。
カツはこの宇宙の感覚が苦手だった。
そういえばアムロさんも宇宙が苦手だって言ってたな・・そんなことをおもいながらサザビーを扱う。
サザビーは予想以上に素晴らしい機体だった。機動性、パワー、反射速度。どれをとってもG・ディフェンサーより凄かった。
最高の気分だった。演説の一つでもかましてジオン・ズム・ダイクンの意思をつごうかな、と思うほどの。
けれどカツにそんな時間が長く続く訳が無かった。
突然右斜め方向に光線が走った。
慌てて機体を左にそらしてかわす。カツは間一髪に最初の攻撃を交わすと、視界にキュべレイの姿を捉えた。
すぐさまメガ粒子砲を放つ。遠い。あっさりとかわされカツは舌打ちをする。
おちつけ・・こっちの方がマシンの性能は上だ。そう言い聞かせながらビームライフルを連射する。
素早い。あっさりかわされ、カツは相手の実力を認めないわけにはいかなかった。こいつ・・できる。
キュべレイがファンネルを撃ち出す。一つ、二つ・・三つ。
カツにはそれがあたかも死神のように見えた。
こっちもだ!カツはそう叫びながらファンネルを負けじと撃ち出した。あっさり落とされる。
あ、俺ファンネル使えないんだった。
そう気が付いた瞬間、カツはモノアイの操縦席ごと離脱した。
諦めは人一倍早かった。すでに半泣きだった。
キュべレイは太陽の方向に流れている隕石を見つけ近寄った。モノアイを隕石に押し付ける。
カツは隕石に自分をめり込ませているらしいキュべレイを思いつつ、
逆襲のシャア・・・でたかったな・・と思った。
キュべレイの去っていく姿をみつつカツはシャアにもらった拳銃を自分のこめかみに当て引き金をひいた。
168 名前: 1 投稿日: 02/10/22 17:18 ID:9dSyu/Q1
カツの死亡が会場のアナウンサーから知らされ、一回戦は全て終わったと控え室にいたミライは思った。
二回戦は・・だれとだったかしら。ミライがそんなことを考えているとアナウンサーの声がまた聞こえてきた。
「しかし第三試合のキラヤマト、マチスの両名の死亡により敗者復活戦をすることにします。
なおこの試合は参加者全員で戦ってもらいます。生き残った一人が勝ち抜きです。」
そう伝える声がすると観客からドヨメキの声があがった。
「俺は参加するぞ!」ヤザン が手を挙げた。
「あたしもでるわ」エマ・シーンも立ち上がった。「ミネバも!」ミネバ・ラオ・ザビ閣下もいる。
「はいはい、どうぞご参加ください。あ、いっておきますが機体はみんな一緒でジムですので。これは純粋に実力で勝負してもらいます。
リュウ・ホセイさんの遺族からクレームがありましたので。」
そういってアナウンサーが苦笑する。
「それでは三十分後に始めようと思います。みなさん是非ご参加を。」
177 名前: 1 投稿日: 02/10/22 17:36 ID:9dSyu/Q1
「ブーン、トクワン、デミトリー、シンタ 、カテジナ 、キース、ニナ、名無しのガンダムファイター 、ドラゴンガンダム奪った盗賊団の頭領 に、
ゲモン、リリ・ボルジャーノ、コレン 、ハサウェイ、ヤザン、ミネバ、エマ」
現在の参加者はこのくらいですね?アナウンサーが息を切らしながらいった。
「かなりいますね・・あ、モハメド・アタさんは既に死亡。ビル・ゲイツはパイをぶつけられて帰りました。ノビタは寝てるのでこの三人は不戦敗です。」
それでは、アナウンサーは紙コップの中のジュースを美味そうに飲んでからいった。
「あと十分ほどで参加は打ち切りです。」
ミライはその声を聞きつつこれ以上死亡者がでないように祈るしかない自分に嫌気がさしていた。
186 名前: 1 投稿日: 02/10/22 17:44 ID:9dSyu/Q1
「コレン 、ケリーレズナー、アナベル=ガトー 、レビル将軍、ハマーン、 やっぱり来ちゃった東方不敗さんのあらたな参加を歓迎しつつ募集を終了したいと思います。」
では試合を始めますのでこちらへどうぞ」
アナウンサーはそういった。試合開始だ。
190 名前: 1 投稿日: 02/10/22 17:57 ID:9dSyu/Q1

参加者全員で二十二人・・・場所は廃墟あとか・・・。みな配置についてるらしいな・・。
ハマーンは冷静に状況を判断しつつ考えていた。
強敵なのはやはり・・ハサウェイとヤザンそれにガトー・・東方不敗はドモンがむりやりつれて帰ったみたいだな・・。
まずは雑魚を倒すか・・。

ガトーもほぼ同じ事を考えていた。ハマーン・・彼女が最強だな。みんなジムだというのに一人だけ途方も無いプレッシャーだ・・。
だがジオンの栄光のためにも退かぬ。ガトーの顔に決意が浮かぶ。

ハサウェイはあんまり考えてない。が、彼の頭には父ブライトのことが渦巻いていた。
閃光のハサウェイがビデオ化されないのはお前のラストのせいだ!コクピット内でそう叫んだ。

ヤザンは、ZZの自分の扱いの悪さに腹を立てていた。俺はカミーユと互角に戦った男だぞ!
オールド最強だ!そう意気込む彼の頭皮は過ぎ去った歳月を感じさせた。
他の参加者達も考えは違えど勝つという決意はみな固かった。
「それでは試合を始めます!」
アナウンサーが叫んだ。戦いの始まりだ。
191 名前: 1 投稿日: 02/10/22 18:13 ID:9dSyu/Q1
まず最初に動いたのはやはりハマーンだった。
勢いよく飛び出すと目の前にいたシンタの機体を撃ち抜き、振り向きざまにこちらをねらっていたトクワンも撃ち抜く。
さらに横っ飛びに機体を動かし、カテジナとキースの攻撃をかわす。
ハサウェイも負けていない。ニュータイプに覚醒しつつある彼はエマの機体をサーベルで切り裂くと
マシンの勝手が違う、と叫んでいた名無しのガンダムファイターもついでとばかり切り裂く。
多すぎる!ハサウェイはデミトリーのサーベルをさけつつ愚痴った。
ヤザンは物陰に隠れ様子をみていた。これだけの数を相手にするのは馬鹿げている。
戦わせて残った機体を倒す。これが最上の策よ。年季の違いだな。
一人ほくそえんでいた。
リリ・ボルジャーノは参加を後悔していた。あの女の機体、同じジムとは思えない強さだ・・。
勝ち目はない。棄権は・・できないのか?そう思いコクピットから無線で係員を呼び出す。
きいた結果どうやら一番右上のボタンが棄権ボタンだそうだ.。リリ・ボルジャーノは迷わず押した。
次の瞬間ジムは鈍い音を立て爆発した。
無線を傍受していたブーンは驚いた。棄権・・・危険?係員を殺したくなった。
ふと後ろから音がする。やばい。機体を動かそうとしたその瞬間ハマーンのサーベルがブーンのジムを切り裂いた。
これで残り・・・15人!ハマーンはそう叫んだ。
後ろにガトーの機体が近づいていることには気が付かなかった。
192 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/22 18:13
ハマーンはミネバ様を撃てるのか?!
193 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/22 18:14
>>192
こらこら、ネタバレはいかん。
196 名前: 1 投稿日: 02/10/22 18:26 ID:9dSyu/Q1
ガトーはずっとチャンスをうかがっていた。
ハマーンさえいなくなれば後は何とかなる。そう思いハマーンの後ろを用心深くついていった。
途中でカテジナとやらの機体を切った。クロノクル、と聞こえた気がした。
ハマーンがブーンの機体を切り裂いた瞬間、隙が生まれた。
ガトーはその隙を見逃さなかった。撃った。かわされた!
これがニュータイプか!ガトーは驚愕した。慌てて後退し、身を隠す。
ハマーンはガトーの攻撃をかわし、私に勝てるわけはないのだよ、と呟きながら更に獲物を探した。
コレン とやらの必死に逃げる機体を撃ち抜き、更に、ビル影に隠れていたドラゴンガンダム奪った盗賊団の頭領の機体も撃ち抜く。
あと何人だ?ハマーンは冷静に考えていた。
ハサウェイはキースとの戦いをしていた。中々手ごわい。こいつあまりメジャーではないが死を覚悟した鼠って奴か!
ハサウェイはそう叫びビームサーベルの出力を上げた。リーチが伸びる。
キースのジムの頭部にあたる。しめた、モニターをうしない混乱しているジムを片付け、振り向くとハマーンが盗賊団の頭を倒した所だった。
ハマーンの機体を観察しつつ動いていると、ハマーンの動きにハサウェイはある事にきづいた。
ガトーも気が付いた。ハマーンはある特定の機体を庇っていることに。
なにかあるな、ガトーは薄く笑った。
197 名前: 1 投稿日: 02/10/22 18:34 ID:9dSyu/Q1
会場は興奮状態だった。シャアも食い入るようにモニターをみつめていた。
ハマーン・・こんなに腕を挙げているとは・・私でも勝てないかもしれん・・。
シャアはそう呟き彼女の動きをみつめたが、そこには郷愁の表情が僅かに浮かんでいた。
アナウンサーが叫ぶ
「さぁ、あと残っている機体はハマーン、ハサウェイ、ガトー、ヤザン、ミネバ、ケリーレズナー、レビル将軍、デミトリーの計七人です!誰が生き残るのか!まったくわかりません!!」
そういうと唾を飛ばした。会場は更にヒートアップしていった。
201 名前: 1 投稿日: 02/10/22 18:45 ID:???
ハサウェイの違和感は確信にかわった。
間違いない!ハマーンはミネバを庇っている!さっきからの行動は全てミネバを中心にしている。
そうハサウェイが考えたのと同時に背後から突然捕まれ声がした。直接接触による会話だ。
しまった。後ろをとられていた!やられる。
「私はアナベル・ガトーだ。ハサウェイとやら、君は気付いているかもしれないがハマーンはミネバとやらを庇っている。
ここは協力してアイツをたおそうではないか・・こんなことは本当はしたくないのだが・・ジオンのためだ」
ハサウェイは考えた。断ればこのまま撃たれるだろう。飲むしかない。
それにハマーンは強い。一人では勝てないだろう。
現にこう会話している間にレビル将軍の機体がレーダーから消えた。
時間が無い。ハサウェイは協力の意思をつげた。
「よろしい。では私がハマーンを狙うので君はミネバをねらい注意をひきつけてくれたまえ」
そういうとガトーのジムはハマーンのほうに消えた。
いくか、ハサウェイはそうつぶやくとミネバに向け機体を飛ばした。
206 名前: 1 投稿日: 02/10/22 19:07 ID:???
ハマーンは少し疲れていた。
ミネバ様を守りつつ戦う。これは思った以上に神経をすり減らす戦いだった。
だが、ネオ・ジオンのためミネバ様のためである。ハマーンはミネバ様に近づいてきたケリーの機体を撃ち抜いた。
「ミネバ様、大丈夫ですか?」そう話し掛ける。返事が無い。どうやら震えて声も出ないようだ。
早く終わらせなければ。私とミネバ様だけにして、私が棄権すればミネバ様の勝利だ。
それにしても、ハマーンは思う。いつミネバ様は私の目を抜けて参加してのだろう?そんな甘い警備ではないつもりだが。
まぁ、いい。ミネバ様を勝たせて二回戦は棄権すればいい。とりあえず参加した以上ミネバ様に勝利を与えてあげたかった。自分の事はどうでもよかった
ふと視界にジムが見える。また来たか。これはおそらくガトーだろう・・できるが私の敵ではない。
そう考えると、ジムを前方に動かす。ガトーがさがる。こちらが進む。ガトーはまた後退する。
なにを考えているんだ?何故撃ってこない?
ハマーンにはわからなかった。そのとき後ろの方で激しい音がした。
慌てて後方をみるとミネバ様にジムが凄い勢いで近づいてきている。
やばい、ミネバ様が危険だ。ジムを走らせる。足場が悪い。チッ、キュべレイならば・・
ミネバ様に近づくジムに射撃しつつ、威嚇する。
しかしハマーンは気がつかなかった。ヤザンがすぐ側の瓦礫に隠れていることを。
「俺にはザビ家もなにも関係ねぇぇーーー!」ヤザンの機体が飛び出す。
ヤザンのビームサーベルがハマーンの機体を貫く。
「ミ、ミネバ様・・・申し訳ありません・・・ック」
ジムは爆発した。ハマーンは死の間際シャアの顔をみれた気がした。
ハサウェイはハマーンの機体が爆発したのをみて、これでよかったのか考えていた。
彼女はミネバという人物を守るために死んだ。
しかし、ミネバとは?・・そうかジオンの息女の!
ハサウェイは目の前のジムを見た。この中にミネバがいるのだ。
目の前に光線が走る。ハサウェイは慌てて下がる。ビームはミネバのジムを正確に撃ち抜いた。
撃ったのは・・ガトーだった。
何故?ハサウェイはわからなかった。ガトーはジオンの人間だろう?
207 名前: 1 投稿日: 02/10/22 19:21 ID:???
「ミネバ様?・・そこにいるのはミネバ様じゃない、影武者だ。ハマーンをこの戦いに参加させるために仕組まれた餌だよ。」
ガトーはそういいながらジムを走らせた。ハサウェイは慌てて下がる。
「私もさっきまで知らなかったのだが・・・戦いの最中にそう教えてくれた人物がいてね・・。しかもその人物の背後にはこの大会の主催者がからんでいる。」
ハサウェイはライフルを捨てビームサーベルを取り出した。もうエネルギーがない、ジムの悲しさだった。
「つまりハマーンが邪魔だったのだろう。私にとっても0083のとき援軍を出してくれなかった恨みもある。それで、さ。」
そういいながら彼もビームサーベルを抜いた。
ハサウェイは後ろにヤザンの存在も感じていた。同時にくる!
ハサウェイの機体が僅かに動いた瞬間、二つの機体が向かってきた。
ここまでか・・ハサウェイがそう覚悟を決めた瞬間、後ろのヤザンの機体がライフルに貫かれた。
「誰だ!」ガトーが叫びライフルの方向をみる。顔には驚愕の色がうかんでいる。

デミトリーだった。
「いたの?」ガトーは呟いた。ハサウェイも呟いた。
211 名前: 1 投稿日: 02/10/22 19:28 ID:9dSyu/Q1
デミトリーは得意満面だった。だれが自分がここまで残ると予想しただろう?
鼻歌でも歌いたい気分だった。歌った。
「あ・おく眠る〜水のほしに〜そぉっと〜」
なんせヤザンを倒したのだ、自分で自分を誉めてあげたかった。
「くちずけして〜命の火を灯す〜ひとよ〜・・・」
あれ、この後なんだっけ?デミトリーは深く考えた。
思い出したとき、デミトリーはビームサーベルの輝きをみた。
216 名前: 1 投稿日: 02/10/22 19:43 ID:9dSyu/Q1
「さぁ、これで我々2人きりになったわけだな・・。」
ガトーがそういいながらハサウェイに近づく。
ハサウェイも「そうみたいだけど・・一人なんだよね。生き残りは」とさがりながら言った。
「そのとおり。そろそろ終わらせよう。この回ちょっと長すぎだと思うからね。」
「ジムがジムにむかっていく。ジムが倒れる。ジムがとどめを刺す。あぁーかわした!」
アナウンサーが叫ぶ。はっきり言って何を喋っているか判らない。シャアはそう思いながらハマーンが死んだことに衝撃を受けていた。
私より先に死ぬとはな・・・そう呟く。
観客の声が一際大きくなる。終わったか・・まぁどちらでもいい。
そう思いながらモニターをみたシャアの目に映ったのは巨大なリングとそれに吸い寄せられている二つの機体だった。
あれはなんだ?思わず身を乗り出す。誰かが叫ぶ。あれはエンジェルハイロウだと。
エンジェルハイロウ?サイコミュで洗脳するとかのあれか?シャアはビクトリーはよく判らんと思った。
ハサウェイとガトーも同じだった。戦っていたら突然吸い上げられたのだ。
けれど・・心地よい。眠気が襲ってきた。もうどうでもよくなってきた。
父への思い。クェスへの後悔。連邦への恨み。ジオンの再興。
「眠りなさい・・」
2人の意識はそこで消えた。
アナウンサーが叫んだ「勝者はエンジェルハイロウ!シャクティです!」
217 名前: 1 投稿日: 02/10/22 19:45 ID:9dSyu/Q1
とりあえずこれで一回戦は終了です・・。
220 名前: 1 投稿日: 02/10/22 20:37 ID:9dSyu/Q1
二回戦は
ドモン VSミライ・ヤシマ
ギュネイ・ガスVSエンジェルハイロウ
エマリーVSアムロ・・(内臓ミサイル・・恥ずかしい)
プルVS (リザーバー)
えー、すいませんがリざーバーが一人いります・・。
だれかいたらかいて下さい。一番早い人のキャラにしたいと思いますので・・。
あとアムロに乗せるMSとドモンのMS募集です・・。いいのあったら案ください
228 名前: 通常の名無しさんの3倍 投稿日: 02/10/22 20:45
アムロ=RX-78ガンダム
ドモン=生身
231 名前: 1 投稿日: 02/10/22 20:49 ID:9dSyu/Q1
二回戦は
・ドモン (生身)VSミライ・ヤシマ (とブライト、フラウなどホワイトベース)
・ギュネイ・ガス(ヤクト・ドーガ)VSエンジェルハイロウ
・エマリー(ラビアンローズ)VSアムロ・・(RX-78ガンダム )
・プル(キュべレイ)VS シャア(ゾゴック)
になりました。書き込んでくれた人ありがとう。
236 名前: 1 投稿日: 02/10/22 20:59 ID:9dSyu/Q1
翌日・・・
快晴の空の下、ドモンは悩んでいた。
なんせ今日の相手はホワイトベース・・・こっちは生身だ。
師匠ならともかく(昨日は追い返すのに苦労した)、自分では厳しい。
係員になんかボールみたいな機械をもらった。サポートとして使っていいらしい。
馬鹿げてる。公開処刑か、これは。
「ドモン、ガンバル。ハロ。」
ハロねぇ、ドモンはため息をついた。どっちにせよもう時間はない。
ドモンは覚悟をきめた。
ミライはブライトとベッドの中にいた。
昨夜のブライトの主砲は凄かったわ・・などとぼんやり考えていた。
ブライトはそんなミライをみながらこの年で恥かきっこができたらどうしようと今更ながら昨日のことを後悔していた。
ハサウェイがなんと思うか・・・。ブライトは憂鬱だった。
係員から開始三十分前の電話が入る。
ブライトは第一級戦闘配置と叫びながらトランクスをずりあげた。
そんなブライトをみてミライはやっぱカムランにしとけばよかったかしら、と思った。
237 名前: 1 投稿日: 02/10/22 21:08 ID:9dSyu/Q1
戦いは公平をきすために地上で行なわれ、ホワイトベースは飛ぶことを禁じられた。
ドモンとホワイトベースの間の距離は五百メートル。周りには何も無い。草が所々にはえているだけだ。
ビーーーーーー、開始の合図がなった。
ドモンとハロは全速力でホワイトベースにはしった。
乗り込んで全員撲殺。それしかない。
ドモンはそう考えていた。
ミライたちはかなり油断していた。まさか負けることはあるまい。相手は生身だ。
ホワイトベースのクルーは皆そう思っていた。
ブライトが「早く撃ちなさい・・。はぁ〜、ノーリーズンが落馬しなきゃなぁ。」などだらだら命令を出していた。
ドモンはまだ何とか走っていた。自分の目の前をまたミサイルが横切る。
ハロが落下地点を推測して教えてくれる。勘で。
爆風に吹き飛ばされながらも徐々にドモンは近づいていた。
ブライトとミライはヤフーに何を出品しようか考えていた。
238 名前: 1 投稿日: 02/10/22 21:26 ID:9dSyu/Q1
「うん、ヤッターマンのテレカにしよう!」そうブライトが決めたとき既にドモンは後五十メートルの位置まで来ていた。
艦長!ドモンが、とセイラさんが叫ぶ。ブライトが自分を棚に上げて「何やってんの!」と叫ぶ。
ミライはそんな状況をみて冷静にハヤトコバヤシに命令を下した。
「出陣よ!」
ハッチが開き、中からガンキャノン、ガンタンクがでて来る。
「そんなのありかよ!」ドモンが嘆いた。あと20メートルなのに!
「生身の人間か?いいのかよ」
カイ・シデンがぼやく。
ハヤトが無言でキャノンをぶっ放す。
すさまじい衝撃がホワイトベースにも伝わってきた。
ドモンとハロは「あんなに一緒だったのに」をうたいながら、永久(とわ)の眠りについた。
ミライは、ゴメンね、と呟いた。
ブライトはロランたんとメールをかわしていた。
タムラ料理長が食事の準備ができたことをつたえにきた。
ホワイトベースは平和そのものだった。
245 名前: 1 投稿日: 02/10/22 21:41 ID:9dSyu/Q1
ギュネイは昨夜の戦いのビデオを見ていた。
エンジェルハイロウ・・サイコミュなのか・・精神に直接影響するのか・・。
これは苦しいな。勝てるだろうか。
しかし結局操ってるのはシャクティとかいう小娘だ。
簡単に倒せるだろう・・。
ギュネイはそう考えた。自信はある。俺は・・勝つ!
ところで・・その子クェスよりカワイイかな?ふとそう考える。
慌てて頭を振る。俺はロリコンじゃない。
あんな変態、大佐みたいになってたまるか!そう言い聞かし、ヤクト・ドーガに乗り込む。
遠くでシャアの「認めれば楽になるのに・・」という声が聞こえた。
247 名前: 1 投稿日: 02/10/22 21:53 ID:9dSyu/Q1
戦いはどうやら廃墟あとでおこなわれるらしい。
ここは昨日ジム達による壮絶な戦いが行われた場所だ。
いたるところにジムの残骸が転がっている。その前の戦いのストライクガンダムの残骸もある。
ポリンキーもある・・?なんだこれは。
ギュネイがそんな事を考えていると、開始のブザーが勢いよくなった。
慌てて上空を見上げる・・。いた。エンジェルハイロウだ。
それにしてもでかいな、ギュネイはヤクトドーガを上昇させて近づきながら思った。
これは・・・コロニーほどじゃないにせよ・・半端じゃないぞ。
そう考え用心深く周りを旋回する。
五分もたったろうか・・
突然ギュネイ・ガスを猛烈な眠気がおそった。あやうくヤクト・ドーガがぐらつく。
な、なんだこれは。ギュネイは精神を集中させ耐えた。
「眠りなさい・・。」少女の声が響いてくる。
これがそうか!ギュネイは必死でたえた。ヤクト・ドーガはニュータイプ用である。
精神波のようなものは少しは影響力を弱めたようだ。
こらえた。だが、そんなギュネイにビームライフルが襲い掛かった。
なに、慌てて急旋回しながらかわす。砲台もついているのか?エンジェルハイロウに目をやる。
いや、違う。そこには四体のモビルスーーツが立っていた。
249 名前: 1 投稿日: 02/10/22 22:13 ID:9dSyu/Q1
あれは・・昨日行方不明になったアンディとバーニィ、それにハサウェイとガトーのマシンじゃないか。
ギュネイの脳裏に先ほど見たビデオの映像がよみがえる。
こいつら・・・まさか洗脳されたのか?
また撃ってくる。ヤクトドーガはひらりとかわした。無線がはいってくる。
「こちら、ガトー、ギュネイとやらこちらにはいらないか?楽しいぞばら色だ」
勧誘か?ふざけやがって。
ふざけるな、このロリコンども手前等なに考えてんだ!、そう叫んだ。
「これは心外だな・・ロリコンは君の方じゃないのか?恥ずかしがることはないカミングアウトしたまえ」
ガトーは冷静にそういった。見透かされてる?ギュネイは動揺した。
「みんな秘密をもっていきているのだよ。例えばバーニィはショタコンだ。ビデオをみればすぐわかる。」
そういえばそうかも、ギュネイは0080を思い出しながら考えた。
「彼はここに来るまでそれを必死に隠していた。しかしここで心の平穏を手に入れたあとは彼は喜んで告白したよ。実はロランたんもハァハァです、とね。」
それに、ガトーはいった。
「私もナチスなど軍隊オタだった。ゲッペルスに辛抱たまらんとまで思った。ハサウェイもロリコンだ。」
つまり、ガトーは言った。
「要するにだ。こちらでは世間体を気にしなくていい。それに君は強化人間だ。世間の風は冷たかろう?」
ギュネイは心が揺らいできた。俺もアノ輪の中に入って桜タンの画像キボンなどいいたい。
そう思ったそのとき、突然ハサウェイのビームライフルがヤクトドーガをつらぬいた。
ギュネイは呆然とし
ヤクトドーガが貫かれたことを確認し、自分が助からないことをさとった。
地面に激突するまでのわずかな時間、ハサウェイは自宅にあるロリビデオの山を見つけたときの親の反応をおもった。
「ハサウェイ、どうしてギュネイを撃ったんだ?」がトーが尋ねた。
「どうしてかだって?アイツはクェスを助けきらなかったんだ!死んで当然だ!」と吐き捨てるようにハサウェイは言った。
ゆがんでるな、なにもしなかったキースはそんな事を思った。
地上で爆発音が 響いた。
つづく
いや待てwwwwwwロリビデオってwwwww