古代日本―――
国土に広がる数多の山々には
神々が宿ると
信じられていた――
〜今から数百年前 とある東の国で〜
「大変です!内藤殿大変です!」
( ^ω^)「騒々しいぞ足軽!殿中にござるお」
時は江戸、ある藩の大名が住む城内。
内藤はここの城主に仕える有能な家臣として働いていた。
「も、申し訳ありません。けれど、大変なんです……!」
( ^ω^)「さっきから大変だ大変だと申すが、何が大変なんだお?」
「殿が……殿が死にそうなのです!」
( ^ω^)「な、何と!」
殿が死に瀕している……武士である内藤にとって、この知らせは大変な衝撃だった。
武士とは、君主に仕え君主に殉じる存在である。
その存亡が掛かっているとあれば、それはそのまま内藤のアイデンティティに関わる問題なのだ。内藤はすぐに殿の下へと駆けつけた。
( ^ω^)「殿!」
( ´・ω・)「うう……内藤?内藤か?内藤はどこに……」
( ^ω^)「殿、内藤はここにござる」
弱弱しく差し出された殿の手をギュッと握る内藤。かつて乱世の覇者として名を馳せた君主の手は、最早勇猛だった頃の面影を微塵も残していなかった。
そこにあるのは憐れにも骨ばった、脆く儚い掌(たなごころ)……。
( ^ω^)「殿……一体どうなさったのですか……」
( ´・ω・)「内藤……わしはもうダメじゃ……この体を病に侵されてしまったようじゃ……」
( ^ω^)「病……おい中山!どういうことだ!申せ!」
中山、と呼ばれたのはこの君主かかりつけのドクターのことだ。内藤が部屋に入って来た時より殿の御前で神妙な顔をして座っている。
「内藤殿、それがどうやら、殿はインポになってしまわれたのです」
( ^ω^)「なんと……!」
内藤はドクターの言葉に少なからず衝撃を受けた。殿がインポに?まさか!かつて乱世の絶倫王として名を馳せた君主が、インポ(淫歩)などになろうわけがない!しかし、殿のこの衰弱した様子はどう説明が付く?分からぬ……拙者には何も分からぬ……!
( ´・ω・)「ウ!オフゥ!エッエッエッ!」
( ^ω^)「殿!殿!しっかりなさって下さい!」
「まずい禁断症状だ!」
( ^ω^)「禁断症状?!」
「ええ、殿自身には未だ余りある性欲があるのですが、いかんせんそれを爆発させる術がない」
( ^ω^)「インポだからね」
「YES。それが己の体内で陰の気として停滞し、臨界点を超えたところであのようにして……いけない!」
( ^ω^)「どうした!」
( ´・ω・)「城麻美……小室友里……飯島恋……ウ!オフゥ!エッエッエッ!」
( ^ω^)「殿!殿ぉーー!!」
「内藤殿、どいて下さい!ここは私が!」
そう言ったドクターはものすごい力で内藤を押しのけると、城主の耳元にそっと近づき何やら処置を始めた。
「細木数子の……ポロリもあるヨ……細木数子の……ポロリもあるヨ……」
( ´・ω・)「やめて僕はタッキーじゃない!タッキーじゃないよ!」
ドクターの囁きを受け、城主は事切れたようにパタリと眠りに着いた。
「……ふう、これでしばらくは大丈夫でしょう」
( ^ω^)「大丈夫なのか」
「さて本題です。内藤殿、このままいけば殿は確実に……死にます」
( ^ω^)「ゴクリ……」
ドクターから容赦なく浴びせかけられる言葉。しかし内藤は神妙に耳を傾ける。
「この病の厄介なところは、投薬で根治することは不可能ということです。ましてや手術も効果がない。つまり、打つ手立てがないのです。我々は殿が死ぬに任せるしかない……そうなると嫡子のいない殿の家系は殿の代で滅亡、さらにこの藩も解体。我々は路頭を彷徨うことになるでしょう」
( ^ω^)「そんなのは嫌だお!困るお!年金はどうなるんだお!」
「そんなもん、なくなるに決まってるでしょう」
( ^ω^)「そんな!死んじゃうお!年金がなきゃ死んじゃうお!」
「うろたえるな!」
( ^ω^)「……!」
「ドイツ軍人はうろたえない」
( ^ω^)「拙者としたことが……」
「いいんです。取り乱すことは誰しもあること……。そして内藤さん、殿が治る見込みはまだあるのです」
( ^ω^)「本当でござるか!」
「ええ……ただ、これは雲をも掴む話なのですが……」
そこで言葉を区切り、空を仰ぐドクター。厳しい顔をしている。
『戻れない道を歩むことになるかもしれないが……それでもいいのか?』
ドクターの生み出した『間』は、内藤にそう問いかけているかのようだった。
( ^ω^)「……生きるも死ぬも殿と共にと決めたこの身、たとえ拙者が朽ち果てようとも、それが忠義に沿うのなら喜んで朽ちよう」
「その言葉を聞いて安心しました。ではお話します。これは随分昔に聞いた話なのですが、我が師によれば西の西の更に西、この国から最果ての地に『伝説』と称される花魁が存在するらしいのです」
( ^ω^)「花魁ってなんだお」
「ま、ソープ嬢みたいなもんですかね」
( ^ω^)「どうも、どうもどうも」
「そのソープ嬢のテクたるや凄まじく、ひとたび口吸いすれば男・精子を噴出し、次に股間を優しく擦れば男・腰が砕ける。かつまた彼女とまぐわれば男・快楽に昇天する……」
( ^ω^)「ゴクリ……」
「そのソープ嬢が殿に手当てを施せば、あるいは殿は回復するかもしれないのです。内藤さん、あなたの力で是非彼女を探してきて欲しいのです」
( ^ω^)「……ドクター、時にその女の名前は」
「……天使の右乳、悪魔の左乳を持つ女。人はこう呼びます。
『胸の谷でイクシカ』と……」
( ^ω^)「胸の谷で……イクシカ……!」
「内藤さん、頼れるのはあなたしかいないのです!どうか、どうかイクシカを見つけ出し殿を、殿の命を!」
気付けばドクターは泣いて内藤に懇願していた。殿が死んで路頭に迷うのは何も武士だけではない。彼に召抱えられていた全ての者は殿とその運命を共にする定めにあるのだ。内藤はその双肩に、この藩の者全ての期待を重く感じとった。
( ^ω^)「任されよう!」
こうして、内藤の旅は始まった―――
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( ^ω^)「ひいひいふう。山越えはきついお。それにしても手がかりが少なすぎるんだお。全くどこまで歩けばいいのやら……」
険しい山を身一つで登っているこの男、内藤。
殿の病を治すため遥か西の国を目指して旅立った彼だったが、この時藩を出てから早くも三日が経過していた。
( ^ω^)「早くしないと……殿の危険が危ない……休むわけにはいかないんだお!」
彼は三日三晩歩き続けていた。体力はとうに限界を迎えていたが、それでも彼を突き動かすのはただただ忠義の心……そう、主君への忠孝の精神が内藤を突き動かしていた。
( ^ω^)「ふう、それにしてもさすがに疲れたお。ちょっと一休みするか。よっこらセックス」
ゴクゴクゴク。内藤は懐から竹筒を取り出すと喉をならして水を飲んだ。切り株に腰かけ、ふと周りに目をやる。
( ^ω^)「おや、こんなところに野生の大根が」
内藤の傍らには山道に忽然と生えた一本の大根だった。長旅をする内藤の前に、この大根の存在はまさに神の配剤。一刻も早く引っこ抜いて食料とすべきであろう。ありがたや、ありがたや。
( ^ω^)「……」
しかし内藤は発見した大根を前にしながら、一向に動く気配がない。あまりに疲れて動けないのであろうか。と思ったその時。
( ^ω^)「なんといやらしい姿態……思わず欲情してしまった。この大根は間違いなくテクニシャン」
なんたること、変態です。乙女、パスタに感動。内藤、大根に欲情。こいつは世もまつだ。
( ^ω^)「シュ、シュ、シュ……いいお!大根いいお!」
ついに大根に欲情してオナニーを始めてしまった内藤。それはオカズ違いだぞ!と言っても暴走機関車内藤はやめられない止まらない。それにしても三日歩いた後にオナニーとは、疲れマラの凄さは計り知れないものがある。
( ^ω^)「いい……いいお!いくお!おい大根!口開けろ!」
内藤のテンションは最早天井知らず。大根にぶっかけようとしているこの男、内藤。何でこの男は産まれたのだろう?教えてくれ、誰だよこいつ産んだの。Tell me, Somebody tell me, Please tell me. まだ君の声は届かない。
ドガッ!
( ^ω^)「ぎゃん!」
まさにフィニッシュを迎えんとしていた内藤を突如襲った激しい殴打。
( ^ω^)(一体……何が起きたんだお……)
後頭部に強い痛みを覚えながら、そのまま内藤は深い眠りに落ちていった。
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…ジャー …ジャー
( ^ω^)(なんだお……水の音が聞こえるお……)
内藤は深い闇の中にいた。
その中で聞こえるのは、遠く遠くから響く水の滴る音だけ。
夢ともうつつともつかない意識の中、内藤はただ水の音にだけ鼓膜を委ねた。
しばらくするとひんやりとした感覚を額に感じる。ひどく冷たいが、長旅に疲れた体にはその冷たさがとても心地よかった。
( ^ω^)「……いいお……気持ちいいお……」
「あっ、父ちゃん!この人気付いたみたいだよー!」
( ^ω^)「なんだお?」
脇から不意に子供の嬌声が聞こえた。内藤は慌てて体を起こそうとする。
( ^ω^)「ぎゃん!痛い!頭が痛いお!」
(‘A`)「おいおい、まだ無理はしなさんなよ……」
遠くから先ほどの子供とは別の声が聞こえた。声の主はどうやら内藤が横になっている家の主らしい。内藤は頭痛を堪えながら薄く眼を開けた。
( ^ω^)「拙者は一体……」
(‘A`)「おお、気付いて良かったな。いやあ悪い悪い、あんな山道でゴソゴソしてる生き物がいたからてっきり豚か何かだと思ってよ。後ろから思いっきりぶん殴っちまったよ。ハハハハハ」
と、いうことは先ほどの後頭部の打撃はこの男の仕業なのか?状況を整理する内藤。誤って人を殴ってしまったものだから、こうして家に連れ帰り手当てをしている、ということか……。
(#^ω^)「なんちゅうことをしてくれたんや……」
(‘A`)「ま、覆水盆に帰らずってな!誰しも過ちはあるんだからそうカリカリしなさんな」
(#^ω^)「野郎!ぶっ殺してやる!」
内藤はいきり立って刀を鞘から抜いた。と、その時。
(‘A`)「おやおや、そういう態度に出るのでしたらこちらにも考えがあります。あなた、先ほど大根をオカズにオナニーなさってましたよねえ」
( ^ω^)「し、知らんお」
(‘A`)「しらばっくれますか……まあそれもいいでしょう。ところでこいつを見てくれ。これをどう思う?」
( ^ω^)「!!」
男が内藤に見せたのは、携帯で撮られたムービーだった。
( ^ω^)『ああ、いいお……大根いいお……』
おそらく、殴られた直後のものだろう。内藤は下半身丸出しの虚ろな目で大根、大根と呟いていた。
( ^ω^)「こ、これは」
(‘A`)「あんた、これでも白を切るつもりかい」
( ^ω^)「他人のそら似だお。あるいはドッペルゲンガー」
(‘A`)「小賢しいわ!とにかく、あんたが俺を切るってんなら俺もこの動画ネットでバラ撒くぞ!」
( ^ω^)「汚い!最低よ!最も低いわ!」
(‘A`)「おうおう、最高の褒め言葉だねえ。何とでも言え。ま、とにかくお互い利害は一致してるんだ。あれこれ野暮なことを言うのはやめにしましょうや」
( ^ω^)「……仕方あるまい」
内藤は悔しそうなそぶりで刀を鞘に納めた。
(‘A`)「ところであんた、あんな山奥で何してたんだい?」
( ^ω^)「拙者は……そうだ!」
ここにおいて内藤はようやく当初の目的を思い出した。全くゲスな家臣ではある。
( ^ω^)「こうしている場合ではない、急がなければ!アイタタタ……」
(‘A`)「おいおい、まだ無理しなさんなよ。もうしばらくは動かない方がいいって」
( ^ω^)「くっ……しかし殿が……こうしている間にも殿が……!」
(‘A`)「……訳ありのようだな。兄さん、良かったらこの俺に話してみないかい?ここで知り合ったのも何かの縁。もしかしたら力になれるかもしれないぜ」
( ^ω^)「……」
内藤は迷った。こんな素性の知らない男に藩の一大事を喋ってもいいのだろうか?しかしここで休んでいるだけでは結句何の解決にもならないこともまた事実。それにこの男、得も言われぬ存在感がある……。
( ^ω^)(もしかしたら、何か力になってくれるやもしれぬ)
そう思った内藤は、一部始終をこの男に相談することに決めた。
( ^ω^)「実は拙者の君主が一大事なのでござる。それを解決させるために、一人の女性を探して遥か西へ西へとやって来たのでござる」
(‘A`)「女を……」
( ^ω^)「その女、名をイクシカ……『胸の谷でイクシカ』と呼ぶそうだ」
(‘A`)「!!」
( ^ω^)「彼女の助力があれば、殿はどうにかして助かるのだが……ん?どうしたお主、どこか様子が変でござるよ」
見ると男は、顔を下に向けてプルプルと震えていた。一体どうしたのだろうか。昨日の酒が今頃効いてきたのだろうか。
( ^ω^)「おい、どうしたんだ」
(‘A`)「ふふ、神様ってなぁホントにいらっしゃるんだねえ……」
男は心配とは裏腹に、不敵な笑みを浮かべる。プルプルと震えていたのは具合の悪いそれではなく、歓喜の笑い、幸福の律動。男はニヤリと笑うと、内藤に向かって口を開く。
(‘A`)「あんた、運が良かったねえ。そのイクシカってなあ、アタシだよ」
( ^ω^)「もう勘弁ならん、切る!切り殺す!」
(‘A`)「ちょ、待て!待てて!」
( ^ω^)「貴様!ウソならもっと上手いウソをつけ!お前はどこからどう見ても男じゃないか!」
(‘A`)「いやホンマ、ホンマにワシがイクシカなんやって。ほら、証拠にこれ、な?これワシの名刺なんやけど、ここに書いてあるやろ?」
( ^ω^)「胸の谷で……イクシカ……ホンマや!」
(‘A`)「これで信じてもらえたかねえ……」
( ^ω^)「いや、疑って申し訳なかった!まったく、天の助けとはこのことだぜ……」
思わぬところで出会った内藤とイクシカ。これはご都合主義なのか?否、全ては神の思し召しなのである。それにしても一見このイクシカ、男にも見えるが一体――
( ^ω^)「しかしイクシカさん、アナタはどうしてそんな格好をしているんですか?」
(‘A`)「あたしゃねえ、もう疲れたんだよ」
そう言うとイクシカは懐からセブンスターを取り出すと、ドトールのマッチで火を点けた。
(‘A`)「人間の欲望ってなあ天井知らずさ。どれだけチュパチュパしても、どれだけマチュピチュしても次から次へと溢れてきやがる。あたしの姉も、母も、祖母も、それは腕のいいソープ嬢だったさ。色んな男を千切っては投げ千切っては投げ、それはすごいもんだった。けどね、職業柄なんだろうねえ……あの強かった祖母も母も、そして姉も、結局人間の欲望に、いや――男たちの渇望の渦からは逃げ切れなかったんだねえ。最後はひどいもんだったよ。祖母は季節外れの牡蠣に食あたりして98歳で他界、母は冬に水浴びしてたら心筋梗塞でポックリ、姉はカリブの海で足つって溺死さ……」
( ^ω^)「なんとむごい……男のエゴで……」
(‘A`)「だからアタイもね。そんな絶望の螺旋から逃げ出したかったんだ。そりゃあたしも若いころはチヤホヤされていい気持ちだったよ。胸の谷でイクシカ、なんて持て囃されてね。けど、もう疲れたのさ。アタイが受け止めるには人間の業は少し深すぎる……暗すぎるんだよ……」
そう語るイクシカの目には、うっすら涙すら浮かんでいた。
( ^ω^)「イクシカさん、確かにお気持ちはお察しします。けれど、今は我が殿の一大事なのです!どうか、どうかその伝説と呼ばれた腕を今一度振るってはいただけないでしょうか?!無理は承知の上です。何卒、何卒……!」
(‘A`)「……無理さ」
セブンスターの紫煙を吐き出しながら、イクシカは言下に断った。その言葉の響きには何らの躊躇いもなく。
( ^ω^)「どうして……どうしてですかイクシカさん!イクシカさん!」
(‘A`)「そりゃアタイもねえ、できることなら力になってやりたいよ。何せ人命が懸ってるんだからね」
( ^ω^)「だったら!」
(‘A`)「話は最後までお聞き。いいかい、アタイの体を見てごらん」
そう言ってイクシカははらり、と着物の帯をほどいた。
( ^ω^)「こ、これは」
(‘A`)「そう、栄光の日々は見る影もない、アタイはすっかりおばあちゃんさ。かつて栄華を極めて胸の谷もホレ、この通り、すっかり廃墟になってしまったのじゃよ。これも全て性(サガ)……そう、悲しい人間の性(サガ)なのさ!」
( ^ω^)「なんて……なんてこったい……!」
絶望――あまりにも深い絶望が内藤を包み込む。それも無理はない。折角見つけた一縷の希望、それが今目の前で潰えてしまったのだから。内藤は静かに、そして激しく嗚咽した。
(‘A`)「若いの、泣きなさんな。人はいつか皆死ぬ。それは遅いか早いかの違いだけじゃ。あんたの君主がそれで死ぬのなら、それを受け入れてやりなさい。セ・ラ・ヴィ(それも運命)……」
イクシカが内藤の肩に優しく手を掛ける。と、その時!
――ピシャアアアア!!
内藤の体から青い光が発せられているではないか!
(‘A`)「こ、これは……内藤の股間が光って……ま、眩しい!」
( ^ω^)「これは……拙者は一体……!」
(‘A`)「ぬうっ!あれはもしや伝説の……飛行マラ!」
( ^ω^)「飛行……マラ?」
(‘A`)「内藤、あんた、本名はフルネームで何ていうんだい?!」
( ^ω^)「ロムスカ……ロムスカ・パロ・ウル・内藤」
(‘A`)「何てこったい……こんなところに伝説の内藤王がいるなんてね……!内藤、これから猛特訓を始めるよ!」
( ^ω^)「特訓?!」
(‘A`)「ああ、この伝説の花魁『胸の谷のイクシカ』さんがその全てをアンタに伝授してやる!」
( ^ω^)「せ、拙者に……!そんな……!」
(‘A`)「弱音は全部後で聞く!いいかい内藤!人は必ず死ぬ、それは運命だ。けどね!運命をただ待つか、それとも自分で引き寄せるかは、全部あんたに委ねられているんだよ!」
( ^ω^)「……!!」
(‘A`)「さあ内藤、やるのかい?やらないのかい?」
( ^ω^)「……やるお!」
(‘A`)「よし!それじゃあ40秒で仕度しなー!」
( ^ω^)「はい、おばさま!」
こうして二人の特訓は幕を開けた……。
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( ^ω^)「それにしても師匠」
(‘A`)「なんだい」
( ^ω^)「流石に僕のチンポ見たら殿の勃つものも勃たなくなるんじゃないんでしょうか」
(‘A`)「そんなもん、チンポを股に挟んどきゃ全部解決じゃないか。却ってその方がマンコよりもマンコらしいってもんだよ。マンコ2.0さ」
( ^ω^)「COOL」
特訓は続く。
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( ´・ω・)「ダッ!ファオ!ファ!ファ!ファ!」
「殿!殿、しっかりして下さい!ほら……あたしはおすぎよ……目の前にワイパーが欲しいおすぎよ……」
( ´・ω・)「うう、ピーコと3P……ピーコと3Pしたい……」
「ダメだ、もう処置なしじゃて」
「内藤は、内藤は一体何をしているんだ……!」
暗澹たる空気が城内を包み込む。城主の様態は最悪を超え、最早逝去まであと少しというところまで来ていた。頼みの綱の内藤は、未だ帰って来ない。
「これはもう……ダメかもしれない……」
誰しもが諦め、誰しもが頭を垂れた……その時。
( ^ω^)「おばんどすえ」
殿中に突如現れたのは救世主(メシア)、そう、内藤だった。
「内藤殿!やっと帰ってきたのか!それでイクシカは見つかったのですか?!」
( ^ω^)「後は私にお任せを」
「……?」
言葉少なげにドクターを押しやると、内藤はおもむろに着衣を解き始める。
「な、内藤殿!一体何を」
( ^ω^)「黙って見とりゃんせ!」
内藤はピシャリ、とした口調でドクターを怒鳴りつけた。これがあの内藤……?旅に出る前とはまるで別人だ……!ドクターはその迫力に言葉を失った。
( ^ω^)「殿様、今助けちゃるけんね……」
( ´・ω・)「うう……ううう……」
内藤は城主の布団に潜り込むとおもむろに懐から大根を取り出した。その大根はそう、あの日あの時あの場所の、大根。
( ^ω^)「ほら、ケツ貸せよ」
( ´・ω・)「ダメ……マイケルだめ……そこはネバーランドじゃないよ……!」
( ^ω^)「やかましい!痛いのは最初のうちだけじゃけんとっととケツの力抜け言うとるんじゃ!」
( ´・ω・)「アッーーーーーーー!!!」
城内に城主の叫び声が木霊する。
「おお、あんなにお元気な殿の声を聞いたのは久しぶりだ……!」
「なるほど、チンポがダメなら前立腺を攻めろ、ということか!」
「考えたな、内藤殿!」
「バンザーイ バンザーイ」
( ^ω^)「ふん!ふん!農耕!牧畜!日本の土台!」
( ´・ω・)「アアア!G・D・P !G・D・P!らめぇ!出ちゃうぅ!国内総生産出ちゃうのぉ!」
( ^ω^)「ここか!ここがええんか!ここがグレーゾーンなんか!」
( ´・ω・)「らめええ!過払いなのぉ!過払い請求しちゃらめなのぉぉぉ!!」
「すごい!すごく政策的な攻めだ!」
「さすが内藤!この藩の将来すら考えている!」
「天晴れ!」
「ワッショイショーイ」
( ^ω^)「ほら、そろそろイッちゃえよ、YOUイッちゃいなよ!」
( ´・ω・)「ダメッ!イクッ!文明開化が開いちゃうっ!」
刹那、内藤のマラが光を帯び、そして―――
ドバッ!ドプッ!ドドドドドドド!
「おお、殿の溜め込まれた精子が一気に噴出して空に上り……」
「ほらお市、あれを見てごらん……」
「まあ、虹だわ……」
(‘A`)(よくやったわね、内藤!)
( ^ω^)「これにて一件落着だお」
三日後、城主は直腸破裂で死んだ。
あまりにも早すぎる死だった。
【肉欲企画PRESENTS
2周年特別企画
『胸の谷でイクシカ』
FIN】
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誰か100万HITを偶然踏んだら、スクショください><
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『かまいたち』も高いクオリティだろうと期待してます。
ゲッター阻止できてると嬉しいな。
何はともあれ2周年おめでとうございます!!
ラジオ楽しみにしてますね♪
( ^ω^)「ど根性大根もビックリだお」
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とにかく今日は、2周年おめでとうございます。
千切って=契って?
このクオリティは異常ww
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よっこらセックスwwwwwwwww
いつもお疲れ様です。
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