肉欲企画。

twitterやってます。

2012年03月05日

その部分までコミコミで

先日、処女信仰をこじらせてしまった方から寄せられたメールに対するアンサーソングを綴ったところ、再びその方からメールが届いた。以下はその引用である。

・・・

肉欲さん!処女信仰の本丸、ゲソイカです。

先日は貴重な助言金言ありがとうございますです。昔の男の調教の影に怯えるなんてゲイっぽい発想は、僕らしくなかったです!肉欲さんの言うように、攻めの経営で行くべきでした!という事で、彼女の初めてを刻み込めば僕の心の闇も晴れるだろうと安直に考え、アナルにbreak intoを試みる予定です。

恥ずかしながら小生はアナル童貞でありますので、まずは練習代で研鑽を積もうと試みました。(練習代には、なぁ、お前の初めてが欲しいんだって言ったらすんなりOK貰えました)

試行錯誤しながらグロテスクじゃないほうのカワイイ穴にインサートしたのですが、なんと言いますか、チョコレート色の決して甘くない物体が、私の如意棒にくっついているのを見て、ホロリと泣いてしまいました。

前振りが長くなりましたが、どうすれば僕のアリアンに臭いチョコレートが付いた状態でも毅然とした姿勢を維持させることが出来ると思われますか?


(後略)



アナルに手を出す瞬間、それは確実に何かに対しマンネリを覚えているときである。いつもと違うお前が見たい、いつもと違う俺を知りたいーーそのような精神を抱いた結果、人はそっと、アナルの扉をノックする。

『アナニー』

それは "アナルオナニー" という言葉の略であるが、おそらく世に生きるメンズの8割強はアナニーを試さんとしたことがあるだろう。例外の2割は、痔持ちだ。つまり、僕たちの99%は潜在的にアナニーに対する期待感、知的興味、を有していることになる。

新しい何かにチャレンジするとき、人は誰しもワクワクする。その先に何があるのか?見えない地平を切り開く、彼の姿は確実にパイオニア。無人の野を征くタフな冒険者だ。

「こ、このあたりが前立腺かしら?」

曖昧模糊としていた知識は、秒単位で "実体験" という足跡を刻む。自らの中指・オブ・ジョイトイが直腸の中で縦横無尽に暴れ狂う。痛い!それはヒリつくほどにリアルな感情。だが不思議と、悪くない……?

そう、悪くない。決して気持ちがいい訳ではないが、悪くもない。自らのアヌスを攻めるその刹那、我々は "禁忌を犯す興奮" に触れているからだ。

『こんな汚い箇所、入り口ではなく出口、要するに肛門、を弄っている俺。自給自足の変態野郎、比類なき俺!』

かかる倒錯感である。表面的な気持ちよさの大小だけでは測れないエモーションが、そこにある。この種の倒錯感があるからこそ、僕たちをしてアナルの扉を叩かしめる次第ではないだろうか。

「アナル?全然オッケーだよ!」

このような申し出を女性サイドから賜っても、僕らは乾いた笑いを浮かべるほかない。そこにあるべき倒錯感は生じ得ないからだ。彼女の中でアナルの園が "日常" と化している以上、我々はパイオニアになれない。彼女という大地を前に、一切の冒険は存しない。

「おしりの穴なんて……ダメだよぉ……」

"おしりの穴" その響き。実にテンダーなさじ加減。この距離感。僕の基準からすれば、軽々に 『え?アナル?』 などと抜かす女は下の下だ。おしりの穴!アナ・オブ・オシリ!こういう日本語を操れる女性であればこそ、全幅の信頼を寄せられるというものだ。

『きっと知らねえんだろうなー、アナルとか!たまんねーな、オイオイ!ヒュー!!』

興奮の坩堝に飲み込まれることだろう。そういう女性であるがゆえ、僕らの心のコロンブス部分もまだ見ぬ荒海に向かってヨー・ソローしていく、という話だ。

だが、しかし。

男「これ……ウンコかな……?」

引き抜いたポコチン、コンドーム・ザ・スキン上で激しい自己主張をカマす、ブラウンなリリック。茶色の侘び寂び。ポキールの申し子。

ヤツの名は、ウンコ、その人である。

男「なあ、これ、ウンコかな……?」

PL法に基づき、製造物責任者であるところの彼女に対し、確認を迫る我々。イズ・ディス・ユア・シット?これは、お前のアレなのか?一目見れば分かる筈の事実を、頭が心が、どうしても認識しようとしない。見りゃ分かんだろ!第三者は確実にそう叫ぶだろうが、当事者の心の機微はいつだってハードで悲劇的だ。分かち合うことでしか乗り越えられない悲しみというものは、絶対に存在するのである。

男「ねえ、ウンコだよね?!」

女「テメーはいっぺん死ね!!1!1!!

自供完了のシーンである。全方向的に罪深い、誰も得をしないやり取りが、そこにある。


ウンコは臭い。これは真理だ。また、ウンコは不潔。そいつも同じく真理だ。そうであれば、一部のマニアを除き、全ての男性からすれば 『チンコに大便が付着する』 という事態、コイツはあまり上手くない。積極的に避けたい案件である。

だが、考えてみれば、それは物事を理屈で考えすぎているからではないだろうか。ウンコ=よくないもの、という方程式は一般的であるが、ここで斟酌すべきは

『チンコをアナルに挿入すること=一般的ではない』

一般的ではない行為をカマした結果、一般的ではないブツが、一般的な場所にデコレートされた。これはごく当たり前の帰結である。

男「初めてアナルに踏み込んでみたけれども、意外と汚れないものなんだね」

女「そらそうよ、だってシャワ浣してきたしね!」

どうだろうか。結果としてあなたの息子部分は出来うる限り清潔な状態に保たれることだろう。だが、その状態を以て、果たしてあなたは 『嬉しい!』 と感じることができるのだろうか?

男「しゃ、シャワ浣?」

女「そうそう。シャワーヘッドを、こう、直腸にぶち込んで……

ストップ!シャラップ!!ギブアップ!!!想像しただけでEDになりそうな味わいだ。お前、その台詞、親の前でも音読できんのかよ?!マジで。いや、音読する必要など微塵もないけれども……。

女「やっぱ、アナルセックスをするなら、清潔さに気を付けないとね」

一般的な感覚である。一点の曇りもない正論だ。だがその正しさ、その清潔さを、果たして僕らは求めていただろうか?一般的ではない行為に踏み切った時点で、一般的ではない何かを、心が、魂が!求めていたのではないだろうか?ウンコの幻影を、消費税のような大便を、頭の片隅で予期していたのではないか。

「セフレのケツにぶち込んだら、コチンにコウンが付着してですねぇ……」

それは、彼女が生々しい人生を歩んできた証左であり、魂の足あとでもある。あなたのあなた部分に付着したビッグベンは、汚いけれど汚くない。なぜなら、僕たちがマンネリを打破せんと求めていたものは、情熱のフロンティアは、確実に "そういうもの" だった筈だからだ。一発目から根本まですんなり納品、激しい喘ぎ、噴きだす腸汁、おまけに消費税まで無料!そんな事態は有り得ないし、あってはいけない。

『消費税までコミコミで、ワンプレイ』

『むしろありがとう

そのように考えるべきなのである。あなたのイチモツに付着した手数料の姿こそが、彼女と共に無人の荒れ地を疾駆した証拠物件なのだから。

そしてその証拠物件を前に、二人の間で歴史が紡がれ始める。

男「今度は、もっと上手くやろう」

女「私も色々調べてみるわね」

まだ見ぬ地平に、より高くジャンプ。何日か前からヨーグルト主体の食生活にすると良いらしいぜ!括約筋を丹念にほぐすとイナフらしいわよ!曖昧だった好奇心は知識欲へと変化し、あなたがたの心の距離もグッと近くなるだろう。

女「覚えている?1年前のこと……」

男「ああ、俺たちがまだ蒙昧だった、あの頃」

女「懐かしいわ、何もかも……」

ほろ苦く振り返る一組のつがい。彼らからしてみれば、あの日付着したコウンですらも、思い出のギミック。歴史の語り部。始まりを終わらせ、終わりを始まらせた、あの消費税。

男「あの時、アレが付着してなきゃ……俺達はいまも馬鹿で浅学なままだった、のかな?」

女「歴史にifはないわ。でも、あなたのそういうロマンチックなところ、イナフよ」

現象は止まらない。物事には並べて意味が眠る。あなたの瞳に映ったそれは、ビタースイートな野郎だった。だが、あなたは決してヤツを拒んではならない。なぜならば、ヤツが存在するという事実それ自体が、彼女の抱いた決意の表れなのだから。

ありがとう

向けるべきは五文字、ただその言の葉のみである。


なお、軽々にアナルセックスを啓蒙するような内容となってしまったが、決して僕はそのようなプレイを勧めているわけではない。正しい知識や相手の理解があってこそのプレイであるし(それはアナルセックスに限った話ではない)、無意味な支配欲から他者のアヌスに手を出すなど、およそ人倫にもとる話だ。また、アヌスを触ったその手で相手の膣に触れるなどすると、何がしかの感染症を引き起こす可能性もある。女性のデリケートな部分は本当にデリケートなので、男性諸氏におかれましては、是非とも正しい知識を備えた上、各種行為に臨んで頂きたい次第だ。

posted by 肉欲さん at 02:12 | Comment(15) | TrackBack(0) | 日記 このエントリーを含むはてなブックマーク
この記事へのコメント
腸内には様々な菌がおりまして、コーマンにもそれはイナフなくらいおります

まぁ10人に1人の割合でB群溶連菌というのも持ってる女性が居る事実はかえられなく

お前ら普段からどんなプレイをかましてるかリリックに言ってみさらせ
って感じです

うっかりスケにクンニリングスしちゃおうって輩がAIDSなんかを巻き散らかす訳です

肉さんもお気をつけ下さい

【肉欲より】

はい……。
Posted by at 2012年03月05日 02:45
今回はコメント欄まで含めて、キメキメである。
Posted by at 2012年03月05日 03:17
膣内で大腸菌が繁殖して
通院するハメになった人を知っています。

わ、わ、私じゃないんだからっ!!
Posted by at 2012年03月05日 07:20
B群溶連菌…

それに対する知識はまったく無いが間違い無くヤバいスメルがする
Posted by at 2012年03月05日 15:27
よくわからないまま生で突っ込んでいつもと違う感覚に萎えてしまい、そのまま舐めてもらってさらにキスもした私は勝ち組なのか負け組なのかわかりません。
Posted by masterb at 2012年03月07日 06:33
>初めてが欲しいんだと言ったらすんなり〜
相手の好意を承知の上で、一切の価値を見てないことに衝撃を受けた。というか吐き気を催した

貞操観念の薄い人間として考えるところの多い一文だった。
存在しない誠意は求めるほど惨めになる。
体をテイクフリーにするなら心の為替は独立させとかないとね・・・

本旨については本物の愛情の片鱗のようなものを感じたけど、そういう関係は育んだことがないからよくわかりません

体は熟練、心は処女、これってトリビアになりませんか
Posted by at 2012年03月12日 17:57
アナニーとかシャワ浣ってゲイ用語だと思ってたんで衝撃を受けました!

ノンケ間でも一般的な時代なんだ…
Posted by ☆ at 2012年03月16日 23:22
応援クリックさせていただきました!^^

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Posted by 多田 at 2012年03月20日 22:04
ブログの更新楽しみにしてます!
今は春休みですか?
Posted by at 2012年03月29日 14:29
大学生www
Posted by   at 2012年04月03日 15:19
多田君へ、肉欲は俺と同い年のはずだからもう28歳のオッサンなんだよ。ちゃんとblogを読んでいれば分かったはずで大変失礼な話しだよ。金勘定を覚えるよりも先に、最低限のマナーを学んで欲しい。決して肉欲みたいなゲスな大人にならないでほしい。読まれることはないであろう長文コメ失礼しましたm(_ _)m
Posted by おちんちんびろーん at 2012年04月06日 00:42
肉タソ 更新まだかな(´ω`)
Posted by at 2012年04月22日 16:26
肉さん更新焦らし過ぎてびしょびしょでつ
Posted by 通りすがりのキュアフレイム at 2012年04月24日 12:14
多田くん怖ぇーー!!
新手の何とか詐欺か??w



Posted by at 2012年06月05日 11:15
更新まだですかねぇ〜
楽しみで楽しみでしょうがないです
Posted by at 2012年12月16日 21:30
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