肉欲企画。

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2011年12月20日

手っ取り早くモテたいあなたに

女性にモテるにはどうしたらいいのか?という問題を考えたとき、それはとても難しい命題のようにも思われる。が、視点を変えてみればさほど複雑なテーマではなくなる。特定の誰かに好かれたい!この主張に対する解決方法は導き辛いものの、とりあえず誰かにモテたい!というのであれば、意外とイケる可能性が高いからだ。
 
 
思うに、一定規模のコミュニティの中で、相応の優位性を示すことができれば、自ずとモテる。

そこにあって顔面の美醜はそれほど関係がない。有する資産の大小もさほど関係がない。大切なのは

『当該コミュニティの中で、あなたが固有の優秀性を示せること

その優秀性は、他の人員にも明確に認知され、共有されていること』

その点だ。

それは一種のマインドコントロールである。

コミュニティの質的内容はなんでもいい。会社でも、サークルでも、アルバイトでも習い事でも。ネットゲームなんかでも全く問題はない。とにかくも 『集まり』 の場さえ構築されていれば、それでいい。

そこにおいて、あなたが自らの優位性を外部的に表明すること叶えば、自ずとモテる。業務成績が秀優である、フットサルが抜群に上手い、後輩への指導の仕方が巧みだ、レベルがカンストしている。例示について枚挙に暇がないが、いずれにせよポイントは 『そのコミュニティに属する人にしか価値を判断できないようなもの』 でも、全く構わないという点だ。

普通に考えて、女性にモテたいとあれば、より分かりやすいラインから攻めようとするだろう。優しさを持つべきである、とか、身だしなみに気を遣うべきである、とか。自分がもっとイケメンであったらば!そう考える瞬間は、ほとんど全ての男性に訪れたことがあるだろうし、おそらくこれからも、あるに違いない。

もちろん、それらの要素はマイナスにはならない。かかる精神性、容貌、あるいはセンス。それらがあって困ることはない。優しさや清潔感などは、なるべく身に付けておきたいところだ。

ただ、今回はその辺りの話題はスルーしたい。本日の日記の肝は『そんな曖昧な基準を満たさずとも、モテるときは訪れ得る』 そこなのである。

「何だかあの人って、このコミュニティでかなり目立ってない……?」

全ての女性がそうである、とは言わない。だが過半数を超える女性どもは、集団を愛で、集団を生き、集団に死ぬイキモノである。そこから逆算すれば、とある集団の中で 『あなたが一定の優位性を持つ』 という事実は、相当に価値が高い。そして、その結果として

集団においてプライオリティを獲得している男を篭絡できる≒自らも集団における優位性を示すことができる

この図式が構築されるであろう。故に一定数の女性は、容姿や資産、清潔感の有無などを(ある程度)度外視した上で、プライオリティを有する男性へとアプローチをかける。古今東西においてこのような史実が幾万、幾億と存在したことは、おそらく、否定できないところだろう。

もちろん、こんなことは僕がドヤ顔で語る話でも何でもない。こと女性サイドにおかれましては、今更僕が語るまでもなく上述したようなロジックをご理解されていることと思う。そういう女っているよねー、と。

だが、それでも敢えて主張したいのである。だって僕は、永いことそんなこと、知らなかったのだから。男三兄弟という煉獄の如き家庭環境で育ち、高校時分、初体験よりも早くおっぱいパブに青春を賭し、その後もずっと雄臭いシチュエーションに囲まれながら価値観を育んだ僕は、そんな事実に気付くことすらできなかったのである。女性はもっとピュアで、可憐で、優しく爽やかで……打算など一切抱かないイキモノだと、信じて疑っていなかったのだ。それはおそらく、25歳を迎えるくらいまで、ずっと。BOYS BE..世代としては、どうしてもそうならざるを得なかったのだ。まあ、おっぱいパブに従事する女性を見た瞬間にそんなこと気付いとけよ!という声が聞こえてきそうではあるが……。

繰り返しになるが、全ての女性がそのようなメンタリティを有しているなどと、思ってはいない。例外は常に存する。真実の愛、というものの存在も、僕は認める。

だけども今回は一般論の話であり、マジョリティを論ずる日記だ。解決策を模索したいわけではないし、そういう女性の精神性の在り方を悪し様に語りたいわけでもない。淡々と事実を摘示したいだけのことだ。

集団上位層の関係に組み込まれたいと乞い願う女性は、確実に存在するのである。ある集団における『あなた』という記号の放つ優位性の、集団全体に強い影響を放つ『あなた』という存在の、 "関係性" に食い込んでいきたい。そうすることで、集団に埋没する有象無象との差別化を図りたい。優位性に付帯し、『わたし』 という記号になりたい。それはどこにでもある、どこかにしかない、泥臭い欲求だ。

その成れの果てとして、どこかの誰かは、いつかのあなたに、こう言うだろう。

「あなたのことが、気になるのだけれど……」

嘘も詐術もない、本音の発露だ。その瞬間、その段階において、確実にその人はあなたのことが気になっている。ただ、その欲求の起算点が少々いびつで、少々打算的であったと、それだけのことでしかない。

私のことを色鮮やかに彩ってくれるであろう、あなたのことが、気になるのだけれど……」

その文脈が読み取れるか否かは、あなたの経験値の多寡にかかっている。

ただ、この文脈の善悪は置いたとしても。世間的にみれば、女性の側からかような言葉を向けられているあなたは、確実に『モテて』いる状態ということになるだろう。客観的に見ている身からすれば、向けられている言葉の真意など大して問題にはならないからだ。見えている事実だけが全てなのである。

そういう『モテ』を逆手に取り、大いに遊び歩いている男ども。それは現実に存在し、事実僕はそういう男を沢山知っている。打算と打算のぶつかり合い、狐と狸の化かし合い。利用しようと近づいた女が、より狡猾な男に絡め取られんとした瞬間、更に上手を投げかけた刹那、男が土俵際で切り返す……そんな頂上決戦のようなやり取り、そいつを横目に飲む酒は、非常にウマい。実体験の話だ。

だから、場当たり的にでもモテたいと願うのであれば。自分の中で少しでも勝ち目のある分野に類する集団、部分社会に飛び込むのが手っ取り早い。

あなたが確固たる地位を確立した、そのとき。

『閉鎖集団における関係性の中で生きていたい!妬まれたい!

そう願う一部の女は、非常に高い確率で、あなたを放っておかないことだろう。粉をかけてくるに違いないのだ。そして余人はあなたを評し、こう言うだろう。

『お前、モテてんな』

と。

賢しい方はお察しの通り、今日の日記は高度に乾いた話だ。情緒もへったくれもない、無味乾燥な精神分析の話題である。だが、暫定的にでも、現代日本女性の在り方がそうであると仮定できるのなら、それはそれとして受け入れなくてはならない。嘆いたところで何も変わらないからだ。個人の持つ力は、驚くほど弱い。

でも、これはこれでいいのだと思う。集団の中で優位性を発揮できればモテる、というのは、実に公平だし、ファッション業界のようなケースは別異に扱うとして、ほとんどの場合、ある集団においてあなたの優位性が認められるシーンに、容姿の如何は無関係だからだ。

草野球のスキルであるとか、接客の上手さであるとか、絵画的技術の高低であるとか。そういうケースを想定してもらえれば、すぐにお分かり頂けるであろう。それは純然に "あなたの努力" に対する、適正な評価だ。それが打算的に受け止められているにせよ、女性からの関心を買っていることには、間違いがない。

「どうせイケメンがいいんだろ?」

そうかもしれない。
だがそうでない場合だって、山ほどあるのだ。

文筆を旨とする集団において、顔が良いだけの筆不精は、見向きもされないことだろう。
陶芸サークルにあって、土も触れないイケメンに、何の価値があろうか。
ドリブルもできない流川楓、物語すら始まらない。

個人的な意見となるが、最大公約数的な意味での女性のメンタリティというものは、小学生の頃足が速かったというだけで男子を持て囃していたときのそれと、あまり変わっていないのではないかと、強く思う。

だから手っ取り早くモテたいのであれば、お山の大将になればすぐに解決だ。

誰にモテるのか、そのモテがいつまで続くのか、あなたが大将を追いやられた時まであなたのことを好きでいてくれる人がいるのかーーそこのところは、一切保証できないけれど。


時に人は、その規模が大きくなった集団を指し、宗教と称する。
結局、集団における場当たり的なモテとは、柔らかなマインドコントロールなのである。


「そんなのはどうでも良くて……好かれたいあの人に、あの人だけにモテる方法を、教えてつかーさい!」


そんなのが分かってれば、とっくに俺が実践してるっつー話だわ。

※なお、今回の話における『モテ』は、あくまで取っ掛かりにおいてのみ『モテる』可能性があるよ、というだけのことであり、最初にモテて、一発くらいセックスができる!させてもらえる!という事態が生じたとしても、その後に二発、三発、とセックスできるかどうか、これは純然たるあなたの人間性の問題へと帰納していき、それこそどうすべきか非常に難しい問題となるわけなのですが、そこにあって『ウヒョー!モテた!セックスできるばい』と、猿のように興奮し、欲望の赴くままにセックスをカマし、たった一回セックスしただけで彼氏面し、『な、なあ、いいだろ?もう一回……』と申し向けた瞬間、女性のあなたに対する興味は野に咲くどくだみ草よりも低くなること請け合いであり、もっといえば、コミュニティに属する他のメンバーに『あいつ、一回ヤッただけで彼氏面してさー。超怖いんですけど……』と吹聴されるのはまず間違いなく、結果としてあなたの身に何が訪れるかといえば、絶望、ただその二文字であることに、まず間違いはない。切に気をつけて欲しい。

0を1にすることと、1を100にすることとは、まるで違う案件なのであるから。
posted by 肉欲さん at 04:03 | Comment(10) | TrackBack(0) | 日記 このエントリーを含むはてなブックマーク
この記事へのコメント
身につまされます
Posted by at 2011年12月20日 06:12
なるほど納得。
Posted by   at 2011年12月20日 10:43
すごい説得力。
Posted by at 2011年12月20日 12:58
納得するばかりです。
これ男女逆は成り立たないんですよね…
Posted by at 2011年12月20日 23:15
話を聞かない男、地図の読めない女みたいに、わりと本能的な性質だからな
もちろん個人差はあるだろうけど、綺麗とか醜いとかそういうのとは少し違うよね
Posted by at 2011年12月21日 00:58
12月の日記で一番目から鱗が落ちました。

ところで肉さん、宮崎あおいたんが離婚するようですけど…、何かそれにコメントかってあります?
Posted by at 2011年12月21日 12:31
明日の肉タンはモッテモテだね!!
Posted by at 2011年12月21日 18:11
ありがと。とてもわかりやすくて納得しかない。
Posted by at 2011年12月21日 22:29
女性を理解することによりモテる。将来は夫婦の円満を維持するスキルとなる。
Posted by at 2011年12月22日 20:14
※以下に全てが集約されていますね...ヒィイ...
Posted by at 2011年12月23日 00:28
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