肉欲企画。

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2011年12月06日

過ちながら過たないでと過ちを呟いて

先日、いつもの通り安い酒を飲んでいたときのこと。

女「ずっと気になっていることがあるのですが」

僕「はい」

女「何で大多数の男の人って、セックスするときに 『ホラ、こんなに濡れてるよ』 とか宣言するんですか?何か意味あるんスか?」

それでは、本日も張り切って参りましょう。


 
いや、もうぶっちゃけるけどね、あのさー、放っておいてくれませんかね!?楽しいんですか?!?喜びを得ているのでしょうか!!?!そういう風に我々の浅ましい精神性をつぶさに暴露して、あなたは幸せなんでしょうか!!?!太陽は東から昇りますか!!!

主張は分かる。具体的な説明を施しますれば 『ホラ、こんなに濡れているよ』 を文法的に解釈したとき

@ホラ ←呼びかけ(間投詞)

Aこんなに ←程度の大小(副詞)

B濡れている ←状態の描写(動詞あるいは形容詞)

Cよ ←HIPHOP(Yo!)

ということになる。ここまではいいだろうか。

ほとんどお察しのとおり、AとBの間には、『省略』という技法が施されている。それは" セックス" という文脈があるからこそ可能となる『省略』なのであり、仮に

「ホラ、こんなに濡れているよ」

何の文脈もなくこの一文が立ち現れれば、これが一体何を意味しているのか、皆目見当がつかない。花が濡れているのか、服が濡れているのか、髪が濡れているのか。可能性は無限にある。

だが、僕たちはこの場面での文脈を十分に理解している。インザベッドのシーンにおいて 『ホラ、こんなに濡れているよ』 という言辞を浴びせかけられた場合。そこに省略されているターム、それは 『オマンコ』 の四文字でしかあり得ない。よって筆者の気持ちに立ち返り、省略のない文章を蘇らせれば、こうなる。

ホラ、(あなたの)オマンコは、こんなに濡れているよ

ここで冒頭に発せられた疑問を振り返る。彼女は、かかる状況を指し 『なぜ敢えてまでそんなことを確認されるのか?』 と問いかけた。そんなこと言われなくても、確認されなくとも、こっちは既に分かっているのだ、と。

なるほど、確かにそうなのかもしれない。他ならぬ自らの身体のこと、我々男性サイドが 『おやおや?こんなところにフィヨルドが……』 などと言わなくとも、ご自身は100世紀も前から、そこがフィヨルドであったことをご存知である、と。だからわざわざ確認する実益などない、ウザいだけだから口に出して確認とかするな、と。成程、言わんとすることは分かる。

ただねぇ、これは親切で申し上げるんですけれども、もしこれを読んでらっしゃる女性の中で、彼女と同じような感慨で以て

『いちいち「オマンコがヌレンヌでグチョンヌだね^^」みたいなこと確認してくる男、マジウザイし!!』

みたいなことを思っておられる方がおわしまするとした場合、いやホントこれは親切で言うんだけども、お前ら次に大きな地震が起きたら確実に死ぬぞ。どうか肝に銘じておいて欲しい。

自動車教習。行ったことある方も多いと思う。俺はないんだけど、でも、やるんだろ。教習所で。安全確認、ってヤツを。

「右、ヨーシ!!」

「バックミラー、ヨーシ!!」

「ブレーキ、ヨーシ!!」

みたいな感じでさ、やるって話じゃん。『何もこんなところまで……』ってとこまで、キチッキチっと安全確認させられる、安全確認を怠ると免許すら貰えない、そういう話らしいじゃん。

きっとお前らはバカにするんだろう。『こんなの、免許取れたら絶対しねえよw』と、心で嘲笑しているのでしょうね。勿論、それもあなたの自由だ。安全確認なんて無意味、そんな時間があったら1秒でも早く目的地に辿り着きたいね!その心を止める術はどこにもない。

だけど、もしも。
もしもあなたが旅先でタクシーに乗り込む際に。
初老の運転手さんが、極めて実直に、優れて真面目な様子で。

「右、ヨシ」

「左、ヨシ」

これを履行されていたら、どう思われますか。あなたはバカにしますか?虚仮にしますか?この空の続く場所にいますか?

『なんだか安心、って感じかも……』

そう思うはずなんですよ、それは間違いなく確実な意味で以てね。あなたが普段軽視している行動だからこそ、それを頑ななまでに実践される御仁を見れば、きっとこう思うはずなのです。『この人は、安全確認のプロなのだ』と。


「マンコ、ヨーシ!」


俺たちが言いたかったのは、そういうことなんだ!!分かるな?分かったか?分かったフリをする準備はオーケー?よし、まあつまりはそういうことだ。いわば俺たちはマンコという公道をひた走る安全確認のプロ、女性からは理解されない孤高のドライバー。誰よりも人命の尊さを知っているし、誰よりも危機管理に長けた紳士の集団なのである。だからこそ、僕たちは叫ぶだろう。チクビ、ヨシ!アヌス、ヨシ!マンコ、ヨシ!その言の葉を。

不器用、なのである。
そういうやり方でしか、車を、女をーー愛することが、できないのだ。
発車し発射することが、叶わないのである。

「もう、イチイチ安全確認しなくっても大丈夫だから!車、走るから!」

「バカ、そういう油断から事故は起きるんだ!もっと隅々まで確認せんければ!」

悲しく、辛く、心苦しい、魂のすれ違い。そんなもんはこの地上に数億数兆単位で転がっている。

「どれ、オイルチェックを、ひとつ……^^」

かような言葉と共に、あなたの下腹部に手を伸ばす男がいたとしても。それはただ、彼が『安全管理のプロ』であった、それ以上でもそれ以下でもない。それが証左に、彼は次にこう叫ぶだろう。『オイル、ヨシ!』と。もちろんあなたにも分かりやすく翻訳するのが彼なりの優しさなので、実際には 『オヤオヤ?今日もあなたのレマン湖は、湿潤しておられますな〜^^』 といった、ポエミーなリリックにはなるだろうが。


話を戻して、だ。安全確認が云々は全てウソの話なので、この際完全に忘れてもらった上で。確かに女性サイドからすれば、濡れているね、といった表明を投げつけられた瞬間 『あんなもん一々言語化しやがって、バカじゃねえの?』 といったお気持ちに、なる人もいるのだろう。

「今日はいい天気ですね」

この挨拶の薄ら寒さは誰もが理解できるところだ。その寒さの根底にあるのは 『空を見上げりゃあ分かること、敢えて言わなくてもいいじゃん』 並びに 『そんなどうでもいい言葉に、わざわざリアクションしなくちゃなんねえのかよ……』 この二つの観念だ。そして、その状況下と極めて類似した心情で以て

「どうして男の人の一部は、わざわざ『濡れてるね』とか表明するのですか?」

かかる疑念を投げかけてくるのだろう。確かに理解できなくもない感想だ。

この問題に対する明確なアンサーは一つしかない。

『単にあなたが、そいつのことを嫌いだっただけだろう』

仮に嫌い、とまではいかないまでも、限りなく『どうでもいい』に近接した感情を相手に対して抱いていた、それはほとんど間違いないところだ。

別に我々だって、のべつまくなしに『マンコ、ヨシ!(≒濡れてるね!)』といった魂をシャウトする訳ではない。言わない時だって沢山あるし、ほとんど無言のままセックスを終えることだって、ざらだ。

けれども、好きで好きでしょうがない相手を前に、ドギマギしまくって、何から話せばいいのか分からない!状態にあるときには。やはり我々だって人の子、放つ言葉の意味の浅薄さを理解しつつも、なお 『きょ、今日はいい天気ですね!』 としか言えない日もあるし、同じくして 『す、すごく濡れているね!!』 そんな言葉しか生み出せないときも、あるのだ。

その言葉にどんな意味を見出すのか。
それは、並べて受け手に委ねるほかないのである。

先に僕は 『今日はいい天気ですね』 という定型文のことを悪し様に語った。だが、同じ言葉でも、愛して已まない方からのものであれば、その輝きは如何様にも変わることだろう。好きで好きでたまらない、でもこの想いは伝えられない!な方から、笑顔で

『今日はいい天気ですね……』

言われたとき、果たして何を思うのか。
そういう話である。

言葉が人を定義するのではなく、人が言葉を定義するのだ。

「すごく、濡れているね」

言葉に意味なんてない。
誰がその言葉を投げるのか、ただそれだけが重要なのだ。

よって、もし 「濡れているね」 関連の囁きに強い憤り、あるいは疑念、を覚える方がいるのだとすれば。それはきっと、すげーどうでもいいヤツとセックスした時に同じような言葉を吐かれた経験があるヤツでしかあり得ない。要するに脳味噌アッパーヤード、マンコカパックフィールド、そういう女性たちのことである。噛み砕いていえばヤリマンの話だ。

「こんなに濡れてるよ」

興奮のあまり、そんな言葉を吐く男の姿はアホに見えるのかもしれない。だが、それがアホに見えるのだとすれば、それはあなたが相手のことを『アホだ』と思ってるからだろう。真実真正な意味で好きである相手から同じ言葉を吐かれたとき、果たしてまるで同じ感慨と共に『アホだな』と、思えるのだろうか。

思えるのなら俺は謝る。すまない。

でも、想像してみたとき、どうにもそうでないようならば。

「すんごい好きな人だったら、別になんとも思わないかも……」

そう思える反面、これまであなたを通りすぎていった人たちについて『でもアイツらは、あんなこと言って、アホだったなあ』としか、思えないのであれば。あなただって等しくアホなのである。『そんなアホと、軽々にセックスをしてしまった』というレベルにおいて。

投げるもアホ、打つもアホ、そんなアホ決定戦みたいな状況にあって『果たして真のアホは、どちらか!?』みたいな話は、真面目に論ずる実益に乏しい。

男に対して言わせてもらえれば『そんなアホさ(『すごく濡れてるね』とか『チンコ美味しい?』とかいう問いかけ)を許容してくれる女を探せ』としか言えない。

女については『そんなにアホでも許容できるくらい好きな男とだけセックスしとけ』としか、言えない。


だからこの話は、ここでお終いなのである。


posted by 肉欲さん at 03:06 | Comment(16) | TrackBack(0) | 日記 このエントリーを含むはてなブックマーク
この記事へのコメント
太陽は東から昇りますか!!!
ワロタ
Posted by at 2011年12月06日 03:17
男からすると
「おちんちんビンビンだね」
的な発言は最高に心躍るタームだと思うのです。女の子も、好きな相手からならば、湿潤について言及されることは嬉しいことなんじゃあないですかね。やっぱ。

【肉欲より】

そこへの言及は端折ったけども、やはりそれだって、超どうでもいい女から

「オチンチンビンビンだね^^」

って言われたら、ちょっとムカつくと思って、その反対解釈として、今回の日記の結論を紡いだ次第です。
Posted by at 2011年12月06日 03:27
誰から言われるとかじゃなくて、事の最中にチンだのマンだの濡れだの、言葉として発されたり発することを強要されると萎えるのです。
Posted by at 2011年12月06日 07:30
やはり沈黙はおそろしいのです。なに言われるか分からないからこちらから口を開いてしまう。
Posted by S at 2011年12月06日 08:02
ヌレンヌでグチョンヌw
Posted by at 2011年12月06日 11:54
個人的には「濡れてるよ」の枕詞にたいし、100点の答えは「やだ恥ずかしい」もしくは「そんなに見ないで」だと思います。女性に対してそんな経験すくねーだろ(もしくは初めて)?って思いと、女性サイドの割とぐちょぐちょになるよ?っていう認識/事実のすれ違いの、悲しい事案だと思います。
Posted by at 2011年12月06日 16:48
単純に、嬉しいからそう言う。

こんななって嬉しい。
その表現がそうなる、ってケースが多いんではないかと。
Posted by at 2011年12月06日 23:05
モイストしてくれると我々はうれしいのです。
モイストとは湿潤のことですよね。
Posted by at 2011年12月06日 23:19
>投げるもアホ、打つもアホ
ワラタ
Posted by at 2011年12月07日 01:06
言われて嫌だなんて思うことなかったですー
でも「(恥ずかしいから)言わないで」とか「(こんなに濡れたのは)誰のせいなの」とかは言っちゃいます。
言って、そんなに相手が好きで感じちゃってることに果てしなく照れますけど。
Posted by at 2011年12月07日 13:32
こんなに濡れてるよ?の類を発する男の120%はAVやエロ本の影響。
同時にある程度の経験があって「俺は女をわかってるぜ」的な自惚れ屋が発する言葉だと思う。そういう奴に限って大体ワンパターン。
Posted by at 2011年12月07日 17:59
『濡れてるね』→『やっ恥ずかしい・・・』は日本人らしい様式美だと思う

まあ『恥ずかしい』を引き出そうとしてるのが判るからこそ、ちょっとウザー、になるんだけどね
Posted by at 2011年12月07日 19:10
前から愛読してます。はじめまして。

ほかの方も書いてますが、男の人って、「やん、おっきい」「かたーい」「こんなのはじめて」とかすごい言われるの好きなんで、同じように女も言われたいだろうという想像と、「俺、こんだけやったよ!」という達成報告かしらん…と思っております。

「どんどん濡れてくる」って男性にはないから、つねに新鮮なのかもしれん。

女からすれば私の状況は知ってるから、うれしがらせたいならあなたの状況を教えれ、と思いますが、まあ、「泥だんごが光ってきた!」と同様の無邪気な発言だろうとも思うので特にうざいとかとは思わないです。
Posted by naonao345 at 2011年12月09日 01:33
その、やはりですね、言語化されて白昼の元に実態を晒されてしまうのは、どうしても恥ずかしいのです
こんな恥ずかしい思いをさせるような殿方は以下略で、憤りを感じたり、疑問に思ったりしてしまうのです
と言い訳させてください
まだ死にたくないです、とくに津波とか津波とかで
Posted by at 2011年12月11日 02:08
君はいつも正論を吐くよね!!
Posted by at 2011年12月12日 07:50
勝ち誇った顔してこういうこと語る女に対抗する唯一の武器を手にした気分です。
ありがとうございます。

すっとした!!
Posted by もっちゃり at 2011年12月15日 13:45
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