そういうことですので、これまでも、そしてこれからも未来永劫僕は「他人のオナニーを見るのが大好きな皆さん」のために、少しばかり身震いしながら更新していきまーす!よろシコシコ!
すいません、自分ではちょっと上手いこと言ったつもりだったんですが、どう考えても『よろシコシコ!』ってのは無かったかもしれんね…。『よろしく(定番の挨拶)+シコシコ(ポピュラーな擬音語)』という文法それ自体はとても良かったと自負しており、新生代のキャッチーな挨拶になるかと思ったんですが…。
さて、それはさて置き、僕の近況でも報告しておきますね!誰が読みたいかそんなもん!とは思いますが、構わず続けさせていただきます!
(就職活動で華やぐ、大学構内…)
『そうだ、就職活動をしよう』
誰とも無くそう呟いた僕は、おもむろにパソコンを開いたまま絶句した。永遠とも思える時間が僕の周りを支配した。
『就職活動って、何なのだろう…?』
就職活動を始めるにあたって僕がまず着手したこと、それは就職活動の定義付けである。そもそも何を以って就職活動なのでしょうか?『僕、就職活動してます!』そのように声高らかに宣言したら、アナタもすぐにリクルーターって、そういうことなのですか?バカなっ…!就職活動ってもっとこう、崇高な何かではないのか…?そんなの、宣言しただけで就職活動が始まるって、そんなんじゃあアンタ、ただの逃避だろ…!『オナニー』を『手淫』って言い換えただけとか、そういうレベルでの気休め…そうだろう?それでいいのかよ!もっと己に疑問を持たないといけないんじゃないの?自己批判の精神というか…大切でしょう?そういうのって。それでいいの?全国の「リクルーター」さんとやらはよー!
なんてことは、まあ、例の如く微塵も思うはずもなく…それどころか
『へへ…コイツはいい隠れ蓑でガスよ…!』
だとか思いながらニタニタしてた。だってさー、天国じゃね?天国。それまで無為でゴミで、クズのような生活を送っていた人間がですよ、まあ例えば日がな一日テレビをみてウンコ製造機みたいな生活をしていたクズ、正真正銘の生きる産業廃棄物な人がいたとして、まあ家族みたいな構成員から『タカオ(仮名)は働きもせず毎日毎日テレビばっかり見てて!いっそ殺してしまおうかしら!』みたいな状況が生まれていたとしてもですよ、タカオがひとたび『俺、就職活動始めるわ』って言ったもんだからこれは大変、ってなもんですよ。日はな一日見ていたテレビ、それも『就職活動の為の情報収集』という大義名分がズバンと生まれる!これはスゴイことです!『ウチのタカオも本気になってねぇ…一日中家に篭って就職活動対策してるんザァスよ…ノホホ…!』みたいな風になる、彼の生活は一ミリの動いてないにも関わらず、ひとたび『就活始めます!』って宣言しただけで激変。きっとそうじゃないですか。これはスゴイ魔法…是非使わないと…。
しかしまあ、やはりそれだけでは一抹の不安がよぎる。宣言するだけじゃあちょっと弱いんじゃないかしら…?そう思った向上心の強い僕としては、やはりここはもう一手打っておかなければならない…!と強い義務感に駆られました。それはあたかも「AV借りる時は社会派な映画も一緒に借りなければならない…」と、そういった形の義務感にも似ていた、今はそう思いますが皆さんはどうでしょうか?
しかしながら僕という人間はそのような『就職活動』なんていうオモシロイベントとは丸っきり正反対に位置するやんごとなき身分だったため、どれだけ頭を絞っても宣言すること以外、就職活動を始める手立てが思いつかないというのだからさあ大変、というものです。一体就職活動の為には、何をするべきなのか…。
ここは恥を捨てて、友人に聞くほかなかろう。宇宙一プライドの高い男を自認する僕としましては、そのように頭を下げて他人に何か教えを乞うなどということを選ぶくらいならば間違いなく死を選びたい、そういう精神性ではあるんですが、しかしまあこれから始まるバラ色の廃人ライフを眼前に突きつけられてはプライドなんてあまりにもちっぽけでした。ニヤニヤしながら『ねぇー、就職活動ってどうやってやるの?』と聞く僕の佇まいには、プライドなんて一ミリも無かったように思います。と、同時に『コイツ、今ごろになって何を言っているんだろう…?』という友人の侮蔑的極まりない視線は永遠に忘れられそうにありません。
『まあ、とりあえずリクナビに登録することから始まるんじゃねえかな』
り、りくなび…?
突如そのような摩訶不思議な外来語が鼓膜を振るわせたが為に意味不明の嘔吐発熱頭痛下痢…が押し寄せる波のように襲ってきたのですが、いやいやちょっと待って。りくなび?何ですか、それは…。
『リクナビってのは、まあ、就職活動情報を自動的に教えてくれるサイトだよ』
な、何だってー!そんな便利極まりないツールがこの殺伐とした世の中に存在しているのかよ…?
にわかには信じ難い事実ではありましたが、しかし、これが本当となるとえらいこっちゃやで。『黙っていても情報が押し寄せてくる』こ、こんな画期的なシステムが存在するとは…家に風俗嬢がやって来てくれる『デリヘル』の存在を知った時以来の驚きですよこれは…。
しかも、僕の愛好とするネットサーフィンをしながらも就職活動ができる、つまりはそういうロジックですよね?例えば、僕みたいな者が正気の沙汰とは思えないほど恍惚とした表情でこのブログを更新している、そんな最中でも一度ディスプレイを切り替えてその『りくなび』を閲覧してさえいれば、それはもう『変態更新作業』から『就職活動』に様変わりするとか、そういうことなんだよな?うわー、何ともパラダイス銀河じゃないすかー!登録登録!これは速攻登録しないとねぇー!
『まあ、あとは説明会に行ったり』
却下。そんなことにカロリー使えるか。太陽とかマジファックだかんよー。チャットでやれよ、チャット。チャット説明会。企業も企業だよ。考えろよ。もっと使えよ、頭をよー。
そんなこんなで意気揚揚と『リクナビ2006』に登録した僕。へへっ、これで俺の就職活動が始まったって訳か…楽しみだぜ…!
(一週間後…)
『寝る→起きる→寝る』という21世紀型エコ生活を送っていた僕の脳内に、突如としてある閃きが起こった。
『そう言えば、リクナビ、どうなったのかな…』
そう、僕はと言えばリクナビへの登録を済ませた時点で体内のほぼ全てのスタミナを使い果たし、大袈裟に言うと登録と同時に僕の就職活動は終わりの様相を呈していた。ぶっちゃけ、俺、結構頑張ったべ…?少しだけ自画自賛気味にそう思っていた。まあ、本当に僕はよく頑張っていたとは思いますがね…もっと誉めるといいと思うんですが…。
『ふふ〜ん、リクナビ、リクナビ、リクナビちゃ〜ん♪』
そう鼻歌を歌いながらおもむろにメールボックスを開く僕。何なに…新着の迷惑メール…12件…全く暇な人間もいるもんだぜ…!死ね…みんな死ねばいい…!と思ったらリクナビからのメールじゃねえかよこれ!え、なに、リクナビってそういうサイトでそういうシステムだったの?ワンクリック2万円からの就職活動とか、そういうことか?もしかしてこの大量のメールも、全てサクラが送ってるのでは…?
『こんにちわぁー☆ミ雪印乳業でぇ〜す★『雪印』って呼んでいいよん。好きなモノは何と言っても牛の乳♪趣味は搾乳かナ?興味持ってくれたら、返信よろしくネッ!(^0^)』
お、恐ろしい…この時僕は、始めて『就職活動』というものが孕む怖さに気付いたのであった。あまりにも自分は幼かった…未熟だった…!
そのような大量なスパムメールが『リクナビ』から送りつけられるようになってからというもの、僕の就職活動に対するパッションは急速にしぼんでいった。まさか…こんな大手のサイトまで僕を食い物にしようとしているなんて…思わず涙がこぼれた。
しかしながらそれでも、僅かに残った気力を振り絞って僕は一社だけにエントリーした。某大手ビール会社。もともと大してやる気の無かった就職活動さ。意味なんてないよ。酒だって同じ。飲んで飲んでも、一時間後には小便となるだけよ…そんなシニカルな思考に身を委ねながら、僕はその会社にモンマリと熱いパッションを盛り込んだエントリーシートを送りつけたのだ!
『選考の結果、今回はご縁がなかったということで…』
僕は、神の如き勢いでウィンドウを閉じながら、そっとリクナビからのメールを受信拒否した。
そのあと、パソコンのディスプレイを粉々に破壊した。
飛び散った破片を踏みにじった。何度も、何度も踏みにじった。
こうして、僕の就職活動は静かに幕を閉じたんだ…。
考えて見れば、自分も就職活動なく、今の職についているわけで、就活の実態はわからずじまい。
就職活動 いいね ハァハァ(*´Д‘)しちゃうね。
この一文にまったく同感です。
いつから就活とかってすごい曖昧・・・
まともにコメントしちまった。
なんかはずかしい。
同じようなメールがきました。
はい(つд⊂)
大学院の試験の当日に寝坊して(!)受験し損ねたため、
先輩に泣きついて彼女が勤務してた会社にどーにか潜り込んだ、
という履歴を持つ私は、何も言うすべがありません。
ホント、我ながら何考えてたんだ!と今にして怒りますね。
宿題さぼって寝てる小学生ののび太君を
高校生ののび太がタイムマシンで叱りつけにくる気持ち、
よーく分かります。
基本的にノープランで書き始めるため、文頭と文末のテンションに隔たりがあるのはザラなことです。
就職活動か…僕も分からず終いでしたね…。
>a-s
僕の中の定義としては「リクルートスーツを着てから」というのが濃厚ですね。ていうかリクルートスーツは絶対にエロスが隠されてる気がします。どうでしょうか。
>アサコさん
それはもしかしてサッポ○…!
ギャーーーーース!もう黒ラベルは買わないよ俺ぁ!
>Cassさん
ええ!聡明なCassさんにそんな黒歴史があったとは…人間誰しも若い時があるのですね。しかし失礼ながらかなり豪快かつマヌケな理由ですな…。
しかし10年後の自分は、今の僕に何を言うのでしょうか。とりあえず殴られそうな気はしますが。
私も去年就活のために登録してたんですが、
しばらくメールチェックしないでいると、
削除するのも面倒なほどのメールがきてました。
アレ、全部読んでる人いるんですかねぇ?
ちなみに私も今、人生2度目の就活中です。
転職ってやつです。
お互いがんばりましょー!
転職活動、頑張って下さい!応援してます。
やはり、自分も就活は祭り事にしか思ってなかった。
「企業研究ゥ?なにそれ?」
「AVEXゥ?小室ファミリーってか?」
とただ単にイメージが良さげな会社にしかアタックしてなかったっす。
10時の受け付け開始に家電と携帯のダブルコンポでリダイヤルしまくり、エントリーできた時にはタモリが間抜けな顔で「明日も見てくれるかなぁ?」とエンドロールが流れていた時間だったということも多数ありました。
「もう、これで俺も小室ファミリーの一員だぜ」
と言わんばかりに内定を取った様な気分になっていたからタチが悪い。
そうか…今は「りくなび」を唱えるとお誘いのメールが来る訳ね…。
先に書いた様にまだネットツールが完全でなかった時代だったので、ネットエントリー専用しか受け付けないとういう会社があった日には
「何スカしてんだよ、あ゛あ゛?」
という按配だったのです。
しかし、やたらと先物系とかファンド系からのお誘いの電話が多かった様な気がする。
僕もマンガ「サムデイ」みたいに、色んな資料とかハガキとか大量に請求しなけりゃいけないのか、と思ってたところ全然そんな事実は存在しなくて、多少ビックリしました。まあ環境的には至極いいんでしょうけれど、少し味気ない気もしますよね。とりあえずマンガの中では就職活動を通して主人公が2人の女性の間を行ったり来たりするんですが僕に対してはそんな事実はちっともなかったというのだから憤慨ですね!死ね!
人生を左右する道は、探して貰っても、はたして…?
遊びなら良いか。