ほとんどお察しの通り、『電気を消せ』派の論者はその99%が女性だ。残りの1%は節電に燃えるエコな層である。しかしそんなものはどうでもいいノイズなので、本稿では触れない。要するに『電気を消せ』と強要してくるのは、およそ100%の確率で女性サイドだ。
翻って男性はどうか。これもまたお察しの通り、我々メンズはその99.9%が『電気を点けたまま、させれ』という教義を胸に宿している。残りの0.1%は何かと言うと、まず間違い無く『電気を消されて放置プレイを楽しみたい』そんな罪業を背負ってしまった罪深きトラたちだ。だがそんな特殊な例にまで言及するのは無意味で不必要なので、本稿では触れない。要するに我々はセックスに際し、煌々と明かりを点けたままにプレイを愉しみたいのである。
そこにあって『消しなはれ』との冷酷かつ無慈悲で、非常に無味乾燥な恫喝をカマしてくる女性陣。何とも御無体な話ではありませんか。僕らはこんなにも電気を点けていたいというのに、心から渇望しているというのに、たった五文字の言語で全ての欲求を爆散させてしまうのです。アンタらは鬼か!強く主張したい。
セックスとは五官の作用を駆使し全身全体を用いて非言語を表現する肉体アートだ。五官とはすなわち目、耳、鼻、舌、皮膚のことである。
耳であなたの奏でるサウンドを聞き、
鼻であなたの放つ芳醇なスメルを嗅ぎ、
舌であなたの生産する宝石のような調味料を吟味し、
皮膚であなたを丸ごと体感する。
そして目。
我々は全神経を集中させ、あなたという御神体から発せられる美貌を感知、それを余すとこなく双眸に収めんとするのである。
それをば、何かね。電気を消せと、あなたそうおっしゃる。じゃあおめえさんは目隠ししたままルーブル美術館に行くのか!?アイマスクを着けたままモナ・リザを愛でられるというのでしょうか?!そんな訳、ありませんよね。
まあ美術館や絵画をセックスと同列に扱うことが乱暴であることは理解しています。けれども何となく僕の言わんとすることは察せられたのではないでしょうか。とどの詰まりあなたたち女性サイドが我々に電気を消せと強要するその姿勢、そいつはまるで芸術ヤクザ。こちらが抗い辛いことを熟知しておきながら強請り、たかりなどという犯罪行為に打って出ているようなものなのです……あなたがたはかかる自らの行為を、このお盆、御墓前で先祖に報告できるというのでしょうか……?そんな気持ちで立てられた線香に、一体どれほどの価値があるというのです……?
煌くあなたがたの裸体を。シーンに応じて千変万化する皆々様の表情を。僕たちはつぶさに、確実に、永遠を刻みこむように!この瞳に映したい。そう願う気持ちに一切の偽りはないし、それは芸術を心より愛でる者としては当然の帰結といえるでしょう。セックス、それはビジュアル面も込み込みでの行為なのだから。本来的にセックスというものが電気を消された状態で為されるべきなのであれば、AVに映る画面は押しなべて漆黒に包まれることでしょう。そんなAVがこれまで一度でもございましたか?いや、普通にあるかもしれねえな。あの業界の守備範囲は異常だからな。『妊婦 vs 犬』というAVを鑑賞したときの衝撃は未だに忘れられねえ。
異常事態はさておきだ。そのようにしてビジュアルエフェクトをガン無視した格好で行われるセックスになど何らの意味もないし、あるいは電気を消すように仕向ける女性サイドのやり口は、本当に残忍なものだと言わなくてはならない。『恥ずかしいから……(///)』 気持ちは分かる。理解は示す。だが残念なことに、俺達は恥ずかしくない。1ミリたりとも恥ずかしくない。そして皆さんには次の金言をプレゼントしよう。
ただ羞恥する顔が見たい……女を困らせるのは男の義務なのです (みつどもえ 千葉氏)
皆さんが恥ずかしいと思っていることなど、こちとら端から織り込み済みよ。仮に従順な子羊であれば『女の子はきっと恥ずかしく思っているに相違ないよね……じゃあ僕の方から電気を消してあげよう(^^ゞ』などと似非ジェントルを気取るのであろうが、そんな感情はまるでクソさ。そういう輩はちょっと肥溜めの中でクロールしてから人生の来し方行く末を考えた方がいいよ。
欲望と欲望のぶつけ合い。狐と狸の化かし合い。戦いのワンダーランド。セックスってきっとそういうことだし、そこにあって先回りした優しさを見せること、自らの欲求を押し殺すこと、そんなもんは押し並べて無価値だ。相手側が『電気を消して……』とセクシーな声で要求するのであれば、こちらはこちらで『イヤだよクソメス……』とテンダーな声で返してあげること。これが筋だ。真剣勝負の場で手加減を加えてしまえば、その勝負はたちまちに死んでしまうことであろう。精神的なレベルにおいて。
『でもさあ、明るいとなくなっちゃうじゃん。その、ムード的なものが』
ムード!?いま、あなた、ムードとおっしゃった?!ホント、あなた方っていつもそう。いつもそうだわ。ちょっと困った事態に陥るとよく分からない抽象概念、新規性の高い横文字で煙に巻くのよ。そういうのってほとんどペテン師のやり口だし、真実真正の意味で反論を試みたいのであれば、
@まず冒頭に要旨を記す
A実験の手順を書き上げる
B得られた結果を示す
Cその結果について自らの考察を記す
D参考文献を提示する
この5段階は最低でも踏まえた上でワードないし一太郎の形式で以て提出して頂きたい。少なくとも1万字ほどは論を尽くしていただきたい。そういう反論であれば僕サイドとしても耳を傾けることにやぶさかではないと言うことに些かの躊躇いも覚えない可能性は低くないし、その反論を踏まえた上で今後の挙動について前向きかつ建設的な態度を示すことを含めた議論を深めるべく尽力する気構えを持つことも、少なからず想定され得るであろう。信じて頂きたいものである。
というよりもですね、ハッキリ言ってこんなものは最低限の要求ですわ。電気を点けたまましたいだなんてな、そんなのDQの世界でいえばスライムみたいなカス欲求です。俺たちのバラモスはもっと強いし、心に潜むゾーマ先輩なんてマジで化け物みたいな感じなんだぞ。具体的にはさあ、電気はロンモチ点けたまま、普通に鏡の前でセックスとかしたいしね。10人いたら12人の男はそう思っているに違いないし、セックス経験者を8人も集めればその内5人は『鏡を見ながらのファック?当然したよね』とアンサーするだろう。残りの3人は『鏡はないけどマジックミラー号でファックしたことはあるよ』、そういう豪の者だ。ちなみにこの欲求にせよ、ドラゴンボールの世界でいえばチャパ王程度のレベルです。これ以上の欲求について、それは個人差が大きいですし話が脇道に逸れそうなので、今回のところは僕は多くは語らない。ただヒントだけ示すならば、我々メンズのハートには必ず『遠隔バイブ』というホットタームが刻み込まれている、それだけは是非とも覚えておいて欲しい。僕は多くは語らない、語りたくなど、ないのである。
ここまでの文面について、素直な心で読めばおそらく『うわ、男ってマジあさはか…死ねばジョイフルなのに……』といった感想を抱くかもしれないが、実際のところそれはあまり賢明なことではない。ここで先に触れた金言を思い返して欲しいのである。
羞恥する顔が見たい……
結局のところ我々が欲しているのは光源そのものではない。なぜなら我々は人間であり、蛾ではないのだから。光源があることにより、おそらく女性たちの羞恥する顔が見られるのではないか?――そのような予測のもと、我々はライトオンなセックスを希求し続けているのだ。
よって、結論から逆算すれば、次のようになる。
女『何か暗くない!?もっと電気明るくしようよ!ていうかチンポ見せてよ!!見せれ!!』
男『やっ、やらっ!らめぇ!!電気、電気消してへぇ……』
お分かり頂けただろうか……提示された言葉の裏の意味を汲み、そこから対応策を打ち出す。真の策士の思考パターンがそれだ。
あるいは次のようなやり方だってあるだろう。
女『暗いところでセックスされるのって恥ずかしいっていうか……だって、いつどんな感じで責められるか分からないでしょ?急に背中とか舐められたら、ホント、どうにかなっちゃいそうだし……』
男『^^』
きっと男なら、いや俺なら。電気を消して猿のように女の背中を舐め続けるであろう。この説を裏付けるかのように、不朽の名作『七人の侍』の中で、主人公勘兵衛はこう述べた。
『よい城には、きっと隙が一つある……その隙に敵を集めて勝負をする……守るだけでは城はもたん』
女体を城と見立てますれば、あなた方ひとりひとりがその城を守るための軍師だ。だから常に勘兵衛の示したマインドを想起されたい。隙を作れ、と。意図してそこに敵(即ち我々メンズ)を集め、勝負をかけろ、と。きっと男なら、いや俺なら!愚かしくもその策に嵌り、見事猿と化すことだろう。
女『フェラチオをされている時の男の人ってすごくセクシー……つい舐めたくなってしまうの……』
(意訳:今日セックスすんの面倒だなー。フェラだけで済ませてえなあー)
N欲さん『おいすー^^』(ポロリン
→5分後、目論見通り円環の理に導かれた肉Yさん、賢者タイムへ
守るだけでは城はもたん。
蓋し名言である。
最後になりますが、我々が『電気を点けたまま、させれ』と叫ぶこと、それは決して薄汚ねえしみったれた欲求から発せられるシャウトなどではなく、もっと高潔かつ崇高な何か、卑近な言葉で言わせてもらえれば『目の前の相手の全てを知りたい』、そんなピュア極まりない心より生じているものなのです。ウソではありません。あなたの全てを見たいから――全てをこの記憶に叩き込みたいから――だから.mpegの形式で、いや別に.aviの形式でも構わんよ!?.rmだって、いいかもしれないね!!そういうことなのであり、取り急ぎ今度僕は、HARD OFFで手頃な価格のハンディカムでも購入する構えです。高潔な気持ちで。愛のために。believe me.
零コンマ弐秒でビデオカメラが鉄塊と化したよ
つい覗き見してみたくなってしまうの...
これからも日々の楽しみにしています
羞恥心というよりも、それは幻滅させたらどうしよう…という恐怖心
羞恥心というよりは、幻滅させたら…という恐怖心です。
ボディ的にもそうですし、崩れた表情にしても、なんだか、自分のこんな表情ないわぁ…相手、萎えてないかな?って気にしたくないので、暗いほうがもろもろ都合がいいのです。
かといって真っ暗は私も嫌ですね。
豆電球程度の薄明かりがエロティックな雰囲気も醸し出すし、ベストです。
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明るいところでするのが嫌だってのに、いやいや見たいしつって無理にしてもさ
で検索したらここに辿り着きました。
パンチラの件で僕はあなたの一コ下であることが判りました。どおりでノスタルジアが胸にズドンと突き刺さるわけです。
漠然と過ぎ去ったゼロ年代と見比べることでより一層輝いていたものとして記憶に甦る90年代後半。ワンダフル、トゥナイト2ギルガメッシュ…。
このブログ、たまにチラ見させて下さい!
自室のベッドにで独り仰向けになり、股を開いたことがあるのですが・・・アレな、普通に眩しい。
「眩しくて集中できまへんのや」
みたいな人もいるんでないかい?
「あらあらカワイイo(^-^)o恥ずかしいのかな(^O^)かな」と思っておりましたが、
私のワガママBodyを直視したくないのだな、と気付いた瞬間死にたくなりました。