世の中皆疲れてる。
色んなことに疲れてる。
学校に疲れ、会社に疲れ、家族関係に疲れ、挙句の果てには人生に疲れ。
ストレス社会。そんな言葉が相応しい現代。
でもそれは全部リアルでの出来事。
顔の見えるあの人とのやりとりが辛いから、山のように積み重なっている仕事がきついから、色んなことがしんどいから、皆疲れる。
これは仕方のないことです。
けれど、リアルじゃない世界、ネットの世界ではどうでしょう。
意外なことに、ここでも『疲れ』が出るようです。
先日、ヤフーニュースで「mixi疲れが蔓延」という記事がありました。
(引用)
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SNS(ソーシャルネットワーキングサイト)「mixi」で頻繁に日記を書き、多くの「マイミク」と交流している人が、コミュニケーションに疲れ切ってmixiを突然辞めてしまう――「mixi疲れ」とでも呼ぶべきこんな“症状”が、一部のmixiユーザーに見られている。
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(引用終わり)
押し寄せる情報化社会の波。ついに僕達は、顔の見えない人とのやり取りにまで疲れを感じるようになってしまった。癒しを求めて辿り着いたインターネット、そこでもやはり疲れてしまう。人間と言うのはなんとも因果な生き物です。
大体が皆さんはどういう意図でmixiを始めるのでしょうか。
友達作り?
連絡網代わり?
コミュニティー目的?
NO、違いますよね。みなまで言わなくても分かります。当然セックスです。肉の話です。
とある統計によると、mixiをしている8割の人間はセックスを目論んでおり、残りの2割はハードなセックスを目論んでいる。mixi、冠には「ソーシャルネットワーキングサイト」などと書いておりますが、その実態はこれです。まことに恐ろしい。現在は株式会社mixiと名前を変えておりますが、当初は「eMercury(イーマキュリー)」でした。e、もちろんsexのeですね。大胆かつ淫らな屋号。なぜ山本は逮捕されてこのふしだらな会社名は取り締まられないのか?僕は、大きな政治の力を感じます。
それはともかくとして。こんな僕もmixiをやっております。
僕は知人からのこんな言葉でmixiを始めました。
「おい、mixiってのがすごいらしいぞ」
「mixi?何それ」
「すぐヤレるらしい」
「そ・そんなバカな・・・」
「ホントだって。俺のおじいちゃん、隣のトメさんとハメまくりだもん」
「すげえ……mixiすげえよ……(ブルブル)」
「同級生のタカシいただろ?」
「うん……」
「あいつなんて去年の夏、旅先のロスでたまたま知り合ったパツキンのネーちゃんとハメまくりだぜ」
「すげえよmixi……俺、どうにかなっちゃいそうだよ……」
即アポ・即ハメ・生尺八。
こんなマジカルワードが飛び交う夢の国、それがmixi。
僕はすぐにmixiの世界に足を踏み入れた。
僕は毎日ログインした。
即ハメ、その言葉を頭に思い浮かべながら。
オレンジ色の画面、僕はログインする。
いつ画面の向こうからパツキンのおねえちゃんが飛び出してきてもいいようにズボンを下ろして。
ティッシュもスコッティからネピアに変えた。紳士のたしなみだから。
さあ、いつでも飛び出しておいで。僕は多くは望まない。90-60-90くらいのボディラインだったらそれでいい。下は4歳からOKだ。ただし上は13歳まで。多くは求めないけど、そのくらいはこだわらせていただきたい。これはマナーじゃなくて、ルールだ。
僕は身じろぎ一つせずパソコンの前で待った。
僕は来る日も来る日もログインした。
雨の日も、風の日も、地震が起きた時でさえ。
僕はオレンジ色の画面をピクリともせず見つめながら、ズボンを下ろしてひたすら待った。マウスすら動かさず、キーボードすら叩かず。僕はただ、待った。
――あれから一年
僕は今日もログインしていた。
一年経っても僕のスタイルは変わらない。
即ハメ、その言葉だけを頭に思い描きじっとオレンジの画面を見つめる。
けれどこの一年、まだ即ハメは達成できていない。
そもそも誰とも交流していない。
どんな子が来てもいいように準備したのに。
AB型の奔放な彼女のためにバイブも買ったのに。
5回捨てて6回買ったのに。
けど、どうやらそれも全部無駄になりそうだ。
僕はいつしか目は虚ろ、口は半分開いて呼吸もまばらだった。
「もう、疲れたよ……」
ああ、そうか。これがmixi疲れ…。
こうしてみんなmixiに疲れていくのか…。
mixi疲れ。現代社会が孕む病巣。
所詮即ハメなんて甘い夢、スウィートなドリームだった。
こうして誰もが一人、また一人とmixiから離れて行くのです。
即ハメ、何と恐ろしいその言葉。
僕はうなだれて、ノートパソコンを閉じた。
「おい、棒太郎。耳寄りな情報があるんだよ」
「もうmixiなら結構だよ」
「違うよ。もっとすげえソーシャルネットワーキングサイト見つけたんだよ。もう丸見え。違う穴まで丸見え。幼女泣き叫びまくり。『そこは入り口じゃなくて出口だよー!』って絶叫。すごいぜ、あのSNSは」
「……そこまで言うならやってみようかな」
「おう、これがアドレスだ」
そう言って僕は紙切れを手にした。
アルファベットで何やら書かれている。
僕はその紙を握り締め、パソコンを開いた。
カタカタカタ。
僕はURLを打ち込む。
カリカリ。カリカリ。
するとそこには――
僕はズボンを下ろして、いつまでもオレンジ色の画面を見つめていた。

しっかし棒さんの話はどれも面白い。
宮崎県に高岡町ってのがあるらしいから行ってみるといーぉ(^ω^)つ[旅行券]
それにしても、どうしてmixiの話がこんなにも面白いんだろw
“魂のシャウト”の記事消しちゃったんですか
(゜д゜)
mixiはやる気でないなぁ。
会員じゃないと見れないってので、ちゃぶ台をひっくり返しそうになったことがありまつ。
mixi関係ねぇwwwwwwwwwww