僕たちはいつもギリギリのところで勝負をしている。
限りなく黒に近いグレー、そういうところに人生のコクは存在する。
『上戸彩激似!』
僕らはこういうAVのパッケージを見た瞬間
(ぜってー似てねえ……)
と心の中でツッコミを入れざるを得ない。
得ないのだけれど、心のどこかで
(でも、もしかしたら……)
と考えてしまうのも確か。男のサガです。
女性には分からない興奮がここにはある。
不思議に思うかもしれませんが、もし上記のような『○○激似!』系のAVがあったとして、僕らがそれを借りたとしますよね。
そんな時。大抵の場合は睫毛の角度が似てるくらいであとはミトコンドリアみたいな顔面をしたメスが画面の中で踊り狂っていたりするのがほとんどなんですが、仮にそういう風に騙されたとしても不思議と悔しくない。
それはなぜか。
最初から何も期待していないからだ。
どうせ似てない。スタート地点が既に負。
似てなくて当然、似ててラッキー。
そのくらいの動機だからだ。
もし本気で内容に期待する人がいたとすれば、それは相当のバカあるいはAV界隈にまだ足を踏み入れたばかりの二等兵、もしくはとてつもなく心が純粋(pure)な人である。どちらにしても不幸な人だ。
強引に話を進めますが、エロ界隈にはそんな「言葉遊び」が蔓延っている。
パロディー、そうエロ界隈にはパロディーが非常に多い。
『ハメナプトラ2 太陽の精子フェラオ』
『パイパニック』
『ミッション:インポ絞る』
『ガキの腰使いやあらへんで!』
脳から脳汁がドロロンと漏れてしまいそうなインパクトを誇るタイトルばかり。特に一番上がすごい。太陽の精子フェラオ。製作元はもちろん、ファラオ王の怒りに呪い殺されそうなタイトル。だがそれがいい。
言葉遊びとは知的なゲームだ。
頭の悪い人にこれらのタイトルは思いつかない。
『ただのオヤジセンスじゃん!』
そう思う人もいるかもしれない。
けれど、本当にバカな人に
「犬珍汁(けんちんじる)」(獣姦モノのAV)
こんなタイトルが思いつくはずもない。
素晴らしいほどのセンス。
けんちん汁業界も震え上がるほどの破壊力。
分かりにくいかもしれないので一応説明しておきますと、ここには「犬の汁」「チン汁」と二つの言葉が掛かるんですね。まさに掛詞。製作者は古典への造旨も深いのだろう。幽玄、という言葉がピタリとはまる。普段は見過ごしてしまいそうなところにキラリと光る知性。生半に真似できるものではない。
だから僕は性産業の人たちの言語感覚には一目を置いている。
彼らこそ言葉の扱いに長けた人たちはそういないからだ。
もちろん、流行へのアンテナも高い。
そして彼らが違法と合法の間、著作権ギリギリのラインで攻める姿、その姿が僕の心を大きく打つのである。
これからも性産業のネーミングセンスからは目が離せない。
(鹿児島で見つけた性風俗の看板 「ドラえもん」)
これはひどい。
隠す気ないだろ。
直球じゃん。
直球そのものじゃん。
なんのひねりもない。
もう少し著作権とかに配慮しようよ。
ていうか、ドラえもんを性の看板に仕立て上げるその精神性が理解できない。頭おかしいんじゃないの?
謝れ!Fに謝れ!謝れよ!
ドラちゃんワロスww
そこは花園じゃないよ!アッ--!!
とみせかけて3ぐらいだろはいはいワロスワロス
エロに幽玄を見い出すとは…芭蕉もビックリ
ドラえもん→猫→ネコミミっ娘→ナウなヤング
みたいな?感じ?
昔森田さんの番組で店名のセンスはすごいって
やってた気がします。
目の付け所に脱帽
まず謝るのはvow太郎だ!!
何だその分かりやすい前フリ!?
ってゆーか最後の最後がオチで最初から全部が前フリか!!
チキショー!!
あ、そういう問題じゃありませんか。
でも、うきうきドラえもんは無いよ!
そりゃー無いよ、ある訳無いよ。
これは深い。
ってことかなぁ?
>看板
ttp://blog.livedoor.jp/saya0831/5f33e1a9.jpg
夜はライトアップされているようだ。
完敗であります
ここでなんか吹いたw