一つ前の日記にこんなコメントが寄せられた。
>僕は浮気するのに本気だお(*yдy)
>浮気が生きがい、生きてく強さ、浮気is me。
>浮気って素敵やん?紳助風味
さて、本題に入りますが、
「浮気じゃない、本気だ」
これは非常によく聞く言葉であり、僕もこれまで通算41人ものプレイボーイプレイガールから同じバイブスのトークをされてきました。その言葉を聞く度に僕はその人をバールのようなもので殴打しようと、関西風に言うとボテクリ回そうとする腕を抑えることに必死だった。
浮気というものは事故である。自分というハイブリッドな車に乗っている、空は快晴流れはスムーズ、走るハイウェイの名前は『アケミ』。アケミとは、そう、お付き合いしている彼女のことである。
道路はガラ空き、というか自分しか走っていない。もしも隣に走る車があるとしたらそれは3タテを食らっているか、もしくはチンパンジーやボノのように多夫多妻の制度を採っているかのどちらかである。
国際問題に言及する気はないので、とりあえず日本国内の話として。3タテ4タテを食らってない限り、あなたの道はガラガラだ。あなた専用の道路だ。そしてその道路を走るまでには様々な手続きがあっただろう。出費もかさんだだろうし、過去に走った道を封鎖しなければならなかったかもしれない。一つの道を走る車には様々な歴史があるのであり、だからこそ道が余計に愛おしくもなる。
そんな道だからこそ、安全運転を心がけなければならない。それは時にはアナルファックやスワッピングといったワイルドスピードの狂気に身を委ねたくなることもあるだろうが、それはキチンと標識に従わなければならない。もしくはたゆまぬ行政との交渉末、「スカトロOK」「車幅制限4Pマデ」などの各種標識の設置をお願いしなければダメだ。もし好奇心から交通放棄を守らなかったら、やはりそこは相応のペナルティが待っているわけで、最悪車が廃車されるか道路を封鎖されてしまう。安全運転の精神は大切である。
しかし世の中、ロゴス(論理)だけで全てが上手くいくわけではない。安全運転していたら、すぐ脇の荒野、道なき道から突如として暴走ダンプカーがワイルドスピードで激突してくることも存分にあり得る。運転手は彼女の友達であったりゼミの後輩であったりベトナムのお姉さんであったり様々だけど、ここではそれは置いておく。
こんな事故は仕方ない。安全運転を守った末の事故だからであす。ボンネットはベッコリ、ラジエーターはグチャチャ、これが893の世界であれば
「おーおーネエちゃんどうしてくれんのかい?ま、ちょっと事務所で話そうか」
となり複数人プレイ⇒お風呂屋へGO!という輝かしい人生の幕がイッツショータイムとなるのだけれど、僕らはトーシロなのでそういうことはしない。概ね肉で、ハッキリ言うとセックスで解決する。これは実際に我々が事故した時に保険が下りることとよく似ている。世の中うまくできているものである。
そして僕らはまたハンドルを握り締める。彼女というハイウェイを走るためだ。その向こう側には何があるのか、あるいは結婚、あるいは離婚、また、途中でそのハイウェイを降りることもあるだろう。とにかく今は安全運転をこころがける、そうすれば道は自ずと開ける。恋愛とは概ねそんなものである。
けれども、「浮気じゃない、本気だ」と言ってのける人は何なんだろうか。それはこういうことである。
晴れたカリフォルニアの空の下、見飽きた風景が目の前に続く。あーあ、このハイウェイも飽きたよなー、でも下りる理由もないしなあ、どうしたもんだろう。そんな漫然とした思いを抱いていると視線の左、荒野の遥か向こうにミニクーパーが走っている…?
ドーパミン!彼は叫んでハンドルを左に切る。そのスピード、まさに法定速度違反であり、のぞみ・ひかりなど遥か後塵、である。そして彼はミニクーパーの前に躍り出て、タイミングを計りサイドブレーキを一気に引くのである!
ズドン!追突。ブレーキランプは光っていないので過失相殺は10−0で彼の勝ち。ここからはもうお分かりの通り、おうねえちゃん、どうしてくれんのかい、まあワシも分からんヤツやない、ひとつ肉で手を打とうやないか、とこういうわけである。
おそろしい。まるで当たり屋だ!「たとえがクレイジーすぎて全く分からない」という声が聞こえてきたので、もう一つ引き合いに出そう。
彼は長い検証と交渉の末、ついに意中のハイウェイにインした。仮に阪奈高速道路としましょう。彼は阪奈の道をひた走る。彼が阪奈の道を選んだのには理由があった。この道は未だ交通規制が厳しくなく、これからの努力次第でいかなる標識も打ち立てられる可能性があったからである。
彼は目論見どおり様々な標識を立てていく。「ディープキス」から始まり「フェラチオ」「素股」「アナル舐め」。キレイだった道路は次々と汚されていき、人の手が入っていく。悲しいことである。しかしもっと悲しい現実があった。それは。
彼は当初から阪奈高速道路でなくても良かった、ということだ。それが証拠に彼は走る道中次々とインターチェンジに入って肉うどんを食べるわホットドッグにがっつくわ、もう野蛮の限りを尽くした。腹減ったからしょうがないじゃん、なんか文句あんの?いや、文句はないけどさあ、高速乗る前に食っとけよ…という当たり前すぎる意見も彼の耳には届かない。阪奈高速道路はあくまで押さえ、だからオレはインターにも余裕で入るよ!でも高速道路はお前だけなんだぜ…と、こう囁く。
そして彼はひとしきり己の欲求を満たすと、特に挨拶もなくETCをぶち破って名神高速道路へとインしていく。後に残されたのは「アナルファックもOK」という標識が残された荒んだ阪奈高速道路ばかり。その後、阪奈に入ってきたミニバンは
「え?この道アナルまでOKなの?」
と万感の思いを抱いたりもするのだけれどここでは割愛。
つまり彼は走らなくてもいい阪奈高速度道路をひた走り、また故意に事故を起こしたりしていたのである。これは安全運転の精神に大いに反する反社会的行為である。僕は不可抗力の事故は許すけど、狙って起こした事故は絶対に許さない。
「事故は事故じゃん。正当化するなよ!何が違うの?」
と言う人とは一生分かり合えそうにないのでこのまま先を急ぐ。
セーフティドライビング。高速道路を走るのであれば、この精神は何よりも守られるべきだ。それができないのであれば、一般道で好きなだけ珍走しておけばよろしい。一般道で蛇行するのも故意に事故を起こすのも喫茶店でシシカバブを食べるのも、それは自由だ。
しかし高速道路に入ってからはやってはイカン。もし自分の意思で肉うどんを食べたくなったりしたら即『出口』の表示に向かうべきだろう。そんな気持ちで走られては、道が可哀相である。
「いや、俺の場合どれも本気。名神に行ってから阪奈に戻る。どっちも大事な道なんだよ」
そんなファックでチンケなことを言う人は、一度ミルコクロコップのハイキックを食らってみることをオススメする。一度死んでみるのもテかもしれない。
どれだけ気をつけても事故は起こりうるものである。その可能性は否定しないし、僕だって若いころはスピードを出しすぎて事故を起こしたこともある。若さとは狂気であり凶器。それを止める術は本人の中にしかない。そう、安全意識という形で。
それかもしくはプロになれ。プロのレーサー。プロにまでなれば、僕はどこを走っていても文句は言わない、いやむしろ羨望のまなざしすら贈ろう。僕の友人にプロ中のプロ、100人からは数えてないと豪語して止まない生粋のプロがいるのだが、彼などはあまりにもジゴロすぎて言葉も出ない。ワイルドレーシングも突き詰めれば芸術となるのだ。その限界の狂気が「浮気は文化」などに代表される常人には理解しがたいシャブのような名言を生んでいくのである。
その彼は言った。
「一度走った道は、もう二度と走らない……」
ラフロイグを片手に呟く彼。
か、カッコイイ。めちゃんこシビれる!
これはヤリチン界の鉄則だそうだ。たとえどんなにハクいスケでも、決して二度は乗らない。なぜそうなのかは分からないが、これは鉄板のルールなのだそうだ。
そして本当にその女に心奪われたのならば、俺たちは素直に今走っているハイウェイからは降りる。もちろん高速料金はちゃんと支払って。決してETCをぶち破るような真似はしない。彼らが破るのは処女膜だけなのである。
彼女にボコられるわ周りからは後ろ指は差されるわ患った性病は20を超えるわ、大抵プロにはロクなことがない。それでも彼らは爆走する。
そしてそんな生き方を彼らは決して否定しない。
浮気か?と問われれば浮気だ、とハッキリ認める。誤魔化さない。飾らない。サイテーの言葉を甘んじて受け入れる。サイテーか?と問われれば、サイテーだ、と断言する。
彼らの走る道は荒れ荒み、草の一本も生えない。刹那の快楽は味わえるだろうが、人並みの幸せは遥か遠くにしかない。美人局、893、裁判、慰謝料。彼らの行く道に待つのは、これらワイルドでリスキーな単語ばかりなのである。これこそが真のプロだ。僕としては決してプロになりたくはないが。
だから、そんなプロともいえないセミプロどもが
「だって、ちょっといいなって思ったから…」
「やっぱ、若い頃って適当に楽しまないと損じゃん?彼氏一人に縛られるのもねー」
「結婚したらマジメになるよ!」
などと37度のぬるめの風呂みたいなことを言っているのを聞くと僕は大声で「プロに謝れ!」と叫びたくなるのだ。浮気をするなら事故のみ、もしくはプロになれヤリチン・マンになれ、そして人並みの幸せは望むな!僕はこの言葉を、ひ孫にまで伝えていきたいと願っているのである。
今宵は少し熱くなりすぎたようです。これも全て夏至のせい…。
肉欲本でたら買うからだしてくれ〜書名はアナルでいいよね?
例え方がすぎますぞ!肉欲どの!^^
だが調子にのられては困る!つまらん話で更新している肉欲!書くネタがないならば書くな!
とはいわないがもうちょっとおもしろいネタさがして書いてください。
“ドーパミン!”
本日の最大笑激ですた(´_ゝ`)ププッww
棒ちゃんの展開した倫理は正しい。全く以ってその通り。
今は一般道だけど、いつかは永遠のハイウェイ…
ただ、、浮気ネタはここまでにしないか??
様々な感情にレイプされて目からなんか変な水が。。(つд`。)
棒さん個人のサイトなんだから、棒さんが書きたいことを書くのがより普通ですわな。
読ませてもらえるだけで幸せだーい。
コメント返してもらえると更に幸せだね。
肉さんの言ってることは正論。いや、なにをもって正論ですか?と。
一夫多妻の国へ行けば僕ら(プロ?)が正論。
わかってるんですよ、日本では認められないって。でも、だからといって、僕は浮気をやめるつもりはない。
高速道路でいうと、僕は首都高。
いろんな高速道路が混じり合ってる。
僕はいつも、いくつもの高速道路を走っていたいんです。キッパリ