
カップルは別れる時に初めて相手の本性が見える、という話をどこかで聞いたことがあります。その真偽のほどはよく分かりませんが確かに別れる場合にドロドロすることは非常に多く、なぜならそれは別れたいと願う一方の思いと別れたくないと思うもう一方の思いは常に相反するものだから。ドラマの中で見られるようなスッキリ爽やかキスミントのような別れというのはドラマの中だからこそ存在するわけで、逆に現実はドラマよりも数多くのドラマが存在します。
男は別れの時になるべく綺麗なセリフを用意する。別れに際して綺麗な言葉を捧げることで、その付き合いを綺麗なものにしたい――という思いや、また実際の面ではそんなプンプンと臭いセリフを吐く、俺ってかっこいい、俺は俺に抱かれたい、とデロデロに泥酔していることが多いです。あるいはその綺麗な言葉は最後の槍であり、そんなカッコイイ渋いセリフを言える俺なんだぜ、もう一度思い直してみないか?という実質的な策略も内包されているのかも分かりません。
では女はどうか。女は男と違い別段別れを綺麗に飾ろうとはせず、むしろその逆。これまでずっと胸の奥に溜め込んでいた怨恨を旧彼氏に向かってビシンバシンと打ち込む。な、なにもそこまで言わなくても!心臓の弱い人なら死んじゃう死んじゃうよ!というくらい容赦のない言葉のデンプシーロールをハードパンチしてくる。女性は冷静なので、飾った言葉で付き合いを変に肯定するよりは自分の思ったことをこれでもか!これでもなのか!とぶつけることで自分自身をスッキリさせるのです。
また、男の方から
「俺、お前と出会えて良かったよ…」
みたいな涙ちょちょ切れるセリフを言われた場合、表面的には
「うん、あたしも」
としおらしく演じるのですが、内心においては
「えっ、なにこの寒さ。氷河期?」
と思っているのは確実で、後日そのセリフは居酒屋などにおいて
「つかさー、あいつ『君と出会えてよかった』とか言ってんの!ほんとに良かったと思ったら別れてないっつーの!」
と、友達との間で美味しい酒の肴となっているのもまた必然です。
この男女の違いは確かに存在し、よって僕の友達でも何人もの戦士たちがこのような女の切れ味鋭いナイフに切り刻まれ、実に28人もの男たちが精神的衝撃からEDになりかけたわけであり、まこと女性とのお付き合いは気を付けなければならんなあと身震いするほかないのですが、でも別れる時にどんな言葉を吐いたのか、またどんな言葉を投げかけられたのか、というのは非常に面白いし、あるいはそこには人生の真理が隠されていたりする。
更に怖いのは別れた後。まず過半数の男は付き合っていた彼女との床事情をかなり詳しく、艶かしく、そして淫らに友達に話す。あの女のコマンはこうだった、N子ってパイ毛生えてたぜ、など、そこにもはやプライバシーや人権など存在せず主に
「面白いから」
「ノリで」
という理由のみによって元彼女たちは知らず知らずのうちに知らない男たちに丸裸にされているのだからまったく怖い怖い。思い出は美しくなるばかり、という言葉がありますが、別れた女性たちは男の頭の中で淫らになるばかり。大体3割ましくらい淫乱になった状態で彼の口から世の中にコンニチワしております。
逆に女性はと言いますと、やはりこれも男の品評をしていないわけがなく、大体においてスペニの大きさとかテクがどーだとかいったことが槍玉に上がります。男性が3割増しで思い出を淫乱にするのに対し、女性は2割減で僕らのスペニを評価する。あの男さー、あんなガテンな体しといてコチンが親指くらいしかねーでやんの、つーか彼ってばマジ早漏。いつ入ったかさっぱり分からなかったよー。などなど。事実はどうあれコテンパンに叩きのめされております。少なくとも彼女の友達13、14人程度にはあたなのコチンのサイズがバレてると思っていただいて間違いない。それも控えめな大きさで……。
さて、少し話が脱線しましたが、別れの台詞。先はあのように述べましたが実際には綺麗に別れることができるカップルだって絶対数存在することは僕も知ってます。でもね、そんな別れ方って面白くないじゃない。ドロドロした話を聞く方が楽しいじゃないですか。ホント、汚いよな人間って。
だから今日は僕の心のメモリーでもキラキラとブラックに輝く宝石のような別れの言葉をご紹介したいと思います。
友人Aは半年間付き合った彼女に別れを告げられた。
あまりにも突然。あまりにも突発。
Aは大きく狼狽し、彼女を必死に説得作業。
しかし彼女の決意も固く、首を縦に振ることはない。
いやよ、アタシはもう別れるの。
どうして!なんでなんだ!
激しい攻防が繰り広げられる。
頼む、別れないでくれ。悪いところは直すから!だからお願いだ!
必死で懇願するA。
しかし彼女の決意は固い。
無理よ。直せっこないもの。別れるの!
Aも諦めない。
いや、俺は直す、絶対に直してみせるよ!だから言ってくれよ!
そして彼女はゆっくりと口を開いた。
「アンタの名前が嫌。ムカつく」
テポドン!Aがゆっくりとリングに沈んでいきます!
カンカンカンカン。
おっとここでレフィリーストップですかー具志堅さん!
そうですねー、チャンピオンから大分いい角度で打ち込まれましたからねー、これはもう立てないでしょう。
おおーっと、担架で運ばれるチャレンジャー。ピクリとも動きません。今後に影響がないといいんですが……。ここでチャンピオンがマイクを握りました!
「そのうち結婚とかするのかなー、と思った時にさあ、あたしこの人の苗字になんのかなって思ったの。したらなんか、すっごい嫌で…それから考えたら色んな部分が嫌んなってさあ、よく考えたら口も臭いし脂っぽいし、なんていうか全部どうでもよくなっちゃったんだよねー」
さすがチャンピオン!挑戦者がリングを降りてグロッキーだというのに更にパンチを放つ!放つ!まさにサバンナのライオン!その獰猛さは三国一だぁー!それにしても具志堅さん、口の臭いってよく考えないと分からないものですかね?
そうですねー、メキシカンのパンチはトリッキーですからね、やはり僕ら日本人が重いウェイトでベルトを狙うのは難しいと思いますよ。
なるほどなるほど、それにしても「脂っぽい」とは、とんでもないキラーブローが隠されていたものですね具志堅さん。
そうですねー、やはり最後は自力にまさるチャンピオンが順当に勝った、ということでしょうね。日本人がベルトを狙うのは難しいと思いますよ。
なるほどなるほど。それでは本日のタイトル戦は終わりです。ここ、後楽園ホールから私肉欲棒太郎がお伝えしました。それでは、また。
コチンのサイズそんなにバレてますか、そうですか('A`)
きつっ!!
なんか自分のこと言われてる気分。
…って思った方は、僕の他にもチラホラいらっしゃるのではないかしら。
1RでKOされますた。。orz
別れ際に全否定されましたから
っと恋愛話が多くなってきたような・・・
なんかあったんですか?
遅くても変化があれば大歓迎ww
具志堅と実況の話のかみ合わなさにワロチwww
そしてあまつさえ同級の哺乳類の亜種どもに我がぷらいばしーの流出を・・・
くそ!!起これセカンドインパクト!!!