いつのことだったか、僕が割と真剣にかめはめ波をひねりだそうと路上で鍛錬を繰り返していた頃の話だから、おそらくこの6月の話だと思う。
僕は「ever lasting pain 〜いつだって心は4歳〜」という細木女史の名著を片手で破り捨てながら公道を闊歩していた。するとそこに挿して
「男ってホントにバカよねー」
という旨の会話を繰り広げている軽めのお姉さん、脳みその代わりに赤痢が詰まってそうなお姉さんが楽しそうに会話しているのを目撃した。
男はバカ。確かにそういう側面もあるだろう。
男というのはとにかくチンポでモノを考えがちというか、どちらかと言えばチンコでしかものを考えない傾向にあり、よく言われる話ではあるけれど男のチンコには第二の脳みそがある。
チンコには社会性がない、というのは当たり前の話で、ソーシャルネットワーキングサイト・mixiというものが最近流行だけれども、ソーシャルネットワーキングサイト・penisの存在を僕は寡聞にして知らない。
だから、チンコに理性的な行動を求めること、それ自体がおよそムリな話であり、それは例えるならば生後2時間の赤子に
「おい、オレの名を呼んでみろ」
とジャギのように迫る行為に等しく、だのにそれを捕まえて
「男ってバカよね」
などということは本当に外道・非道の言葉だと思う。
もっと寛容になって欲しい、と思う。男のチンコはティラノサウルスくらいの脳しかないのだから。