土日は全力で更新を放置していたのですが、そのあまりの放置っぷりに宮崎あおいさんや相武紗季さんあたりから「どうして更新してくれないんですか・・・?」「私のこと嫌いになったんですか・・・?」というメールが僕の脳内に届き、いんやー、これは困ったわい。宮崎あおいか相武紗季、どちらを選ぶか。普通に考えたら
「一夫一婦制なんてくだらない制度なんだぜ?」
という巧みなロジックで二人を篭絡してしまうのだけれども、僕もそんなにフワフワしてられない年でもありますのでここは心を鬼にしてどちらかを選択しなきゃいけないワケですよ。男として。というかどちらを選らんだとしても「二番目でもいいの!だから一緒にいさせて!」「私のことは穴(hole)って思ってくれて差し支えないわよ!」となるのは確実なので結果は同じことなんですけどね・・・フフ・・・。
さて、このように悩んだ場合果たしてどのような基準を以て選択肢を絞るか、というのは誰しもがぶち当たる壁であり、基本的には容姿、性格、経済力、乳輪の半径(r)、などを総合的多角的に勘案し結論を出すのですが、結局そのいずれもが外面を虚飾した移ろいやすく儚いものであり、往々にして恋愛というのはそういった虚構的な面に惑わされる人が負ける、幸せになれない。
じゃあ何を大事にすればいいか、と言えばそこはやはり己が本能の声に耳を澄ますことです。直感で選ぶ。その他のことは考えない。
でも直感と言っても第一印象はもう忘れてしまっているし様々な付き合いの中で情とかも移ってるから直感でって言われても…難しいよ棒太郎さん!という声も聞こえてきそうですがその辺りは別段問題ないです。なぜならここで「相手の尿が飲めるかどうか」という全く新しい基準を導入すれば全てが解決するのだから。
相手の口から摂取された水分が食道・胃・腸・腎臓・膀胱と経て全く新たなるマテリア(専門用語で聖水)となり体外へと循環される、これはまさに自然界の摂理(海⇒雲⇒雨⇒山の流れを例に出せば卑近ですね)を一身に体現してると言わざるを得ず、故にそれを受け止めることができるかどうかというのはその人を生涯の伴侶と見れるか否かの重要なファクターになるのです。ここまでに異論はありませんね。
というわけでここで僕は宮崎あおいと相武紗季のいずれの尿が飲みたいか、という積極的な基準を己の中に打ち立て、これについて0コンマ7秒ほど長考してみたところ「両方飲みたい!飲ませろ!啜る!一滴残らず!」という至極真っ当な結論に達してしまい、こいつは参った、やっぱり二人同時にいくしかないのかなー、グフフ、干からびちゃうよ!とか思いながら改めてメールボックスを開いてみると
「私の妻を好きにしてください。報酬は30万円です」
という目を覆うばかりのメールが30通ほどきており、これはいつまでも更新を放置していればこういった類のメールばかりが届くのかもしれない、と心底恐怖を覚えながら、くわばらくわばらと唱えつつワードを開いて日記を書き始めました。
さて、先日お話の通り僕は屋久島に行き杉を見てきたのですが、屋久島には杉しかないのかと言えば別段そういう訳ではなくその他に温泉やらミカン、いき遅れた妙齢の熟女タカエ、伝説の巨根・源太郎じいさんなど様々な名産があるのですが、僕らはその中でも温泉に着目した。そう、屋久島はなかなか泉源が豊富なのです。
僕らが赴いたのは湯泊(ゆどまり)温泉という場所で、ここは海辺から温泉が沸いており、石造りの湯船からまるまる海を眺めることができる素晴らしいロケーション。入湯料も100円と激安で、僕らは嬉々としてその温泉に向かいました。
するとそこには直径4mほどの湯船があり、真ん中の1mほどのつい立てで男・女が分かれていた。分かれていたといってもそれは超便宜的なものに過ぎず、ちょっと膝でも立ててつい立ての向こうに目をやれば、お互いの空間は簡単に融和してしまうのだから。ただ視線の先に広がるのはワインでいうところの70年もの程度の超熟成した乳の山や伝説の干しアワビばかりであり、これが海の幸山の幸ですか、ポセイドン!と発狂の憂き目にもあいかねない。その意味でこのつい立ては男女の別を積極的に分別しよう、というよりはあまりにもインパクトの強すぎる裸体から我々を隔離してあげよう、という行政の積極的な配慮も感じることができますし、やはり過疎が進むこの島で僕らのような弾ける若さが唐突に裸で湯船に入った場合などは
「あらお兄さん、そのシシ神と私の祟り神を勝負させない?」
「石火矢らめぇ!石火矢すごいのぉー!」
みたいな、ある意味神々の決戦のような状況を展開させないためにも必要なのだろうな、と漠然と考えました。
さて、その湯船からさらに5間ほど進んだ場所にもう一つの湯船があった。ここの方が人が少なくオススメという話でしたのでそちらに行ってみると一人だけ先客がいました。その男性は推定年齢28歳で、土臭い雰囲気もなく、どことなく得たいの知れない様子だった。イメージで語らせてもらうならば数年前までは広告会社のエリート社員として一線でバリバリやっていたのだけれど専務の愛人と火遊びをしてしまい、その事実が露見、副社長派からの強力な圧力を掛けられたシンヤ(仮名)は社長から
「2〜3年姿を消してくれ。その間でワシの方で山下(副社長)を何とかする」
密命を受けこの島にやってきた、大体そういうイメージ。
という訳でこの広告マンとまさに裸の付き合いをしなければいけなくなったのですが、目をつぶっているので起きているのか寝ているのか判然としない。こういう場合はやはり爽やかに「失礼しまーす」「今日も暑いですね」「それにしても大きなオチンロンですね」など会話をしたらいいのかな、ううん、と懊悩していると向こうの方から話しかけてきた。さすが元エリート、処世術も生半可ではない。
僕「島の方ですか?」
「ええ、そうです」
僕「ずっとこちらに?」
「いえ、3年前にやって来ました」
僕「差し支えなければ、何をしてらっしゃるんですか?」
「トビウオ捕って暮らしてます」
言うまでもなくこれはブラフであり、この言葉の裏には
トビウオ⇒跳ねる⇒ポップアップ⇒広告
というロジックが隠されていることは明白だ。言葉から我々の推測は確たるものとなり、彼の暗い過去に我々は目頭を熱くした。

(左奥でくつろぐシンヤ。まさかこの青年の過去に後ろ暗いことがあろうとは……)
僕らは日本経済のあざとさ、腐敗具合になんともやり切れない気持ちを覚え、ゆっくりと湯泊温泉を後にした。

岩の上から海を眺める大島さん

川の水のように澄み切った海の水
その後は夜になり、宿の近くにあった居酒屋に晩飯を兼ねて酒を飲みに行きました。親子で経営しているその店は15畳ほどの広すぎず狭すぎずの店で、温かみのある居酒屋でした。トビウオやら地鶏やら、当地の食材を使った料理を中心にメニューが構成されており、とりあえず目のつくままにオーダーしていく。

写真手前が鶏の刺身、奥にあるのが鶏のバターステーキ。店で飼っている締めたての鶏肉はまさに絶品という他なく、鮮度、身の締りともに最高だった。特にステーキはあまりの美味しさ香ばしさに2度お代わりしました。

こちらは少し見えにくいですが、写真手前にある黄色いものが鶏のとれたて卵を5つほど用いて作った卵焼きであり、ほとんど味付けしていないのに卵の味が非常に力強く「この卵で卵かけご飯作ったらエライことになるぜ」と僕らは人知れず興奮しました。真ん中にあるのが自家製のパパイヤの漬物で、これは酒のアテとしてとてもいいものでした。一番左にあるのが屋久島で製造されている本格焼酎「三岳」。東京でも鹿児島市内でも人気の焼酎で、生産地である屋久島においてもあまりの人気から品薄になっており、商店で販売するにあたっても「一人一本まで」という購入量制限が設けられるほど。定価は930円ほど。店でボトルで頼んで1500円。安いんですよ。本当に。
そんなこんなで3時間ほど飲んで食べてして、お会計は8000円弱でした。安い。本当に安い。
更にそのあとにその店の娘さんが僕らを車に乗せて宿まで送ってくれるというヌクモリティー。なにこの至れり尽くせりっぷり。これはもう東京でウダウダと暇してるくらいなら屋久島で嫁ぐしかないかも分からんよ、皆さん。
その後もう一度だけ温泉に入りにいき、月と潮騒を味わいながらゆっくりと入浴。ただ、ここでデジカメのメモリーカードを紛失してしまい。それまで撮影したデータが一瞬で無に帰した(掲げてある写真は携帯の画像)。飲みすぎはよくない、たとえ旅先であっても、ということを雄弁に物語っている一幕だった。
明けて翌日、前日までとは打って変わって天候が崩れておりましたが、それでも強行軍で回ってやろうということで滝やら海やらを見に行った。特に海がかなり綺麗で、基本的に屋久島は砂浜が少ないらしいのですがその中で数少ない砂浜に辿り着いていたみたいです。田舎浜、と言いましたかな。


ここでは海亀の産卵が観察できるらしく、夜などもツアー客でにぎわうらしい。ただ、そういったセレモニーにはビタイチ興味がなかったので軽やかにスルーしておいた。
するとここで島のスピーカーがけたたましく鳴り響き
「14:00発の高速船は欠航したよー」
とかリベラルなことを言ってました。それはまさに僕たちが乗る船でした。なるほどねー。
突然降り注ぐ大雨。その規模、まさに嵐。屋久島の天候は変わりやすい、とは聞いていたけれど、この表情の変化っぷりには身震いを感じざるを得ない。
急いで港に向かおう、と僕らは全力で港に向かいとりあえず手持ちのチケットを換金すると唯一動いていた高速船トッピーのチケットを購入した。頼むぜトッピー。
まあ焦っても仕方ないということでまず飯を食べようと思った僕らは道中にあった鹿肉を食わせる店に入った。するとそこには30人程度の宴席が用意されており、おいおいスゲエな、この嵐の中宴会ですか、と思いつつ水を持ってきたおねえさんに
「すごいっすね、アレ。宴会ですか?」
と聞くと
「いえ、この雨でキャンセルになりました」
だなんて非常すぎる現実を突きつけられ、僕は世の中には知らない方がいいこともたくさんあるんだな、と感じました。感じたものの、そのお姉さんが割と美しく、僕は悲しげに語るそのお姉さんの横顔を瞳にした瞬間に贔屓目に見ても勃起してしまい、お姉さん、僕とセックスしませんか。鹿のように。と思わず口にしかけたほどだった。右手の薬指に指輪があったからやめました。
鹿肉は非常に美味しく、大変満足して店を後にすると島を襲う嵐はますますアップテンポになっており、何か海を見るとリバイアサンとか気軽に出現してきそうな様相を呈していた。走るのかな、トッピー。それでもトッピーなら・・・トッピーならなんとかしてくれる・・・!
確実に出航は無理と思われた状況でしたが、トッピーはガチで何とかしてくれた、っていうか半ば無理やり出航してた。何か窓見たら窓の上側よりも上に立ち上るくらい波が荒れ狂っており、時折ズガガガガスンとおよそ船から聞こえるはずもないポップなメロディが僕らの耳をくすぐった。あと他の乗客の悲鳴とかな。割と覚悟したもん、死とか。そういうの。
そんなこんながありながら、無事に鹿児島に帰りつき僕らのドキ☆ドキ屋久島旅行は終了した。サヨウナラ屋久島、また会おう屋久島。こんな旅行記でごめんなさい。やはり旅行記は苦手だ。

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屋久島いきてー!!
相武紗季いかせてー!!
いやしかし「尿を飲めるか」の基準には脱帽です^^
あ、勝手にURL貼らせていただきますねm(__)m
このテンションの文章好きよ。
どっちが威厳ある父性の力強さがあるのでしょうね?
そんな2949クオリティに脱帽です。
温泉はいりてー
やっぱ肉欲さん面白い(^ω^)