
気づいたら丸々4年ほどインターネットで産業廃棄物クラスの奇文を書き殴っていることに気付き愕然とした。その時間をもし筋力トレーニングなどに費やしていれば僕の苗字は今頃「室伏」になっていただろうし、ボクササイズに勤しんでいれば亀田は四兄弟になっていたはず。
そう考えると時間の流れというものはただただ恐ろしいなあ、と詠嘆するほかないのですが、後悔先に立たず、オチンコ後ろに立たずというありがたい格言もあります。失ったものを嘆くよりも得たものに目を向けようと思う。
ない。
考えてもみればそれは当然のことで、例えば来る日も来る日も紙の媒体に日記を綴っている人がいるとして。その人に
「日記書いてて何か得した?」
と聞いたとする。
そしてその人が
「いや、別に損とか得とかないよ」
と答えたとする。それに対して
「得もないのに日記なんて書いてるの?あなたはアホの人?」
と思う人なんていないだろうし、いたとしたらその人は少し精神的にファニーな状態になっているのでありましょう。
とはいえ個人の日記というものは基本的に内へ内へと向かってなされる行為であり、その意味で外へ外へと向かって発信されているブログとは決定的に異なる。
だから仮に
「ブログやってますんや」
「ふーん。なんぼになりますんや、それ」
「いや、幾らにもなりまへんのや」
「自分アホちゃう?」
というやり取りになったとしてもそこは直ちに精神がポップな人だ、とは断じ難い。というのも例えば僕たちがビレッジバンガードなどに赴いてそこに可愛いモンチッチの人形があったとし、それに心奪われやおら店員を呼びつけ
「これなんぼ?」
と聞くのは至極当然のこと。その意味で世界に向かってディスプレイされているブログを見た時に
「これ、なんぼになんねん」
と思うことは蓋し健康的とも言える。現代というのはゼニの世の中、およそ売買されぬものなどないわけで、どんなものでも金銭で計量する。何を見ても反射的に「これなんぼ?」と聞くのがDNAに刷り込まれている。ブログなんて書いて何になりますのんや、何か得しますのん?え、特には何も?アホちゃう?と自問自答することはさほど無意味とは言えない。
長くなりましたが、じゃあそんな得もクソもないブログをなぜ肉欲さんは4年も続けているのかというと、これはもう『頭がアホだから』という明快なアンサーが存在するばかりです。アクセス解析やカウンターを眺めながら、訪問者数が増えているのを見ると暗い部屋でペプシを片手にニヤリと笑う。外は雨。空間にはカタカタとタイピングの音が響くばかり。
これではいけない、と何度か閉鎖も経験しました。しかし、親がなくとも子は育つし、遠くに捨てても犬は家に帰ってくる。僕は光に惹きつけられる蛾のように幾度も幾度もネットの世界に舞い戻り、今もまたこうして両親が見たらゆうパックで僕のもとに限定核を送付されてもおかしくないレベルの醜文を世界に向かって発信している。
もはやここまで症状がひどいとなると治療を試みるより上手く付き合っていくほかないなあ、と半ば諦めの境地に達しながら最近は更新しているのですが、それでもやはり読んで下すっている方々からのリアクションがモチベーションに繋がっていることは確たる事実。だから僕としてもなるべくリアクションがきそうな文章を頑張って作成しアップロードし、と乳飲み子のような健気さを携えて毎回更新しております。
ただ、そう思っているのは当人ばかりであり、例えば昨日アップロードした『ヌレえもん』などは、作者の心中としては
「まあ、ぜんたい婦女子というものはこういうストーリーを好むよね」
という感じでガリガリと筆を進めていたのですが、蓋を開けてみれば婦女子どころか生粋の変態さんたちすらも
「アンタ狂ってるよ」
と裸足で逃げ出すという体たらくで、本来ならばブログランキングの他ブログ様のコメント欄同様
「いつも楽しく拝見してます★わたしもドラちゃんだ〜い好き♪また遊びにきますねっ(≧∇≦)」
みたいな、脳みそを一ミリも使用してないようなコメントで埋め尽くされることを予想していたのに。現実はいつも冷たい。
結局何が言いたかったのかといえば、ブログなんてやってても一つも得をしないよということでございます。現在は、一体いかなる悲劇かは分かりませんが僕みたいなものがブログランキングで結構上位にいるわけで、昔であれば
「あのくらいの上位にいればもうウハウハ、企業からのメールや電報などが僕のもとに殺到し、書籍化・映画化・紙芝居化などは確実でエビちゃんとかカニちゃんとかと毎晩干からびるまでおセックスできるに相違ない」
と思っていたところ実際は全くそんなことはなく、たまにメールが来たかと思えば
「こんにちは妊婦です」
「私の妻を犯して下さい」
「ウンコ食べたい」
などとキャッチーでキッチュな文面ばかり、平成の世は修羅の世だ、と某拳法正当伝承者のような心持ちになった。
などと書いているとなんだか暗くて冗長な文章になってしまったのですが当人がネガティブかと言えば全くそんなことはなく、最近ではアクセスカウンターを見ていると動悸・息切れ・勃起不全が治るという奇跡の医療を発見してしまったので概ね問題はありません。それよりも問題なのはスッポンスープの処遇で、当初期待していた食材がほとんど手に入らないという体たらく。近所のスーパー「まるい」にはアガリスクはおろか雪解けニンニク卵黄すら置いていないというサノバビッチな品揃えだった。ここで突然稲妻のように
「あの企画は全てを亡き者にしてバックレよう。なーに、どうせ皆もう忘れてるに違いないよ。ヒャハー!」
という平成のコペルニクス的発想が生まれたのですが、それすらもここで書いてしまったがため灰となり塵となってしまった。この世の中はままならないことばかりです。皆さんも安易な気持ちでブログなどを始めてしまうとすっぽんスープのことばかり考えて毎日が過ぎるという荒んだ生活になりますよ。あたら若い命を散らすことはない。シット!
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ブログランキング
肉欲企画に即アクセスしてる人間がここにもいますよ〜
てか4年やってるほうが逆にすごい気がします
ってかスッポンのこと忘れてたよ! しかしまぁ通販とは便利な時代になったなぁ
うわー初コメどきどき。
すっぽんスープ楽しみにしてますぉ(^ω^)
わたしもスッポンスープとアクセスカウンタだ〜い好き♪
また遊びにきますねっ(≧∇≦)
ええ、脳みそ使ってこの程度ですとも。
わたしはキリンさんがだ〜い好き♪
でも下の象さんのほうがもっと好きです。
また遊びにきますねっ(≧∇≦)
>ファッキンマゲッツさん
淫売の息子の意
たとえば生涯をかけて書いた日記だったらそれはすごいものだし。
棒さんんは、ほんと生粋のマザーファッカーですのぉ。
(多分いまも。)
mixiの広告でたまにあるので、一度ご覧になってみては?
学校にもっていって皆に白い目で見られたい
すっぽん(スープ)のことなんか考えたこともなかったwww
だから赤ひげ行けと…(ぁ