物心が付いた頃、既に父の姿はなかった。
だから僕は、父の顔も素性も知らない。
父のことについてまるで興味がない、といえば嘘になる。
だが、今更あれこれ知りたいとも思わない。
いない人は、いない。
それ以上でもそれ以下でもない。
「うわっ、アイツと目が合っちゃった……」
「マジで?ホント、遠慮して生きろよなー」
ただ、ひとつだけ。
生来醜悪極まりない容姿をしている僕の父は、一体どんな顔つきをしているのか。
そのことだけには並ならぬ興味があった。
「あー超キモい。早く死んでくれねーかなー」
もちろんそれを知ったところで、僕を取り巻く環境が劇的に変わる訳ではないのだけれど。
僕の顔は、醜い。
醜いなりに生きていかなければならない。
それ以上でもそれ以下でもない。
これまでも、そしてこれからも、ずっと。
そう思っていた。
あの日、二十数年ぶりに父親と再会するまでは、確かに――
・・・
「お前の顔を見てると、お前の父親のことを思い出すんだよ!全く、忌々しい子だね!」
生まれてからこれまで、母親に手を上げられなかった日は数えるほどしかなかった。幼い頃から続く虐待は次第に日常生活の一部に組み込まれ、いつしか殴られることにさほどの疑問を覚えることもなくなった。傍から見れば異常な状態であっても、日々を重ねるうちにそれは 『日常』 へと転化する。少なくとも僕にとってはそうであったし、母から暴力を振るわれない日など、却って戸惑いを覚えたものだ。
虐げられる環境は家庭内だけには止まらなかった。幼稚園、小学校、中学校……成長過程において然るべき段階を踏むにつれ、僕にとっての外敵は増え続けた。青アザを作らずに帰宅する日など一日としてなかった。
「また服を汚して帰ってきやがって!このクソガキが!」
客観的にみれば美しい顔立ちをしている母親が、ひどく汚い言葉を吐き捨てる。内でも外でも、常に罵詈の海の中で生きてきた。なぜ自分だけが、と思わないでもなかったが、それでもいつしか自分の中で 『それは考えても仕方のないことだ』 と思うようになっていた。おそらく、そうでもしないと自分を保つことができなかったのであろう。
人の心は弱い。
少なくとも、己の弱さを自覚したままでは到底生きていけない――という程度には、弱い。
望むらくは、花に生まれたかった。
そこに植わっているだけで、見る人全てに笑顔を与えられるような、一輪の花に。
「近づくんじゃねぇよ、汚ねえな」
せめて存在することを許して欲しいと願うことは、それほど大仰なことなのだろうか。僕にはよく分からない。けれど、存在するだけで常に誹謗の対象と成り果てる自分にとって、その願望は 『空を飛びたい』 という虚妄とほとんど同じ意味だった。
母はどうして僕を産んだのだろうか。
僕によく似ていたという父が、なぜ母と関係を持つことができたのだろうか。
様々な疑問を持て余しつつ、鏡の中を覗き込む。
そこにも誰からも愛されたことのない、愛される資格すら持ち合わせない、醜悪な顔をした男が一人立ち尽くしていた。
・・・
ある日、蝋で丁寧に封をされた手紙が僕のもとに届いた。
消印が押されていないところを見ると、直接投函されたのであろう。言い知れぬ不安を感じたが、とにかくも封書の中身を確認してみることにした。
手紙にはたった一行 『数日以内に某所に来るように』 との指定が記されているだけだった。タチの悪い悪戯だろう、と思わないでもなかったが、それにしてはやけに手が込んでいる。
しばらく悩んでから、意を決して手紙を母に見せることにした。
「母さん、これなんだけど」
不機嫌そうな様子で煙草を吹かしていた母親は、僕の姿を認めると更に不機嫌な表情を浮かべた。それはいつものことであるし、だからこそ僕は、普段からなるたけ母に声を掛けないように努めている。やはりそれも、僕の中での日常であった。
「何……」
だが、僕の手の中にあった封書を見た途端。母はまるで真昼に幽霊を見たかのような表情を浮かべた。その奥にある感情は恐怖、あるいは怯懦の類であろうか。とにかくも、そのような様子の母を目の当たりにするのは生まれて初めてのことであった。
「あの、母さん、これって一体――」
「いやっ、いやぁ!!そんな、それはもう終わった筈でしょう?!関係ない、私はもう関係ないって、そう言ったじゃないのよおぉおおおぉぉ!!!」
尋常ではない様子で髪を掻き毟り、母はその場に突っ伏した。母さん、母さんと声を掛けるも、その声は彼女の鼓膜に届かない。完全に冷静を失した母は、床に向かって祈るように唱えるように、ひたすら 『許して、許して』 と呟くばかりであった。
一体、この手紙にどんな秘密が隠されているのか。
結局、母が確定的な事実を明らかにすることはなかった。ただその反応から、手紙の主が僕に対して 『重大な何か』 を伝えようとしていることは確かだった。果たしてそれが何なのか、現状では想像することすら能わない。
・・・
数日後、僕は何度か電車を乗り継いで指定された場所に赴いた。そこは山間にある村で、ほとんど現代から取り残された風情でそこに在った。
「お待ちしておりました」
声をした方を振り返ると、そこには田舎町にはおよそ似つかわしくない格好をした男が立っていた。黒いスーツで長身痩躯を包み込み、髪の毛をポマードで塗り固め、おまけとばかりに真っ黒のサングラスを着用している、不気味な男。ここまであからさまな出で立ちだと、怪しさを通り越し逆に滑稽ですらある。
「あの、あなたは」
質問には答えようとせず、男は僕を乗り付けた車に案内する。せめて目的くらいははっきりとさせておきたかったが、男は後部座席を開けたまま乱暴にエンジンを吹かすばかりであった。
満足な言葉を期待するのは諦めた方が良いらしい。僕は溜息をひとつつくと、黙って男の車に乗り込んだ。
道路はお世辞にも綺麗に舗装されているとは言い難かったが、車は流れるように走っていく。窓の外に広がる見事な蒼天とは対照的に、車内には締め付けるような圧迫感が漂っていた。僕らを乗せた車は徐々に山奥へと分け入っていく。鬱蒼とした木々は、空も太陽もすっかり覆い隠していた。
・・・
「降りて下さい」
乗り込んだときと同じく、抑揚のない声で男が指示をする。およそ一時間ぶりに接した外気はひどく冷たかった。
「こちらです」
言われるままに男の後に付いていくと、唐突に視界が開けた。眩い太陽に思わず目を細めたが、それも少しのことで、すぐに両眼は落ち着きを取り戻した。
視線の先には一棟の建物があった。山奥にはまるで似つかわしくないその建物は、一見したところどこか病院のような雰囲気があった。
謎の手紙、不気味な男、山奥の病院、そして僕。
三流ホラー小説のような状況にいる自分の姿に、思わず苦笑が漏れ出す。
男に続いて建物の中に入ると、エントランスの先には長い廊下が続いていた。受付と思しき窓口もあったが、どうやら誰も待機していないらしい。空間には男の生み出す無機質な足音と、僅かに聞こえる木々のざわめきとが響くばかりであった。
「こちらにお入り下さい」
数分ほど歩いた先、廊下の一番奥まった場所に、ひどく大きな扉が設えられていた。天井部分では監視カメラが作動しており、また扉は幾重もの電子ロックが掛けられているようだった。それはつまり、この先に只ならぬ人物がいる――ということを示しているのだろう。
「失礼します」
得体も知れぬ相手に向かって言葉を投げながら、扉の先に歩みを進める。同時に甲高い電子音が鳴り響き、ドアは再び施錠された。
大きく息をついてから、見渡す。招き入れられた部屋はやけに明るく、静かで、何の変哲もなかった。
「ど、どうも」
遥か遠く、部屋の片隅に――老齢の男が座っている、という一点を除いては。
「……」
老人からは何の返答もない。彼はソファーに深く座り、目を瞑って、何事かを考えている様子だった。僕は何をして、何をすべきでないのか。考えるが、果たして何も分からない。途方に暮れてその場に立ち尽くした。
「……来なさい」
沈黙の刻が数分ほど続いてから、小さくしかし明瞭な声で、老人は僕を呼び寄せた。動悸の高まりを無理やり抑えつけつつ、静かに老人のもとへ近づいていく。
老人はひどく醜い顔をしていた。だがその顔つきには、どこか懐かしいものを感じさせられた。
いや、その言い方はあまり適切ではない。老人の顔は、そう、とても似ているのだ、目の前にある顔は、あまりにも――
「はじめまして、息子よ」
僕に、そっくりだったのだ。
「父さん……なのか……」
「ああ。長い間、本当にすまなかった」
父であると名乗った老人は、目を瞑ったまま深く頭を垂れた。それは一体、何に対する謝罪なのだろうか。様々なことを想像するも、物言わぬ父の姿からその内心を推察することは難しかった。
「突然呼び出して、一体何なのか……と思っているのだろう。それについては今から説明する」
自分とよく似た容姿をしている父であったが、僕と父には看過できない相違が存在した。父に在って僕に無いもの――それは瞳に浮かぶ決意の力、あるいは、名状し難い意思の光であった。
「時間がないので簡単に話そう。息子よ、私の身体にはある特殊な血が流れている。そして息子であるお前の身体にも、同じ血が流れている」
「特殊な、血?」
「そうだ。私たちの家は、先祖代々その血を守ってきた。この血なくして我が国が存続することは不可能だった、と言っても過言ではない。我々は常にこの国と共にあったし、またこの国には、我々の存在が不可欠だった。そして、我が家の次期当主……それがお前なのだ」
朗々と言葉を紡ぐ父であったが、その意味するところは全く理解できない。一体彼は何を言いたいのだろうか。
ただ――父の口から放たれる 『家系』 や 『当主』 という言葉を耳にするにつれ、漠然とした期待感が胸に湧き始めたことも確かであった。
疎まれ、虐げられ続けた人生だった。
そして、それが永続するものだと信じて疑わなかった。
だが、もしかすると。
その考えは虚妄に過ぎたのかもしれない。
家系と、当主と、国と僕と。
断片的に語られる事実の数々が、薄暗かった自分の未来を明るく照らし出していく。
もしかすると、こんな僕でも
幸せになれるのかもしれない
豊かな人生を送ることが、できるのかもしれない――
夢を見てしまった。
あの時の僕は、確かにそんなことを。
しかし、皮肉なことに。
続けざまに発せられた父の言葉は、僕の想像を遥かに超えるものであった。
「息子よ。結論から告げよう」
「はい」
「この国に生まれた全ての成人女性は、我が家系の男……つまり、現段階では私かお前、そのどちらかに対して口淫、外来語で呼ばれるところのフェラチオ、それを行わねば即座に死亡してしまうのだ」
「はい。えっ?」
「フェラチオ、フェラ、尺八。分からないか?詳しく説明するとそれは、第三者に己の陰茎を口と舌で以てねぶりあげて頂く行為の総称であり、歴史を紐解けば」
「ちょっと、ちょっと待ってくれ、待ってくれよ父さん!」
いきなり語気を荒げた僕のことを父が不思議そうな目で見つめる。それでも僕の内に生じた混乱は収まる兆しを示そうとしない。
フェラチオ?
死亡?
一体父は、何を言っているのだろうか。
「……突飛に過ぎたか。しかし私が口にしたことは、れっきとした事実だ。因果関係は明らかにされていないが、いずれにせよ我が国の女性は我々の陰茎と無関係ではいられない。全ての女性は我らが肉槍によって生を得ている。この件に関して善悪は関係してこない。目の前にある事実、それが全てなのだ。分かるか?息子よ」
信じろ、という方が無理な話だった。
世の中の女性が僕たち一族のイチモツによって生かされている、と父は言う。
有り得ない……それが率直な気持ちだった。
いやむしろ、有り得てはならない。
幼稚園児だってエイプリルフールにはもっとマシな嘘を吐くだろう。
しかし、父の話が真っ赤な嘘だとすれば、この建物は一体何なのだろうか。あるいは父が二十数年間にも亘って姿をくらませていた、その理由は何なのか。
そして何より――
「まさか、母さんと父さんは……」
そう、父の話が本当だとすれば、僕の中で長年不可解だった “あること” に、綺麗に説明がつくのである。並ならぬ美貌を誇る母が "どうして忌み嫌っている僕と瓜二つであるはずの父と肉体関係を持ったのか" ――そのことに対して、筋の通った答が導かれてしまうのだ。
「察しがいいな。そう、真実はおそらく、お前が想像している通りだよ」
父は醜い顔をさらに醜く歪ませながら、笑った。
その笑顔は、ほとんど人外の領域に属していた。
これがありのままの実父の姿なのかと思うと、心底寒気を覚えた。
「そんな……そんなの!おかしいよ、間違っているよ、父さん……」
「目的のために少しばかり手段を逸しただけだ、と私は主張したい。まあ、そのことを指して間違っている、と断言するのなら、それはそれで構わん。あくまでそれは見解の相違に過ぎないからだ。ただし――」
それでもお前は選ばなければならないのだ、息子よ。
悪鬼羅刹の道を歩むのか。
汚泥の中に沈むのか。
そのいずれかを、いま、この瞬間に。
「え……」
「言った通りだ。私の身体はもう長くは持たない。
無理もないことだ。
考えてもみて欲しい。
1年365日、その全てに亘ってフェラチオされ続けた男が、その肉体が、一体どのようなものになるのかを」
自嘲気味に笑いながら、父は言った。
永続的に続けられる尺八
皺だらけになる陰茎
相手すら選べない痛苦
閉鎖された空間
終わらない悪夢
僅かでも想像力のある者であれば、それらが正しく生き地獄であると簡単に理解できるだろう。快楽が無限に続くことはない。もしも続くのだとすれば、それはむしろ辛苦と呼ばれるべきである。一体誰が、好き好んでそんな冥府魔道を歩むのか。
「お前の考えていることはよく分かる。だが、いずれにしても……お前を待ち受けているのは、確実な意味での地獄なんじゃあないのか?」
父の言葉は正鵠を射ていた。
どの道、このまま生きていても碌な人生なんて望むべくもない。
矢のように降り注ぐ悪罵の数々。
憎悪の視線。
無遠慮なる暴力。
愛の欠落した世界。
僕にとって人権などという言葉は、紙きれよりも薄いものだった。きっと、かつての父も同じような境遇にいたのだろう。だからこそ、僕は父の掌の上から逃げ出すことができない。思考の帰着点に先回りされてしまう。
「生き方を強要するつもりはない。私は私、お前はお前。怨嗟を撒き散らしながらこの国を滅したい、と願うこともお前の自由だ。あるいは、命を盾にして憎き誰かに復讐を果たしてもいい」
私がお前の母さんにしたように。
我々の先祖が、代々そうしてきたように。
押し殺したような声でそれだけ言うと、再び静寂が室内を支配した。
「僕は……」
僕は、どうするべきなのだろうか。
束の間に見えた未来の光。
それは結局のところ、いずれも鈍色に塗りつぶされていた。フェラチオに興味がない、と言えばそれは嘘になるが、それでもフェラチオだけに支配される人生など、あまりにも酷である。
「父さん、ものは相談なんだけど。その、適度にフェラされながら生きていく……という選択肢は」
「論外だ。何かを得るためには、必ず何かを捨てなければならない。俺もそうしてきたし、先達たちもそうしてきた。例外は存在しない」
甘い道なんてどこにもない――そんなことは初めから分かっていたつもりだった。しかし、僕は夢を見てしまったのである。好きな相手にだけフェラをしてもらいたいという、甘くて甘い夢を、いつまでも醒めない、夢を。
「どうして……どうして!何で僕ばっかりこんな目に遭わなきゃならないんだ!!別にフェラチオなんてして欲しくはなかった、人と同じくらいに幸せになれたらそれでよかった、それなのに!どうしてこんな……そんなのって、あんまりじゃないか……」
瞬間、涙が溢れた。
止まらなかった。
止めようとも思わなかった。
これまで、どれだけ辛い虐めを受けようとも決して泣くことはなかった。それはきっと現在に、そして未来に対して、何の期待も抱いていなかったからだ。
でも、今は違う。
幸せに生きたいと願ってしまった。
未来に対する期待を、希望を、束の間にでも――抱いてしまったのである。
それが故に二十数年分の涙が、零れ落ちた。
「息子よ、お前の気持ちは私にもよく分かる。
かつての私もそうだった。
だが……もう諦めろ。
お前が元の人生に戻ったとしても、そこにあるのはやはり地獄だ。けれど、同じ地獄でも、ここにはフェラチオがある。そう、息子の息子は、ただの排泄器官ではなくなるのだ。この国の救世主となれるのだ」
「父さん……」
慈愛に満ちた眼差しを僕に与えてから、父がゆっくりとソファーから立ち上がる。流れるような動きでズボンのチャックを下ろすと、長年辛酸を舐めてきた、否、舐めさせてきたであろう父のご本尊を、僕の眼前で露にした。
「自慢の息子だ。お前にとっては兄と言うべきだろうか」
「これが……僕の兄さん……」
「そうだ。
高度経済成長期
バブル経済の興りと崩落
失われた十年
ミレニアム
そして、リーマンショック。
その全ては、お前の兄さんと共にあった。
それは同時に、私の矜持でもある。
――生涯のほとんどをフェラチオに捧げたのは確かだ。でも私は、そのことについて1ミリだって後悔してはいないんだ」
「父さん……!兄さん……!」
数々の思いが胸に生じてくるものの、全ては言葉にならない。止まったはずの涙が再び流れ始めて、それを隠さんとばかりに父の、兄の身体を抱きしめた。刹那、漁港の匂いが鼻腔を撫でた。
「私の命もあと僅かだ。父として何もしてやれなかったが、一つだけ我が侭を言わせてもらえるならば……一目だけでも孫の姿を見せてくれないだろうか」
気づけば父は泣いており、兄は兄でエレクチ・オンしていた。僕は無言で立ち上がると、父の目を見据えたままズボンのベルトを緩めていく。
きっとこれが最初の、そして最後の親孝行になるのだろう――そんなことを考えながら。
「これが父さんの、初孫だよ」
「うん、うん」
父は顔をくしゃくしゃにしながら僕のスレイプニルを胸に抱く。
父と、兄と、僕と、そして息子と。
幾年もの時を経て、ようやく僕らは顔を合わせた。
幸せだった。
「有難う。これで私も心置きなく逝くことができそうだ。本当に有難う、そして……」
――さようなら。
――どうか幸せに、おなり。
歌うようにして、眠るようにして。
父は兄と共に、この世に永い暇を告げた。
「父さん……!父さぁぁぁぁん!!」
胸の中に横たわる父から、未だ伝わる確かな温もり。
物言わぬ父が伝える、確かな教え。
先ほどまで抱いていた迷いは、とうに消え去った。
ひとり虚空に向かって頷いてから、口を開く。
父さん、決めました
たとえ世に生きる全ての女性から疎まれて、罵られて、憎悪を向けられても、僕は生涯を――
フェラチオと共に、します
父の亡骸に、誓った。
そしてこの瞬間にこそ、僕の人生は本当の意味で始まりを迎えたのであった。
・・・
「――というバックグラウンドがあれば、多少暴力的な描写があったとしても主人公の内心的状況から鑑みれば致し方のないことかもしれない……という結論に至るのが通常のことであり、よしんばそうならなかったとしても、ハッキリ申し上げますれば現代において 『フェラチオをしないと、死ぬ』 などという事態は到底有り得ないわけで、そうであるにも関わらず 『こんな描写は許せない!おかしい!』 などとシャウトするが如き真似は、まるっきり現実と虚構とを取り違える行為に相違なく、その場合むしろ問題なのは作品それ自体では到底あり得ず、率直に言えば声高にノーを叫んでおられるその人自身が真摯に自分と、そして人生とに向き合うべきなのではないかと、小生愚考する次第なのですが、如何でしょうか」
世論「帰れよ」
■ 関連
大方の予想通り、陵辱系ゲームソフトの製造・販売が禁止になったわけだが
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陵辱系のエロゲイムが無くなったら私にパーソナルコンピューターなんて必要なくなってしまうのですよ。
いやパソコンはいるけど、癒しが。
肉さん最高です!!
強いていうなら主人公の年齢設定をもっとはっきりさせて欲しかった( ^ω^)
いや、ある意味期待を裏切らない狂いっぷりか。
↓
いつもの肉さんじゃねーかwwwwwwwww
↓
って、そのオチかよwww
の見事な三段裏切りにあいました。素晴らしい。
(^^)
ところで肉さんはモバゲーとかしないんですか!?モバで書けば書籍化しそう(・∀・)
※こんな放送禁止用語だらけの文章が書籍化されるとしたら、その出版社は常軌を逸してるとしか言いようがありません。
ガキの集まりなんかで書くわけねーだろ^^
だと思いますよ
>Uの人