何だか随分久しぶりの更新となってしまいましたが、皆様元気にお過ごしでしょうか。僕はといえば『トムソンガゼルを狩ろうの会』会合が猛烈に忙しく、年末は専ら会員としての義務履行に勤しむ日々です。今年は8頭狩りました。来年は二桁の大台を目指したいところです。
さて、年の瀬。
そんなことは全く気にせずいつも通りの日記を書こうかとも思ったのですが、折角ですのでこの1年を振り返る意味でざっくばらんに2008年・肉欲企画総括を行いたいと思います。
ところが。
今になってこの一年のことを振り返ってみても、何も思い出せない……という驚愕の事実が露見しましたので、やっぱり総括なんてつまらないことは止め、普通に日記を書く気概です。
僕たちはどういう訳かしきりに "サプライズ" を演出したがる生き物で、こと異性関係に話が及ぶと8割以上の人たちは 『やっぱサプライズって超マストだよね』 的な言の葉を口にするのが定番なんですが、実際のところ僕たちにサプライズなんて必要なのでしょうか。
"してやったり感"
サプライズを演出したがる僕たちの気持ちの根源を探れば、この 『してやったり感』 が確実に潜んでいる――僕はそのように目しているのですが、如何か。
具体的な例を挙げれば、男女間における 『きちゃった……』 問題。これはつまり、女性の側がマジで意味が分からないタイミングで男の家を訪問し、若干程度はにかんだ顔を浮かべながら 『きちゃった……』 と呟く状況のことなのですが、このような場合ほとんど全ての女性(あるいは男性)は 『してやったり』 感を胸に抱いていると思われるのです。
「突然来てもらえて、嬉しいんだろう?」
得意顔の裏に見え隠れするそんなリリック。もちろん、好ましい異性と会えて嬉しくないわけじゃない、嬉しくないわけじゃないのであるが―― 『その状況』 が常に嬉しいものであるかどうか、これは全くの別問題といえるでしょう。
激しいオナニーをカマしている最中、電撃のようなタイミングで異性から訪問されたとすれば、どうか。そのような場合、やはり我々は思案顔を浮かべながらこう言うことでしょう。 『二分、くれ』。そこがポイント・オブ・ノーリターンです。
別に話をオナニーに限定する必要はないわけで、あるいはレポートや卒論の追い込み時期などを想定してみても良いでしょう。自分のことで一杯一杯、とても他人に構っている余裕はないぜ!のシチュエーションにあって、押し付けがましいサプライズ訪問を演出されたとあれば……これはやはり、サプライズ状況について一考を与える必要が生じてくるのです。
ただ、一つだけ付け加えておけば、真にベストなタイミングで自分の求めるサプライズを演出されたとすれば、それは超嬉しい!というのも、確かなることです。欲していたものが最高のタイミングで突然手に入る――これを喜ばない人はほとんどいないことと思われます。
結局、全てのサプライズが悪だという話ではないものの、世に蔓延る多くのサプライズは、実際のところあまり望まれていないのではないか?切なくて悲しいことではあるけれど、それが真実なのではないだろうか?だから今日の日記は、そんな、お話。
Nさんという男がいた。
Nさんには彼女がおり、200X年10月のある日、その彼女と沖縄旅行に赴くこととなった。
「コバルトブルーの海が綺麗だね……」
沖縄の海を眺めながらうっとりとした瞳で呟くNさん。世が世なら撲殺されても仕方のないほどファックな台詞ではあるが、恋人同士の前とあってはあらゆる言葉は珠玉の名言。彼女も彼女で 『潮騒が素敵……』 などと耳がもげ落ちそうなラブ・ポエムでNさんを迎え撃つ。若さとは全体的に愚かしいものである。
その日、Nさんの彼女は誕生日を迎えていた。そのことを認識していたNさんは、 『サイコーのタイミング』 で彼女にプレゼントを贈呈しようと画策する。結果、Nさんの導き出した解はといえば 『宿泊していたホテルの屋上で、星を見ながらのプレゼント』 であった。本当にファックな野郎である。
夜になり、刻々と "その時" が近づいてくる。Nさんが極めて自然な調子で彼女を屋上へと導くと、果たして二人を出迎えてくれたのは満点の星空であった。
「見てごらん。星がスターだよ」
「お空がとってもスカイね……」
もちろんこの発言は全て虚偽・捏造であるが、ざっくり言えば 『星が綺麗だ……まるで誕生日を祝福しているかのように……』 あるいは 『本当……人生で今が一番幸せ……』 などのクレイジー・タームを吐きまくっていたのだけれども、そんなことを書いても誰も得をしないので、今日のところはお目こぼし頂きたく候。
さて、そんなこんなで無事に誕生日を祝福し、一仕事終えた顔で部屋へと帰還する。後は二人でルーティンのようなファックをカマし、以て沖縄旅行は終了する――そんな風に思っていた彼女の目に飛び込んできたのは、部屋の真ん中に鎮座ましましているNさんからのプレゼントなのであった。これがNさんなりのサプライズ、二重仕掛けの謀略、アナザーワン・パイツァダスト。
「もう!プレゼントくれないのかと思った!バカバカ!嫌い!好き!」
「ハハハ、モナムール」
「ダンケシェーン」
かくしてNさんの巡らせた策略は終了、かなり小賢しい夜もようやく終わりを迎えつつあった。後は二人でルーティンのようなファックをカマし、ゆいレールに揺られながら沖縄旅行を終了するのだろう。Nさんはベランダで紫煙をくゆらせつつ、漠然とそんなことを考えながら、煙草の火を消し部屋に戻った。
彼女は既にベッドの中に身体を潜り込ませている。結構な眠気を覚えていたNさんは、ごく自然な所作で彼女の眠るベッドの中へと潜り込もうとした。刹那。
「メリー・クリスマス……」
ベッドの中にサンタがいた。いや、厳密にいえば 『サンタコスチュームに身を包んだ彼女』 がベッドの中に横たわっていた。Nさんは驚愕の色を隠そうともしないままに彼女の顔を窺う。全方向的にしてやったり顔をしておられた。彼女はもう一度呟く。 『メリー・クリスマス……』。だが今日は、クリスマスじゃ、ない。
「可愛い?」
いや、可愛い?とかそういう問題じゃないんじゃねーの?!時は10月、場所は沖縄、そして彼女はサンタクロース。Nさんは途方にくれた。状況を取り巻くあらゆるパーツが狂っていた。
「こういうの好きでしょ?」
嫌いか好きかでいえば、好きだけども。大好きだけれども。ただ!?もっとこう、雪とか山下達郎とか演出した上でさぁー!!これだとまるで侘び寂びが足りないっていうか、そこをすっ飛ばした上で 『好きでしょ?』 って言われても、そこは、そこはさあ……。
「もしかして、嫌だった?」
この状況で彼女にノーを突きつけられる人がいるとすれば、僕は彼を 『武士(もののふ)』 と呼びたい。強い男というのは無遠慮な優しさを撒き散らす野郎ではなく、心に辛いハードな言葉を深い愛情と共に発してやれる男だからだ。僕はそんな人たちの心の底に、武士の魂を発見したい。
「腰が砕けるまでファックしよう!!」
武士ではないNさんである。偽りの優しさを込めて彼女のことを慮りつつ、 『沖縄で季節外れのサンタとファック』 という状況に激しい倒錯感を覚える。そんなご尊父の懊悩を知ってか知らずか、Nさんの愚息は守礼門の紅色よりも熱い滾りを見せていた。ここが僕らのポイント・オブ・ノーリターン。打つも打ったり、投げも投げたり、である。
きっちり二回戦まで終えたNさんは、翌朝に宿の従業員から 『失礼ですが、夜中に社会通念上よろしくない声を出されるのは、他のお客様のご迷惑になりますので……』 と、優しいのか厳しいのか全体的に判断に苦しむ言葉を賜り、砂を噛んだような気持ちを携えて沖縄を後にした。
今はもう遠い昔の、古い古い話である。
相手から向けられた真摯な行動を汲み取ることは大切だ。それが自分のためを思った上での行為とあれば、尚のことである。
また人は、相手に対してであれ自分に対してであれ、押し付けがましい行為を嫌う。だからこそ執拗なまでに自分の厚意(好意)を見せようとする真似は避け、乾坤一擲ここぞの場面で "サプライズ" を演出してしまう――きっと、大半のサプライズにはそんな僕らのマインドが眠っている。
それが悪いとは言わないし、言えない。ただ、そのタイミングを著しく誤った場合、思わぬリアクションをとられることも少なくない。その意味でいえば、サプライズはひどくリスクの高い行為といえよう。
あなたが誰かにサプライズじみた厚意を投げかけたいのであれば、事前にしっかり確認をした方が無難なのかもしれない。今のところ、僕はサプライズに対してそんな思いを抱いている。
さて、そんな僕はといえば先日行われた紅白日記合戦においてサプライズを狙おうとし過ぎたあまり下ネタを一切廃した日記を献上しましたところ、実に多くの方々から 『面白かった!けど企画の趣旨と違うよね』 なんて正論そのもののご意見を賜り、結論として僕は 「サプライズなんて狙わずにチンポとかマンコとか400回くらい書けばよかった、具体的にはこの企画に招待されたとき一番最初に思いついた 『みんなー!オチンチンエキスポランドの開幕だよー!』 というフレーズをきっちり活かしきれば良かった」 と後悔と自責の念に苛まれつつ、いま、この日記を書き終わりました。これにて2008年の肉欲企画は終了、2009年からの肉欲企画も宜しくお願い致します。よいお年を。
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受験勉強がんばってきます!
肉さん、よいお年を
よいお年を!来年からもよろしく!
来年こそはミニスカサンタで「きちゃった☆」ってやつをやってみたいものです。
来年もお体に気をつけて死なない程度に飲んだくれてください!
肉さんは下ネタ書く時でも日本語が美しいですよね。そのあたりが僕の心の琴線をいつもかき鳴らしますよ!!
来年もよろしくお願いします。
来年も肉欲企画を楽しみにしています!
よいお年を
オチンチンエキスポランドも気になりますが、紅白の記事も良かったです。
来年も下ネタ満載の肉欲企画たのしみにしてますよ!!
よいお年を!
あと940年と1日であなたの時代が来ますね。
その日までどうぞお元気で。
と勘違いしていました。良いお年を
今年は笑わせていただきました。
『肉欲企画。』このタイトルを恐れず僕にここを紹介してくれた友人に「マーベラス」感謝の言葉を。
よいお年を
P.Sサンタとファックうらやましい…
社会通念上よろしくない声ってどんなんすか?w
よいお年をー!
肉欲さんの、更なるご活躍を期待しております。よいお年を。
たくさん笑わせて頂き、肉さんの博学っぷりに、ただただ感心するばかりでした。
肉欲さんの文章がネットを越えて書籍化される日はそう遠くないと僕は思っています。
その日を楽しみにしつつ来年も『肉欲企画。』を堪能させてもらいますね。
来年もまた笑わせてください。よいお年を
また来年、よいお年を♪
肉さんよいお年を。
皆様もよいお年を。
キチャッタ、デキチャッタは禁句ですよ。
よいお年を!
それではよいお年を!^^
肉欲さんの書く文章も醸し出す雰囲気も大好きです。ラジオも大好きです。
憧れです。
いつか僕も彼女と沖縄旅行に赴き、
社会通念上よろしくない声を出したいです。
注意されたことを、後に振り返るのが楽しそうです!
頑張ります!
2008年、たくさんの楽しい時間をありがとうございました。
2009年も楽しみにしています。
よいお年を。
今日も日記合戦、読み返してましたっ
掲示板見てたら、肉欲企画を今後見てみたいという方、多かったですねー
嬉しい様な寂しい様な…
やる前に見れてよかったです
たまに乗ってますw