「女心が分からない……」とお嘆きのあなた!無理です。諦めましょう。
自分で自分のことすら分からない方が増えつつある昨今、他人のことを理解するなんて不可能かつ狂気の行い。女心をもっと理解したい!と思った瞬間、あなたは脱出できない無間地獄に足を踏み込んだようなもの。
もちろん『それでも女心を理解したい!』という方もいると思う。ただ、基本的にこのマインドは
『女心が理解できれば世界は良くなる』
というピースなところから生じているわけではなく、もっとダイレクトに性欲的・肉欲的な欲求から発生している。平たく言えば
『気になるあの子と上になったり下になったりしたい!』
的な切なる願いが全ての動機。これらのナマな想いが僕たちをして『女心を理解したい……』という無謀かつ絶望の境地へと至らしめるのである。
その気持ちは理解できるし、あるいは女心というものを理解しておいて損はない。けれども、そればかりに心を砕いて本来の目的 ――おセックス―― を忘却してしまうのであれば、それは非常に倒錯的だ。その状況はあたかも『甲子園を目指してランニングを続けていたら、いつの間にか高校を卒業していた』という悲惨なケースにも置き換えることができる。
人生は短い。甲子園を目指す選手にとって走ることは確かに大事だけれど、栄冠を掴むためにはバットも振らなきゃならない。キャッチボールだって必要だろう。戦略、それだって大事だ。
ミッドナイト・バットで戦う選手にとっても同じ事である。僕たちは物事を複合的に捉えなくてはならない。『モテるために女心を知りたい』と思う心はそれ自体は美しいものの、何事も度が過ぎると毒になり得るのである。
他ならぬ僕も女性にモテたい一心で『女心を理解しよう!』と心を砕いた時期もあった。が――振り返って考えてみれば、どうもそれが功を奏したとは言いがたい。というか、積極的にダメだった。当時僕が知り得た女心情報といえば
・生理は二日目がきつい人がいるらしい
・生理の時は食欲が旺盛になることがあるらしい
・生理の時の女は凶暴になることがあるらしい
・水泳の授業で休んでいた女子は、どうも生理だったらしい
以上四点。全て生理関係の話で統一されている点に要注目。かつ、これらの情報はどう考えても女心と全く関係ないあたりも絶妙。あの頃、僕は一体何を目指していたのだろうか。稀代の生理アドバイザー?アホな……。
女心は分からない!僕はそれでいいのだと思う。例えばあなたが仕事をしているとして、世辞やおもねりばかりを向けてくる部下に対してどのような印象を抱くだろうか。喜ぶ人もいるかもしれないが、詰まるところ大事なのは仕事の出来・不出来だ。お世辞は一級だけど、仕事はZ級!では、お話にならない。
但し『目の前にいる異性がどんな人間なのか』という部分を冷静に観察する行為には価値がある。それは具体性を持った分析だからだ。抽象的に『女心』というものを捉えることは難しいものの、直近にいる『一人の人間の心』を汲み取ることはさほど難しくない。
僕が昔お付き合いさせていただいていた方の中に、『落雁』というお菓子(お供え物とかによく用いられているアレ)が好きで好きでたまらない!というブッダなメスがいた。その彼女が怒りマックスの状態にある場合、僕が神妙な顔つきで落雁を与えると怒りはすぐに収まったものだった。おそらく僕はあの時期、一生分の落雁を購入したように思う。
もちろんこのメソッドが誰しもに通用するわけじゃないし、このスキルを応用できる範囲は相当狭い。ただ、少なくとも当時の彼女と付き合うにあたっては有用な情報だったのは確かだ。女心はわからなかったが、彼女のことは分かった。きっとそれで十分なのである。
これとは反対に、男心が分からない!という女性の声もよく聞く。やっぱりこれも理解する必要はないと思う。なぜなら僕にだって男心はよく分からないからだ。先日の日記でセルフフェラについて書いたが、まさか全体の1/3以上もの男性が
「セルフフェラに挑戦とかあり得ない!」
との回答を寄せるとは思っていなかった。見た瞬間に『アホな……』とディスプレイの前で呟いたものの、現実はそんなものなのかもしれない(ただ、僕は『ねえよ!』と答えた男性の半数はウソをついている!と信じているのだが)。
■携帯の方向けアンケート結果画像。分かりづらいですが、セルフフェラへの挑戦経験は?という問いかけに対して赤色が『あるよ』、ピンクが『ねえよ』、青色が『ねー・・あるあるww』となっております。
「男の人って天然の子が好きなんでしょ?」
非常によく聞かれる質問だ。もちろんこのことを男心の面から論じることもできるが、どちらかといえばこれは『傾向』あるいは『好み』の問題である。現に、僕はいわゆる『天然』と言われる女の子は好きじゃない。
確かに天然、というかクルクルパーの女の子をムチなどのトイを用いつつ
『もしかして泣けば済むと思ってんのかい?!思ってんのかい!?(バシーン バシーン)』
というハードコアな状況に興奮はするだろう。けれどもそれは単なる "劣情" ないし "性欲" であって、純粋な "好意" ではない。微妙なところだが、この違いは大きい。きっと僕のような男性は他にもいると思う。そういった層を恋愛のターゲットに据える場合、盲目的に
「男心的には天然っぽい女の子がマストのはず。だからそれ系で攻めよう!」
などと考え行動に移してしまえば、待ち受けているのは鞭でバシーン!悔しいビクビク!な状況だったりする。もちろんそこに愛はない。どうか注意されたい。
同じような声の中に
『男はチンポがデカけりゃいいと思ってるんでしょ?女の子は大き過ぎると痛いんだから!』
というものがある。確かに我々は大きなチンポに憧れを抱く部分がある。それは認める。けれど、それは『大きいチンポの方が女は喜ぶに違いない!』と思ってのことではない。僕達がビッグ・ジョンに畏敬の念を抱く気持ち、そこにおいて "機能" の問題は忘却の彼方にある。
男社会にあって、デカいチンポはそれだけで説得力を持つ。これは真理だ。銭湯に行った時に、横に座った見ず知らずの男性のチンポが異形の如し大きさであった場合、僕達は本能的に
「こいつ、やるな」
「あいつ、相当できる」
と思ってしまう。
「何が『やるな』なの?何を『できる』の?」
その問いかけは苦しいが、ハッキリ言ってこの感情は理屈じゃない。僕達はビッグボーイを見た瞬間に心で敬礼してしまうのである。シロナガスクジラを見た人が思わず嘆息を漏らすようなものだ。
そこに例外があるとすれば、同じくビッグ・ジョンを持つ者が他人のビッグエイジを見た時に
「そのイチモツ、あなたも色々と大変でしょうね……」
と同情的な気持ちを抱くケースのみだろう。強者の苦しみは強者にしか分からないのである。
そのようなマインドで我々メンズはビッグペニスに憧れあるいは羨望を抱いているのだが、どうも一部の女性からすればその姿は
『チンポがデカければ女が喜ぶと思っている男ってマジでアホ』
という風に映っているらしい。悲しい話である。僕らはウルトラマンやキュベレイに憧れるような気持ちで大きなオチンポに憧れているだけだ。
ウルトラマンタロウが登場すれば悪気がなくとも街が壊れてしまう、という切ない現実を僕らは知っている。平和な時代にガンダムはいらない。分かっている、分かっているのだが――僕達の憧憬は止まってくれない。もしかすると、それがある意味での『男心』というものなのだろうか。
チンポトークは置いておこう。今日は女心の話である。もしこれを読まれている方の中で『それでも女心を知りたい!』と願う方がいるとすれば、アドバイスが一つある。それは『女は"コ"から始まる物が好き』という秘密情報だ。
コエンザイム、美容に良い。コラーゲン、美肌に良い。コントレックス、健康に良い。コジマ、家電が安い。コンドル、マジカッコいい。
かくして女性は"コ"から始まるアイテムを心から愛でている。ウソのように聞こえるかもしれないが、本当にウソ。一瞬でも信じた方はメール下さい。僕の手元に良い壷があってね……。
冗談はさておき、僕の所見によれば
『あんまり女心とか気にしない人の方が女性から好かれる』
という側面は確かにあるのではないか。異論もあろうが、女性のことを過度に慮る人物よりもゴーイングマイウェイ、ひたすら我が道を突き進む人の方が評価されたりもする。カスの方がよくモテる!という逆転現象への答もその辺りにあるのではないか…と僕は踏んでいる。皆さんの身近にもそういう症例、あるんじゃないでしょうか。
ただまあ、カスだからモテる!というのではなく、モテてるヤツにはカスが多い!ということであり、ぶっちゃけカスにも色々ありますわな。ですので、これを真に受けて
「ッシャー!明日からカスを目指すぞ!」
というマインドを抱くのは実に危険な行いですので止めましょう。泣かせた女は数知れず…というのはモテるカスの枕詞ですが、成人してからカスを目指した場合、泣く女性は漏れなくあなたのオカンです。親を泣かせる、確かにそれは比類なきカスではありますが…胸の痛みが止まらない。
また、カスは恋愛対象にはなり得ても結婚対象にはなり難い!という点も併せてご注意。『人生スパンで見た時、あまりにもメリットに欠く』というのが、カスのカスたる所以なのだから。その辺りのこと、どうかお忘れなきように。
「あんたのブログなんて最悪、少しでも見たくない」と母に言われた事実を思い出しながら――
カス欲 拝
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理由は知りませんが
女心を知りたい!と思う時点で、女心を知ることはできないんじゃないでしょうか?
幼い頃から幻想を踏みにじられて生きてきたからでしょうか?
色恋なんぞどうでもよくなってしまった
そこはあえてサイコガンダムだろww
コンドル、マジカッコイイ…