2008年09月03日
至高の手マン師と呼ばれた男 4
「奥さん…奥さんッ!!あんた旦那が見とるのに昼間っからこんな……相当やな!!相当のエロエロ未亡人やで!!」
「ちゃうねん!これは違うねん!!」
「何が違うねん!オラ、オラッ!!旦那の前で言うてみんかい!!」
僕は旦那の遺影をチラチラとチラつかせながら、乱暴な言葉で朝丘さんを罵倒する。そしてその時、確かに。僕の手袋(マン・グローブ)は、恵みの滴りの息吹を感じた。
「ヘイヘイ!このままでは眠った旦那が起きてしまうねんで!!」(バシーン バシーン)
「やめて!位牌でお尻を叩くのはやめて!!仏罰が下ってしまうわ!!」
「これか!これがええんか!!ええのんか!!」(ポクッ ポクッ)
「木魚ポクポクは!!木魚ポクポクだけは堪忍やー!!」
いつの間にか大氾濫を起こしている朝丘さんのアマゾン。同級生の、初恋の人のあられもない姿に、僕の中のプラーナが高まっていくのを感じる。
(挿れたい――)
だから冷静さを欠いていた僕は、無意識的にそんな想いを胸に抱いてしまった。
プロの手マン師として、決して許されざることである。
『技術立国日本。俺たちの国がそう呼ばれた時期が、確かにあった。それだけ俺は自分の、この国に生きる男たちの指力を信じている。クンニ、あるいは電マ。そして、チンポ――確かにそれもいいだろう。しかし、クンニでナットを締められるか?電マで家を建てられるか?チンポで宇宙に飛べるのか?下曽根、とどのつまりは指、俺たちのこの指が全てなんだよ。分かるか?分かるか、下曽根――』
なるべく、Xの値を上げないように。
限りなく0に近づけることだけに心砕いて。
そうした時、Y値は爆発的な広がりを見せる。
そうですよね、御堂さん。
「悟さん、悟さんっ!罪深い私を許してぇーー!!」
「ゲートオープン。心を宇宙に委ねなさい。そして聞きなさい、神の声を」
忘我の精神が僕の身体を支配する。限りなく無に近づいていく心、そこから見えた手マンの光。分かる、今の僕には分かる。朝丘さんが何を欲しているのか、自分が何を為すべきなのか、そして……。
「Let us fly……(飛びましょう)」
「oui……(イクッ!イッちゃう!)」
絶叫と共に、朝丘さんは涅槃へと旅立った。
・・・
「ただいま戻りました」
日が沈みかける頃、僕は事務所へと帰りついた。
「お疲れ。どうだっ……」
新聞から顔を上げた御堂さんが僕の顔を認めると、不意に言葉を詰まらせた。でもそれも一瞬のことで、次の瞬間には不敵な笑みを浮かべながら言葉を接ぐ。
「いい顔になったじゃねえか」
御堂さんからかけられた声を笑って誤魔化すと、電車の中で作成した報告書を相武さんの机の上に置いた。
・・・
「下曽根くん、ありがとう。最初は期待していなかったけど、今はあなたのところに依頼して良かったと思うわ」
数時間前、仕事が終わってから。
朝丘さんはどこか晴れ晴れとした表情で、僕の仕事に関する感想を述べた。
「完全に吹っ切れたとは思わない。でも少しだけ…今日からはほんのちょっとだけ、前に進めるような気がする。これも全部あなたのおかげ。本当にありがとう」
僕は照れくさそうに笑って、黙々と帰り支度を整える。湧き出そうになる様々な思いをかみ殺しながら、ただ『いい手マン、したな』ということだけを考えようと努めた。あの時の僕にはそうすることが必要だったし、そうしなければ僕は、僕はきっと。
「だから、今度は個人的に……あなたの……」
そんな風にして抱きついてくる朝丘さんへの想いを、止められそうになかったから。
「もちろん――」
僕は朝丘さんの手をそっと握り締める。
西向きの窓から、柔らかな陽光が部屋中に差し込んでいた。
「――事務所を通していただければ、いつでも」
作り笑いと共に言葉を投げた。それを聞いた朝丘さんは、心持ち寂しそうな声で『そう、そうよね』とだけ呟くと、穏やかな笑みをたたえつつ封筒を取り出した。僕はその場で中身を確認すると、できるだけ皺が付かないようにして鞄の中にしまい込む。
「それでは、今日はありがとうございました」
居住まいを正して最後の挨拶を交わす。きっと僕が朝丘さんと会うことはもうないだろう。なぜだか、そんな予感がした。それでいい。あるいは、それがいい。
なぜならそれが――
「最高の手マンだったよ!下曽根くん!」
手マン師としての、誇りなのだから。
・・・
「今日は飲みに行くか!下曽根!!」
「御堂さんの奢りだったらいいっスよ」
「渋いねぇ……まあいい、奢ってやるよ。その代わり、俺の話をたっぷり聞いてもらうぞ」
「今日は何の話なんですか?」
「これはまだお前に話してないんだけどな、15年前に俺は西新宿から流れてきた無頼のクンニ師と激闘を交わして――」
後に『至高の手マン師』と呼ばれる男、下曽根。
彼の手マンが遠い未来において数億もの人間を救うことになるとは、この時は誰も予想していなかった――。
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こういった類いの長編作品を最後まで投げずに書ききるのはすごいの一言ですwwww
【肉欲より】
おっと失敬!
【肉欲より】
重ねて失敬!
マングローブて……
何でそんなこと考えつくんだwwwww
100の努力より1の才なのか?
才能って恐ろしい、恐ろしい子!!
カラッカラでしかも夫の名前も同じという
なんでしょうこの他人事じゃない感じ!!
これだから肉欲企画は止められません。
それでいてアンタすげぇバカだろw
涙がでた
忘れてたものを思い出せました
ありがとう
クンニ氏との激闘編期待してます
悟ってるww
テマンに対する意識を改めようと思います
文才の無駄遣い
唯一無二の天才で、真似の出来ないおバカ
是非続編をっ
今、自分の指をマジマジと眺め、改めて感謝しました。
それにしても下曽根氏のプロ意識、頭が下がります!
4を見た瞬間に、ああ、いつもの肉さんだと安心した
やっぱ肉さんすごいです。
(^_^;)
ならなお天才w
これは漫画になる