肉欲企画。

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2005年12月10日

振り返ればベンツ

皆さん、一人旅と聞けば何を思い浮かべるでしょうか。傷心・流浪・隠遁・郷愁、えーと後はなんだろう、4つというのは納まりが悪いなあ。定型としては3とか5に納めたいところですが、まあ一旦そこのところは留保して先を急ぎたい。

ご存じの通り『天下の放蕩野郎』『稀代の穀潰し』『ミジンコ以下』など政界、財界からの呼び声も高い僕は、10月、11月、12月と様々な都市を、気付けば一人練り歩いてました。毎月末にJALとかANAとかJRなどから請求される常軌を逸した運賃に、

「何でこんなことに…!」

と、膝を叩きながら、さめざめと泣いた夜も一度や二度ではありませんが、その辺りは太公望もおっしゃった通り、覆水盆にノーリターン。イットイズノークライングスプリット牛乳。目は前にしか付いてない。だから後悔はしてない。

多少話は逸れましたが、つまり今年は結果的に様々なチャレンジの年であった、といった万感の思いを抱いてます。
ホストに行ったり、犬vs妊婦の掛け合いを見たり、痒み止めを某所に塗ったり、ハッキリ言ってこれらを思い出しながら自分で書いている今、携帯の画面が涙で霞んで見えなくなりました。でも過去は変えられませんし、だからこんな汚れたアタイでも、皆が変わらず愛してくれることを、棒太郎は信じています(太ももをチラつかせながら)。

また勢い良く話が逸れましたが、本題本題。一人旅です。この三か月で様々な都市、具体的には熊本・京都・大阪・兵庫・静岡・広島・山口・島根を訪れました。ああ、列挙された都市を読み返してみて

『やっぱり俺、キチガイかな』

と思わないでもなかったですが、その疑問に関しては強靭な精神力でねじ伏せて先を急ぎます。

広島・山口・島根に関しては旅じゃなくて帰省という別途目的があったので様相を異にしておりますが、他の地方は完全に旅です。

そろそろ僕が如何に『一人旅界』の権威であるかお分かり頂けたかとは存じますが、その権威を以てして皆さんに宝石のような言葉を授けたいと思いますので良かったらうがい手水に身を清め、正座して拝聴して下さい。

と、『そうやって大上段に構えながら、実質大したことは言わないんだろこのクラミジア野郎』なんて皆さんからのソウルフルな言霊が聞こえてきそうですが、実際そうだと言うのだから僕にも始末がおえません。一人旅で得たものがあったのか、という疑問に対しては極めて明確に『ありません』としか言えない。むしろ失ったものは山の如しで、数々の巡礼の影響からか現在の僕は福沢、樋口はおろか野口すらもこの財布からフェードアウトしつつあるという窮状。

これはまさしく一人旅が喚起した悪夢でありましょう。全く資本主義社会の負の構造には身震いするしかないな、というのが率直な意見です。常人であればこの惨状に憤怒・激昂して破壊活動(怒りに任せてエアーキャップをプチプチと潰すなど)に身を委ねるところですが、崇高な僕は何とか己を抑えることに成功しました。げに恐ろしい。

一人旅の何が辛いって、この腐敗した日本政府は何を狂ったのか未だ僕に対して普通免許を交付を為さないという暴挙を平気で継続している点にあります。東京に無批判に住み続けている方々に理解を求めるのは難しいかもしれませんが、地方に行った時に車がない!というのは、納豆を食べたいのに醤油がない!という状況に、これ、そっくり、英語でいうとクリソツ、な訳です。そういうもどかしさ。分かるかしら。

ということで日本政府のゴミどもにおかれましては、一刻も早く僕に免許を交付すること望みます。僕が自動車学校に行ったことがないという事実はこの際些細な問題ですしね。大事の前の小事と言いますか。ついでに北朝鮮に米を送る暇があったら僕に車を便宜してくれたら嬉しいかな。ベンツかベントレーないしジャガーあたりで辛抱するから。あと麻布あたりに一軒家も欲しいかな。姉歯に発注してもこの際文句は言わん。




今一人で島根におりますが、つまり一人旅してホテルにいても、結局はこの程度の日記を書くに終始するんだ、という事実をリアルに感じて頂ければ無上の喜びです。
posted by 肉欲さん at 01:18 | Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 このエントリーを含むはてなブックマーク
この記事へのコメント
もまえ暇人…

どうせネットであった香具師とパコパコしてるんだろ?
Posted by ドスタ夢 at 2005年12月10日 08:13
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