肉欲企画。

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2008年07月15日

これは"ウソ"をついている味だぜ…


 
ウソをつくことはイカン!とされています。
個人的にも人を深く傷つけるようなウソはよくない、と思うところです。

とはいえ、いつかの日記中でも述べた通り、世の中には『優しい嘘』というものも存在します。また、抜き身の本音トークがどれほどの危険性を孕んでいるか。それは皆さんも感覚的に理解されていることでしょう。

ウソそのものが絶対的に"悪"なわけじゃない。
ただその使い方、それを見誤った時にウソをつくことは罪悪に転じる。

要はウソの用法用量を見極めること、ないしTPOを鋭く察知してウソを放つこと、これが肝要なのです。車という道具は僕たちに多くの便益を与えてくれますが、ひとたび車の使用方法を誤ると多くの災禍を引き起こす。逆に言えば正しい使い方をすれば、車は恒久的に僕たちに便利を与えてくれる。それと同じことが"ウソ"に対しても当てはまるのではないでしょうか。

近時ではインターネットを介した出会い、というものが増えつつあります。オフ会、だなんて集まりはその最たる例とも言えるでしょう。これから増々webに接する人口が増えていくであろうことを考えれば、オフ会などを通じて誰かと出会う機会は一層増えていくのかもしれません。

しかしながら、現実がそのように変化していくとしても。僕らの価値観や内心のあり方までもが適時変化していくとは限りません。ざっくりと言ってしまえば、例えば皆さんが誰かに対して

「この前オフ会で面白い人と知り合ってさぁー」

何て熱っぽく語った場合、極めて高い確率で

「この人、本当に気色悪い……」

と認識されることでしょう。インターネットでの出会い、とりわけ"オフ会"なんてものは、その存在について世間からの認識は得られているとしても、それに対する理解は未だ十分ではないからです。

この問題は、皆さんがオフ会などを通じて恋人をゲットしたような場合などにおいて特に顕在化することでしょう。ただでさえ気色の悪いオフ会なのに、あまつさえ男女の関係にまで発展するなんて!男男の関係にハッテンするなんて!複雑怪奇なあなたの発言に、世間はドン引きするばかり。

「ちょっと待ってよ。出会いがインターネットを通してのことだった、ってだけじゃん。そこから先は生身の人間としての付き合いじゃないか!!」

正論です。が、この場合の正論には何らの意味もありません。なぜなら、理屈よりも何よりも、心に抱いてしまった"漠然とした違和感"は、生半には払拭できないからです。理屈よりも感覚が勝ってしまう瞬間。理不尽ですが、社会を生きていればこんなのはよくあること。

なので、このような場合には

「いやー、地元の飲み会で知り合ってさ。それがきっかけで付き合うことになっちゃって」

といったトーンでスラリとウソをつくこと、それが最も穏当なやり方かとは思います。ですが、上述した通り『ウソをつくことはいけないこと』というモラルを過度に心に抱いている方からすれば、やはりこのようなウソをつくことは憚られるかもしれません。また、愛する誰かとの出会い、それについてウソをつくことは二人の関係までウソめいたものになっちゃうじゃん……みたいに、オトメなハートを具備する方の場合もウソはつけないかもしれません。

あるいは、ヘタなウソは往々にしてバレやすい…という側面も看過できないところ。僕の経験則上、ウソというものは"それがウソである"ということがバレた時に最もトラブルが起きやすい。ついたウソの内容もさることながら、『自分は欺かれたんだ!』という強いショックが原因となり、ウソをついた相手を憎む気持ちが生ずるからです。信じてたのに!昼メロ風に言えば、こんな塩梅か。

よって、ウソというのはその使い方が難しい。かと言って、本音を通し続けるのも苦しい。自分のことを誤解されるのは本懐じゃない。ああ、かくも渡世は生き辛い――と、山積する問題を前に僕たちは果ての無い懊悩の迷路に足を踏み入れてしまうのです。

汝、悩み苦しむこと勿れ。要は『ウソをつかないままに誤解を招かないようにすればいい』のです。つまり詐欺師ばりの詐術を駆使しつつ、けれど全体としてみれば"ウソ"はついていない…という状況を作出すればいいだけのこと。全方面的にピースな手法です。

今回の例の場合、いきなり話の中心を"オフ会"という本丸に据えるから問題が複雑になってしまう。話を聞かされた人からすれば、オフ会で出会った!だなんてところからして気持ち悪さ全開なのですが、それでももっと色んな話を聞いてみたい……と思ってしまうのが人としての情というもの。

「ふーん……それで、何のオフ会に行ったの?」

という質問に会話はスライドしていくでしょう。仮にそのオフ会、我が肉欲企画ように品行方正なブログのオフ会であれば問題は少ないのですが、全然違うブログ、たとえば神木キュンを陵辱するフィクションを殴り書いているブログ、ドラえもんにマンコがあったらば……という仮定で二次創作を書いているブログ、チンポが家出する可能性を認識していない今の社会は狂っている、なんて議論をふっかけているブログであれば、やはり苦しい。ブログ自体が低劣極まりないのに、あまつさえそのブログのオフ会に行くだなんて不潔、金輪際お付き合いはお断りします……という結論を導きかねない。

よって、やはり"オフ会で出会った"という事実は推知されないようにすべきではないでしょうか。具体的にどうするのか?と言えば、もっと議題を抽象化してお話すればいいだけのこと。

×「オフ会で知り合ってね」
○「趣味が同じで、その話で盛り上がってさあ」

オフ会、というタームを『趣味』に置き換える手法です。突き詰めて言えばオフ会なんてものは、価値観が共通する人々が漫然と集まる行為に過ぎません。それを『趣味の集まり』といった形でオブラートに包んでも、それは全然乱暴じゃない。表現の違いに過ぎません。

この"抽象化"というスキルは、日常のあらゆる場面で使うことができるでしょう。現に、かなり堅苦しい場面でもこの抽象化手法は日常的に用いられております。ことによると、堅苦しい場面であればあるほど、漠然とした物言いが好まれる傾向すら存します。

「前向きに検討して善処いたします」

文脈にもよりますが、この文章を正確に翻訳すれば『興味はありません』という意味しか導けない。ですが、それを先方に伝えると角が立つ……だから、抽象化する。前向きに検討したし、善処もした。その上での結果がこれです!と言われれば、僕たちは黙り込む他ないからです。

「俺、スカトロが好きなんだよね」

このような迸るパトスを誰かに向かってプレゼンしなきゃならない機会が訪れた、と仮定して。その場合、相手もスカトロ愛好家でない限り、ストレートに伝えてしまえばドン引きされること確定。お前って昔っから性的趣味の麒麟児だったよな……と、負の方面に大絶賛されること請け合いです。

文化人類学に興味があってね

言葉が包摂する内容は同じであるにも関わらず、この発言からはブリリアントな匂いが漂うというのだから真に玄妙であります。

確かに食糞、飲尿という行為には文化的な側面がある。かつ、どうしてそれを理性のある人間が行うのか?というアプローチは人類学的様相を呈すると断言していいでしょう。

ただ、結果としてコウンに対して性的興奮が湧き上がってしまう……という部分は捨て置けないところです。が、世の中には一分の隙もない数式にたまらない劣情を催してしまう方もいるとか ――いないとか―― 聞きますので、そいつは大した問題ではないでしょう。予想とは違う結果が生じてしまった、というのは、研究者の立場からすればよくあることなのですから。

「ヨシオ!この51着ものスク水、どういうことなのよ!!」

先日、世紀末都市・愛知にて51着のスク水が盗まれるという怪事件が猛出現しました。ヴィヴィッドな感性を有する皆様としては、この怪奇譚を目にして『変態だー!』とシャウトするでしょうし、現に変態なのでしょうが、では犯人がそのスク水を母君に目撃された場合にどう釈明するのか?

「母さん、僕はスク水が好きなんだ――」

アウト、アンド、ゲームセット。正直は美徳ではありますが、己を破滅に追い込むほどの正直さというのは如何なものか。いや、もちろん犯罪には厳とした態度で接さなければならないのは当然です。が、例えば窃盗の末にスク水をゲットしたのではなく、あくまでも適法にスク水をゲット、その末に証拠品を発見されてしまった時、果たしてどうすべきか。ウソをついてはいけない、という縛りを念頭におきつつ次のような弁明は、どうか。

「母さん、これは文化財として指定される可能性がある

マーベラス……賞賛の念を贈ろう。確かにあらゆることに関する可能性は∞、その意味でいえばスクール水着が文化財として指定される可能性、それは絶対にゼロじゃない。ブルマすらも排斥した昨今の苛烈なる教育現場シーンを考えれば、スク水が早晩消滅することも十全に予想できる。その意味で、"保護"的な意味での、スク水収集。コレクターの立場として、まるで間違ったことは言っていない。

では、そのような文化財に劣情を催した気持ちにどう説明をつけるのか?歴史的価値のあるものに発情しちゃう男の人って……などど侮蔑する声が聞こえそうですが、そいつはダウト。仮にあなたの友人が源氏物語に興奮したとして、あなたはその友人のことを軽蔑しますか?軽蔑したとして、それは"歴史的価値のあるものに興奮したから……"という理由での軽蔑ですか?そうではないはずです。あなたはこの時

「やんごとなき身分の方々のお話に興奮しちゃうなんて、いとエロし!あな変態じみてる」

という思いを抱いたに過ぎません。でもあなたの友達が源氏物語に興奮したのはあくまでも結果にしか過ぎないわけで、そもそもは

『歴史的書物を読んでみよう!』

というピュアな探究心しか存在しなかった。それなのに『源氏物語に興奮した!』という事実ばかりを取り上げて誰かを弾劾するなんて、あんたそりゃ無茶だよ!それは、知と智と恥に対する暴力なのではないでしょうか。

性的興奮、ないし本能をコントロールすることは難しいものです。ふとした瞬間に心が、体がたまらない疼きを示す……そんな状況は誰にでも訪れ得るもの。皆さんだって興味から見ていたドラマの中で玉木宏あるいはオダギリジョーなどがおもむろにタンクトップを脱いでその逞しい裸体を晒しでもしたら、マン汁垂れ流しちゃうんですよね。もちろん僕がそれを咎めることはありません。避けられない事故、というものも世の中には存在するからです。ただ

「200年後の子孫のために、スク水王に俺はなる!」

という動機でスク水を集め始めた人がいたとして。結果として彼がスク水に興奮していたとしても、脊髄反射で『変態!』と攻撃することは、どうなんだろう?という話。もちろんそれはスカトロだって同じ話。

「じゃあ、純然たる性目的でスク水を集めている人は?」

そんなの変態に決まってるじゃん。何を今更。暑さに頭をやられでもしましたか?状況は刻々と変化しているのです。アシタカの例を待つまでもなく、大事なのは『曇りなき眼で見定める』ことでしかありません。世の中に同じスク水なんて、一着としてないのだから。

閑話休題。オフ会の話でしたね。つまりオフ会というのも、ダイレクトに『オフ会に行きました』とシャウトするのではなく、もっと別なアプローチがあるのかもしれない……というのが今日のテーマです。たとえば

『完全割り切り乱交オフ!!アナルファックもOK牧場』

という、全方角的に救いようのないオフ会だとしても。とことんまで意味を還元していけば、このオフ会だって

『現在の乱れた性意識の調査、ないし人体における排便器官の重要性の確認』

と位置づけることも80%の割合で可能となります。つまりまあ、研究会とか……そうですね、"学会"だなんていう表現をするのがあるいは便宜的か。

「彼とはどこで出会ったの?」

「とある私的な学会だよ。彼ってすごい論客で、めちゃんこ激論を戦わせちゃったんだ^^」

そこにウソはありません。双方に認識の違いが存するのみです。後にそれがただの乱交パーティーだった、と露見した場合でも

「ちゃんと研究したよ。これが研究結果」

と主張しつつ、オフ会レポート(専門用語でオフレポ)を誇示すれば済むだけのこと。もちろんその論文中には『マンコ』あるいは『スペルマ』などの刺激的な単語も飛び交っているかもしれませんが、それに対しては

「あたし、若者のスラングにも興味があるから

みたいに釈明すれば満点の解答でしょう。何度も言いますが、状況は時々刻々と変化するのです。

「それで問題は解決するの?」

するわけないじゃん。常識で考えましょうよ、その辺は。いいですか?大体が『乱交オフに参加していた』という事実が発覚した時点でチェック・メイト。詰みです。まずはそうならないように真実を抽象化すべきだ、という話であり、またそれが発覚した場合は

「私はウソなんてついていなかった!」

という部分を担保すべく、上で述べたようにスラングがどうたら、源氏物語が云々、春はマジであけぼのって感じ、みたいな窮余の一策を投じるのみ。まずは真実をオブラートで包み続ける作業、それだけに心を砕くべきなのです。

「タカシ、彼女とはどういう経緯で知り合ったんだ?」

「mixiのコミュ繋がりでいきなりメッセがきて。会ったその日に即ハメした」

昭和20年生まれの男性であれば、息子の告白に戸惑うことでしょう。結果として大激怒する方もいらっしゃるかもしれません。

「タカシ、彼女とはどういう経緯で知り合ったんだ?」

「気の合う仲間内でいるところに偶然声かけられてさ。会ったその日に意気投合しちゃったんだ」

語っている内容はほぼ同じであるにも関わらず、この違い。
きっと親子間の諍いなど生じるべくもないでしょう。

ウソや建前が過度に忌避される世の中ですが、ありのままの真実を語ることが健全とは限らないのが、現代社会の複雑なところ。
何かを語る時、一体どんな言葉を用いるのか?それは常に意識されるべき問題なのかもしれませんね。

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posted by 肉欲さん at 00:48 | Comment(22) | TrackBack(0) | 日記 このエントリーを含むはてなブックマーク
この記事へのコメント
肉さんあんたマーベラスやでぇ
Posted by at 2008年07月15日 01:18
>知と智と恥に対する暴力

なんかすごい名言が生まれたような気がする。
でも気のせいだと思う。
Posted by at 2008年07月15日 01:24
言い方次第で、僕の毛の処理に興奮してまうねんや・・・というのもなにやら素敵なコトに聞こえるのかもよ、かもしれぬよ!!たまんねええええええええ!!
Posted by 下の毛処理 at 2008年07月15日 01:40
僕も


知と智と恥に対する暴力


は名言ダトオモウ。
Posted by ぽんず at 2008年07月15日 02:15
今回の日記も面白かったです。

いつも更新を楽しみにしています。

肉欲さんの日記はとても読みやすいです。

こんなに読み手を惹き付ける日記を書けて、素敵だと思います。
Posted by ライチ at 2008年07月15日 02:30
うまく誤魔化すのって、むつかしい。
Posted by KAZUO at 2008年07月15日 02:35
ウソがばれないように言い方を変えるってけっこうやってるかもw
たんなる言い訳とも言えますよね^^;
Posted by ゆし at 2008年07月15日 03:05
知と智と恥に対する暴力

これ、名言。
Posted by at 2008年07月15日 08:52
勉強になりますm(__)m
Posted by 遥香 at 2008年07月15日 09:37
知と智と恥に対する暴力

やはり読まれた方々の何かの琴線に
ピピンときたようですね。

例に漏れず私も名言、いや、至言だと思います。
Posted by まさ at 2008年07月15日 12:23
肉タンも僕の好きなマンガを読んでそうな気がします
Posted by at 2008年07月15日 15:34
ものの言い方って大事ですよね。勉強になります。
話はずれますが、一昨日、オフ会なるものに初めて参加しました。
さあこれからオフレポ書こうと思っているときにこの日記を見ました。
タイミングが良すぎ。
Posted by MK at 2008年07月15日 17:09
アリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリ…アリーヴェ・デルチ
Posted by ブチャラティ at 2008年07月15日 17:54
で?肉オフ会はいつなのですか?
Posted by ガゼル at 2008年07月16日 03:11
海賊王に俺アナル!
Posted by にま at 2008年07月16日 18:33
ほぉー。なるほどーって後半の文に納得!

いややっぱなんか違う…!!
Posted by hiromi at 2008年07月16日 19:02
嘘も方便です

でも、無理があり過ぎやしません?
Posted by スケッチ at 2008年07月17日 03:03
そこに痺れる憧れるー!!
Posted by at 2008年07月17日 12:46
ボクは人生を嘘で練り固めています!><
Posted by at 2008年07月19日 00:38
ソドムの市ですね
わかります
Posted by at 2008年07月19日 10:20
( ^ω^)
お母さんが、スク水着ると文化財も無価値だNE
Posted by ado at 2008年07月23日 21:36
> あまつさえ男女の関係にまで発展するなんて!
> 男男の関係にハッテンするなんて!
素敵な日本語遊びですね。
Posted by T at 2008年08月05日 16:37
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