まあ強く感じたのはね、あんな21歳がおりますやろか、ということですね。21歳であんないい部屋に住んで、午後の日差しに身を委ねながら、コーヒーと小説をお供に、部屋にはクラシックを流して、恋人からの電話を、待つ―――
って
アホかーーー!!!(ビール瓶を叩き割りながら激怒)
いやまあ、映画ですからね。作り物のお話。架空の設定。それは分かる。
でも何て言うのかな、リアリティー?そうリアリティー。リアリティーに乏しい。
普通は大学生なんてのは昼過ぎに起床、笑っていいとも!なんかボケーっと見ながらタバコを吸ってカップ麺をすする。流れる音楽はサンボマスターかなんかで、やることもないからネットでもしながら「はいはいわろすわろす」なんて見知らぬ他人を煽ったり、もちろん電話なんか掛かってくるアテもないわけで、まあ掛かってきてもオカンからだったりするわけで、「年末には帰ってくるんやで。風邪には気をつけるんやで。勉強はちゃんとしとるんかえ?」だなんて、久しぶりに人の優しさに触れながら、堕落した生活を激しく後悔する、するものの結局夜には酒に呑まれてズブズブに酔う…
これ!これだよ。これこそがリアリティー。正しい21歳のあり方やね。あれ、そういえば僕も21歳やね。あれ、なんだろう。目から汁が。
って!まあそれはいいんですけど、つまりそういう現実がある一方あの描写はあかんやろ。しかもクラシックを聞きながら電話で
「何聴いてるの?」
「マーラーの9番だよ」
って
あるかーーー!!!(ビール瓶を叩き割りながら激怒)(階下の住人から苦情)(ごめんなさい)
いやね、マーラーだかマラだかは知りませんけど、ぶっちゃけズルイ。岡田くんはただでさえカッコいいのに、それに加えて「マーラーの9番」ですからね。「マーラーの9番」。そりゃモテますわい。あんな整った顔立ちの男から「マーラーの9番……」とか「バッハ……」とか囁かれたら並の女はイチコロですよ。股間は大洪水ですよ。「岡田くんの東京タワーで串刺しにしてへぇぇ!」てなもんですよ。おのれ岡田…!
話が逸れましたが、しかしまあモテる男はこうでなくちゃいかんのかもね。とりあえず僕もプロフィールに『マーラー』って書いとこ。
さ、こうして僕も着々とモテ男になりつつあります。えーと、なんだっけ。ああ、映画の話やんか。
とりあえず岡田くんは本当にカッコいいですね。どうやったらあんな顔になれるんでしょうか?整形しなきゃダメ?整形しても無理?生まれ変わらないとダメ?あーなるほどねー。じゃあひとつ死んでみようか
ってコラ!!あぶねー…。うっかり殺されるとこやったわー。巧妙な手口で死へと追い込まれるとこやったー。かなわんわー。
でも僕もなぁ。岡田くんに似ている気はしているのですけどね…目があって、鼻があって、口があるところとか特に…。なかなか難しいなぁ。
いやいや、映画の話ですよ。まあ話の流れとしては若い男と人妻が、めくるめく官能の世界に溺れる肉欲の午前4時…ってなところです。映像が綺麗でした。
えーと、後は何だ…あぁ、加藤ローサのブラジャーシーンは必見ですよ!(最低)
まあこんなところです。とにかく一つだけ伝えたいのは「僕に映画のレビューは書けない」ということですね!さよなら!